共依存カップルってどんなカップル?特徴と抜け出す方法

共依存というのは、二人の人間がお互いに依存し合って離れられなくなっている関係性のことを言います。お互いに「相手は自分から離れられない」「自分は相手から離れられない」と思い込んでいる、ちょっと危険な状態。実は最近、こんな共依存に陥っているカップルがたくさんいるのです。共依存カップルとはどんなカップルなのか、特徴や抜け出す方法について見ていきましょう。

共依存カップルの特徴

共依存カップルによく見られがちな特徴をチェックしていきます。

お互いに頼りすぎてしまう


何か困ったことがあったときや、困ったことが特になかったときでも、共依存カップルは相手に頼りすぎてしまう傾向があります。恋人のことは、自分が困った時の絶対に頼れるよりどころだと思い込んでいます。そのため何かがあればすぐに恋人を頼ろうとしますし、逆に頼ろうとして断られたときは大きなショックを受けてしまいます。逆に恋人に頼られることに一種の快感を覚えていることもあるため、恋人には自分だけを頼ってほしいとも思っています。

自分も相手も成長できない

共依存になってしまったカップルは、総じて成長が止まってしまうという傾向が見られます。もちろんここでいう「成長」は、見た目ではなく中身のこと。依存し合うことで考える能力が止まってしまい、「構って欲しい」「傍にいて欲しい」「ずっとこっちを見ていて欲しい」など…依存的なことしか考えられなくなります。そのため恋人としてお互いの短所を補い合ったり、相手の気持ちを汲み取ろうとするようなこととは無縁になり、自分も相手も人として成長できなくなってしまうのです。

相手をコントロール・支配する

共依存カップルの恐ろしいところが、恋人を自分だけで独り占めしたいと思うあまりに相手をコントロール・支配しようとするところです。相手の依存先を自分にし、「あなたが頼れるのは私だけ」と恋人に刷り込もうとします。逆に、相手に強く依存することで「あなたがいないと私はどうにかなってしまう」と強迫観念を植え付けて恋人を支配しようとします。最早マインドコントロールの域。精神的にとても危険な状態です。

ふたりだけの世界を築いている

共依存カップルには、ふたりだけの独特な世界が築かれています。ふたりの世界で決められたルールがあるから、時には常識を外れたようなおかしな行動をしてしまうことも。傍から見ていれば異様に感じられる行動も、「愛があるから」なんて理由でずっと続けてしまいます。

共依存カップルの日常


普通のカップルとはどこか違う共依存カップルの日常生活を見てみましょう。

自分のことよりも他人の世話ばかりをする

恋人に依存し依存し合う共依存カップルは、自分のことは後回しにして恋人の世話ばかりを焼いています。恋人のために料理や家事をしてあげたり、プライベートの時間を削って恋人のために尽くしたり…。自分を大切にしていないように見えますが、本人にとっては「恋人のために尽くすこと」が何よりの幸せだったりします。そのため、他人の世話を焼いてばかりの人は共依存カップルになりやすい傾向にあるのです。

彼の居ない部屋で彼のための家事!

共依存カップルの彼女は、よく彼氏のいない時間にも彼氏の部屋に上がり込んで、彼氏のために家事をすることがあります。たとえ直接顔を合わせられていないとしても、彼のために行動していることでふたりの繋がりを感じられるというわけです。また、彼に褒めて貰わなくても「彼のために行動している」ということ自体に快感を覚えるため、献身的になりすぎてしまうようです。

DVを受けているけれど相手に尽くす

共依存カップルの中には、DV被害を受けている人も少なくありません。DVを振るう側は暴力で恋人を支配しようとし、DVを受ける側は暴力を受け止めることで恋人への愛を示そうとしています。そのため被害届を出すことはありませんし、暴力を受けて尚、相手のために尽くそうとする傾向が強く見られます。

相手がアルコール依存症やギャンブル依存症の場合も多い

アルコール依存症やギャンブル依存症など、一見「ダメ」なイメージの強い人ほど共依存カップルに陥りやすいです。「ダメなあの人の長所を分かってあげられるのは私だけ」「ダメなあの人を助けてあげられるのは私だけ」…なんて思ってしまうことで、尽くすことor尽くされることに依存してしまいます。

