ブラジャーは捨てずにリサイクル!資源として再利用

環境を考えたさまざまな取り組みが進む中、下着に関してもリサイクルを考えるようになりました。断捨離といった言葉もありますが、ただ捨ててしまうことを世界的にも問題にするようになったのは、作るのに環境にダメージを与えているからです。このインパクトをどうやって取り返していくのか、その点を考え、メーカーも取り組みを強化してきているといえるでしょう。捨ててしまうのは簡単ですが、それだけでも環境に負担を掛けることになるからです。

古くなったブラジャーみんなどうしてる?

そのまま捨てる

ブラジャーは、サイズが合わなくなれば、使うこともなくなっていくでしょう。そうなると、処分することになりますが、単純に捨ててしまうというのが一般的な対応です。当たり前といえますが、いらなくなったものを処分する方法を知らなければ、そのまま捨てることになるでしょう。しかし、これはもう一般的ではなくなってきました。捨てるという行為に対して、罪悪感も覚えていかなければいけない時代です。

お店などで引き取ってくれるサービスを利用する

販売店では、下着を引き取ってくれるサービスを展開するところが増えました。処分するといっても、捨てるのは怖い部分があると感じている人が増えていることもあります。ごみとして処分したつもりが、だれかがもって帰ってしまうようなことも起きないとは限りません。なぜかといえば、捨てたと思ったところから、その先は管理できていないからです。それならば、安心して処分できるように、お店で引き取ってもらえるサービスを使うというのは、大きな意味が出てくるようになるでしょう。

ブラジャーは資源として再利用できる

線維はRPF(産業用固形燃料)として再利用

家庭で捨てられたごみは、産廃物を固形燃料としてRDFといったかたちにされるようになりました。固形燃料とすることによって、一定の発熱量に調整できるようになるのは、非常に大きなところになるでしょう。ところが、さまざまなものが混ざるのが、RDFの問題点です。これを、民間企業が分別して不純物が混ざらないようにコントロールして作り上げていくのが、RPFになります。ブラジャーを回収して、固形燃料として作り上げることによって、不純物が少なくなり、発熱量はしっかりとコントロールできるようになりました。これを、サーマルリサイクルとして利用するのは、環境対策としても大きいでしょう。

さらに、RPFは不純物を抑えられることから、一部をマテリアルリサイクルすることもできます。再度原料として利用していくことによって、新たな商品を生み出すこともできるからです。環境負荷を考えると、大きな転換となっていくのは間違いありません。

ワイヤーやホックは鉄の原料として再利用

ブラジャーには、鉄が使われているところが、捨てにくい部分となってきていました。処分したいと思っても、ワイヤーやホックを外して処分するといったことも求められるからです。ブラジャー自体を回収することによって、こうした資源も再利用ができるようになるでしょう。分別して利用していくことができれば、資源としての再利用は難しくありません。特に鉄のような金属資源は、原料としてマテリアルリサイクルができるからです。再利用するための施設も整備されてきており、回収を進めることは、環境に対するダメージを大幅に下げることになるでしょう。

ブラジャーをリサイクルに出す方法は?

リサイクル実施店で専用回収袋を貰う

リサイクルは、キャンペーンとしておこなわれている場合もありますが、実施店として常時おこなっているところも増えました。専用の回収袋が配布されているため、これを手に入れるところからスタートとなります。

専用回収袋にブラジャーを入れる

専用回収袋はナイロン製です。この中に入れることによって、改修を進めることができるようになっています。その際には、中に入れたものが途中で出てしまったりしないように、しっかりと封をすることが必要です。これで安心して回収に出すことができるでしょう。

回収実施店にブラジャーを入れた袋を持っていく

専用回収袋に入れたら、あとはこれを店舗に持ち込むだけです。それだけで、あとはメーカーなどが製造者責任において処理を進めてくれます。利用者は、処分するときの手間を省くこともできますし、環境に対する負荷も高めないで済むでしょう。

