蛙化現象ってなに?好きなのに冷めてしまう蛙化を防ぐ方法

好きな人と両思いになりたいというのは、すべての恋する女性が思っていることではないでしょうか。ずっと憧れ続けている男性と両思いになって幸せになりたい、アプローチしてほしいと願っている方は大勢いると思います。

しかし、いざその人と仲良くなってしまうと「何だかこの人、気持ち悪い・・・」という感情を抱いてしまったことのある方もいると思います。では、いったいどうしてこのようなことが起きてしまうのでしょうか。

  • 蛙化現象の概要
  • 蛙化現象の原因
  • 蛙化現象に悩む女性の特徴
  • 蛙化現象の克服方法

について紹介します。

そもそも蛙化現象とは?


ずっと憧れていた、片思いしていた男性と仲良くなって、やっとこれから幸せになれるかもと思ったものの、急にその人のことが気持ち悪く感じてしまうことがあります。

初めは好意を持っていたにも関わらず、その人が自分に好意を持っていると分かった瞬間に生理的に嫌悪感を抱いてしまうのです。そんな状態のことを蛙化現象と呼びます。

蛙化現象の由来とは


蛙化現象の由来は、グリム童話の『カエルの王子様』からとなります。この物語を知っていれば想像しやすいでしょう。物語の初めに、王女(女性)の前に現れた王子様(相手の男性)は、気持ちの悪いカエルの姿でした。それが最後には綺麗な姿の王子となりますね。結局、王女も王子様を好きになって幸せになるというストーリーです。

蛙化現象はこの逆の流れとなります。つまり、目の前に現れた王子様(だと思っていた男性)が、後にカエルのように気持ち悪い存在となってしまうということなのです。

蛙化現象に関する論文も存在

蛙化現象は、学術的にも研究されています。跡見学園女子大学の藤沢伸介教授が「女子が恋愛過程で遭遇する蛙化現象」というタイトルで執筆しました。これは2004年に発行された『日本心理学会大会発表論文集』に収められています。

研究テーマとして取り上げられるような、興味深い心理現象だと捉えることもできますね。

蛙化現象に関する漫画が話題に!

この蛙化現象をわかりやすく表した漫画が、twitter上で話題になりました。

twitterに投稿された漫画が大反響

女性の恋愛心理を描いた数コマの漫画がtwitterに投稿され、大反響を呼びました。一つはイラストで蛙化現象を説明するもの。もう一つはある漫画の一場面を取り上げて、「これに共感できる人はいますか?」と呼びかけるものでした。その内容を簡単にご紹介します。

その1
ショーウインドーに飾ってある綺麗なドレスを、女の子が眺めています。ただ、そのドレスを素敵だと思うけれど買って手に入れたいわけではないのです。そんな状況と同じことが恋愛にもあり、“好きな人がいても両思いになりたいと思わない人がいる”“見ているだけで幸せを感じ、お付き合いすることを望まない人もいる”という内容です。

 

その2
二人の女性が会話をしているシーン。一人が自分の恋愛について話しています。「片思いしているときは、彼のすべてがかっこよく見えるしどんどん好きになる。でも、いざ好意を持たれ始めるとキモイと思ってしまう。」「今までも何人かの男性と付き合ったけれど、両思いになるとだましだまし付き合うものの結局別れてしまう」と。


これらのツイートには、「自分も同じように感じてしまうことがある」と多くの共感コメントが付きました。憧れていた人と両思いになった途端に気持ち悪くなってしまうなんて、一見ひどい女性に見えてしまいます。ですが、実は同じように感じている人も結構いたのですね。

この2つの漫画は、恋愛・性のあり方の多様化セクシュアリティ(性的志向)の一つであるリスロマンティック・蛙化現象を説明するものというところが共通しています。

「リスロマンティック」「蛙化現象」に共感する人が多数

リスロマンティックを描いた漫画を読んで、これは自分のようだと共感する声も多数上がっています。その声の一部を聞いてみましょう。

自分はまさにこれ。付き合った途端、特に何もないのに嫌になってしまったことがありました。

自分だけかと思ってました。話しかけられるだけでその場にいたくないと思ってしまう。その状況ってものすごいストレスです。対処法があるなら知りたいですね。

今その状態なので、ものすごくわかります。ちょっと好きかなと思っていた人と仲良くなったら、相手からの好意がキモいとしか思えなくなりました。 

蛙化現象の原因とは?


