婚約指輪はどの指につけるのが正しい?それぞれの指につける意味

婚約指輪をつける場所というのはなんとなく決まっているという風潮が日本でもありますが、本当にその位置につけることが決まってしまっているのでしょうか。他の指につけるのはいけないことなのでしょうか。今回は様々な指に指輪をつける意味について考えつつ、結婚指輪の扱いはどうしたら正解なのかを探っていきます。

婚約指輪はどの指につけるのが正しいの?

婚約指輪はどの指につけるのか、ほとんど決まっているものがありますが、改めてどの指につけるのか、どうしてその位置につけるのかを解説いたします。

左手の薬指が一般的

基本的には左手の薬指につけます。これは世界でも共通事項とも言える考え方になっているので、一般的な概念として捉えていいでしょう。むしろ、世界規模で一般的になってしまっていることから、理由についてはよくわからないという人もものすごくたくさんいます。

左手の薬指につけるのは「愛の進展と絆」という意味

これは諸説ありますが、古代エジプトや古代ギリシャ由来の考え方だと、左の薬指は皮膚の下の部分に太い血管が通っていることから心臓と直接的に強く繋がっているといわれていました。そのため、結婚をするときにはお互いの心臓を契約で結びつけるという約束事として、指輪を取り交わしてお互いの左手薬指につけるようになったようです。また、その指輪というものの概念も「永遠」や「輪廻」というものだったので、契約を結んでお互いの愛の進展と絆を未来永劫誓うという意味を持って実行していたと伝わっています。

それ以外にも、今も昔も人体はそこまで劇的に変わっておらず、薬指はなかなか力が入らない指で一本だけではあんまり役に立たないことから、人間の弱さや繊細さを表す指とも言われていて、自分の弱さと繊細な部分を相手にゆだねるという意味も込められていたという言い伝えもあります。あえて弱点を晒すことで自分自身が相手にどれだけ心を許しているのかをアピールする行為だったのでしょう。これらの考え方が古代から根付いていたので、薬指というのは結婚するまで絶対に指輪をつけてはいけないというルールまで敷かれていました。

また、東洋の考え方でも薬指は子宝に恵まれるツボである卵巣を刺激する作用があると言われており、子孫繁栄を強く意識していた古い時代においては非常に大切な指であるという概念がありました。そして指輪をつけるという意味は夫婦の証として扱うこと以外にも、子孫繁栄という祈りを込めてつけていたのです。東洋と西洋では文化的に大きな違いがありますが、結婚指輪に関しては似ている部分があるので、世界規模で左手の薬指につけることが一般的となりました。

婚約指輪は左手薬指以外につけていいの?

左手の薬指に結婚指輪をつけるという行為は世界レベルの常識となっていますが、仮に左手の薬指以外につけるとなった場合には、それは許される行為となるのでしょうか。当たり前すぎて気にしていなかった人も多いでしょうが、そこの部分も明かしていきましょう。

付ける指に厳密な正解はない

法律などで決まっているわけではないので、本人の気分次第でどの指につけてもいいのが実状です。しかし、昔からの風習と文化によって左手の薬指につけることが一般的となっているので、左手の薬指につけているのが実態となります。つまり、周りの人たちの目線が一切気にならないという方はどの指につけても問題は無いと言うことです。

ちなみに、欧州や日本ではこのように左手の薬指につけることが一般的となっていますが、薬指や薬指でも右手の薬指に結婚指輪をつけることが一般的となっている国や宗教もあります。北欧の国やオーストリアやドイツでは右手の薬指につけている人が多いようです。特にドイツが特殊で、婚約指輪と結婚指輪を別けて考えていて、婚約指輪は左手の薬指につけて結婚指輪は右手の薬指につけるという文化があります。キリスト教文化圏でもプロテスタント派は右手の薬指に着用する傾向にあり、カトリック派は左手の薬指に着用する傾向があります。

このように文化圏や宗教によって考え方がかなり異なるので、左手の薬指以外に結婚指輪を着用することがあるという認識は持ってください。ただし、結婚指輪はずっと着用することになりますので、手先を使うことが多い仕事に就いている人は使い勝手も考えないといけません。薬指は最も動かす機会が少ない指で指輪が外れることも少なく邪魔になりにくいという性質もあるので、頻繁に動かす他の指につけると作業の面では邪魔になってしまいます。

指輪をはめる指にはそれぞれ意味がある

そもそも、指輪をはめるという行為には意味があります。その中でも薬指は恋愛成就や愛の絆を確かめるとか心臓をお互いに結びつけることで永劫の絆とするという意味がありますので結婚指輪を装着することが一般的です。仮に、薬指以外に着用したいと考えている人は、それぞれの指に指輪を着用する意味を理解してからの方がいいでしょう。人差し指には人差し指の、小指には小指に着用する意味がきちんとありますので、後述している紹介文をご確認ください。

