難消化性デキストリンダイエットの方法と効果

難消化性デキストリンを活用したダイエットをする女性が増えています。ダイエットにはいろいろな方法がありますが、この方法は栄養分を取り入れて行うダイエットになるため、健康面のリスクが小さい点がメリットです。

今回は、

  • 難消化性デキストリンの概要
  • 難消化性デキストリンの効果
  • 難消化性デキストリンダイエットの方法・ポイント・注意点

について紹介します。

難消化性デキストリンとは


ダイエット分野に役立てられる難消化性デキストリンは、天然由来の成分として注目されています。さまざまな健康やダイエット成分が注目を浴びる昨今ですが、難消化性デキストリンはなかでも安全性の高さがポイントです。食物繊維の一種ですが、普通の食物繊維とは少し違っています。ここでは難消化性デキストリンの成分や組成、作られる過程について見てみましょう。

水溶性の食物繊維

難消化性デキストリンは、食物繊維不足をカバーするためにトウモロコシのでんぷんから作られたのが始まりです。消費者庁からは特定保健用食品の関与成分としても認可されています。名前は知らないという人でも摂取する機会は多い成分です。

ちなみに水溶性タイプで、水に溶けやすい性質があります。水に溶けると透明になり、耐熱性・耐酸性に優れ、食物繊維の働きを代行して行います。生理機能を多く持っており、使用される食品は幅広いことが特徴です。

水溶性ということもあって、植物よりは海藻類から抽出される食物繊維のほうが性質は似ています。こうした水溶性の食物繊維は胃腸にかかる負担が小さいと言われています。

食物のでんぷんから生成されるもの


難消化性デキストリンは、トウモロコシのでんぷんから作られる成分です。でんぷんを焙焼し、アミラーゼで加水分解して作っていきます。加水分解したあとに、難消化性成分を取り出して調製した水溶性食物繊維が難消化性デキストリンになります。

このように、難消化性デキストリンは生成を簡単に行うことができるため、あらゆるシーンで使用されています。加水分解したあとも、グリコシド結合によって重合したでんぷんの仲間という位置づけです。

トウモロコシが難消化性デキストリンの生成にスタンダードな食物となっていますが、ほかの食物でも同じように難消化性デキストリンを作り出すことは可能です。ただし、コスト的な面からトウモロコシが使用されることが多くなっています。

最近では特定保健用食品でも多く見開ける

健康や美容を気にする人にとって、特定保健用食品は聞き慣れたものかもしれません。特定保健用食品は体の生理学的機能や生物学的活動に関与している、特定の保健機能を有する成分と認められた食品です。

難消化性デキストリンは、この特定保健用食品に多く使用されています。言い換えると、難消化性デキストリンが信頼性に優れているということが、きちんとした機関で認められている証拠です。その安全性の高さがうかがえますが、何由来で作られている難消化性デキストリンなのかということにも注目しておきましょう。

もともと食物に含まれているので安心して摂取ができる


難消化性デキストリンはトウモロコシから抽出して作られる成分です。化学成分と違っているのは、実在している食物から抽出する成分であって、化学的な手を加えていないという点にあります。

もともと食物が含有しているでんぷん由来の成分になるので、安心して摂取できるでしょう。これこそ難消化性デキストリンが安全性や信頼性に優れた成分として、特定保健用食品に使用されている理由にもつながってきます。

難消化性デキストリンを摂取する効果

難消化性デキストリンを摂取することで期待できる効果は、ひとつやふたつではありません。ダイエットサポートの効果だけでなく、ほかにもさまざまな角度から私たちの健康に寄与している成分です。ここでは難消化性デキストリンを摂取することによって得られる、具体的な効果をご紹介します。

整腸作用


難消化性デキストリンには、腸内細菌叢の改善効果が期待されています。腸内細菌のバランスを整えることによって整腸作用を促し、さらに食物繊維としての働きをすることで排便を促す効果も見込まれます。ただし効果の現れ方には個人差があり、体質によってはすぐに変化を感じられないこともあるので注意が必要です。

整腸作用を目的にする場合、難消化性デキストリンを1日に5g程度摂取するだけで十分。

腸内環境は胃腸に関わるだけでなく、体全体の健康にも深く関わっています。お腹の調子が優れない人はもちろん、健康増進を目指したい人にも欠かせない成分です。

内臓脂肪を減らす

難消化性デキストリンダイエットをする人の多くは、内臓脂肪を減らす効果を目的に成分を摂取しています。これは、成分が内臓脂肪を直接的に減らすというよりも、摂取による内臓脂肪がつきにくい体質作りが深く関わっています。

難消化性デキストリンを食事と一緒に摂取することで、食事に含有される脂肪の吸収が遅延。食後の血中中性脂肪を減らすことができると言われています。この働きによって、不要な中性脂肪がついてしまうのを抑制することができるのです。