蛙化現象が起こる原因はなんなのでしょうか?自分の気持ちが蛙化現象からくるものだと気付いたとしても、原因がわからないことにはどうしようもありません。逆に原因がわかれば対処のしようもありますよね。

蛙化現象の原因として、いくつか考えられる要素があります。

  • 恋愛経験が乏しくて男性のことをよく理解していない
  • 自分の世界に浸って理想通りの恋愛を妄想している
  • 自分に自信がないので、自分が好かれるのが信じられない
  • 両思いになるまでは一生懸命だけど恋が叶えば満足してしまう

このようなことから自分が思い描いていた恋愛と、男性とお付き合いする現実との間にギャップを感じてしまいます。そのことが蛙化現象の原因となってしまうのです。

蛙化現象に悩む女性の持つ11の特徴

蛙化現象を実際に経験したことがあるという女性もいるでしょう。また今現在、蛙化現象に悩んでいるという女性もいるかもしれません。そこで、ここでは蛙化現象に悩む女性が持つ特徴をピックアップしてみました。

好きだった相手を美化し過ぎている


好きだった相手を美化し過ぎる傾向にあります。片思いのときは相手のことを深くは知らないし、どのような性格や考えを持つ人なのかも詳しくはわからないはずです。一方的に恋心を抱いているだけなので、自分の中でどんどんその人が美化されてしまったり、勝手に素敵な王子様像を創り上げてしまったりします。そのような理由により蛙化現象が起きてしまうことがあるのです。

自分のことが嫌い

蛙化現象に悩んでいる女性は、自分のことが嫌いな傾向にあります。自分のことが嫌いだと、好意を持った男性が自分に好意を持ってくれたとしてもそれを信じることができません。「自分のような女性を好きになってくれる人がいるはずない」「何か裏があるのでは」と勘繰ってしまうのです。

男性の性欲に嫌悪感がある


男性の性欲に嫌悪感を抱いているケースもあります。一般的に、男性は女性よりも性欲が強いもの。そしてそれを隠そうともしない男性がいるのも事実です。自分が好意を抱いている男性は自分の中でかなり美化されてしまっていて、そのような人には性欲はないと思い込んでいる人も多いです。

しかし、現実にはそのようなことはありません。男性なら誰でも女性とセックスしたがっていると言って良いでしょう。その現実を知ったときに理想が崩れてしまい相手の方を気持ち悪いと思ってしまうのです。

自分を女性として見られることに戸惑う

自分のことを女性として見られることに戸惑ってしまうということもあります。特に自分に自信を持てないタイプの女性に多いですね。どうして自分のような人間を女性として見てくれるのだろうと思ってしまい、最終的に蛙化現象が起きてしまいます。

そこまで相手を好きではない


実はそこまで相手の方を好きでなかったということも多いです。恋している自分に恋をしていると言えるかもしれませんね。実際にそのようなケースは少なくありません。それは恋愛経験が少ない女性によくみられる傾向です。

恋愛をゲーム感覚で楽しんでいただけ

恋愛をゲーム感覚で楽しんでいた方だと、いざリアルな恋愛が始まるとなったときに気持ちがついていけないことがあります。

好きになったきっかけが勘違い

人を好きになる理由はまちまちであり様々なパターンが考えられます。しかし、好きになったきっかけが勘違いだったという場合もあるものです。

たまたま自分が初めてその人を見たときはスーツをビシッと着こなしてかっこよかったのに、実際は普段そんな格好をすることもなくダサい人だった、といった具合ですね。このように勘違いで好きになってしまったときには蛙化現象が起きてしまうことがあります。

恋愛をメルヘンチックなものと思い込んでいる


恋愛経験が少ない女性によくみられるパターンですね。恋愛をメルヘンチックなものと勘違いしていて、現実の恋愛をあまり知らないと蛙化現象に悩んでしまうことがあります。

最初から完璧な恋愛を求めすぎている

最初から完璧な恋愛を求めているような方も蛙化現象に苦しんでしまうことがあります。完璧な恋愛などなかなかできるものではないし、現実は理想のようにはいきません。そんなギャップから蛙化現象になってしまうことがあります。

相手が既婚者や彼女がいる方で罪悪感が出てしまった

好きになった人に奥さんや彼女がいて、罪悪感を感じてしまったという場合に蛙化現象が起きることもあります。相手が既婚者だった、彼女がいることを知らずに付き合うようになったということもありますが、この場合でも後から知って大きなショックを受けることがあります。

罪悪感を感じてしまうのはもちろんでしょうが、それ以上に奥さんや彼女がいるのにほかの女性を受け入れてしまう相手の男性に対しても嫌悪感を抱いてしまいます。

初めての彼氏でパニックになってしまっている


男性と初めてお付き合いするという場合だとパニックになってしまうこともあります。まともな恋愛をした経験が少ないため、いろいろな不安が入り混じってパニックになってしまうということは珍しくありません。そうしたことが続いて最終的に蛙化現象が起きてしまうこともあります。

