幸せ恐怖症って何?克服するための5つの行動

幸せ恐怖症とは、その名の通り「幸せに対して恐怖を抱く」という症状です。幸せなのに、なぜ恐怖を抱くのかと不思議に思う人もいるでしょう。しかし、今まで過ごしてきた環境などから「幸せが当たり前ではない」人もいるのです。そういった人たちが幸せ恐怖症になりやすいと言われています。

そもそも幸せ恐怖症って?


幸せ恐怖症という言葉を知らなかった人も少なくはありません。幸せ恐怖症を知らずに生きてきたということは、今まで幸せであることに疑問を抱かない環境で過ごしてきたと言っても過言ではありません。幸せ恐怖症になっている人が多いとは言いませんが、決して少ない人数でもないのです。

幸せ恐怖症の特徴


幸せ恐怖症の特徴、それは幸せになることが怖いと感じてしまうことです。ちなみに女性の6割が幸せ恐怖症になっていると言われています。こちらでは、どのような特徴があるのかをいくつかピックアップしてみました。

幸せはいつまでも続かないと思ってしまう

楽しい時間には終わりがやってきます。それと同じように、幸せな時間にも終わりが来ると思い込んでいる人がいます。幸せな結婚生活を送っているけど、いつか終わりが来るかもしれない。これが典型的な幸せ恐怖症になります。いつか浮気されるのではないか、いつか離婚を切り出されるのではないか、いつか自分が相手を愛せなくなってしまうのではないか、このような不安に駆られてしまうようです。

幸せからの落下が怖い

幸せ恐怖症の人は、基本的に幸せからの落下が怖いと考えている人です。誰でも幸せからの落下には不安を覚えるものですが、幸せ恐怖症の人はその感じ方が普通の人よりも大きくなってしまうようです。

幸せには縁がないと思うネガティブ思考

幼少時、家庭に金銭的余裕がなくて我慢ばかりだった人が意外と幸せ恐怖症になるようです。その理由として、自分には幸せと縁がないとネガティブな考えを持ってしまうからです。子供の時の思考は意外と大人になってからも影響します。
我慢をしていたからこそ、幸せになれない、なっても長く続かないと考えてしまうのでしょう。

結婚への不安やマリッジブルー

幸せ恐怖症の典型と言ってもいいのが、結婚です。女性にとって結婚は名字だけではなく、今までの生活がガラリと変わってしまいます。自分は上手く「奥さん」をやれるのか、という不安などがマリッジブルーを引き起こし、その延長先が幸せ恐怖症に繋がってしまうのでしょう。

私だけ幸せになってはいけないという罪悪感

幸せ恐怖症は、幸せになりたいという思いとは裏腹に自分だけ幸せになってはいけないという罪悪感から来る場合もあります。例えば、家族が病気や怪我などをしている場合、自分だけが幸せになっていいのだろうかという自問自答から「どうして自分だけ幸せになろうとしているのか」という責めの思考になってしまうようです。

幸せを自ら壊したくなる

意外と多いのが、幸せに慣れ過ぎてスリルを求めている人です。この幸せが壊れても、自分は幸せだと感じられるのか、など、このような思考から自分で幸せを壊す人がいます。結婚生活の幸せを壊したくなる場合、相手がどこまで自分を好きでいてくれるのかという思考から来る場合もあるようです。

幸せ恐怖症の原因


こちらでは、幸せ恐怖症の原因について紹介します。幸せ恐怖症とは言っても、その思考の根源には必ず何らかの要因があります。自分では気づかなくても、幼少時に頭の中に埋め込まれた考えなどから幸せ恐怖症になることもあるのでしょう。

幼少期の頃に母親から褒められた記憶が無い

母親が子供を褒める。これは当たり前のように感じますが、幼少時に褒められたことがない人もいます。そういった人は過剰なほどに自分を卑下する傾向があるようです。ある意味では、褒められて嬉しいという感情が他の人よりも薄いのでしょう。だからこそ、普段以上の喜びを感じた時に「自分が幸せになってもいいのか」「この幸せはいつまで続くのか」と考えてしまうのでしょう。

