聞き上手のメリットと会話で心がけたいテクニック

「話し上手は聞き上手」そんな言葉があるくらい、聞き上手というのは人とコミュニケーションを取る上で重要なポイントになってきます。一体聞き上手にはどのようなメリットがあるのでしょうか。また、会話中に使えるテクニックにはどのようなものがあるのでしょうか。

聞き上手な人はどんな人?

聞き上手だと言われる人は、往々にして相手を受け止める姿勢がある人だと言われます。相手の言葉を引き出すことで、さらなる会話を生み出すため、相手も信頼を寄せやすい傾向にあります。また、表情も柔らかく、物腰も優しい人が多いため、ずっとその場所に居たくなるという安らぎの空間を相手に提供することもあるようです。

そこに居るだけでコミュニケーションが楽しくなる


話を聞いているだけで、その場所のコミュニケーションが楽しくなるという「聞き上手」。それは、その会話の空気感を壊すことがなく、逆に次々とその空気感を豊かにするという特徴があるからです。友達の中でも、特におしゃべりじゃないのに、その人がいると会話が弾むという人がいると思います。聞き上手な人はコミュニケーションを円滑にする能力を持っているのです。

心が満たされて勇気づけてくれる

コミュニケーションを活発にする聞き上手の特徴は相手の姿勢を受容するというポイントがあります。自分の話をしっかりと聞いてくれるということを示すだけで相手の心は満足感に満ちると言います。また、自分をしっかりと肯定してくれていると感じることで、何かネガティブな感情があったとしても、自然と勇気付けられる傾向にあるようです。言葉を発さずとも相手の心を勇気付けることが出来るのが聞き上手なのです。

本音が言いやすい

聞き上手な人には誰しもが信頼感を高めやすいという特徴もあります。そのため、胸の内に秘めていた思いもポロリと溢れてしまうこともあると言います。コミュニケーションは相手との信頼関係を構築するという側面もあります。そのため、このような本音が言いやすい関係性を築くことができる聞き上手な人は、沢山話す人よりも豊かな人間関係を構築できるようのかもしれません。

聞き上手のメリット

人間関係が築きやすい

聞き上手な人は人間関係を構築しやすいといいます。それは、コミュニケーションの齟齬がなくなるからです。また、会話をするのが苦手だという人にもリラックスした環境を提供できることで、コミュニケーションを取ることが出来ます。また、相手の気持ちに共感を示すことによって関係性を良くすることにも繋がりますし、自分の感情を深く知ることでストレスレベルをコントロールする技術も高まります。

異性からモテる

とにかく、人間は自分のことを認めて欲しいものです。男性も女性も、自分の話に共感をしてくれる人に好感を持つと言われています。相手の話にしっかりと耳を傾けて、それをしっかり態度に表せるという人は異性からも好かれる傾向にあります。大人数で話しているときでも、2人きりで話しているときでも、それは同じです。しっかりと相手を受容する姿勢を示すことでステキな出会いが訪れるのかもしれません。

情報が集まる

相手の話をしっかりと聞くということは、それに関する情報が頭に入りやすい環境を整えるということです。そのため、コミュニケーションを取る上での誤解が減り、相手に対して正しい認識を持てます。また、客観的にその場を観ることも出来るため、自分の都合だけでなく、今の空気感に合った行動を取ることも可能になるでしょう。

考える力が身につく

会話をしっかりと聞き、相手を受容姿勢を持つことで、どのようにしたら相手が喜ぶかという考える力が身に付きます。それはコミュニケーションを取っている状態だけではなく、自分自身の状況を客観視して捉える能力も同じように身に付くと言われています。そのため、自分の視野が広くなり、悩みだと思っていたものが実はそうではなかったと気付くこともあるようです。相手の言葉から自己を省みることで、状況や感情を整理する能力が高まります。

聞き上手な人が実践している姿勢・テクニック

教わる姿勢で会話を進める

会話をするときに、聞き上手な人は教わる姿勢で取り組んでいるといいます。では、教わる姿勢とはどのようなものなのでしょうか。まず、素直な気持ち。どのような言葉が返ってきても否定をせず、まず受け入れ、そこから質問するという気持ちです。自分の思っていることを否定されては、どんな人では良い思いはしないでしょう。そのような心理状態にしないためにも、聞き上手になるためには教わる姿勢で会話を進めましょう。

傾聴に努めている

傾聴に努めるということが聞き上手の基本です。傾聴に努めるということはどのようなものでしょうか。まず相手の言うことに対して同意してください。どのような場合でも一旦同意をすることで相手に安心感を与えることが出来ます。そして、相手の考えることに共感を示しましょう。相手を理解するように努めることで、信頼感が上がります。それが一通り済んで、相手の言うことを全て聴き終わったら、最後に質問をするようにしましょう。

