課題図書について
第64回(2018年度)青少年読書感想文全国コンクールにおいて、課題図書として出されている本を指します。応募自体は課題図書ではなく好きな本でも大丈夫なのですが、年代に合わせた本が選出されているので、子供に合わせた本選びができます。
課題図書 小学校中学年の部
レイナが島にやってきた!
島のたった一人の小学4年生優愛は、同じ学年に転校生として女の子がやってくると知って楽しみにしていました。
しかし、やってきたレイナはちょっと変わった女の子。彼女と交流していくうちに、優愛や島の子供達の考え方が変化していく物語です。
発行日2017年10月、長崎夏海著、いちかわなつこ絵、理論社、定価1,512円。
森のおくから:むかし、カナダであったほんとうのはなし
約100年前にカナダで作者の祖父が体験した、本当の話について書かれています。
主人公は、湖の畔に住んでいたアントニオ。ある日山火事が起きたときに、人間や動物みんなが湖に逃げてきた話が描かれています。大自然の中での共存について感じられる一冊です。
発行日2017年9月、レベッカ・ボンド作、もりうちすみこ訳、ゴブリン書房、定価1,512円。
最後のオオカミ
孫娘からパソコンの使い方を教わり、自分の家系について調べていたところ、遺言書が見つかりその回想をしている物語です。
1700年代にイングランドとスコットランドが戦っていた頃が舞台となっています。数々の出会いや別れ、そして自分のルーツを辿っていく感動の物語。
発行日2017年12月、マイケル・モーバーゴ作、はらるい訳、黒須高嶺絵、文研出版、定価1,296円。
すごいね!みんなの通学路
世界の学校が舞台となっている写真絵本です。
日本では、みんな当たり前のように家の近くの学校に徒歩で通っていますが、世界には学校に簡単に通うのが当たり前ではないという現実について書かれています。
そんな大変な道であっても、学校が大好きだから通っているという、学ぶことのありがたさを感じ取れる一冊です。
発行日2017年7月、ローズマリー・マカーニー文、西田佳子訳、西村書店、定価1,620円。
課題図書は読書感想文におすすめ!
小学校中学年になると、自分で色々と考えることができるようになるので、楽しく読み進めながら成長できるような一冊を選んでみましょう。
厳選された課題図書は、ちょうど年代に合わせた理解度の本が選ばれているので、本を読んで子供がちょっと成長して欲しいと思っている方にもおすすめです。