そもそも嫉妬とは?
そもそも嫉妬とはいったいどのような感情なのでしょうか。どのような感情が嫉妬で、どこからどこまでが嫉妬なのか詳しく理解しているという方は少ないでしょう。
嫉妬心は誰かとの比較で生じる感情
嫉妬心とは誰かとの比較によって生じる感情です。例えばアナタは一生懸命勉強に打ち込んでいるとします。勉強には相当自信があり、自分にとっても心の拠り所でした。しかし、ある日転向してきた生徒はアナタよりあまり勉強していないにも関わらず学校での成績が一番でした。このような状況を目の当たりにしてしまうとアナタはどのような感情になるでしょうか。自分のほうが明らかに頑張っているのに向こうのほうが成績が上となるとこれまで築き上げてきた自信すら失ってしまいますよね。
つまり、嫉妬とはそういうものです。誰かと比較することによって生じる感情です。こうした嫉妬はさまざまな場面で起こりますし、職場や学校、恋愛などでも起こります。それについては次で詳しくお話しましょう。
嫉妬心は恋愛だけでなく職場や学校でも芽生える
嫉妬というと恋愛だけで起こりがちと思ってしまうかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。先ほどもお話したように勉強で優劣で嫉妬を覚えてしまうことも多々あります。
恋愛のみならず職場や学校などで嫉妬の感情が芽生えてしまうことはありますし、それが人間関係を悪化させてしまう原因になることも少なくありません。
嫉妬する男性の傾向
彼氏に嫉妬されて面倒くさい、という女性もおられるかもしれませんが、嫉妬する男性には共通する傾向もあります。ここではいくつか代表的な傾向を見てみましょう。
女性と違い恋人に浮気されたときの怒りの矛先は彼女に向く
恋人に浮気されたときの怒りの矛先は彼女に向かうのは嫉妬深い男性の特徴です。これは女性との大きな違いでもありますよね。基本的に女性の場合だと彼氏が浮気するとその怒りの矛先は浮気相手に向かうことが大半です。
彼氏にも怒りは感じていますが、それ以上に浮気相手が憎くて仕方ないはずですが、男性の場合だと浮気をした彼女に怒りが向いてしまうのです。
嫉妬心を言葉にして表さないことが多い
嫉妬していることを言葉で表すことが少ないのも嫉妬深い男性の特徴です。言葉にすることがないため女性からするとそれが嫉妬なのかどうかも分からないことがありますが、今度は態度で示してくるようになります。
拗ねて口をきかなくなる、自暴自棄になったような発言をする、自殺をほのめかすといった面倒くさい症状も現れてきます。
嫉妬がDVや物への八つ当たりにつながることも
嫉妬からDVに発展したり、物に八つ当たりするような傾向にあるのも事実でしょう。可愛さ余って憎さ百倍という言葉のように嫉妬から彼女への暴力行為に発展してしまうことはよくあります。また、家の中で物を投げつけたり、物を壊すといった行為に及ぶ傾向にもあります。
彼氏が嫉妬したときの言動
嫉妬している彼氏は言動からそれが伺えます。ここではいくつか嫉妬している状態の男性の言動をピックアップしました。
無関心を装う
嫉妬している男性に限って無関心を装うことが多いです。自分はまったく関心がない、好きにすれば、といったことを口にすることも多いですね。
しつこく詮索するようになる
しつこく詮索するようになるのも嫉妬している男性の特徴的な言動です。どこで何をしていたのか、電話に出なかったのは浮気をしていたのではないのかなどしつこく詮索してきます。
束縛が強くなる
これも特徴的ですね。嫉妬深い男性はとにかく女性を束縛しようとします。例えただの男友達だったとしても2人きりで会うのは禁止されますし、2人で遊びに行くなどもってのほかです。また、スマホに登録してある男性の連絡先をすべて消去するように命じられることもあります。
嫉妬相手より自分が上とアピールする
嫉妬している相手よりも自分のほうが明らかに上であるとアピールするのも特徴ですね。自分のほうが絶対に上だとさりげなくアピールする傾向にありますし、それに対してしつこく同意を求めてくるようなこともあります。
