相性のいい人とは?相性のいい人の見分け方を専門家が解説

相性のいい人と聞いて、あなたはどのような人を思い浮かべるでしょうか。きっと何人か相性がいいと呼べる人の名前をあげることはできても、はっきりと「こういう人!」と特徴まで断言できる人は少ないはずです。それもそのはず、相性のいい人というのは個人個人の感覚によるので、断言できるものではありません。

では、心理学的に見て相性がいい人に出会うと、どのような感覚になるのでしょうか。ここでは心理学などに造詣が深いS.Tさん提供の情報を基に、恋愛においての相性のいい人について、人間の心理に迫っていきます。

相性を見分けられる本能はみな持っている

心理学的に相性がいい人を掘り下げる前に、生物学的な話題に触れておきます。実は相性のいい人を探し当てる本能が人間には備わっていると、化学的に証明されているのです。

匂いで相手を判別する能力

匂い、というと嫌悪感を持つ人も多いかもしれません。でも人間は動物である以上、程度の差はあっても体臭をみな持っています。人間はその匂いを嗅ぎ分け、自分に合った相手を探し出せるというのです。

これは2人の科学者、マンフレッド・ミリンスキー氏とクラウス・ヴェーデキント氏による研究・実験によって明らかになっています。

HLA遺伝子が自分とかけ離れた人の匂いを好む

この実験は男女参加のもと実施されました。男性は香水やデオドラント剤などをつけず、2日間にわたり同じTシャツを着続けます。そしてそのTシャツの匂いを月経周期中間の女性が複数枚嗅ぎ、匂いの好き嫌いを申告する……というものでした。

実験の結果、人は自分の持つHLA遺伝子とかけ離れたタイプのHLA遺伝子を持つ男性の匂いを好む、ということが判明したのです。HLA遺伝子とは、白血球の血液型のようなもの。自己の免疫に関わる遺伝子であることから、赤血球の血液型のようなものではなく千差万別、数万種類のタイプが存在するのだとか。

その中から自分とかけ離れたタイプの匂いを好きと判別するのは、子孫繁栄のためにより多くの免疫を獲得しようとする本能からきているのだそう。つまり人間は、子孫を残すという生物学的な意味において、自分の遺伝子に合った相手を本能で探し当てられると言われています。

恋愛における相性のいい人と思う定義

生物学的に相性のいい人は、匂いで探し出せることがわかっています。では、心理学的な見地から相性のいい人とは、いったいどういった人のことを指すのでしょうか。

お互いが自然体でいられる

まず挙げられるのは、性格が合うか合わないかです。初対面なのに「この人といると居心地がいいな……。」と、感じたことはありませんか。

あるという人がそう感じられたのは、変に肩肘を張ったり自分を取り繕ったりしないで済んだのが理由の可能性が高いでしょう。そしてそのような相手であれば、相性のいい人といえるでしょう。

価値観の一致

人はそれぞれ異なる環境で育ち、さまざまな経験をすることから、全員の価値観が一致することはあり得ません。ですが、価値観の似た相手であれば、お互い衝突することなく穏やかな心持ちで一緒に過ごせます。

おしどり夫婦といわれる仲の良いカップルは多いです。その人たちは、価値観が似ているために余計なぶつかりあいをせず、お互い尊重できる関係を長く保てているのでしょう。

相性のいい人と出会うと心理学的にどんな変化が起こる?

相性のいい人と一緒に過ごしていると心地よく感じる。これはとても大切な感覚です。なぜなら普段意識している表面的な感情ではなく、普段は意識することのない潜在意識からのシグナルだからです。

相性がいいか見極めるには思考するより直感を信じて

相性がいいかどうか見極めるには、考えや思いをめぐらせるよりも、自分の直感に従ったほうがいいでしょう。外見や就いている職業などの条件の良さが、相性の良さではありません。

あなたとの相性の良し悪しは表面的な顕在意識ではなく、深層心理でもある潜在意識がより理解しているのです。

自分の感情をよく観察し心地よい相手かどうか見極めよう

潜在意識ははっきりとした合図ではなく、感情の動きで相性の良し悪しを知らせることが多々あります。そのため、本当にあなたと相性のいい人を見つけたいのであれば、自分の感情をよく観察しましょう。

一緒の空間にいても時間を気にせず、心地よく過ごせる相手かどうかに注目すれば、相性のいい人か見極めができるはずです。

相性のいい人と悪い人を見分ける方法

これまでの内容を読み進めてきて、だいたい見極め方はイメージできている人もいるかもしれません。注目すべきポイントを2つあげていますので、順番に確認していきましょう。

第一印象で違和感、嫌悪感を抱くかどうか

相性がいい人と悪い人の見分け方は、第一印象で違和感や嫌悪感を抱かないかどうかがポイントです。これらの感情を第一印象で覚えるようであれば、それは潜在意識からのメッセージであるととらえることができます。

潜在意識は主に、感情によって大切なことを自身の心に訴えようとします。そのため、相性が悪い人の場合、潜在意識が「この人とは合わない!」と第一印象ですでに直感で知らせてくれているのです。この感覚を大事にして、素直に従うようにしましょう。

相手のステータスに惑わされないで

相性がいい人と悪い人を見分ける際、ネックとなるのが顕在意識上での判断です。顕在意識上の判断とは、相手の外見や職業、年収などのステータスで相性の良し悪しを決めること。

そのせいで、せっかく潜在意識が送ってくれた、本当の相性の良し悪しを判断するシグナルを、見落としてしまう恐れがあります。

結婚では年収や外見を優先して結婚相手を探す気持ちもわかります。しかし、直感に従わず相手のステータスに惑わされると、仮に理想の条件をクリアしている人と出会えても、居心地が悪くうまくいかなくなる可能性が高いといえるでしょう。

まとめ

相性のいい人には、生物学的な見地からの相性がいい=子孫繁栄に繋がる遺伝子を持つ人の意味もあります。現に、HLA遺伝子の型によるマッチングを行う婚活も登場しています。たしかに結婚して家庭を持つからには、元気な子を授かりたいと願うのは普通のことです。

ですが生物学的に相性がいいからといって、心理学的に見たときに、本当にあなたと相性のいい人なのかどうかは未知数です。そのため、ぜひ自身の心の声も大切にして、相性のいい人と巡り会いましょう。そしてお互いに心地よさを感じられる関係を築けるといいですね。