血糖値の上昇を抑える


食事をしたあとは血糖値が上昇します。血糖値が上昇することで中性脂肪がつきやすくなります。

難消化性デキストリンには、食後の血糖値の上昇を抑える働きが期待できます。この働きによって中性脂肪の増加抑制を狙うことが可能です。即効性が高く、血糖値が気になる人に適しています。

体重減少

難消化性デキストリンには、体重を減らす効果が期待されます。これは排便回数が増えることで、不要な排泄物を減らす作用が見込まれるためです。排便が促されると体の毒素が減って代謝機能が上がり、脂肪燃焼効率も高くなります

また中性脂肪がつきにくい体質になることや、血糖値が上がり過ぎるのを抑制することによる体重減少効果も期待できるでしょう。難消化性デキストリンを使ったダイエットが流行しているのは、この体重減少効果が理由です。

難消化性デキストリンダイエットとは


難消化性デキストリンダイエットは、名前の通り難消化性デキストリンを意識的に摂取して体重を減らしていくダイエット法です。ダイエット効果を得るためには、普段の食事に気を遣うことのほか、継続して成分を摂取していくことがポイントになってきます。

食品だけでなく難消化性デキストリンを含むトクホ商品を食べる方法もある

難消化性デキストリンのダイエットは、食べながらにして痩せることを目指すダイエットです。ただし食事だけで難消化性デキストリンを十分に摂取することは難しく、特定保健用食品などに頼る必要も出てきます。

多くの特定保健用食品に使用されていますが、これは難消化性デキストリンがクセのない体に優しい食物繊維であることが理由です。たとえば食事をするときに特定保健用食品の飲料を飲むことで摂取するのも良いでしょう。

粉末の難消化性デキストリンを購入して摂取することも可能


難消化性デキストリンが含まれている食べ物や飲み物が苦手という場合は、粉状の難消化性デキストリンを購入して普段の食事に混ぜるという方法もあります。ネット通販でも買うことができ、いつでも必要な分だけ摂取できるメリットがあります。

粉末タイプの難消化性デキストリンを摂取するメリットは、水溶性の食物繊維になるため水に溶かして飲めることです。さらに、粉末タイプは味もないので食味を気にすることなく摂取できます舌触りも違和感がないため、さらっとした飲み物にも混ぜられるでしょう。

難消化性デキストリンダイエットの効果的な方法と注意点

難消化性デキストリンダイエットをする場合は、上記のポイントに加え、効率的な方法や注意点についても知っておきたいところです。せっかく成分を摂取しても、ダイエットのやり方が間違っていると十分な効果を得ることはできません。ここでは、難消化性デキストリンダイエットにおける正しい方法や注意点について紹介していきます。

摂取するのは食事中もしくは食事の直後


難消化性デキストリンがダイエットに効果的なのは、食事で得た脂質や糖質が体に吸収されるのを抑える働きがあるからです。本来なら吸収されるはずだった脂肪を、そのまま便と一緒に排出する効果が期待できます。そのため難消化性デキストリンを摂取するときは、できる限り食事中や食事の直後が望ましいです。

摂取量は1日当たり5〜10g程度

難消化性デキストリンの摂取で気を付けないといけないのは、用量を守って摂取することです。たくさん摂取しても効果が高まるわけではありません。決められた用量を飲用することでこそ、パフォーマンスも最大限に発揮されます

特に気を付けたいのは、健康食品を複数摂っている場合です。それぞれの食品に含まれている難消化性デキストリンを過剰摂取してしまう可能性があります。

食物繊維であるために体質によってはお腹を壊すこともある

難消化性デキストリンは食物繊維の一種にあたり、体質によってはお腹を壊してしまうことがあります。基本的に食べ過ぎなければ問題のない範囲ですが、適量の摂取でお腹の調子が悪くなるようなら、量を減らして摂取するよう意識してみましょう。

摂取の際には様子を見ながら摂取量を調整する


難消化性デキストリンの摂取量は1日に5~10gが望ましいと言われていますが、同じ量を摂取していても消化機能や体質の違いによって、効果の現れ方は変わってくることがあります。様子を見ながら摂取量を調整していくことがポイントです。効果がたとえ物足りなくても、過剰摂取にはならないよう気を付けましょう。

まとめ

難消化性デキストリンには高いダイエット効果が期待できます。トウモロコシのでんぷん由来の成分なので、安全性に優れている点も魅力的です。

ただし効果を得るためには、摂取量をきちんと守ることを忘れてはいけません。ダイエット目的だからと言って、難消化性デキストリンを過剰摂取するのではなく、自分の体調に合わせてコツコツ摂り続けてみてください。