課題図書とは
第64回(2018年度)青少年読書感想文全国コンクールにおいて、課題図書として出されている本を指します。課題図書以外の本で応募することもできるのですが、課題図書には子供の学年に合わせたものが選ばれているので、本選びの参考になります。
課題図書 小学校低学年の部
ルラルさんのだいくしごと
大工さんであるルラルさんが屋根の修理をしていたのですが、降りられなくなってしまう物語です。
「ルラルさんのえほん」シリーズ、第8作目のお話であり、多彩なルラルさんが日常をのんびり楽しむ風景が描かれています。大人も読んでてホッコリしてしまう絵本です。
発行日2017年9月、いとうひろし作、ポプラ社、定価1,296円。
きみ、なにがすき?
主人公のアナグマが、お庭で何の畑を作ろうか色々と悩んでいく物語です。
お友達の欲しいものを作ろうとするのですが、既に自分で作っているのでどうしたらよいか悩んでしまって意気消沈。しかし、お友達からのアドバイスで素敵なお庭に大変身!お友達を大切にする心を育てる絵本です。
発行日2017年10月、はせがわさとみ作、あかね書房、定価1,296円。
なずずこのっぺ?
「なずずこのっぺ?」=「なにこれ?」という様に、それぞれ言葉が当てられていますが方言ではありません。英語原題も「Du Iz Tak?」となっていて、昆虫語として、絵の表現力で昆虫たちの会話を想像しながら楽しむことができる不思議な絵本です。
発行日2017年11月、カーソン・エリス作、アーサー・ビナード訳、フレーベル館、定価1,728円。
がっこうだってどきどきしてる
はじめての学校やクラスなど、子供はみんなドキドキして不安になるものです。この本は、「学校」が主人公の絵本。実は学校自体も不安でしかたなかったとしたら?がテーマになっています。
夏休みを迎えて学校にすこし慣れて来た、新一年生にもおすすめの一冊です。
発行日2017年2月、アダム・レックス文、クリスチャン・ロビンソン絵、なかわがちひろ訳、WAVE出版、定価1,512円。
課題図書は読書感想文にぴったり!
小学校低学年の場合、大人が本を選ぼうとするとどのレベルが良いのか難しいです。しかし、課題図書であれば学年に合ったレベルの本が選ばれているので、子供も楽しく読み進めていくことができるでしょう。
図書館などでは人気が高くなり貸出が難しくなるかもしれないので、夏休み前からチェックしておくのがおすすめです。