ビル・ゲイツの回答は「ニワトリを飼うこと」
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それはどういうことでしょうか?
ゲイツが想定したのはアフリカの最貧困層が豊かになっていく状況。豊かになるためには、一方的に食糧などを援助しても効果はありません。市場や産業をつくる必要があります。
つまり、ゲイツは「2ドルでもできる投資」を説明しています。
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実際、メスの雛は2ドル足らずで買うことができます。
2ドルで雛を買い、1日少しずつ生活費を削って餌を与えることができれば、数ヶ月で卵を得ることができます(ニワトリはお茶ッ葉、コーヒーカスやみかんの皮等なんでも食べるため飼料代はほとんどかからないそう)。
その卵の儲けを蓄えていくことで、もう数羽を購入できますね。そして、雛が大きくなったら食肉として売る。これで500円。サイクルを繰り返すことができたら、1日2ドルの生活がより豊かになるに違いありません。
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なんとビル・ゲイツはHeifer Projectと連携し、サブサハラアフリカ(サハラ砂漠より南の地域)に10万羽の鶏を寄付。実践しています。
このプロジェクトは最初の2ドルすら捻出できない家庭にも、仕事を与えて地域全体を豊かにしていく目標があります。
貧困からぬけ出すのに最適かつ効率的な家畜(投資)ということです。まさに「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えなさい」。
ゲイツはプロモーションビデオで以下のように述べています。
「鶏は栄養価があり、飼育するにも安い。そして、女性でも飼うことが出来る」
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