相手のことを好きすぎて辛いのはどうして?
「彼のことが好きで好きでしょうがない…好きになればなるほど辛くなってくる…」
好きな気持ちと比例するように大きくなってくる心の辛さを感じている人は、実は思っている以上に多いもの。だけどなかなか人に相談できずに自分の中に溜め込んでしまっている人も少なくありません。
なぜ好きすぎて辛い気持ちになってしまうのか、ここではその理由に迫って行きましょう。
相手を独占したい気持ちがあるのに思い通りにいかない
相手を好きだからといって、相手の全てを手に入れることは不可能です。好きな気持ちが片思いであるならそれはなおさらでしょう。好きだけど、自分ではコントロールできない部分が相手に多いとそれが心の辛さになって現れます。
好きになった相手があなたよりも仕事や友人との付き合いを優先したり、他の女性からのアプローチが耐えない人気者であったりすると、自分と会っていない時間が増え自分の知らない相手の姿が存在することに。
本当ならもっと自分のことを見て欲しいのにそうはならない事実は、あなたの独占欲が強くなればなるほど心を締め付けるでしょう。
好きすぎるゆえに強くなる嫉妬心
彼のことが好きすぎると、彼の女性関係がいちいち気になるようになるでしょう。
女性の多い職場や女友達の多い彼なら、あなた以外の女性との接点はとても多いはずです。大丈夫だとは頭でわかっていても、他の女性からアプローチを受けているのではないかと不安がったり、自分の知らない面を見せるような女性に対し強い嫉妬心を感じたりすることは好きすぎる気持ちが強いせい。
嫉妬に悩んでいると、自分の心がどんどん荒んでいくような感覚にさらされてしまうかもしれません。
自分ばかりが好きな一方通行感
あなたの好きの気持ちが大きすぎると、ふとしたときに「自分ばかりが好きなのではないだろうか?」という不安に駆られることがあるかもしれません。
長続きするような上手な恋愛は、お互いの好きのバランスがちょうどいいという場合がほとんど。しかし、一方の好きの気持ちばかりが大きすぎると、次第に相手は自分が何もしなくても好意を寄せてもらえるという天狗状態に。その結果、愛情表現がおろそかになったり、あなたのことを大事にしようとしなくなったりと恋愛のバランスが崩れていってしまいます。
大事にされなくなると「愛されていない」という不安が生まれ、好かれようとより好意を寄せたり尽くしたり。次第にそれは悪循環になり、好きになればなるほど辛くなるという悲しい状況を作り出してしまうのです。
相手の気持ちがわからない不安感や自信のなさ
お付き合いしている状態ならまだしも、片思いの状態だと余計に相手の気持ちがわからず不安を覚えてしまうかもしれません。
好きな気持ちは強くても、相手に響いてないと感じたら自分に自信がなくなってしまうことも。どうアプローチすれば響くのか思考の迷子になってしまうこともありえます。
どうしたらいいかわからない…という不安は、好きなのに辛いというネガティブな感情を生み出してしまいやすいと言えるでしょう。
恋愛に集中しすぎて他のことがおろそかになってしまう不安定さ
人を好きになると、その恋愛に集中しすぎてしまい他のことがおろそかになってしまうタイプの人がいます。そのような人は、相手を好きになればなるほど仕事や勉強に手がつかなくなったり、相手のスケジュールを優先して自分の都合をコロコロ変えたり日常生活が不安定になりがちです。
ひどい場合には食事や生活リズムに大きな影響を及ぼし、美容・健康面に悪影響を与えてしまうことも。心身が不安定になると、ポジティブな考え方がしづらくなってしまうのです。
好きすぎて辛い時にしてしまいがちな行動
好きすぎて辛い、という状況は実際にはどんな状態をいうのでしょうか。よくあるパターンを以下からご紹介します。
スマホやSNSに依存し、ネガティブな思考に偏りがち
好きすぎて辛い代表的な症状は、スマホやSNSへの依存です。
少し相手の連絡が遅れただけでも「嫌われたかも…」と返事を待てずにさらに連絡を重ねたり、相手のSNSの投稿に人の影を見れば「自分以外の女性と一緒かもしれない…」と勝手に悪い妄想を膨らませてしまったりしやすくなります。
また、会えない時の相手の動向を把握しようとあらゆるSNSをチェックする、いわゆるネットストーカーのようなことをしてしまいがち。気づけば1日中スマホやパソコンを手放せずにいる、なんていうことも少なくありません。
相手の都合を考えず自己中心的な行動が増える
好きすぎるがゆえに、相手のためを思ってやった自分の行動が重すぎてありがた迷惑になっていることもよくあるパターンです。