共依存恋愛しそうなカップル

共依存な恋愛になってしまいがちなカップルには、いくつか共通する特徴が見られます。

アルコールやギャンブル依存症のカップル


アルコールやギャンブル依存症など…とにかく「何かに依存したことがある人」は、恋人にも依存してしまう素質があります。お酒やギャンブルがないと気持ちが上を向かないと嘆いている人は、同様に「恋人がいないと何もできない」という考えにいきつきます。そのため、共依存カップルになりやすいのです。

夢を追いかけて定職につかない彼と見守る彼女のカップル

夢追い人系の彼氏としっかり者の彼女は、共依存な関係になりやすいです。夢を追う彼を応援したりお世話したりすることに生き甲斐を見出してしまうと、女性は「彼を守ってあげなきゃ」と依存してしまいます。同様に、彼女がお世話してくれることに彼も依存してしまうため、ふたりは共依存関係に陥りやすくなります。

離れるのが怖いほどお互いしか見えなくなっているカップル

愛情があるのは良いことですが、愛情が大きくなりすぎてしまうと相手のことしか見えなくなってしまって、共依存になってしまいます。自分を愛してくれるのは相手だけ、自分が愛せるのは相手だけ…こんな風に考えてしまうことで、お互いのことしか考えられなくなってしまい、二人だけの世界に閉じこもってしまうのです。

共依存関係の危険性

共依存関係になってしまうことで生じる危険性について、よくチェックしていきましょう。

相手がいなくなると人生の意味を感じなくなる


恋人と共依存関係になってしまうと、恋人といるときの時間に魅力を感じる反面、それ以外の時間を全く楽しめなくなってしまいます。その結果恋人がいなくなると人生の意味を感じなくなり、うつになったり気分が塞ぎ込んでネガティブなことばかりしか考えられなくなってしまうのです。生き甲斐がなくなって、日常生活に大きな支障をきたします。

世話を焼くことで相手をダメにしてしまう可能性がある

恋人に依存すると、「相手から求められたい」「自分が相手を支配したい」という欲が出てきます。単純に世話を焼きたくなってしまうのです。恋人の世話を焼けば焼くほど、世話を焼かれる側は人間としてどんどん能力が落ちてしまいます。人として「ダメ」な状態になってしまい、恋人のためを思ったはずの行動が恋人を破滅に追い込んでしまう悲劇も生まれます。

共依存恋愛から抜け出そう

いろいろと危険が伴う共依存恋愛、できることなら抜け出した方が無難です。共依存恋愛を抜け出すためには、次のポイントに注目してみましょう。

少しの間だけ距離を置く

共依存関係にあるなら、まずは依存してしまう環境から変えていきましょう。少しの間だけ距離を置いて、お互いに依存しない時間を作るのがベターな方法。一人でいる時間に少しずつ慣れることで、つい依存してしまうのを予防・解消に導きます。

さっぱりと別れてみる


DV被害やアルコール依存症、極端に貢いでいるなど…明らかに悪影響しかない共依存恋愛なら、別れてしまうのも得策。自分の身を削るような恋愛は良くありません。恋人関係を解消することによって相手への依存の理由はなくなりますし、お互いに新しい恋を楽しむ余裕も出てきますよ。

専門家に相談してみる

共依存というのは、一種の心の病でもあります。「もう自分ではどうしようもない」と感じる場合は、カウンセラーや恋愛相談所などのプロを頼ってみてはいかがでしょうか?いろんな人を見てきた専門家であれば、適切で具体的な解決方法を提案してくれるでしょう。自分では思いもよらない秘策を教えて貰えるかもしれません。

友だちや家族と過ごしてみる

恋人以外の人と過ごす時間を作って、「恋人以外と過ごすことも楽しい」と感じることは大切です。友だちや家族との時間を作って、恋人と過ごすのとはまた違う楽しみを見つけてみましょう。恋人以外の楽しみを見つけられたら、恋人にばかり依存するような関係を解消するきっかけになりますよ。

まとめ

共依存関係になってしまうと、愛し合っているにもかかわらずお互いがお互いのことを傷つけ合う関係になってしまいます。もしも共依存の傾向があるかもしれないと気づいた人は、早めに解消に努めましょう。共依存にならなくたって、恋人と楽しく過ごすことは充分できますよ。