嫌われたくない症候群の克服法は?心身の余裕のなさから脱却しよう

誰しも人から嫌われるのは嫌なものですが、「誰からも嫌われたくない!」と考えてしまうと人間関係も苦しいものになってしまいます。今回は、心理学に詳しいT.Rさんのお話をもとに、嫌われたくない人の心理や克服する方法などについて詳しく解説します。嫌われたくない症候群かもしれないと気にしている人や完全に自覚している人で、脱却したいと思っている人はぜひ読み進めてくださいね。

嫌われたくないと考える人の特徴

人に嫌われるのはどんな人にとっても嫌なものですが、「誰からも嫌われたくない」という思いが強くなると、生きづらくなってしまいます。まずは、そんな思いを抱く人にはどのような特徴があるのかから見ていきましょう。

寂しがり屋

人に嫌われたくないと思っている人は、寂しがり屋な人が多いです。そのため、人と関わりを持ちたいと考えてはいるのですが、自分の都合で人付き合いを厳選してしまう傾向があり、交友関係を狭めてしまっています。

結果的に人と関わる機会も減ってしまい、いつも寂しい思いを抱いているため、精神的に余裕がない人が多いといえるでしょう。

常に人の顔色をうかがっている

人に嫌われることが怖い人は、常に人の顔色をうかがって相手に合わせた言動をしようとします。たとえ相手の意見に賛成できなくても、本心を主張したりせずに穏便に済ませようとすることが多いです。

こうして、いつも他人の気持ちを優先して自分を押し殺して生きているために、心身ともに疲れてしまっている人も少なくありません。

自分に甘く他人に厳しい

自分に対しては甘いのに他人に対して厳しいという特徴も、嫌われたくない人によく見られます。こんなわがままな性質から、「誰からも嫌われたくない」と思う状況に陥っていることが多いです。

一方で、良いにしろ悪いにしろ、他人の変化をとても敏感に察知する傾向も。なぜなら、自分自身のステータスとの比較対象にしているためです。

嫌われたくない人の心理

過度に人に嫌われることを恐れている人は、どのような心理状態なのか気になるところです。ここでは、嫌われたくないと強く思う人の胸の内に迫ります。

承認欲求が強い

人に「関心がある」か「無関心」かではなく、「好き」か「嫌い」かにこだわるタイプの場合、「もっと自分のことを見てほしい」とか、「周囲に影響を与えている自分を知ってほしい」という承認欲求が強く表れているといえます。

自分の良いところを評価してほしいと願うと同時に、「自分の悪いところも受け入れてほしい」という思いも持っています。反面、気持ちにゆとりがない状態でいることから、人の良いところを見つけて評価するのは苦手な人が多いです。

劣等感と優越感を抱きやすい

誰からも好かれたいと考える人は自信がないことが多いので、魅力的に思える人に対して劣等感を抱くことも少なくありません。同時に、「この人よりはマシかな」という人に対しては、密かに見下したりして優越感を抱いていることも。

こうして、自分よりも上か下かなど優劣をつけて比較しては、不安になったり安心したりを繰り返しているといえます。

嫌われたくない症候群になる原因

必要以上に、「嫌われたくない」という思いが強くなってしまうことには、どのような原因があるのか気になりますね。ここでは、2つのことに焦点を当てます。

他力本願になっている

嫌われたくない人は、自らの特技や技能を高めることを怠り、他力本願になっている傾向があります。そのため、他人の魅力を思い知らされる機会も多く、そうなると今の自分自身との差を強く感じて、嫉妬や焦燥感が芽生えてきます。

すると、ほかの人よりも魅力のない自分は、人に嫌われてしまうのではないかという恐れにつながり、それが「人に嫌われたくない」という思いを生じさせるのです。

心身に余裕がない

心身の余裕のなさも、人に嫌われたくない症候群の人の特徴といえます。いつも人の目を気にして、自分を犠牲にして生きている人も多く、疲れ切ってしまっている人も少なくありません