右手につける意味

指輪をつけるという行為は左手と右手では違います。そのため、まずは右手の指一本一本丁寧に解説していきます。それらを踏まえた上で、着用するかどうかを考えましょう。

右手の親指は権威や責任を与える

親指につける指輪は英語で「サムリング」と呼ばれますが、最も大切な指という認識も強く戦いに赴く方々にとっては最も先に保護する指という認識もありました。そのため、保護目的で着用していた人も多かったようです。しかし、右手親指の場合はその人の指導力を表す指という認識もあり、その指導力や権威そして責任を果たす能力を持たせるという意味を込めて指輪をすることがあります。強いリーダーシップを発揮したいという方にとって、その願いを成就するために指輪をしていたという情報もあります。

右手の人差し指は行動力をアップ

人差し指は何かを指し示すために使われることが多く、人差し指にはめる指輪は「インデックスリング」と呼ばれています。これが右手の人差し指となった場合は、何かを指し示す能力が向上するためにつけられるので、着用した人の行動力や集中力が向上すると考えられていました。こちらも指し示す力をアップさせるという意味からリーダーシップの向上という意味も込められていたようです。

右手の中指は悪いものを防ぐ

中指に装着する指輪は名前に特にひねりはなく「ミドルフィンガーリング」と呼ばれています。中指は直感力やひらめきを表す指でもありますが、右手中指に指輪をつける場合には直感力向上とひらめき力アップ以外に、邪気を払うという意味も込められていたようです。運気を身につけるために、悪い運を追い払うという意味も付随するようになったのでしょう。

右手の薬指は恋愛成就に導く

薬指に装着する指輪は「アニバーサリーリング」と呼ばれており、何かの記念を象徴するためにつけられることが多いです。これが右手の薬指だと心の安定や恋愛成就という意味を込めてつけられるようになりました。国や宗教によってはこの指に結婚指輪を装着します。

右手の小指は困難を乗り越える力をもたらす

小指につける指輪は「ピンキーリング」と呼ばれ、右手の小指ならば自分らしさを向上させてあらゆる困難を乗り越える力を与えてくれるという意味が込められて言います。一途に思い続ける力を与えてくれる指輪という意味にもなりますので、折れない心を手に入れることができるのでしょう。

左手につける意味

今度は左手に指輪をつける意味について解説いたします。右手の指にも細かい意味があったように、左手の指にも細かい意味があるのです。

左手の親指は愛や信念を貫かせる

左手の親指につける指輪は愛や信念を貫かせたいという時に装着することが多く、夢や目標を具現化するためにお守りとしてはめることが多いです。

左手の人差し指は精神に安定を与える

左手の人差し指につける指輪は積極性を高めて前向きに活動できるという意味もありますが、精神を安定させて自分を見つめ直すという意味もあります。

左手の中指は協調性と直感を向上させる

左手の中指につける指輪は円滑なコミュニケーション能力を高めるために装着することが多く、協調性や周りの空気を察する能力、そして直感力を向上してくれます。人間関係のトラブルを回避したい人向けの位置とも言えます。

左手の小指は願いを叶える助けに

左手の小指につける指輪はチャンスを引き寄せる力があると信じられており、願いを叶えるために役立つと言われております。恋愛運を高めるという意味でもつけられることが多く、新たな出会いや愛を深めたいという方々がこぞってつけているようです。

結婚式のときは婚約指輪はつける?

結婚式において必須となっている結婚指輪ですが、国や宗教によっては婚約指輪を設ける風習もあります。日本でもごく一部では取り入れられているようですが、どのような考え方が用いられているのでしょうか。

結婚指輪のために左手の薬指はあけておく

これはいろんな風習がありますが、結婚指輪のために左手の薬指はあけておくという考え方もあります。左手の薬指は大切な場所なので、婚約指輪を右手の薬指に最初からはめるという風習もあるのです。

婚約指輪は右手の薬指に移しておく

婚約指輪は右手の薬指に最初からつけるという風習もありますし、結婚式で結婚指輪をもらうまでは左手の薬指に装着するけどその後は右手の薬指に移動させるという風習もあります。このように、婚約指輪の考え方はかなりバラバラなのです。

指輪交換のあとは重ね付けを

また、婚約指輪と結婚指輪を同じ左手の薬指につけるという考え方もあり、この重ねづけをするための重ねづけ用の指輪も存在しているのです。そのため、結婚式の時だけ婚約指輪を移動させて、その後は重ね付けをするという人もいます。

まとめ

結婚指輪の考え方は古くからの風習に則ったものとなっているので、地域ごとの風習にしたがった方がいいでしょう。村八分という言葉があるように、変に目立つことは悪いことに繋がってしまいますので、自己防衛という意味でもそれらの風習に従った方がいいです。とくにこれといった風習がないという方々はお好きな指にはめてもかまいませんが、指輪をするという行為そのものに今回紹介した意味があるということは覚えておいた方がいいでしょう。