コンプレックスがあり自分に自信が持てない

自分にコンプレックスを持っている人も、幸せ恐怖症に陥りやすいようです。コンプレックスによって嫌な思いをしたことがある人は、余計に周囲の視線が気になります。そのコンプレックスによって誰かを不快にしていないか、敵意を持たれていないかと考えてしまうのです。自分に自信を持てる人の場合は、そういったことも振り払うことが出来ますが、自信がない人はどうやって振り払えばいいのか分からないのでしょう。

新しい事への不安や環境の変化に弱い

誰でも新しいことに挑戦する時、環境の変化では緊張すると思います。しかし、幸せ恐怖症になってしまう人は基本的にメンタルが弱い人がほとんどです。新しいことに挑戦して失敗したらどうしよう、新しい場所で受け入れてもらえなかったらどうしよう、とそういった不安が積み重なってしまうのです。環境の変化に弱い人は、幸せ恐怖症になる可能性があるので注意しましょう。

幸せ恐怖症を克服する方法


幸せ恐怖症はメンタル的な部分が強く出てしまうので、克服が難しいと考えられています。しかし、ちょっとしたことから克服に繋がる場合があるのです。こちらでは幸せ恐怖症を克服するための方法について紹介します。

今の自分を受け入れる

幸せ恐怖症を克服するためには、幸せ恐怖症の自分を受け入れることです。幸せに対する恐怖だけを持つのではなく、幸せを続けるため、幸せになるにはどうしたらいいのかなどを考えるようにしましょう。どうすれば見つかるか分からない人は、ファッション雑誌、旅行雑誌を見てみましょう。着てみたい服、行ってみたい場所、それらが見つかるのではないでしょうか。

やりたいことや楽しいことをする

幸せ恐怖症の人は、ネガティブな思考に囚われてしまうため自分のやりたいこと、楽しいことを疎かにしがちです。気分を変えるためにも、自分の好きなことをしてみてはいかがでしょうか。気分転換をすることで、幸せ恐怖症を軽減できる可能性があります。
やりたいことや楽しいことをする、幸せ恐怖症ではない人にとって比較的簡単に思えます。しかし、幸せという当たり前に受け入れていいものに怯えている人にとっては、それはとても難しいものなのです。しかし、幸せ恐怖症の人は難しく考えず、自分がやりたいこと、楽しいと思えることは何なのかについて考えることから始めましょう。

幸せな人の近くにいる


幸せ恐怖症を克服するためには、幸せを感じる人の近くにいることが一番です。離れてしまうからこそ、余計にネガティブなことを考えてしまいます。だからこそ、そういったネガティブなことを考える暇がないよう、幸せを感じる人の近くにいてみてはいかがでしょうか。もちろん、四六時中とはいきません。ですが、不安や恐怖を感じそうになったら近くに行く、という方法であれば負担もかからずに克服が出来るのではないかと思います。

自分を自分で褒めよう

先述したように、幸せ恐怖症はメンタルな部分が強く関わってきます。だからこそ、自分で自分を褒めるクセをつけてみてはいかがでしょうか。幼少時に「認めてもらう」「褒めてもらう」ということをされなかった人は、自分が何をしてもネガティブな考えを持ってしまいます。そういう人は誰かから褒めてもらえても「どうせ私なんて……」と疑ってしまいます。

ですから、まずは自分が褒めてあげましょう。自分で自分を褒めて、まずは「褒められること」に慣れてみてはどうでしょうか。褒められることに慣れることで、周囲から認めてもらえることに関して受け入れられるようになります。そうすることが、幸せ恐怖症の克服第一歩となるのです。

楽しい記憶の積み重ね

幸せ恐怖症のひとつとして、楽しい記憶が少ないことが原因の場合があります。そのため、その少ない楽しい記憶にすがってしまう部分もあるのでしょう。そういった心当たりがある人は、まず楽しいことを沢山して記憶の積み重ねを行いましょう。過去の記憶はこれからの自分を支えてくれる柱になります。

まとめ

幸せ恐怖症と聞くと、冗談に聞こえる人もいるでしょう。実際に冗談と受け取る人もいるようです。しかし、本人は物凄く悩んでいることなので、真摯に対応してあげましょう。幸せ恐怖症は克服できないものではありません。ちょっとしたことから始めて、少しずつ克服していくようにしてください。