夏の髪はハイダメージ!髪をいたわるヘアケアとは
夏は1年で最も紫外線が強くなる時期です。紫外線は肌だけでなく、髪の毛にもダメージを与えます。肌には日焼け止めをするという人も、髪の毛や頭皮のケアは忘れてしまいがち。
また、海やプールで泳いだ後は髪がパサつき、きしむという体験をした方も少なくないのではないでしょうか。海水の塩分や、プールの塩素は髪の水分を奪う作用があります。さらに髪の水分と一緒に栄養も抜けてしまうため、髪が傷みやすくなるのです。
髪や頭皮にダメージが蓄積すると、紫外線や塩分によるダメージで乾燥しやすくなったり、ハリやコシがなくなってしまうこともあります。キューティクルがはがれるとパサつきや枝毛の原因にもなりますので、しっかりケアをしましょう。
髪と頭皮を《守る》紫外線対策
日傘や帽子などのアイテムを使う
UV加工の日傘にもさまざまな種類があります。紫外線のカット率をしっかりチェックしましょう。
また、日焼け防止目的の商品はもちろんのこと、日光アレルギーや光線過敏症などの対策用に販売されている、紫外線、赤外線、可視光線のすべてを100%カットする日傘もおすすめです。
UVカットの洗い流さないヘアケア商品を使う
髪の日焼け止めトリートメントやミルクのほか、日焼け止めスプレーもおすすめです。出かける前にシュッとスプレーするだけで、紫外線による髪や頭皮のダメージ対策ができます。手も汚れないので、外出先でも手軽に使えて便利です。
髪と頭皮を《いたわる》夏のヘアケア
刺激の少ないシャンプー&トリートメントを選ぶ
夏は頭皮の汗や皮脂分泌が増加しています。そのため、地肌の汚れをしっかり落とすことが重要です。シャンプーをする前に、1分から3分ほどかけてお湯で汚れをしっかり落としましょう。髪や頭皮に優しいオーガニックのシャンプーや、ノンシリコンのシャンプーを選ぶと刺激が少ないのでおすすめです。
また、メントールやミントが配合されている冷感シャンプーは、頭皮をひんやりさせてくれるため夏のシャンプーとして人気がありますよ!
熱すぎずぬるすぎないお湯で流す
熱すぎるお湯は頭皮を乾燥させる原因になります。しかし、夏だからといってぬるすぎるお湯で流すと、汚れが落ちにくくなってしまいます。夏の紫外線をたっぷり浴びた日に髪を洗い流すお湯の温度は、36度くらいを目安にすると良いでしょう。
洗い流さないトリートメントや美容液でしっかり栄養補給
髪の毛だけでなく頭皮にも栄養を補給するタイプの美容液がおすすめです。指の腹で頭皮マッサージするように塗り込むとよいでしょう。
ドライヤーのかけ方にも注意
髪を洗った後に絶対NGな行為は、自然乾燥です。生乾きで頭皮に雑菌が繁殖しやすくなりますし、髪へのダメージも高くなります。
ドライヤーで乾かす前にしっかりタオルドライし、洗い流さないトリートメントで髪を保護しましょう。ドライヤーは、根元から髪の流れに沿ってかけるのが基本です。
また、ドライヤーの温風は100度を超えます。近づけすぎると髪も頭皮もダメージを受けますので、20㎝ほど離してドライヤーをあてましょう。ドライヤーを掛け終わったら、最後に冷風にして髪と頭皮を冷やしてあげるようにしましょう。
ヘアケアをしっかりして、夏も綺麗な髪を保つことが大切
トリートメントには、はがれたキューティクルや枝毛を補修する効果はありません。髪は生きた細胞ではないので、生まれ変わったり元に戻るということはないためです。トリートメントの基本は傷む前に行うということ。
夏の紫外線や塩分のダメージを最小に抑えるためには、毎日のヘアケアが大切ですよ。