オリーブオイルで便秘解消できる理由
腸内環境を整えて便秘を解消してくれるので、自然の便秘薬などと古くから言われているオリーブオイルは、日本の食事でも多く見られるようになりました。自然に作られないオレイン酸がオリーブオイルにはおよそ75%も含まれていることから、小腸を刺激してぜん動運動の働きを活発にします。
また、オレイン酸は胃酸を抑える働きもしてくれますから消化吸収の助けをして、消化吸収の働きを良くしてくれるので腸内環境も整うと言われています。なぜ、便秘を解消させる働きがあるのかを確認しておきましょう。
便が柔らかくなる
便秘は腸内に便が溜まってしまい便の中も水分が足りていないの状態で、ますます排便ができない状態になってしまいます。こんな状態を解消してくれるのがオリーブオイルです。胃や小腸で吸収されないで大腸までオレイン酸が届くことで便にオレイン酸が混ざり柔らかくしてくれると言われています。
便の滑りが良くなる
オリーブオイルを摂取するとおよそ7時間~10時間かけて大腸に届きます。かなりの時間がかかりますが、胃や小腸を通り抜け大腸まで届いてくれるため、乳酸菌のような働きをしてくれます。ただし、料理などで炒め物にしたオリーブオイルではなくて、そのまま火を通さないで食べた場合だけ、オレイン酸は大腸に届くようですので注意が必要です。
固くなってしまった便が詰まっている腸内に潤滑油の役割を果たしてくれることから便の中にもオレイン酸が染み込んで滑らかになり腸内をスムーズに流れていくという訳です。
腸の働きが良くなる
腸の働きを良くするなんて乳酸菌やビフィズス菌の仕事だと思っている人は、まだまだ腸内環境についての知識が足りていないようです。実はオリーブオイルの成分で75%も含まれているオレイン酸は、腸内環境をコントロールしてくれます。善玉菌を増やしつつ、悪玉菌をとことんやっつける便秘解消をしてくれるオリーブオイルの効果を知って普段の食事に摂り入れてみてください。
自律神経を整えて交感神経が優位になる
疲れが溜まっていると寝付けなくなるだけでなく心身ともにリラックスできないことから自律神経が崩れてしまうと考えられています。オリーブオイルのオレイン酸が腸内環境を整えてくれることで交感神経も良い刺激を受けるのです。そうすれば自律神経のバランスが良くなって脳波もリラックスできるのです。
便秘解消以外にもある効果
便秘解消以外にもオリーブオイルには様々な効果に働いてくれると考えられています。不飽和脂肪酸のオレイン酸が体に良い影響に働くことから食事などでオリーブオイルを積極的に摂り入れるべきです。オリーブオイルが便秘以外にどんな効果を発揮するのか確認したいと思います。
悪玉コレステロールの抑制
便秘解消に効果を発揮すると言われているオリーブオイルには、オレイン酸が含まれていることは既にお伝えしていますが、このオレイン酸は不飽和脂肪酸ですから体内では作ることができません。このオレイン酸は善玉菌の量をそのままに悪玉コレステロールのみを減少させると言われていますのでオリーブオイルを積極的に摂り入れてください。
血液サラサラ効果
オリーブオイルのオレイン酸は血中コレステロール値を減少させる効果が高いと言われています。オリーブオイルの分類でもオリーブの実を絞ったままのバージンオイルにも数種類の等級分けがされていて酸度が0.8%以下で風味豊かな上質のエクストラバージンオリーブオイルのオレイン酸が血中の悪玉コレステロールを減らしてくれて血液をサラサラにする効果を発揮してくれます。
抗酸化作用
オリーブオイルには腸内環境を整えるだけでなく、抗酸化作用の働きをすると言われています。抗酸化物質のポリフェノール・オレイン酸・ビタミンE・葉緑素と4つの食品由来成分が含まれているオイルはオリーブオイルだけの特徴です。その中でも特にポリフェノールの抗酸化作用は強力で錆びない体作りにも適していますし、超悪玉コレステロールである酸化LDLも抑制させられるだけの大きな力で動脈硬化なども未然に防ぐのです。
ダイエット効果
オリーブオイルのオレイン酸は口の中に入ると7時間~10時間かけて腸内に到達します。ダイエットに必要な消化吸収も時間をかけて行うことで代謝の手助けをしてくれるのです。体重減少などダイエットにも効果があるオリーブオイルを早速摂り入れてみてください。
便秘解消に効果的なオリーブオイルの摂取方法
オリーブオイルは、腸内環境のバランスを整えてくれるので便秘で頭を悩ませることは無縁であるとも言われています。大昔から自然の便秘薬だったオリーブオイルにはオレイン酸が豊富に含まれているので胃腸の働きを良くしてくれると考えられています。消化吸収をよくしてくれますから自ずと便秘解消をすると言われています。
朝食前に摂取すると最も効果的
オリーブオイル大さじ1杯にはおよそ110kcalものエネルギーが存在しますが、朝食前にティースプーン2杯程度を舐めたりヨーグルトに入れて食せば良い効果を期待できるはずです。なにしろ途中で邪魔されずに大腸まで届くのですからまるで乳酸菌みたいです。
夕食の1時間前に大さじ1杯飲むと満腹感が得られる
大さじ1杯のオリーブオイルだけでなぜ満足感が得られるのか考えてみてください。それは約110 kcalものエネルギーがあるからなのです。たった1杯なのにかなりのカロリー摂取ですから満足感を得ることができて夕食時のカロリー摂取量を減らせるのです。ただし、オリーブオイルを飲んでいるのに、夕食時のメニューにふんだんにオリーブオイルが使われているとカロリーオーバーになってしまうので十分に気をつけましょう。
1日当たり大さじ3杯までで十分
オリーブオイルは油なのだからそんなに摂取しても平気なのかと疑問に思われるはずです。しかし、良質なオレイン酸ですから腸内環境を整えて抗酸化作用もあると聞けば飲まない訳にはいきません。朝はティースプーン多くて2杯までで、それ以外には夜に1杯ならば飲む量として問題ないと言われています。そのほかにお料理などで大さじ1杯程度ならば使用可能です。しかし、カロリーも多いので過剰摂取にならないよう十分に注意することが求められています。
摂取するオリーブオイルはエクストラバージンオリーブオイルがよい
本物のオリーブオイルを摂取することが体の為にもなるのですから、その中でも上質なエクストラバージンオリーブオイルがおすすめです。オリーブの実から採取した100%の高品質で、ダイエットだけでなく美容においても効果を発揮すると期待されていますので取り入れてみてください。
また、大きな副作用はないという報告を受けていますが、1日大さじ3杯飲んだだけでも330kcalとかなりの量を摂取していることになってしまうので体重増加になる可能性は非常に高く、普段の摂取方法を決めておいた方が良さそうです。
まとめ
植物性の脂であるオリーブオイルは、食べなければ何の効果も得られないことがわかりました。腸内環境を整えてくれるオレイン酸の働きを存分に得るためにも、積極的にオリーブオイルを摂り入れる必要があります。料理に使うのはもちろんですが、飲むこともできるのでエクストラバージンオイルを用意してください。