愛と恋の10の違いとは?語義・心理学・名言から見る違いを解説!

愛と恋との違いって、似ているようで今一つよく分かりませんよね。どちらも誰かを好きになるということだとは思うものの、その違いがよく分からないという方は多いと思いますし、特に興味を持ったことがないという方が大半ではないでしょうか。
  • 「愛」と「恋」の言葉の違い
  • 心理学から考える愛と恋の違い
  • 愛と恋の10の違い
  • 愛と恋の違いに関する名言
  • 恋を愛に育てる3つの方法

について見ていきたいと思います。

「愛」と「恋」の言葉の違いとは?

「恋愛」のように一緒くたにされる「愛」と「恋」ですが、その違いは具体的に何なのでしょうか。ここではまず、「愛」と「恋」それぞれの言葉の意味について見ていきましょう。

「愛」の意味

「愛」はその対象を大切に思い、幸せを願うような温かく深い感情です。「無償の愛」という言葉もあるとおり、「愛」は見返りを求めません。また、恋人や夫婦間などの恋愛感情としてだけではなく、家族愛や郷土愛、自然を愛する心のように、対象が幅広いのが特徴となっています。

これは「愛」が対象を慈しみ、丸ごと愛して受け入れることができるような揺るぎない心だからとも言えるでしょう。

「恋」の意味

「恋」は対象に強く惹かれ、切なくなるほど思い焦がれる気持ちのことをいいます。古語では土地や自然、過去などに思いを寄せる時にも使われていましたが、現代ではほとんどが恋愛面で使われるようになりました。

異性に対して心惹かれていて、会いたい、独り占めしてしまいたいと思うような強い気持ちをもっているならそれは「恋」です。揺るぎない「愛」に比べて、心が不安定になってしまうのが大きな違いといえるでしょう。

心理学から考える愛と恋の違い

カップル ハート

愛と恋の言葉の意味の違いについては何となく伝わったかと思いますが、論理的で納得しにくいかもしれません。そこで次は、心理学から見た愛と恋の違いについて紹介していきます。

心理学から考える愛とは

心理学上では、恋は愛の過程だと考えられています。つまり、恋が発展して生まれるのが愛です。恋している時のドキドキやワクワク、不安や不満を超えた先にある愛は、そう簡単には揺るぎません。

互いを認め合い、自分と違う価値観や短所すらも好きでいられるようになれば、それは恋が愛に育ったといえるでしょう。また、愛は条件なしで好きでいられる気持ちともされています。

心理学から考える恋とは

恋したり一目惚れするのは、その人の良いと思った面を好きになったからですよね。自分にはない長所に惹かれ、相手を知ることで自分と似ている部分を探していく、これが恋です。

恋している時は理想を掲げてしまったり、相手が思い通りに動いてくれないと不安に思うこともあります。愛と違い、条件を満たさないと好きでいられないのが恋ともいえるでしょう。

愛と恋の10の違いとは?

よく似ているような愛と恋ですが、実はたくさんの違いがあります。ここでは10項目に分けて、その違いを説明していきます。

自分本位なのが恋・相手本位なのが愛


恋とは自分本位なものを指します。相手のことが好き、誰にも渡したくない、ずっとそばにいて欲しいなど、考えてみるとこれらはすべて自分本位な考え方と言えますよね。

一方の愛は相手本位です。相手の方を愛していると、とにかく幸せになってほしい、自分と別れたあとでも幸福を掴んでほしい、といった感情になります。自分本位なのが恋、相手本位なのが愛ということですね。

思い通りにしたいのが恋・そのままを受け入れるのが愛


自分の思い通りにしたいのが恋です。恋している人はできるだけ自分の思い通りにしたいものですし、思い通りにならないとストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

一方で、そのまま受け入れるのが愛です。自分の思い通りにしたいとは考えず、相手の考えを尊重してそのまま受け入れることができるのが、真実の愛といえます。

疑うのが恋・信じるのが愛


疑うのが恋で信じるのが愛ともいわれています。恋している時に、浮気しているのではないか、心が離れているのではないか、隠しごとをしているのではないかなど、好きだからこそ疑いの気持ちを持った経験は誰にでもあるでしょう。

その反対で、疑わずに信じるのが愛です。相手を愛していれば、何を言われても愚者のようにすべて信じることができるでしょう。

恋は変わるもの・愛は普遍的な物

また、恋は変わるもの、愛は普遍的なものだと言われています。恋心は途中でどのように変化するか分かりません。あれほど好きだったのに他の異性を好きになってしまった、という経験をしたことがある方は意外に多いのではないでしょうか。このようなことは誰にでも起こりえますし、恋している時はこういったことはよくあります。

