人指し指の下の手相は向上心を表している
人差し指の下の手相は、カリスマ性やスター性、出世や地位の向上、向上心などを表わすと言われています。詳しく見ていきましょう。
人差し指の付け根にある丘:木星丘
手のひらには指の付け根などをはじめ、盛り上がった部分が9つあります。これらは「丘」と呼ばれるもので、手相ではその膨らみやその場所に刻まれている線からいろいろな意味を読み取ることができます。
人差し指の下の部分は木星丘と呼ばれ、そこに刻まれる線はいくつもの種類に分かれています。それぞれの線の意味を把握することで、自分の性質や人生の意味を知ることができるでしょう。
木星丘は権力や支配欲を司る
木星丘は権力や支配欲を司っています。裏を返せば、カリスマ性やスター性を持っていることを示しています。木星丘が目立っている人は、人の上に立つことが向いているリーダータイプと言えるでしょう。
逆に木星丘の盛り上がりに欠ける人は、人との協調性を重視して、調和を重んじる性格です。
木星丘が発達している:経営者が多い
人差し指が人と比べて長かったり、木星丘に盛り上がりが見えるなど木星丘が発達しているほど、経営者に向いています。実際に、一代で財を成すようなカリスマ経営者の手相には木星丘の発達が多く見られるようです。また、経営者ではない人でも、出世のチャンスに恵まれているでしょう。
人差し指に出る特徴的な手相
人差し指の下には、特徴的ないくつかの手相があります。それぞれについて見ていきましょう。
ソロモンの環:人差し指の付け根付近で半円状に囲む線
人差し指の付け根付近で半円状に囲む線のことを、「ソロモンの環」と言います。手相の中でもソロモン環は珍しい相のひとつとされています。
ソロモンの環がある:生まれつき頭がいい
別名「木星環」とも呼ばれるソロモンの環。この線を持っている人は、生まれつき頭の良い人が多いとされています。何をやっても人より飲み込みが早く、周りから優秀な人材であると判断されるでしょう。太くてはっきりとした線であればあるほど、その傾向は強くなります。
また、今はソロモンの環が見えなくても、あとから線が現れる場合もあるようです。
ソロモンの環が二重、三重になっている:さらに力が強い
ソロモンの環は強い手相ですが、この線が二重三重にもなっている場合は、さらにその力が強いとされています。普通の人には到底考えもつかないような閃きが生まれるなど、鋭いインスピレーションの持ち主と言われています。
本来の感性に加えて、創造する力と結びつくことで大きな功績を残すこともあるでしょう。また、霊感が強いなど、人とは違う独特の感性を持っている人もいるようです。
リーダー線:人差し指の下に縦に伸びている
人差し指の下に縦に伸びる線を「リーダー線」と言います。リーダー線は真っ直ぐに縦に入り、生命線や知能線といった他の線に触れないものを指します。
リーダー線はその名の通りリーダーの素質があることを示すもので、この線を持つ人は人を指導することに非常に長けていると言えるでしょう。
リーダー線がまっすぐ縦に伸びている:ワンマンタイプ
まっすぐなリーダー線はかなりの王様気質といえ、主導権を取りたがる傾向にあります。この線が色濃く出ていたり複数出ていたら、かなりのワンマン型になるようです。
斜め上に伸びている:人を導く
まっすぐではなく、斜めに伸びているリーダー線の持ち主は、褒めて伸ばしたり、相手の声に耳を傾けながら上手にやる気を引き出すタイプです。自分の考えを押し通すというよりは、集団の中で舵を取りながら進んでいくタイプと言えるでしょう。
引き立て線(短いリーダー線):周りからの援助を受けることで運が開ける
リーダー線が短いときには、「引き立て線」という別のものに分類されることもあります。引き立て線は自分で運を切り開くのではなく、誰かの援助が転機になって運が開けていくことを表しています。
特に、目上の人や力のある人から引き立てられることがあるでしょう。そこから運が良くなるという吉相です。
社交線(リーダー線の縦の位置が中指側にずれている):陽気で明るく社交的
リーダー線と間違いやすい線に「社交線」があります。これは人差し指と中指の間で、指の股に入り込まずに下に伸びている線です。この線がある人は、陽気で明るく社交的です。協調性があり、人付き合いも良いでしょう。
タレント線(リーダー線が人差し指と中指の間に入り込んでいる):目立ちたがり屋
社交線は人差し指と中指の間で指の間に入り込んでいない状態を指しますが、これが指の間に入り込んでいる場合、「タレント線」という違う線になります。別名自己顕示欲線と呼ばれ、目立ちたがり屋の人にこの線を持つ場合が多いでしょう。