過去にトラウマがある

過去に恋愛に関するトラウマがあるというケースでも蛙化現象が起きてしまうことがあります。酷いフラれ方をしてしまった、酷い裏切られ方をしたといったケースだと男性不信になっていることも考えられます。そんなトラウマによって、好きになった相手といざお付き合いできるとなったときに「なんか気持ち悪い」と思ってしまうのです。

蛙化現象の復縁(克服)方法

ここからは蛙化現象を克服する方法についてお話したいと思います。蛙化現象が常に出てしまうような状態だと、今後まともな恋愛ができないのではと思ってしまいます。そんな状態はできれば早く改善したいですよね。

自分に自信が持てるように自分磨きをする

運動不足の人
自分に自信が持てないという女性だと蛙化現象に悩まされてしまうことが多いです。必要以上に自分のことを卑下してしまうこともあるし、自分なんか女性として見られるはずがないと思ってしまいます。まずは自分のことを好きになれるように自分磨きから始めてみましょう。

自分磨きをすることで自信を持つことができるし、あなたに対する恋愛感情もしっかりと受け止められるようになるでしょう。いろいろな自分磨きにチャレンジしてみると良いですね。

彼と一緒に自分のダメな所を改善できるように努力する

誰でもダメなところはあります。完璧な人間などそうそういないし、周りから見ると完璧でも本人からするとまったく完璧だとは思えない、というケースも少なくありません。たとえダメな部分がたくさんあるとしても、彼と一緒にそれを改善できるように努力することで蛙化現象に悩まされることも少なくなるでしょう。

異性と話したり食事をしたりする機会を作る


普段から異性とコミュニケーションをとることを心がけましょう。蛙化現象に悩んでしまう女性の多くは普段あまり異性とコミュニケーションをとらない傾向にあります。そのため、男性に対して過度な理想を抱いてしまったり、恋愛に期待し過ぎている部分もあります。日ごろから異性と話したり食事をしたりする機会を作り、男性に慣れるということも大切です。

既婚者や彼女がいる人を好きにならない

既婚者や彼女がいる男性を好きになっても幸せになることは難しいです。困難な恋、ハードルの高い恋をしている自分が好きという女性もいますが、基本的にこのようなケースだとまず幸せにはなれません。蛙化現象に悩んでしまう原因にもなるので、既婚者や彼女がいる人を好きにならないようにしたいものです。

付き合う前に本当に好きかどうかを確認する


本当にその人のことが好きなのかどうか、しっかりと確認してから付き合うようにしましょう。好きな気持ちが勘違いだったとなると十中八九後から蛙化現象に悩まされてしまいます。

相手に理想を押し付けない

相手に理想を押し付けないというのも大切なポイントです。女性の中にはどうしても自分の理想通りの王子様になってほしいと考える方もいますね。でも理想を押し付けた恋愛などうまくいくはずはないし、きっと満足はできません。そうなると結局、蛙化現象に悩むことになってしまうでしょう。

自分の好きな所を見つける

自分の好きなところを見つけましょう。自分のことが嫌いという方だと蛙化現象に悩まされることが多いです。自分で自分のことが嫌いなくらいなのに人から好かれるはずがない、何か裏があるに違いないと屈折した思いを抱いてしまいます。

そんなことにならないよう、まずは自分の好きなところを見つけてみてはいかがでしょうか。自分で思い浮かばないのなら周りの人に無理やりにでも好きなところ、褒められるところを挙げてもらいましょう。

重症の場合にはカウンセリングが必要


重症の場合だと自分の力ではどうしようもできないかもしれません。その場合は、心療内科などでカウンセリングを受けることをおすすめします。恋愛に関するカウンセリングを専門としている専門家などもいるので、そういうところで相談してみるのも良いですね。自分でも「これはまずい気がする」という場合には、カウンセリングも視野に入れましょう。

まとめ

蛙化現象は誰にでも起きる可能性がありますが、基本的には自分のことがあまり好きではなく恋愛経験も乏しいという方に起こりがちです。ずっと好きだったのに急に気持ち悪く見えてきた、どうしてこんな人を好きになったのか分からない、という蛙化現象は自分も相手も幸せになることができません。やはりそんな現象は起こさないのが一番です。

ここでは蛙化現象を改善するための方法についてもご紹介しました。もしも心当たりがある方は、さっそく今日からでも改善に向けて行動を起こしてみましょう。蛙化現象に悩まされることがなくなれば、きっと素敵な恋愛ができるようになるはずです。ここでご紹介した内容を参考に蛙化現象を克服してくださいね。