口数が減る
口数が極端に減ることもあります。嫉妬しているときはほとんど喋らなくなりますし、向こうから電話をかけてきたにも関わらずほとんど何も喋らないということもあります。機嫌が直るのにしばらくかかってしまいますし、彼女としては相当面倒くさいと感じてしまうでしょう。
甘えだす
甘え始めるのも嫉妬してしいるときの男性の特徴です。普段はあまり甘えることがないような男性でも甘えてくることがありますし、必要以上にベタベタしようとします。
いじける
これはかなり分かりやすいですよね。嫉妬している男性はすぐにいじけてしまいます。どうせ自分なんか、と自分を卑下するような発言を口にしたり、拗ねてあまり口をきかなくなることもあります。何かと反発したり、自棄になったようなことを口にすることもあります。
言動が暴力的になる
言動がやたらと暴力的になることもあります。嫉妬に狂ってしまい攻撃的になってしまうのです。これもかなり多いですよね。
彼氏が嫉妬したときの対策
彼氏が嫉妬したときにはいったいどのようにすればいいのでしょうか。ここではいくつかの対処法についてお伝えしますから今後に活かしてくださいね。
彼氏の気持ちをしっかりと受け止める
まずは彼氏の気持ちをしっかりと受け止めてあげることが大切です。面倒くさいからと放置したり、無視するようなことをしてしまうと余計にややこしいことになってしまいます。きちんと相手の嫉妬心を受け止めてあげて、そこから話をするようにしましょう。
仕事上会う必要がある人と会うななどの無理な要求はのまない
ムリな要求はのまないことです。嫉妬が激しい男性だと彼女が自分以外の男性と会うなんて許せないことです。それがたとえ仕事でどうしても会う必要があるような人だったとしても会うなと言ってくるようなことがありますが、そのような要求を飲んではいけません。
このような男性はどんどん要求がエスカレートしていきますからキリがないのです。無理な要求には決して応じず、きちんと話合うようにしてください。
彼氏が一番であることを伝える
嫉妬深い男性は彼女にとって常に自分が一番でないと嫌なのです。彼女からいつでも一番だと言ってほしいと思っていますし、分かっていることでも何度でも口にして言ってほしいと思っています。
彼氏が一番であることを常に伝え続けることで安心させられますから、面倒くさくても頻繁に彼氏が一番の存在であることを伝えてあげましょう。
浮気を疑われたときは潔白を証明する
嫉妬しやすい男性はすぐに彼女の浮気を疑ってきます。本気で疑っているわけではなくても、わざとかまをかけるような聴き方をしてくることがありますし、そのたびに彼女はイラっとしてしまうでしょう。
しかし、そのような時でもイラっとしてしまうと逆に彼氏が怒り出してしまいますから、このようなときは潔白を証明することに徹したほうがイイです。絶対に浮気などしていないという証拠を突き付けてあげたほうが大人しくなりますよ。
DV・モラハラに警戒する
DVやモラハラをしてしまいがちなのも嫉妬深い男性の特徴です。今現在、彼氏からDVやモラハラの被害を受けているという方もおられるかもしれませんが、そのような方はできるだけ早く誰かに相談するべきです。
最悪別れることも考えるべきでしょう。行為がエスカレートしてしまう可能性もあります。
売り言葉に買い言葉はせずに喧嘩を避ける
嫉妬深い彼氏とはよくケンカになってしまうと思います。つい売り言葉に買い言葉となってしまうこともあるでしょうが、これだときりがありません。ケンカの規模もどんどん大きくなってしまう恐れがありますから、なるべくケンカは避ける方向にしたほうが良いでしょう。
早く話を終わらせたくても最後までしっかり向き合う
嫉妬深い彼氏から浮気を疑われたりするとバカバカしい気持ちにもなってしまうでしょうし、あほらしすぎて早く話を切り上げたいこともあると思います。しかし、そうした彼女の言動や態度が嫉妬深い彼氏は許せないのです。