そして、身体の疲労は思考力にも悪影響を及ぼし、余裕がなくなると人は自己保身に走りがちになります。

嫌われたくない症候群を克服する方法

人に嫌われたくないという思いが強すぎて身動きが取れなくなってしまい、「もういい加減に変わりたい!」と考えている人もいることでしょう。そんな人は、ここで紹介する3つの方法を実践してみてください。

「自分を超えること」を目標にする

嫌われたくない症候群の人は、すぐに他人と自分を比較しがちですが、「他人を超えること」ではなく、「自分を超えること」に目標を設定することが大切です。

そして、日々少しずつ成長していく自分に目を向けて、ちょっとした成長に気づくことで、「人に嫌われたくない」ではなく、「もっと頑張ろう」というポジティブな思考に昇華することでしょう。

適度に休みながらイベントを取り入れる

嫌われたくない症候群を克服するためには、さまざまなイベントを取り入れて自身が満足するような生活を送ることも効果的です。まずは、タイムスケジュールをキッチリ整えてから、予定を入れましょう

嫌われたくない人は、心身ともに疲れているケースが少なくないため、休息を適度に挟みながらスケジュールを組むことがポイントです。自分にとって無理のないペースでイベントを入れることで、充実感に満たされることでしょう。

継続的に運動をしてストレス発散

人の目を気にしてばかりいると、どうしても気持ちが内側に向かってしまい、何もやる気が起きなくなってしまいます。そうなると悪循環で、ますます自信をなくして人に嫌われる不安に駆られることになりかねません。

そんなときには、思い切って運動に取り組んでみましょう。筋トレや有酸素運動などがおすすめで、継続することでストレスの発散にも自己研鑽にも最適な方法といえます。

嫌われたくない症候群の人の恋愛におけるポイント

人に嫌われたくないという気持ちが強い人は、恋愛関係においても相手に嫌われないようにと必死になりがちですが、その思いは逆効果になりかねません。そこで、恋愛をするうえで注意すべきポイントを押さえておきましょう。

相手に尽くしすぎない

パートナーに嫌われることを恐れるあまり、なんでも相手のいいなりになって尽くしてしまう人は多いです。付き合いはじめは、相手も「自分に尽くしてくれて幸せ」と感じるかもしれません。

ただし、付き合いが長くなると、文句もいわずにただいうことを聞いてばかりいては、相手にしたら「自分を持っていない退屈な人」に思えてくるでしょう。また、なんでも思い通りになる「都合のいい人」になりかねないので要注意です。

彼氏に固執しない

嫌われたくない症候群の人は、交友関係が狭くて気を許せる相手も少ないため、一人の人に固執しがちです。そうなると相手は束縛されていると受け取り、面倒に思われてしまうので注意しましょう。たとえば、彼の友人など異性の友人とも上手にコミュニケーションを取り、心の安定をはかることも良いです。

パートナーのネガティブ発言は無視する

パートナーが嫌われたくない症候群ということもあるかもしれませんね。その場合、ネガティブ発言をしてきたら基本的に無視しましょう。

たとえば、「俺のこと嫌い?」など明確に疑問文で聞いてきた場合のみ、正直に手短に答えてあげると良いです。このルーティンをつくることで、弱音を吐かなくなります。

まとめ

人間関係において、できることならすべての人に好かれたいものですが、現実的にそんなことはあり得ません。多くの人は、そのことを理解して人付き合いをしているのですが、中には嫌われたくない思いが強すぎて、生きづらさを感じている人もいることでしょう。

嫌われたくないと思えば思うほど自分を押し殺すことになり、余計にまわりの人と打ち解けにくくなってしまいます。まずは、自分と人を比べることはやめ、イベントや運動を取り入れるなどして、充実感を得られるように工夫してみるのが良いでしょう。