『この世界の片隅に』2016年
漫画が原作で、ドラマ化・アニメ映画化された作品です。2016年アニメ映画が大ヒットしたので、聞いたことがある人も多いでしょう。現在、TBS系にて連続ドラマが放送されています。
ラブストーリーを交えながら日常生活が描かれ、その中で広島の原爆に被爆してしまうというストーリーに、多くの方が涙を流しています。
『火垂るの墓』1988年
1988年公開。戦争を扱ったアニメ映画で様々な賞を受賞した作品。一度は観たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
終戦前後の兄妹が、必死に生きる様子を描いています。子供に、戦争の恐ろしさや残酷さを教えるとともに、平和について話し合うためにも、親子でこの作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
また子供の頃に見たことがあるという方も、大人になってから再度鑑賞すると、全く違った感想が生まれるとも言われる作品です。
『父と暮らせば』2004年
2004年に公開された映画。原田芳雄さんが父、宮沢りえさんが娘を演じており、『広島の原爆で死亡した父と生き残った娘』を描いています。
生き残ってしまったことに罪悪感を覚えている娘の前に、死んだはずの父が幻となって現れ、人生を諭し、助言を与えます。戦争と平和について考えるだけでなく、父との時間についても考えさせられる作品。
長崎を舞台にした「母と暮らせば」も、合わせて鑑賞することをおススメします。
『縞模様のパジャマの少年』2008年
ナチス・ドイツがユダヤに対して行った、ホロコーストが背景となっている映画です。ドイツの軍人の子供とユダヤ人の子供の友情を描いています。
当時では敵同士の関係。しかし、そんなことは子供には関係ありません。無邪気な子供達が戦争の犠牲になってしまうことに、やり場のない怒りがこみあげてきてしまうことでしょう。衝撃のラストは必見。
『ひまわり』1970年
1970年に公開されたソフィア・ローレン主演の不朽の名作。戦争によって引き裂かれた夫婦を描いた作品。
戦争で人生が狂ってしまった人は無数にいます。多くの人が平凡でも平和な人生を望んでいるはずなのに、なぜ戦争をするのか疑問を投げかけたくなる作品です。
夫がロシア戦線に駆り出され離れ離れになった夫婦ですが、終戦後も夫は行方不明。妻はロシアまで赴き、カタコトのロシア語で必死に夫を探すのですが、そこで知った事実とは…。
平和であること
映画を鑑賞すれば、被害者や加害者また、その家族について思いを寄せることでしょう。今は戦争のない日本ではありますが、海外では今なお戦争をしているところがあります。他人事のように思わず、全ての国で戦争や争いがなくなるよう平和を願い続けましょう。