早く話を終わらせたいという気持ちは十分理解できますが、良い関係を続けていきたいのならしっかりと最後まで向き合ってあげることも大切です。
逆に彼氏に嫉妬してしまうときの対策
彼氏から嫉妬されるのではなく、自分が彼氏に嫉妬してしまうということもあるでしょう。このような場合にはどのように対処すればいいのでしょうか。
自分の嫉妬心をそのまま受け入れる
嫉妬してしまうというのは誰でもあることですし、それは別に不思議なことでもおかしいことでもありません。彼女が彼氏の交友関係などに嫉妬してしまうことはまったく珍しくありませんから、その嫉妬心はそのまま受け入れるようにしましょう。無理に何とかしようとするとストレスになってしまうでしょうし、お互いの関係にひびが入ってしまうかもしれません。嫉妬心は嫉妬心のまま受け入れ、今後を考えたほうが建設的です。
彼氏にヒステリックに感情をぶつけない
女性がよくやってしまいがちなのがこれですよね。ついヒステリックになって彼氏に感情をぶつけてしまうということもあるでしょうが、これはダメです。彼女からヒステリックに感情をぶつけられてしまうと男性もイラっとしてしまいますし、話をするのも面倒という感情を抱いてしまうこともあります。
そのまま関係が悪化してしまって別れるということにもなりかねませんから、ヒステリックに感情をぶつけてしまうのはやめましょう。
彼氏を無視したり別の男性に走ったりしない
嫉妬から彼氏を無視する、または別の男性と仲良くするといった行動に出る女性もいますが、これはあまりおススメしません。彼氏に浮気をする口実を与えてしまうだけですし、そのまま別れるということも考えられるでしょう。
彼氏と仲良く関係を続けたいのならそのような行動は控えるべきです。
恋愛とは別のことにも関心を持つ
いつも嫉妬してばかりだとしんどいですし心も疲れてきます。恋愛のことばかり考えているとそうなってしまいがちですから、恋愛以外のことにも興味を持つようにしてみましょう。新しい趣味を見つけたり、習い事に通ってみるというのもいいかもしれませんね。
第三者に相談する
誰かに相談するだけで気持ちが楽になるということは実際にあります。こうした男女の問題は誰かに相談しにくいものですが、信頼できる親友や身内などに相談してみましょう。話を聞いてもらうだけでもスッキリするでしょうし、解決策が見いだせるかもしれません。
嫉妬しすぎてかなり心が病み気味という場合だと心療内科で相談するという手もあります。心療内科でカウンセリングを受けることで気持ちが整理できることもありますよ。周りに相談できる人がまったくいないというケースだと心療内科がおススメです。
自信をなくさない
自分に自信をなくしてしまう女性もいるでしょうが、自信を無くさないことです。自信をなくしてしまうとどんどん自暴自棄にもなってしまうでしょうし、関係にもひびが入るかもしれません。自信とプライドだけはきちんと保つようにしましょう。
自分磨きをする
自分磨きをしてみましょう。自分磨きをすることで嫉妬心を抑えることもできるでしょうし、彼氏を見返すこともできます。エステやヨガに通うというのもおススメですし、習い事を始めてみるのもいいのではないでしょうか。
自分磨きに精を出すようになれば余計な嫉妬もしなくなると思います。
彼氏を信じる
男女がお付き合いするうえで当たり前のことなのかもしれませんが、彼氏のことを信じてあげるというのも大切なことです。彼氏をきちんと信じることができていれば余計な嫉妬心を抱くようなこともなくなるでしょう。
信用できないようなことも時にはあるでしょうが、できる限り信用してあげることで自分自身を守ることもできます。
まとめ
彼氏に嫉妬されたとき、自分が嫉妬してしまったときの対処法についてご紹介しました。嫉妬心は誰にもあるものですし、生きていく中で何かに嫉妬するということは頻繁にあると思います。
それ自体は決しておかしいことではありませんし、素直に受け入れましょう。ここでご紹介した内容が皆さんの参考になればと思います。