楽天的と楽観的って意味が違う?楽天的な人には短所もある!

常に笑顔でニコニコしている人を見ると、それだけで羨ましく思えてきます。明るい人は環境に恵まれていることや楽しく過ごしている感じが伝わってきますが、そんな雰囲気を持つ人のことを楽天的と言います。今回は楽観的と楽天的の違いや、楽天的な人の短所なども紹介していきます。

楽天的と楽観的の違い

楽天的の意味とは

楽天的も楽観的も同じような意味に感じます。楽天的というのは、物事に対して悲観的にならず、のんきなさまです。ポジティブなイメージがとても強く、逆境にも強いと言うイメージを周囲に与えます。

楽天的な人はネガティブな事象が発生したときも、その状況を打ち破る能力に優れているとも言えます。楽天的であることは人生においてメリット要素が大きく、周囲からも羨ましがられる存在になりやすい特徴があります。

楽観的の意味とは

楽観的も楽天的と似たような意味を持ちます。ただし、楽天的がすでに起こっている事象に対して楽観視することに対し、楽観的は起きてない事象に対して根拠もなく楽観視する違いがあります。

つまり、楽観的な人がネガティブな現象に遭遇したときに、楽天的な人と同じように振る舞うことができるかどうかは別です。楽観的でも、トラブルが起こると悲観的になることも珍しくありません。そのため、楽天的に比べると楽観的の方がネガティブに捉えられやすい特徴があります。

アドラー心理学の楽観的考え方

アドラーの「楽観的」は過去を悲観しない

楽観的な人は過去を悲観することがありません。過去を悲観しないのは、過去に戻ることができないことを現実として受け止めているからです。過去を悲観することによって次につながることもありますが、過去のことを考えても変えられるわけではありません。

過去を悲観しないだけでもかなり楽観的な自分になっていきます。人の悩みの多くは過去の体験に基づくものであるため、過去に縛られるほど息苦しくなってしまうものです。前だけを見られる人は楽観的であり、楽天的です。

未来をいたずらに不安がらない

未来を想像していくと、最終的に待つのは自分の死です。どうせいつかは死ぬんだからという考えを持つ人は悲観的な人の特徴です。未来を悲観することで現実を受け入れるということもできますが、楽天的な人は未来をいたずらに不安がることはありません。

いつかは死ぬということが分かっていても、そこまで未来のことを深く考えることがありません。いつかは死ぬというゴールがあり、そこに向かっていかに楽しんでいくかを考えることができます。

根拠と準備をして肯定的に行動するのが楽観的

楽観的な人は、根拠もなく楽観視しているわけではありません。楽観視できる根拠や準備をすることで肯定的に行動することができます。経営者には楽観的な人が多いですが、根拠と準備をしているから自分に自信が湧いてくるのです。楽観的に生きている人は、楽観視できる環境を作っています。そのためには、一つ一つの現実をしっかり受け入れて、自分なりに解釈してポジティブな方向に面舵を切っているのです。

楽天的な人の特徴

細かいことにこだわらない

楽天的な人は、とにかく細かいことにこだわりません。こだわり出すと、どんなことでも気になってしまいます。そればかりが頭の中で巡ってしまい、心の余裕が無くなってしまいます。

細かいことにこだわる性格を否定するわけではありませんが、こだわっていることは生活においてそこまで重要なことではないことがほとんどです。そんな小さいことにこだわるよりも、大きなことにこだわることを美徳と考えています。

いつまでも落ち込まない

楽天的な人に憧れる理由として多いのが、切り替えが早いことです。楽天的な人は落ち込むことがあっても、すぐに気持ちを切り替えて平常運転に戻ることができません。ここでポイントになるのは、まったく落ち込まないわけではないことです。

楽天的な人も落ち込むときは落ち込みます。自分を偽ってまで我慢することがメリットではないと分かっているからです。現実ときちんと向き合うことができるからこそ、気持ちの切り替えも早くなるのです。

人の過ちを受け入れる

楽天的な人は、許容する心を持っています。人が間違ったことをしたときも、その過ちを受け入れる度量があります。人の過ちを受け入れることができるのは、楽天的な人が持つ大きな魅力の一つです。

過ちを犯したときに、責められるよりも受け入れてもらう方が心に響くものです。楽天的な人は自分も過ちを犯すことがあり、責められる辛さを知っているから、人の過ちを受け入れることができます。

友達がたくさんいる

楽天的な人は、友達がたくさんいます。明るい雰囲気の人には周囲からも人が寄ってくるのが特徴で、大きな輪ができます。楽天的な人は一緒にいて楽しいと感じさせられる雰囲気を持っています。