50円切手を貰うもしくは日本赤十字社に寄付

リサイクルに関しては、さまざまな取り組みが行われています。50円切手をもらえるというのもひとつですし、この分を日本赤十字社に寄付するといったかたちもあるため、事前に調べておくというのもいいでしょう。中には、自社の店舗の割引クーポンを配布するといったところもあります。それだけリサイクルに対する関心は高まっており、メーカー各社が環境方針を定めているといえるでしょう。そのひとつとして、製造者責任ということもとらえており、リサイクルが勧められてきました。利用者としても、断捨離という言葉の意味を考え直す時期にきているといえます。

ブラジャーのリサイクルを利用する上での注意点

リサイクルを行う時期が決まっている

リサイクルに関しては、さまざまな取り組みが行われていますが、常時おこなっていないところもあります。時期が決められており、切手や寄付に変換することができない場合も出てくることは、了承しておかなければいけないでしょう。ただし、常設でおこなっているところは、クーポンなどはもらえなくても、改修を進めている場合があります。

リサイクルはブラのみ。ショーツはNG

ブラジャーのリサイクルを進めているキャンペーンの時には、ショーツは回収しないとしているところがあるため、十分に注意が必要です。ただし、下着の回収事業は他にも存在し、不要となった下着を回収して、不足してしまっている開発途上地域で再利用を進めている活動もあります。この売り上げの一部を、日本乳がんピンクリボン運動がおこなっている日本の学士助成活動に寄付するというのがひとつの流れとして生まれてきました。他にも行っているところがあるため、本当の意味でリサイクルを考えるのであれば、利用を考えてみるといいでしょう。

直接実施店にもっていく必要がある

基本的に下着というデリケートなものであることから、ほとんどのところは郵送を認めていません。直接店舗に持ち込む必要があります。ですが、他のキャンペーンの中には、専用のダンボールを送ってもらい、返送するといった方法で回収しているリサイクルをしているところもあります。メーカーでおこなっているのは、限定されていることも多いため、いろいろと方法を考えてみるといいでしょう。

ブラジャーのリサイクルを行っているメーカー

ワコール

ワコールは、下着メーカーとしても巨大な組織です。2008年から取り組みをおこなってきましたが、ブラジャーのみをリサイクル対象としています。温室効果ガスの排出が注目されるようになり、自社の環境方針に基づき活動を展開していくようになりました。これも自社の製造販売責任であると考え、最後まで責任を持つという、企業の社会的責任を果たしている環境活動ともいえるでしょう。回収してRPFにするだけではなく、マテリアルリサイクルも進めています。

トリンプ

トリンプは、下着メーカーとして、回収を進めてきました。それもブラジャーだけではなく、下着メーカーとして下着の回収をしてきたところが大きな違いとなっています。トリンプ以外のものも回収していますが、ショーツは回収していません。それでもかなり広い回収をしているところが、下着メーカーとしての社会的責任といえるでしょう。

チュチュアンナ

チュチュアンナは下着だけではなく、靴下の販売メーカーでもあります。やはりショーツは回収に応じていませんが、靴下、ブラジャー、ルームウェアなどが対象となっているところが違いといえます。キャンペーン型の回収ではありますが、インナーを扱っている店舗では、常時実施もしています。10%の割引クーポンを配布していましたが、常時回収のほうではもらうことができません。それでも、処分に困りやすいことを考えると利用がしやすいでしょう。

まとめ

下着のリサイクルは、いろいろと進んできています。メーカーの製造販売者責任といったところもありますが、それだけ環境に対する関心が高まってきているのは間違いないところです。捨ててしまう前に、本当にそれでいいのか考え直してみる必要もあるでしょう。ほんの少しの手間を掛けるだけで、環境に対する負荷も下げ、下着を購入することが難しいような地域の手助けになるかもしれません。