しかし愛は普遍的なものなので、途中で変心するようなこともなく、いつまでも愛情を抱き続けます。

欲望が恋・慈善的な心が愛

欲望が恋で慈善的な心が愛です。恋に欲望はつきものですし、好きな人を好きなようにしたい、体の関係を結びたい、結婚したいというのも、これらはすべて欲望と言えます。

一方の愛は慈善的なもので、相手のことを常に慈しむ気持ちを抱いています。自身の欲望を押し付けることもなく、相手のためになることをしたいと考えます。

気持ちが揺れ動くのは恋・心が揺るがないのが愛

気持ちが揺れ動くのが恋です。恋をしていると、パートナーや片思いしている人から気持ちが離れてしまうこともありますし、他の異性を好きになりかけるということもあるでしょう。このように気持ちが不安定で流動的であれば恋といえます。

逆に愛は気持ちが揺れ動くことがありません。愛情を抱いている人に対して気持ちがまったく変わりませんし、いつまでも変わらぬ愛を抱き続けます。

嫌いを受け入れられないのが恋・すべてを受け入れるのが愛

恋人や片思いしている人から嫌いだと伝えられた、といったことを経験することはよくあります。この時、嫌いと言われてもそれを受け入れることができないのが恋です。一方、愛はすべてを受け入れるので、たとえ相手の方から嫌いだと言われたとしてもそれを受け入れられます

相手に見返りを求めるのが恋・見返りを求めないのが愛

相手に見返りを求めてしまうのが恋です。自分のことを好きになってほしい、結婚してほしいというのも見返りを求めているといえます。

しかし愛は見返りを求めることがなく、一方的な気持ちを抱いているだけでも十分なのです。相手の方を愛しているという気持ちを持っているだけで十分満たされていますし、見返りを求めるという発想すらありません。

コントロールが効かない感情は恋・コントロールできるのが愛

恋はコントロールが効かない感情で、コントロールできるのが愛です。恋は盲目という言葉のとおり、恋をすると周りが見えなくなってしまいますよね。そうすると感情のコントロールができなくなってしまい、酷い場合だとストーカーのようになってしまうこともあります。愛は自分の感情をコントロールできるので、そのようなことも起きません。

熱しやすく冷めやすいのが恋・気持ちが変わらないのが愛

熱しやすく冷めやすいと言われるのが恋です。恋に燃え上がるのは一瞬ですが、冷めてしまうのもまた一瞬です。逆に愛は気持ちが変わりません。これは愛と恋との大きな違いの一つと言えるでしょう。

愛と恋の違いに関する名言

「星の王子さま」の一節

「愛する。それはお互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめることである」

サン=デグジュペリの著書、「星の王子さま」の有名な一節です。「愛し合う」という言葉から恋人をイメージすると、見つめ合ったり抱き合ったりしている様子が思い浮かぶ人が多いかもしれません。しかしこの名言では、「一緒に同じ方向を見つめることこそが愛だ」と記されています。

つまり、未来に向かって並んで歩んで行けるのが愛、互いを知りたくて2人だけの世界に入ってしまうのが恋。見つめ合っていなくても不安がなく、信じて共に人生を歩んでいく姿は、まさに愛し合う夫婦そのものです。たった一行でも、その言葉の深さにハッとさせられます。

恋を愛に育てる3つの方法

恋を愛に育てることができれば、今よりももっと良い関係が築けたり、ストレスを感じることなく誰かを好きでいられます。それでは、恋を愛に育てるにはどうすればいいのでしょうか?ここでは、恋を愛に育てるための方法をいくつか紹介します。

飽きられないように見た目や中身を磨く努力をする


恋を愛に変える前に、相手から飽きられてしまっては意味がありません。常に見た目にも気を付け、中身も磨く必要があります。自分を磨くというと外見ばかりを気にしてしまう方が多いですが、いくら外見だけを磨いたとしても恋を愛に育てることはできません。外見に伴うだけの中身が必要なので、外と内どちらも磨くようにしましょう。

楽しい時間を共有する

楽しい時間を共有するということも大切です。自分だけが楽しいような状況だと相手は楽しくないかもしれませんし、一緒にいるのが苦痛になってしまうかもしれません。独善的にならず、楽しい時間を2人で共有できるようにいろいろと考えてみましょう。いつもデートプランを自分が考えているという方は相手の意見も聞くようにし、2人でプランを練るようにしてください。

協力して困難に挑む

困難に対して協力して挑むことによって、二人の絆を強くすることができます。一つの難題に2人で立ち向かえば強い絆が生まれ、恋心を超えた愛情が生まれるでしょう。自分だけで何とかしたいと考える方もいるかもしれませんが、それよりも2人で協力して立ち向かったほうが愛情を育てやすいです。

まとめ

恋は自分本位ですが、愛は相手本位の好意で見返りを求めないことでもあります。そう考えると、恋と愛との違いもはっきりと分かるのではないでしょうか。また、努力次第では相手の恋心を愛に育てることも可能です。相手の気持ちを恋から愛に育てることができれば、いつまでも仲の良い2人で居続けることもできるでしょう。

深い愛情を注がれるようになれば今よりもさらに幸せになれますし、周りが羨むような関係になるのも夢ではありません。ここでご紹介した方法が全てではありませんが、今後の参考にはなると思うのでぜひ実践してくださいね。