緊張時の吐き気に悩んでいませんか?考えられる原因と7つの対処法

極度の緊張で吐き気が起きたことがないでしょうか?適度な緊張感は人にとって必要なことですが、吐き気まで感じる方にとって苦痛でしかありません。では、なぜ人は緊張すると吐き気がするのでしょうか。緊張と吐き気の関係性について解説していきます。

緊張で吐き気が起こる可能性

過度のストレス

一時的にでも過度のストレスがかかると、嘔吐中枢を刺激してしまい吐き気を起こすことがあります。ストレスとは怒り、不安、緊張などのことで、脳へ影響が及び大脳皮質を通し嘔吐中枢を刺激してしまうためです。ストレスが改善されれば嘔吐もおさまるなら、様子を見るようにしましょう。ストレスが長期的になると心因性の問題を抱えやすく、自律神経の乱れに繋がりやすいため注意が必要です。

消化器の不調

吐き気が起きたときは、もしかしたら消火器の不調が原因かもしれません。食べ過ぎたとき、飲み過ぎたときと重なるなら、胃腸の問題が考えられます。胃に負担がかかると胃の粘膜に炎症が起こり、吐き気を感じることがあるため注意してみましょう。アルコールを飲み過ぎた後の吐き気は、多くの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。肝臓でアルコールを分解するとき、有害物質のアセトアルデヒドが発生し、分解しきれないと吐き気を起こすためです。消火器の不調はほかにも、食中毒の問題も考えられます。

自律神経の乱れ

頭痛
緊張で吐き気が起こる場合、過度のストレスがかかっていないか考える必要があります。なぜならストレスがもとで自律神経のバランスが狂い、吐き気が起こるためです。とくに体に異常がないのに緊張したときに吐き気が起こるなら、それは精神的な影響が関係しています。原因が見つからない吐き気のことを、神経性嘔吐症や心因性嘔吐症と呼びます。これらは心疾患のひとつで、ストレスにより自律神経が乱れ吐き気が起こります。

自律神経は体の機能をコントロールしており、胃腸の働きも状況に合わせて変えています。交感神経が優位になれば胃が活動を止め、副交感神経が優位になると消化活動をします。ところが過度の緊張で自律神経が乱れると、自律神経の調節が上手くいかなくなり、ガスが溜まって嘔吐中枢を刺激してしまうのです。ゲップや胸のむかつきなども起こります。

会食恐怖症

緊張で吐き気が起こる病気のひとつに、会食恐怖症があります。この病気は精神的なストレスにより、人前で食事ができません。無理に食べようとすると吐いてしまうこともある病気です。原因は幼少期のトラウマからくることが多く、家庭環境に問題があります。子供にとって安らぎであるはずの家庭が、常に緊張していなければならない現状があるためです。次第に過度な緊張から食事ができなくなります。このようなケースでは、少しずつ心の傷を癒し、カウセリングや認知行動療法などで改善していく必要があるでしょう。

緊張で吐き気に襲われやすい人の特徴

真面目

真面目な人ほどストレスを抱えやすく、緊張で吐き気を起こします。何事も一生懸命に向き合うため、ストレスから解放される時間が少なく、自律神経を乱してしまうためです。真面目な人ほど周りから言われたことを真剣に考えてしまい、心に傷を負ってしまうこともあるでしょう。何でもほどほどにできないのがこのタイプです。

完璧主義

何でも完璧を求めすぎる方も、緊張から吐き気が起こりやすくなっています。自分を高めることは良いことですが、そのルールが厳しすぎればストレスも大きくなるでしょう。一度やり出したら止められない、最後までやり通さないと気が済まない方は注意が必要です。完璧主義者も真面目な人と似ていて、中途半端に終わらせることができません。また、完璧主義者は自分に厳しすぎるため、周りとの些細な違いを気にし過ぎる傾向にあります。他人と違うことを恐れてしまい、完璧を目指そうとしてしまうのです。人はそれぞれ個性があって魅力も得意も違うはずなのに、完璧主義者は人のことが目につき過ぎる特徴があります。

