ニキビ体質を改善しよう!|ニキビによい食べ物とNGな食べ物

ニキビは過剰に分泌された皮脂や古くなった角質、汚れなどが毛穴を詰まらせて引き起こされる肌の炎症であり、炎症の程度により白ニキビや赤ニキビ、黄ニキビなどに分けられます。日頃から洗顔などのスキンケアをきちんとしているのに、なかなか治らない、治ってもすぐにまた新しいニキビができてしまうというニキビ体質の人の悩みは深刻です。ニキビはスキンケアだけでなく、食習慣や生活習慣も原因と考えられており、トータルで見直す必要があります。そこで、特に食習慣に着目してニキビに良い食べ物、NGとなる食べ物について考えてみましょう。

ニキビができやすい体質を改善するには?


ニキビができやすい、治っても繰り返しできるというニキビ体質の人は、皮脂の過剰分泌のほか毛穴が小さくて詰まりやすいという可能性もあります。また、ホルモンバランスが乱れている、肌の代謝能力が低下している、などさまざまな原因が考えられます。肌質の問題だと思っていたニキビの原因は、実は乱れた生活習慣にあるため、ニキビ体質改善には生活習慣の改善が必要となります。具体的にはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。

ゴールデンタイムに睡眠をとる

健やかな肌は肌細胞の生まれ変わりによって維持されるものです。古い角質がいつまでも肌に残っていたら新しい肌細胞が再生できずにニキビなどの肌トラブルが生じます。肌はターンオーバーという一定のサイクルによって新しい肌細胞が生まれ、肌のバリア機能などを維持することができます。肌のターンオーバーが活性化されるのはゴールデンタイムと呼ばれる午後10時~午前2時までの時間帯です。ゴールデンタイムに十分な睡眠をとることによって肌の代謝能力が上がり、ニキビの改善にもつながるでしょう。

生活の中に適度な運動を取り入れる

ダイエットや基礎代謝の向上に良いとされている適度な運動は、運動自体がニキビの改善につながるわけではありません。しかし、運動をすることによって血流が促進されるため、末端の毛細血管にまで酸素や栄養分が行き届くようになります。肌のターンオーバーにも栄養や酸素は必要となるため、結果としてニキビの改善に効果をもたらしてくれます。また、運動によって発汗や代謝がアップし、肌が柔らかく潤って古い角質などをとれやすくする効果も期待できるでしょう。

肌を保湿し、肌のターンオーバーを整える


スキンケアの基本は洗顔と保湿です。ニキビ体質の人は特に肌を清潔に保とうと念入りに洗顔していることでしょう。ただ、洗浄力の強すぎる洗顔料を使用して1日何度も洗顔すると、肌に必要な皮脂まで洗い流してターンオーバーを乱すことによって、皮脂が過剰に分泌されニキビができやすくなることもあります。肌に優しい洗顔料で朝、晩洗顔した後に、しっかりと保湿することで肌のターンオーバーが整い、ニキビ肌の解消につながるでしょう。

食生活を意識してみる!

ニキビの主な原因は過剰な皮脂が毛穴に詰まることと考えられています。普段の食事で脂っこいものや添加物が多い食品を摂取していると、皮脂の過剰分泌を促すだけでなく肌のターンオーバーを乱すことになります。また、ファストフードやコンビニ食などで食事を済ませてしまうことの多い現代人の食生活には、ミネラルやビタミン、食物繊維が不足しがちで腸内環境が乱れることによってもニキビ体質を悪化させることにもなります。ニキビ体質を根本的に解消したいのであれば食生活を意識することが大切です。

ニキビを防ぐ栄養素とその栄養素が含まれる食品

ニキビ体質の改善には、正しいスキンケアや十分な睡眠時間の確保、適度な運動など、さまざまな方法があります。一方、体は食べた物でできているため健やかな美肌もバランスのとれた食生活によって維持されます。したがって、肌のターンオーバーを整えたり、過剰な皮脂の分泌を抑制したりすることができる栄養素を積極的に摂取すれば、ニキビを防ぐことにもつながると言えます。ニキビの予防に効果的な栄養素やその栄養素が含まれる食品を紹介しましょう。

【食物繊維】脂質の代謝を促す

食物繊維は腸内環境を整え、便秘解消に効果があるとされている栄養素です。便秘が続くとニキビや肌荒れが生じるように、腸と肌は密接な関係があります。また、脂質の代謝を促して過剰な皮脂の分泌を抑制するとともに免疫機能を向上させる働きも期待できます。食物繊維には、ゴボウやタケノコなどに含まれる不溶性食物繊維とカボチャやダイコンなどに含まれる水溶性食物繊維があり、不溶性と水溶性の食物繊維を2:1の割合で摂取することが望ましいとされています。

【ビタミンC】コラーゲン生成を促進

高い抗酸化作用があることで知られているビタミンCは美肌をキープさせるために不可欠となる栄養素です。皮膚や粘膜の機能を高める作用があるため、コラーゲンの生成を促進して肌にハリをもたせることでしわを防ぎ、ニキビなどの炎症や傷を治りやすくしてくれる作用があります。ビタミンCは野菜や果物に多く含まれていますが、熱に弱いという性質があることから調理食品の摂取では注意が必要となります。ジャガイモやサツマイモに含まれているビタミンCは、でんぷんによって守られているため調理しても崩れにくいのでおすすめです。