ポジティブな心理状態で相手に接している


否定的な心持ちで相手と接していたら、正常なコミュニケーションは取れません。相手に良い気持ちで話してもらうためには、まず自分がポジティブな心理状態を作り出すことを心がけましょう。前向きな姿勢は表情だけではなく、体全体の雰囲気から滲み出てきます。そのような雰囲気を持っている人には人は心を開く可能性が高いです。

相手の目を見ながら話を聞く

目は思考の窓と言う意見もあるほどに情報を与えるポイントだと言われています。それは自分だけではなく相手も同じです。そのため、相手の目を見て話すという行為は相手の情報を読み取るだけではなく、自分の心の中を相手に打ち明けて、安心感を与えるという力もあります。目をそらしてしまっては、せっかくの相手からの情報も見逃してしまうばかりか、自分の心も相手に伝わらない可能性もあります。そうならないためにも、相手の目を見て話を聞く努力を心がける必要があります。

時々肯定的な相槌を打ちながら聞く

聞き上手とは一言でいっても、ただ単純に話を聞いているだけでは人形と話しかけているのと同じです。その人が言った言葉に対して適切な相槌を打つことで、さらに言葉を引き出すこうかが生まれます。その相槌は、会話を肯定するような言葉を選ぶことを心がけましょう。「うんうん」「そうだね」「確かに!」など、相手が次の言葉を出しやすい相槌を選びましょう。

相手の話はさえぎらない

会話でコミュニケーションを取る上で大切にしたのは、人の話を遮らないということです。どんな人でも自分の話はしっかりと聞いて欲しいもの。それを適当なところで話の腰を折られてしまったら興醒めもいいところです。盛り上がっていた空気も冷めてしまうでしょう。そうならないためにも出来るだけ自分の話は置いておいて、会話を膨らませる努力が重要です。

褒めるポイントを見つけて適度に褒める

適度な相槌が出来るようになったのならば、その会話の中で褒めるポイントを見つけましょう。誰でも褒めて欲しいポイントを褒められたら嬉しいものです。会話の中で沢山褒めることで相手はさらに会話を続けたい気持ちに駆られることでしょう。しかし、的外れなところを褒めてしまっては、かえって逆効果になりかねません。しっかりと相手を受け止めて、どのようなところを褒めるべきか見定める必要があります。

自己開示しながら話す

会話というのはコミュニケーションです。聞いてばかりではなく、自分の話を適度に織り交ぜながら話すことも重要になります。たとえば、質問に対しての自分の経験談や、失敗談などを語ることによって会話の幅が広がる傾向にあります。逆に自慢話は相手の興味を削いでしまう可能性があるのでしない方が無難でしょう。

相手の言葉を返しながら聞く

会話をする上でのテクニックとして、バックトラッキングというものがあります。それは、相手の使った言葉をそのまま返すことによって、相手の満足感が高まるという手法です。一聴するとおうむ返しをしているだけのようにも捉えられるバックトラッキングですが、カジュアルな話題からシリアスな話題にまで使える非常に有効なテクニックです。ただし、聞く姿勢が出来ていないと軽い人だと思われかねません。まずは聞く姿勢を十分に取れるようにしてから使用するようにしましょう。

適切なタイミングで質問をする


質問は相手との会話を広げるだけでなく、話をしっかりと聞いてくれているという満足感や、相手に気付きを与えて、自分の言葉で解決策を導き出させるという意味合いも持っています。そのため、質問をするタイミングというのは非常に重要です。相手の話している最中に質問をしてしまっては、質問の有効性どころか、信頼関係まで失いかねません。そうならないためにも、まず相手の言葉に耳を傾けましょう。

相手の真正面で話をしない

相手と親しくなりたいのであれば、話す位置に気を付けましょう。一般的には真正面から話すことが多いですが、それよりも横並びか角に座るほうが親密度を高めることができます。また、目を見て話すのが苦手だという人も、横並びであれば目線が合う回数を減らすことが出来ます。しかし、横に座っていても体は相手の方向を向けることが重要です。これによって人の話を聞いている、相手を受容しているというサインを出すことにもなります。足を組む癖がある人は、その足によって相手に背を向けてしまう形になってしまうことがあるので、そこに気をつけるようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。聞き上手とはただ単純に相手の話を黙って聞いていれば良いだけではなく、適切に反応を返したり、言葉以外のアクションで相手にアピールを送ることを意味しています。それが得意な人であれば、無意識にそのような行動を取れるかもしれませんが、普通の人ではなかなか難しいものです。聞き上手な人は、信頼を勝ち取りやすく、ビジネスやプライベートで大きな武器になります。人生を有利に進めるためにも聞き上手になれるためのスキルを体得していきましょう。