自分に自信がない

自分に対し自信が持てない方も、常にストレスを感じやすくなります。子供のころは恐れずいろいろなことにチャレンジできたはずなのに、大人になるにつれて自信のなさが出てきてしまう方がいます。その原因は周りの人と比べられ、劣等感を持ってきたためです。世の中にはたくさんのルールが存在していて、そこから外れている人はダメな人間だとされてしまうことがあります。そうやって何度も劣等感を持つことにより、自分に自信がなくなってしまいます。劣等感を持ったままでは、常に人と比べてしまい、ストレスを感じるため吐き気へと発展しやすいといえます。

周りと性格が合わない

周りの人と性格が合わない状況を繰り返していると、自分を認めてくれる存在が欠けてしまい、強いストレスを感じ吐き気へと発展することがあります。価値観が違う人間とばかり過ごしていると、自分を否定されたような気分になるためです。自分のやっていることや考えていることが正しくても、周りとは違う自分に気が付きストレスを感じてしまいます。

不規則な生活リズム


不規則な生活環境は、心にも影響を与えることがあります。とくに注意が必要なのが、乱れた食生活でしょう。やる気が出ない、朝起きられないと感じる方は、栄養が不足している可能性があります。気分を高めるホルモンをつくるのも食事から摂取した栄養で、食生活の乱れは精神疾患や引きこもりに影響する可能性もあります。

運動をあまりしていない

運動と心の弱さも密接な関係性があります。過去の研究でも運動によりうつ病の改善効果があることがわかっています。普段仕事で歩く時間が短い方、車や電車通期で歩く時間が少ない方は注意が必要です。とくに心の問題に有効だとされているのがウォーキングで、歩く歩数が多くなるほど心の問題が改善されやすいことがわかっています。

ストレスを溜めこむタイプ

他人に対しいつも言いたいことがいえない、周りの考え方に合わせてしまう、このような心の癖を持っているとストレスを溜め込んでしまうでしょう。周りに嫌な気分をさせないよう気を使いすぎるのも、心が疲れる原因になります。何か我慢しているときは緊張状態になるため、自律神経が乱れて吐き気を起こすことがあります。

緊張による吐き気の対処法

バランスの良い食生活を心がける


不規則な食生活をしている方は、まず食事をバランス良くすることからはじめてみましょう。3食きちんと食べることはもちろんですが、食事の内容にも注意します。ファーストフードやスナック菓子で食事を済ませてしまわないで、3大栄養素やビタミンやミネラルも摂取するよう心がけましょう。

しっかりと睡眠時間を確保する

寝ることはストレス発散に役立ちます。きちんと睡眠を取ることで、自律神経の乱れも改善しやすいでしょう。睡眠時間が短いと交感神経が優位になる時間帯が長くなるため、適切な睡眠時間を確保してください。

少し緩めの服を選ぶ


ストレスをなかなか緩和できないときは、せめて吐き気を抑える対策をしましょう。少し緩めの服を選ぶことで、胃や胸を圧迫しなくて済みます。

半身浴をする

1日の終わりにはゆっくりと半身浴をしましょう。温めのお湯に浸かることで、副交感神経が優位になり、リラックスすることができます。シャワーだけで済ませてしまうと、日中の緊張がほぐれずに寝てしまうことになります。

運動などでストレスを解消する

適度な運動はストレス解消になります。普段歩く時間が少ない方は、意識をして運動する時間をとり入れましょう。運動後は心地よい疲労感が得られ、睡眠のリズムも整いやすくなります。

手首にある「内関」のツボを押さえる

吐き気を感じたときは、手首の内側にある「内関」というツボを刺激しましょう。酔い止めにも効果があるとされているツボで、優しく指圧すると吐き気がおさまりやすくなります。

緊張に慣れるために人に会う

人前で緊張したときに吐き気を感じるなら、できるだけ人と会い話すようにしましょう。何事も慣れてしまえば、人と話すのも気にならなくなります。いきなり大人数の前で話さないで、少人数から徐々に慣れていってください。

まとめ

緊張すると吐き気を感じてしまう場合は、心の問題も考えてみてください。自分がストレスを抱えやすいタイプだと思ったら、毎日のちょっとした工夫で乗り越えることができます。自分ではどうしようもないほど強いストレスがあるなら、無理せず専門家に相談してください。