人と自分を分けて考える

人と自分を分けて考えることができるのも楽天的な人の特徴です。人は人、自分は自分と割り切ることができるので、人を責めることがありません。人と自分を分けることができない人は、自分を軸に考えてしまうので、自分ができていることができていなかったりすると余計に腹が立って責めてしまいます。楽天的な人は人のことを考えていないようで、実はかなり繊細に考えているものです。

肩の力が抜けていて無理しない

楽天的な人は、常に肩の力を抜いて無理をしません。自分を客観的に見る能力に優れており、自分のキャパを知っているからです。肩の力を抜くことで視野を広げて、周囲を見ることができます。それが周囲の人への気遣いになって、いろんな人から支持されるようになるのです。

人の過ちを責めない

人の過ちを責めない人も楽天的な人の特徴です。失敗は誰にでもあるということを理解していて、責められても気持ちが萎縮してしまうことを知っています。人の過ちを責めず、おおらかに包み込むだけの技量があるのも特徴です。

人に優しいのも楽天的です。ものごとを深く考えていないのではなく、その時にベストな対応が冷静に判断することができます。人を責めないということは、自分が責められにくい状況を作っていくことにもなります。

人や物事の良い面を見る

楽天的な人は粗探しをするようなことがありません。人や物事の良い面を見るように習慣づけされているので、ネガティブな視点を持たずポジティブに捉えます。いい面を見ることで、その人を嫌うことがなくなり、好意的に自然と接するようになるので、相手からも好意的に見てもらえるというプラスの連鎖につながります。ここまで計算しなくとも、自然に好かれる流れを作ることができるのです。

物事を冷静に判断する

楽天的な人は何も考えてないように思われがちですが、かなり冷静な目で周囲を見ています。ものごとを冷静に判断する能力にも長けており、そのときのベストな判断を下すこともできます。物事を冷静に見ることができるので、周囲からも慕われやすく、リーダーシップを発揮することもあります。困難なことに直面しても、持ち前の冷静さで状況を改善する力もあります。

失敗はチャンスだと考えている

楽天的な人は、失敗してもくよくよすることはありません。くよくよしないのは、何も考えてないからではなく失敗をチャンスだと考えているからです。失敗をチャンスだと捉えることによって、間違ったことが起こってもすぐに気持ちを切り替えることができます。失敗をチャンスに変え、それを糧にできるのが楽天的な人なのです。

楽天的な人の短所とは?

計画を立てない

楽天的な人は、細かいことをあまり気にしません。細かいことを考えることができないのではなく、細かいことを考えるとイライラすることが分かっているからです。そのため、計画を立てることが苦手で、おおざっぱな計画になりやすい特徴があります。無計画で無鉄砲なところが魅力である一方、人によってはそんな向こう見ずな性格を煩わしく思うことがあります。

理想が強い

楽天的な人は理想が原動力になっていることも少なくありません。理想を持つことでモチベーションを高め、それが生活の活力になっています。理想を持つのは大切なことですが、高い理想を持っていると現実にならず、やけになってしまうこともあります。理想が高すぎるのは、楽天的な人にとって玉の傷です。

反省するのが苦手

楽天的な人は反省するのが得意ではありません。心の中で反省することはあっても、それを形式上で反省するのが苦手です。明るく立ち振る舞うことがスタンダードなので、反省する姿を周囲に見せたくないという気持ちもあります。反省することが苦手なので、何かをやらかして、周りの人から説教をされるときに、余計に叱られてしまいがちです。

マイペースすぎる

楽天的な人は自分軸を持っています。周囲に影響されないからこそ楽天的でいることができるとも言えるのですが、マイペースすぎる一面が短所と言われることもあります。マイペースなのは問題ありませんが、マイペース過ぎると周囲の人に迷惑をかけてしまうことがあります。

シリアスは話題を避ける

楽天的な人が苦手としているのはネガティブな人や話題です。楽しい会話ならどれだけ時間があっても足りないですが、シリアスな話題になると急に大人しくなってしまうのも特徴になります。楽天的な人もシリアスな話題についていけないわけではありませんが、どんな風にしたらいいのか分からないというのが正直なところです。シリアスな話題になりそうなとき、話しを変えようとするのも楽天的な人の特徴になります。

まとめ

いかがでしたか?楽天的な人は誰もが憧れる人ですが、マイペースな性格やポジティブという軸があることからネガティブに弱いという弱点もあります。人生を楽しむのであれば、当然悲観的な考えを持つよりも楽天的な考えを持つ方がよいでしょう。楽天的な思考を持つことができれば、毎日の景色が大きく変わっていきます。