婚約破棄された!慰謝料請求できるケースと高額化する理由

結婚の約束をした相手から婚約破棄されてしまうという話は実際に起こり得ることです。このようなケースでは慰謝料を請求することも可能です。ただし、慰謝料が請求できるケースとできないケースがあります。また、慰謝料は高額化することが可能です。婚約破棄された場合の慰謝料について説明しましょう。

婚約破棄で慰謝料が請求できるポイント


婚約破棄において慰謝料を請求することができるかどうか気になる方は多いでしょう。これにはいくつかポイントがあります。今後、婚約破棄されるということがあるかもしれない方がいるかもしれません。そのようなときのために、知っておくべきポイントをまとめました。

男女の間に婚約が成立していたか

まず男女の間でお互いが結婚をするという約束をしていたことに納得している必要があります。婚約がきちんと成立していなければ婚約破棄は成立しないのです。たとえばあなたの方で婚約があったと思っていても、相手からすると婚約をしたつもりはなかったというケースもあるのです。この場合、きちんと婚約をしていたことを証明できなければいけないでしょう。口約束の場合はお互いがその成立を認めている必要があるのです。たとえば結納をしたり、指輪を交換したり、結婚式場の下見をしたといったことが証拠となるのです。

正当な理由があるかどうか

婚約破棄された場合に、慰謝料を請求したいならば正当な理由がなければいけません。慰謝料というのはあなたが受けた精神的なダメージによって与えられるものです。もしその婚約破棄があなたに精神的なダメージを与えるようなものでないと考えられてしまうと、慰謝料を請求することはできなくなってしまうため気をつけましょう。すべての婚約破棄で慰謝料が発生するとは限らないのです。

時効は3年以内

慰謝料というのはいつでも請求できるというわけではありません。時効というものがあります。婚約破棄の慰謝料については時効が3年までとなっています。したがって、3年以内に慰謝料を請求しなければ、請求をする権利がなくなってしまうため注意しましょう。時効を過ぎてしまうとたとえ証拠があったとしても、慰謝料を受け取ることはできません。もし自分が慰謝料を請求できる立場にあるならば、早めに行動を起こすべきでしょう。

婚約破棄の慰謝料の相場


実際に婚約破棄された場合には慰謝料を請求できるケースがあります。それでは具体的にどのくらいのお金を請求できるのでしょうか。これはそれぞれのケースによって大きく異なるのですが、こちらではだいたいの相場について説明しましょう。

一般的には50万円程度

まず一般的な慰謝料の相場としては50万円程度となっています。これは過去の裁判の判例からこのぐらいの慰謝料の請求が可能だという目安であると考えてください。そのため、個々の事例においてはもっと高額なお金を請求できることもあれば、逆にもっと少額の請求しかできないケースもあるのです。

300万円を超える高額請求ができるケースもある

婚約破棄の慰謝料では、かなり高額な請求ができるというケースがあります。たとえば300万円を超えるような慰謝料を請求できたということもあるのです。ただし、この場合はかなりの精神的なダメージを受けたと客観的に考えられるような状況でなければいけません。そのため、基本的にこのような高額請求ができることは珍しいです。大体のケースでは相場通りの金額しか請求できないことが多いのです。

婚約破棄で慰謝料が請求できるケース


もし婚約破棄されてしまったとして、そこで慰謝料を請求できるケースはたくさんあります。こちらではどのようなケースで実際に慰謝料請求が可能となっているのか、具体的な事例について紹介しましょう。

相手の浮気


相手が浮気していたことが発覚して婚約破棄をするというケースがあります。この場合は完全に相手が悪く、浮気されてしまった方は精神的なかなりのダメージを受けてしまうでしょう。そのため慰謝料請求が認められます。高額な慰謝料を請求できる可能性があるでしょう。浮気をした相手との関係や浮気の期間、子供の有無などが関係してくるでしょう。

虐待や暴行など暴力行為

婚約者から暴力行為を受けたために婚約破棄をするというケースがあります。婚約が決まったあとに虐待されてしまったり、暴行を受けてしまうことがあるのです。このようなことをされたのであれば、慰謝料をしっかりと請求することができるでしょう。暴力行為の場合は警察に通報することもあるでしょう。これからも暴力されてしまったり、ストーカーされてしまうような不安もあります。そのため、慰謝料は高額になりやすいでしょう。

過度な侮辱行為

過度な侮辱行為を受けてしまったために婚約破棄をするというケースがあります。これは過度であることがポイントとなります。軽い悪口程度であれば婚約破棄をしても慰謝料を請求できないでしょう。明らかに自分が侮辱されて傷ついたと分かるぐらいの過度な侮辱行為を受けたならば、それは精神的な暴力行為といえるでしょう。そのため、しっかりと慰謝料を請求できます。