【ビタミンA】毛穴のつまりを防ぐ


ビタミンAは、皮膚の上皮細胞の再生に深く関わっており、肌表面の毛穴のつまりを防ぐ効果があると言われています。肌バリアは外部からの病原菌などの侵入を防ぐ機能ですが、ビタミンAを摂取することによって皮膚や粘膜を健やかに保ち、バリア機能を高めてニキビの元になるアクネ菌などの繁殖を抑制する働きが期待できます。ビタミンAが不足すると肌が乾燥して固くなるため、古い角質が毛穴を詰まらせてニキビの原因となることもあります。ビタミンAは、鶏や豚のレバー、ウナギ、モロヘイヤやニンジンなど、さまざまな食品に含まれています。

【ビタミンB6】肌のターンオーバーを促進する

ビタミンB6は、体内のさまざまな代謝において重要や役割を担っています。なかでも肌の主な構成成分であるたんぱく質の分解や合成をサポートして皮膚や粘膜を健やかに維持する働きがあり、ニキビの予防におすすめです。また、ニキビや肌荒れはホルモンバランスの乱れによっても生じますが、ビタミンB6女性ホルモンの1つであるエストロゲンの代謝にも関わっています。ホルモンバランスを整えることによって、肌のターンオーバーを促進してニキビを防いでくれるでしょう。レバーやサンマ、大豆食品や卵などに多く含まれています。

【ミネラル】ホルモンバランスを整える

5大栄養素の1つに数えられるミネラルは、生命活動を維持するために必要な必須ミネラルと呼ばれるものだけでも13種類あります。ほんのわずかな量を摂取することで作用する微量ミネラルは、欠乏することで体にさまざまな影響を与えることになります。成長を促進する効果もあり、代謝を向上させたり、ホルモンバランスを整えたりする効果も期待されています。ヒジキやコンブなどの海藻類、レバー、カキや干しエビなどの魚介類、納豆やアーモンドなどの豆類に豊富に含まれています。

ニキビを防ぐために控えたい食品


ニキビができやすいのは生まれつきのニキビ体質が問題であると思い込んでいる方も多いでしょうが、実は、自分でニキビ体質にしてしまっている可能性もあります。トランス脂肪酸のような中毒性のある脂性食品、刺激物、甘いもの、など人がおいしいと感じる食品のなかには、ニキビの原因となる成分が多く含まれていると考えられます。そこで、ニキビを防ぐために控えた方がいい食品や栄養素などについていくつか紹介しましょう。

【香辛料】皮脂腺を刺激してしまう

今や空前の激辛グルメブームとなっており、激辛タンメン、激辛カレー、激辛麻婆豆腐などに人気が集まっています。味に刺激を求めて激辛にはまる人が多いようですが、唐辛子やカレーのスパイスなどといった香辛料には、汗腺だけでなく皮脂腺を刺激して皮脂分泌量を増加させる働きがあります。また、大量の汗は雑菌の繁殖しやすくし、ニキビの元となるアクネ菌の増殖も促します。香辛料たっぷりの食べ物が好きな方にはニキビ体質が多いということも覚えておきましょう。

【カフェイン】肌によいビタミンB群の吸収を低下させる

カフェインはコーヒーや緑茶、紅茶などにも含まれており、リフレッシュ効果や覚醒効果が期待されることから、仕事や勉強の合間に飲むという人も多いでしょう。しかし、カフェインは香辛料と同様に体に大きな刺激を与える物質であり、せっかく肌によい効果をもたらすビタミンB群を摂取してもその吸収力が低下します。また、疲労時、空腹時に摂取すると胃腸に負担をかけてしまうことから、ニキビや吹き出物をできやすくしてしまいます。

【脂質】皮脂を増加させてしまう

ニキビは過剰な皮脂が毛穴を詰まらせることが大きな原因となるため、脂質の過剰な摂取が状態を悪化させることは誰でもイメージできるのではないでしょうか。脂質を摂取すると血液中にコレステロールや中性脂肪として溶け出します。特に中性脂肪が増えることによって皮脂の分泌量が増え、ニキビができやすくなります。また、脂質はアクネ菌の繁殖を促す働きもあるためニキビの状態が悪化することにもつながります。揚げ物や動物性脂質が含まれた食品はなるべく控えるようにしましょう。

まとめ

ニキビは、皮脂が過剰に分泌されることによって毛穴が詰まることを原因としてできるものです。繰り返し何度もニキビができるというニキビ体質の人は、スキンケアだけでなく睡眠時間や適度な運動、バランスのよい食事などの生活習慣を改善する必要があります。また、ニキビを防ぐための栄養素を含んだ食品を積極的に摂取するとともに香辛料やカフェイン、脂質などニキビができやすくなる食品の摂取を控えることが大切です。