マネジメント線:管理能力が優れている
ソロモンの環より少しずれる形で、人差し指の付け根から生命線や知能線の始まり付近につながる線を「マネジメント線」と呼びます。
この線がある人は、管理能力が優れています。人を動かして利益や目標を勝ち取るタイプに多く見られます。人をまとめたり、育てたりする能力に長けていて、コンサルタントや教育の分野で成功するとされています。
マネジメント線が複数出ている:本来の力を出し切れていない
マネジメント線が複数出ている場合、せっかくマネジメントの能力があるのに、本来の力を出しきれていない可能性があります。管理能力が発揮できる仕事に就いてみるなど、その能力を生かすことを意識してみるといいでしょう。
マネジメント線が濃い・長い:人を上手に導いていける
マネジメント線の色が濃い、あるいは長い場合は、管理能力が高くて人を上手に導いていけることを表しています。人の良いところを見つけて長所を生かすことができる能力もあり、教職などなんらかの指導に当たる仕事でその能力を発揮できるでしょう。
女性にこの線が出る場合、世話好きで恋人や夫に尽くすタイプになります。
千金紋:どん底から這い上がれる
「千金紋」は、生命線と同じ起点から中指に向かって線が伸びている手相です。「成り上がり線」や「はいあがり線」とも呼ばれています。どんなに悪いことがあってもそこから這い上がることができるという、強運を表す手相になります。
知能線と生命線が同じ場所から始まっていて3つの線が同じ起点になる場合、アイデアを出す能力があり、それで成功できることを表しています。
向上線・希望線:向上心が強い
生命線を起点として人指し指に向かって伸びる線を「向上線」、あるいは「希望線」と呼びます。その名の通り向上心が強く、目標を達成する意欲にあふれています。そのための努力を惜しまず、必ず成功できることを表しているでしょう。
人差し指の下に「井の字」がある:一発逆転できる
人差し指の下に「井の字」の形が現れる場合は、なんらかのトラブルがあるものの、願望は叶えられることを表しています。障害があっても一発逆転できる手相と言っていいでしょう。
向上線・希望線と重なっている場合
向上線・希望線と重なっている場合、一時的に向上心や希望が挫かれることがあるかもしれません。しかし、必ず一発逆転して希望を叶えることができるはずです。
人差し指の下に「十字」がある:幸運が訪れる
一般的に十字はあまり良い意味がありません。しかし木星丘に現れる十字は、幸運の訪れを示す吉相になります。
願いや夢が叶うなど、ラッキーなことが訪れるでしょう。理想の相手に巡り会える可能性もあります。
人差し指の下に「グリル」がある:モチベーションが低下している
グリルとは縦横にいくつもの線が交わって細かい網目状になっている手相で、現れる丘によって吉にも凶にもなるものです。
人差し指の下の木星丘にある場合、モチベーションが低下していることを表しています。今ひとつやる気がないと感じている場合、何か夢中になれるものを探してみるといいでしょう。
人差し指の下に「トライアングル」がある:努力が報われる
人差し指の下に三角形をした「トライアングル」が出る場合があります。この線は、今している努力が報われることを表しています。特に仕事面での成功を表すもので、努力の結果、出世や昇進に結びつく可能性が高いでしょう。成功を信じて、努力を続けてみてください。
人差し指の下に「フィッシュ」がある:良い指導者に恵まれる
フィッシュは2本の長さが揃った尻尾があるもので、幸運をもたらす手相とされています。
人差し指の下の木星丘に現れるフィッシュは、良い指導者に恵まれて成功する可能性を示すものです。良い指導者の下で必要な知識を得て、さらなる飛躍を遂げることができるでしょう。
人差し指の下に「スター」がある:近い将来幸運がもたらされる
スターは短い3本以上の線が星のように交差しているものです。珍しい線で、近い将来幸福があることを示しています。困難なことがあってもそれを克服することができ、目標を達成することができます。
向上線と重なっている場合
向上線と重なっている場合、向上心がさらに強くなって努力をすることができます。それに見合った大きな幸運がもたらされるでしょう。
まとめ
人差し指の下にある木星丘は、カリスマ性やスター性を司る場所。そこに刻まれる線を見ることで、自分に隠された性質やこれからの運勢について知ることができます。線の持つ意味をよく理解して、これからの生活に役立ててみてください!