結婚式直前に音信不通になった


結婚式直前に相手が音信不通となってしまうことがあります。これは婚約をする意思がないと判断されても仕方がないでしょう。このようなことが起きたのであれば、相手に慰謝料請求をすることが可能です。多くの方に迷惑をかけることになり、男に逃げられてしまった女性というイメージがついてしまうでしょう。それは女性にとってはかなり耐え難い精神的な苦痛となってしまうでしょう。

社会常識を逸脱した言動がある

婚約者の言動に問題があるというケースがあります。婚約者が社会常識を逸脱するような言動をしているのであれば、それによる精神的なダメージは大きいと認められるでしょう。そのため、婚約破棄をして慰謝料を請求することは可能です。

相手が怪我や病気で性的不能者になった

相手が性的不能者になってしまうというケースがあります。病気や怪我によって性行為ができなくなったというケースです。この場合は婚約破棄をする正当な理由となります。性行為というのは結婚をした夫婦にとって重要なものだからです。

子孫を残すというのは結婚をする夫婦にとって重要な目的となります。そのため、慰謝料請求は可能です。

相手が過度の精神病になった

相手が精神病になってしまうことがあります。これは婚約破棄の正当事由となります。そして、婚約破棄してしまったということによって受ける精神的なダメージに関する慰謝料を請求することも可能です。

事故などで身体障害者になった

過度の精神病と同様に、相手が身体障害者となってしまった場合にも婚約破棄をすることはできます。障害者と夫婦生活を送るのはとても大変なことだからです。婚約をした時点では相手が健康であることが条件だったといえるからです。そのため、婚約破棄をして、慰謝料請求をすることも可能です。

異常なほど金銭感覚が細かい

金銭感覚がとても細かいというケースも婚約破棄の理由として認められます。このまま結婚をすると相手の金銭感覚の細かさによって精神的なダメージを受けてしまう可能性があるからです。また、慰謝料を請求することもできます。

悪質な前科を隠されていた

相手が前科持ちであることを隠していたというケースがあります。前科のある方というのは社会的な信用がありません。また、再び犯罪をしてしまう可能性もあります。そのような方と知っていれば婚約しなかったという方は多いでしょう。したがって、悪質な前科を隠された場合には、それを婚約破棄として慰謝料を請求することができます。

借金を隠されていた

借金を隠されていたというケースがあります。このまま結婚してしまうと、あなたも借金を背負ってしまうことになります。これは重大な問題と考えることができて、婚約破棄をすることが可能です。慰謝料請求もできるでしょう。

過去の異性との関係が清算できていない

過去に付き合っていた異性との関係をきちんと精算していない場合があります。これでは結婚をしてもトラブルが発生してしまう可能性があります。浮気されてしまう可能性もあるでしょう。そのため、婚約破棄をして、慰謝料請求もできるでしょう。

慰謝料が高額になるポイント

ポイント
婚約破棄による慰謝料というのは高額になるケースがあります。それにはさまざまなポイントを満たしている必要があります。どのようなケースで慰謝料が高額となるのかを教えましょう。

交際期間が長い

まず交際期間が長かった場合です。交際期間が長ければ長いほど相手を信頼して、これからの未来のことを考えていたケースが多いでしょう。また、年をとっているケースが多いため、再び結婚をするのが難しくなるかもしれません。このような状況で婚約破棄されてしまうのは、精神的なダメージがとても大きくなってしまうでしょう。そのため、慰謝料も高額になりやすいのです。

すでに結婚の準備中だった

すでに結婚のための準備を進めていたケースがあります。結婚式場を予約したり、結婚式の招待状を送っていたり、新居の契約をしていたというケースです。これらをすべてキャンセルしなければいけなくなり、その精神的なダメージは大きいでしょう。そのため、このケースでは慰謝料が高額となります。

妊娠している


女性が妊娠しているというケースがあります。このまま婚約破棄をするということはシングルマザーとして生活しなければいけなくなります。その精神的なショックはとても大きいでしょう。そのため、かなり高額な慰謝料を請求できるでしょう。

婚約後に退職していた

婚約をしたあとに退職していたというケースがあります。これで婚約破棄してしまうと、仕事がなくなってしまいます。前の職場に戻るにしても、周りから白い目で見られてしまう可能性があります。これは精神的な負担がとても大きくなってしまいます。大きな恥をかいてしまうことになるからです。そのため、しっかりと慰謝料を請求できます。

相手の子供を中絶した

相手の子供を中絶していたというケースがあります。わざわざ中絶したのに結婚ができなくなるというのは、精神的なダメージが大きいのです。慰謝料が高額となるでしょう。

相手の年収が高い


相手の年収がとても高いというケースがあります。もし結婚していれば豊かな生活を送れたのにそれが駄目になってしまうというのは、精神的にダメージを受けたことになるのです。慰謝料は高くなるでしょう。

まとめ

ここまで婚約破棄された場合の慰謝料請求について紹介してきました。このケースでは慰謝料が高額となってしまうことが多いのです。さまざまなケースについて紹介してきました。婚約破棄と慰謝料について参考にしてください。