風水は運気を上げるために取り入れるものです。運気にもいろんな種類があるので、目的に応じて取り入れ方も変わってきます。風水には方角も大きく関係しているので、インテリアに風水を取り入れる場合は、方角も注意しておく必要があります。仕事運を上げるにはどんなことに注意したらいいかを見ていきましょう。
風水と仕事運の関係
仕事運は東が影響
仕事運と関係しているのは東です。他にも東は成功運や発展運に良い方向とされています。仕事運をアップさせたい場合は、東を大切にするといいでしょう。大切にというのは、余計なものを置かず常に整理整頓をして、きれいにしておくという意味です。ただし風水は全体のバランスが重要です。東だけ大切にしても、他を疎かにしていれば意味がありません。何か仕事に関連することを決めるときも、東を意識しておくといいでしょう。
事業運は北西が影響
北西は事業運と関係があります。自分で事業をしている人にとっては、とても重要な意味を持つ方角となります。主人の方位とも言われていて、家づくりでは一家の主の部屋を北西にするといいとされています。地位運や社会運とも関係してくるので、間取りを決めるときに参考にしてみてください。
仕事運を上げるなら寝室を工夫しよう
北枕にすると仕事運が向上
北というと、なんとなく薄暗いとか寒いとかあまりいいイメージがありません。さらに北枕は縁起が悪いとも言われているので、できれば避けたいと思う人も多いでしょう。ところが風水では、仕事運をアップさせたいなら、北枕で寝ると良いとされているのです。
できるだけ避けたいと思う人が多い北枕ですが、実は気の流れで見ると一番良い方向というのも事実。北には磁場があって、北枕で寝ると地場の影響で血行が促進され眠りの質が高まると言われています。実際に北枕で寝ている人の多くは、体調が良く熟睡できると実感しているとも言います。しっかりと睡眠を取れば仕事も頑張れるので、運気がアップするというのも納得できます。
常に清潔にして新しい気を取り入れること
吉方位でも散らかり放題でゴミやガラクタだらけでは、悪い気がたまってしまいます。方向に関係なく全てのバランスを保つことを意識しますが、特に吉方位は常に清潔にして、窓を開け換気をして綺麗な気を取り入れるようにしましょう。
寝室の鏡はNG
寝室に鏡を置くのは珍しいことではありませんが、風水的には寝室の鏡はあまりいい意味を持たないのでNGとされることが多いです。寝室のドアの正面に鏡を置くと、寝室に入る良い気を反射して邪魔をしてしまいます。寝室は眠っている間に気を充電する場所でもありますから、鏡が良い気を跳ね除けるのはNGです。
ベッドの横に鏡があって寝姿やベッドが映し出されるのもNGです。寝室にドレッサーを置いていてそれが三面鏡だった場合は、合わせ鏡にならないよう注意しましょう。合わせ鏡は無限に映し出してしまうことから、魔を呼び寄せてしまうとされています。寝室にはできるだけ鏡を置かないようにして、備え付けのような場合は使わないときだけ布で覆うといいでしょう。
机や文房具で変わる仕事運
机の上には必要なもの以外置かないこと
机の上というのは油断するとすぐに散らかってしまいます。使うものはしまわずに出しておいた方が、使いたいときすぐに使えて便利ですが、それだと無限に散らかってしまいます。風水では散らかっている場所は気の流れを妨げたり、悪い気が発生したりするとされているので、机の上は必要なもの以外は置かずに引き出しにしまっておきましょう。
使い終わったら毎回必ず元の場所に戻す、開けたら閉める、広げたらたたむ、を習慣にできるよう毎回意識して続けるとそのうち無理なくできるようになります。整理整頓は習慣づけるのが一番です。引き出しの奥に古新聞や古雑誌を入れっぱなしにしているなら、それも処分してしまいましょう。古いものをずっと取っておくと、新しい運気を呼び込めなくなります。いらないものは早めに処分してしまうのもポイントです。
引き出しの中は仕切りで綺麗にすること
引き出しの中にしまえば机の上はきれいに片付きますが、引き出しの中がぐちゃぐちゃなのも風水的には良くありません。引き出しには仕切りを使い、きちんと整理しておきましょう。そうすれば、使いたいものがあるときすぐに見つけられて、仕事や勉強の効率もはかどります。
引き出しの仕切りは最初から付いているものも使えますが、それだけでは足りないこともあります。自作の仕切りなら工夫次第で、スペースを有効活用できますので、使いやすく且つスッキリまとめられるよう工夫してください。
パソコンのデータを整理すること
机の上や引き出しを整理したら、安心と思いがちですが、風水ではパソコンのデータも整理しておきたいものの1つです。見た目には散らかっていないとしても、ごちゃごちゃのデータはどこに何があるかすぐに見つけられません。ファイルやフォルダごとにきちんと整理をして、どこに何かあるかを一目でわかるようにしておきましょう。見えないところも整理しておくと、気持ちもスッキリします。
不要なデータはゴミ箱に捨てておきましょう。ゴミ箱に捨ててもまだパソコンにはデータとして残っている状態です。ゴミ箱も定期的にチェックして、完全に削除することが大切です。データだけでなく、画面やキーボードもきれいにしておくといいでしょう。そのうちと思っていると、ついそのままになってしまいます。データ整理をする曜日を決めておくと、いつもスッキリ片付きます。
目線を上げるように物を配置しよう
仕事運をアップさせたい場合は、物の配置にも注意してみてください。置き場所がないからとか、すぐ使うのに毎回しまうのが面倒という理由で床や目線より下に置くと、常に目線が下がってしまいます。うつむきがちになるのは、気持ち的にもあまりいい印象ではありません。物の置き場所はできるだけ目線を上に持っていけるようにしましょう。
目線を上にすることで自然と顔も上を向きます。上を向くときは背筋も伸びますし、気持ち的にも前向きになれます。仕事中は目線が下になるのも仕方ないですが、何かを取るときは目線を上げ気持ちを上に向けるようにしましょう。上を向くと出世運がアップするとも言われています。
仕事中はカーテンやブラインドを閉めること
窓際にデスクがあると、天気のいい日は日当たりも良くぽかぽかして気持ちいいです。夏は暑いのでブラインドやカーテンを閉めますが、窓から近い場合は可能な限りブラインドやカーテンは閉めておくことをおすすめします。高層ビルの上階なら外の景色は気になりませんが、日差しが強く差し込むとそれだけで集中力を削がれてしまいます。
1階や2階だと外の景色も見えますから、窓から通行人や車などが視界に入り、これも集中力を削ぐ原因となります。仕事運をアップさせたいのに、仕事に集中できないのは本末転倒です。視界から入る情報は意外と邪魔になることも多いので、集中できる環境作りを目指してみましょう。
メタリックな文房具は運気をアップ
インテリアで考えたとき、風水ではメタリックの家具はあまり良いとは言えないものの、仕事運として見たときは、メタリックの文房具は運気をアップさせるのに役立ちます。メタリックの文房具は金の気を持つとされていて、金は集中力を高める効果が期待できることから、仕事がはかどるのです。
逆にキャラクターのイラスト入った文房具は、仕事運を下げる可能性があるので仕事以外のときに使うようにするといいでしょう。文房具をメタリックにするなら、全て統一するのがおすすめです。
まとめ
仕事運を上げたい場合は、方角も重要ですが、身を置く環境も大切です。風水を元にするというとなんだか難しく聞こえてしまいそうですが、やってみると意外に簡単なことも多いです。気軽に取り入れられることなら、今日からでも改善や工夫ができます。ちょっとした工夫で仕事運がアップするなら試してみる価値はあります。