何かと理由をつけて連絡もせずに相手の家に押しかけたり、付き合ってもいないのに手作り弁当を用意してきたり、場合によってはときめくようなことではあるのですが、好きすぎると自分の行動への満足感ばかりが強く相手の反応をちゃんと見極められないことがよくあります。実は相手の顔が引きつっていた…なんてことがないでしょうか。
好きな気持ちがストレスとなってしまう可能性も
好きすぎて辛い、という気持ちは次第にストレスとなって心身を蝕んでしまうことも考えられます。
自分はこんなにも相手のことが好きなのに全然伝わらない、相手が愛情を返してくれないという不安のせいで食事が喉を通らなくなったり、不眠を引き起こしたりします。それは体調不良や肌荒れの一因となります。
恋をしている女性はきれいになる、という話をよく聞くと思います。これは幸せホルモンが女性を生き生きとさせて、肌や髪にハリツヤを出したり、愛されている自信による表情の変化で実際に美しくなるのです。
素敵な恋をしているはずなのに、自分は全然きれいにならない…そう思ったら好きの気持ちのバランスが悪くなっているのかもしれません。
好きすぎて辛いときに心が楽になる対処法
ここでは、好きすぎて辛い…そんな気持ちから抜け出すための対処法をご紹介していきます。特に片思いの状態だと好きの気持ちが一方通行である場合が多いため、余計に辛い思いをしているかもしれません。
幸せな恋愛を引き寄せるためには、自分自身のハッピーマインドが大切ですよ。
自分磨きの時間をつくる
好きすぎて辛い要因の1つに、相手のことを1日中考えすぎるということが考えられます。
なので、まずは1日の中で相手のことを考える時間を少しでも減らしましょう。少しくらい相手のことを忘れていたって相手は知る由もありません。好きすぎる気持ちを、自分磨きに当ててみましょう。
相手のためを思う自分磨きなら、自分にとって動き出しやすい動機になるはずです。例えば、料理教室。料理の腕を磨けば、自分磨きになる上に相手に振る舞うことができます。エステや美容院だって、相手にきれいだと思ってもらうためなら時間を見つけて通うことができるはずです。
スマホやパソコンから離れる時間をつくる
相手を好きすぎて、気がつくとLINEの既読をチェックしたりSNSの投稿を細かにチェックしていたり…なんていうことが続いているなら、そのスマホやパソコンから物理的に離れるようにしましょう。あるいは電波の届かない場所へ行くのもOKです。
はじめはスマホを使えないことに不安を感じるかもしれませんが、慣れてくると自由を感じるようになるでしょう。がんじがらめになっていた心が、急に解き放たれたような瞬間がやってくるはずです。それを感じることができたら、好きすぎて辛いという気持ちもだいぶ楽になるはずです。
もう1人、好きな人をつくってみる
これは二股をしろ、ということではありません。好きな気持ちが大きすぎるなら、その気持ちを分割してしまえばいいのです。
好きになる相手は、タレントや俳優、アイドル、アニメのキャラクターなど好きになれるものならなんでもOK。出演映画を見て感動したり、ライブで弾けたり、グッズを集めて萌えたり、そうしているうちに本命への好きすぎる気持ちが丁度いい塩梅になっているかもしれません。
好きすぎて辛い思いを実らせるための3つのアドバイス
好きすぎて辛い片思いは、両思いになることでかなり気持ち的に楽になれる可能性があります。
1日でも早く相手に好きの気持ちを気づいてもらい恋を実らせるためには、こんなことを意識してみるといいかもしれません。
片思い初期段階…ヘアメイクやファッションなどに力を入れる
出会ってからまだ日が浅い場合は、外見からのアプローチが効果的でしょう。
人は外見よりも中身が大切、という言葉はよく聞くと思いますが、実際に恋愛のきっかけとなる主な要素は外見である場合が実は多数なのです。相手の好みに合わせたファッションやヘアメイクを取り入れたり、ダイエットやエクササイズで体型を整えることは非常に有用です。
片思い中期…共通する価値観を増やす
ある程度交流がある場合は、価値観の一致がとても重要です。
会話が盛り上がるかどうか、共通の趣味があるかどうかというポイントは意識しやすいでしょう。特に趣味について価値観を寄せることは相手にとって非常に嬉しく親近感を与えます。
自分の世界観を広げ魅力をアップさせることにもつながるので、相手の趣味をリサーチしてこっそりお勉強しておくのもおすすめです。
片思い後期…自分からアプローチする勇気が成功の秘訣かも
長い間好きすぎて辛い…という場合は、相手があなたの好意に気付いていない可能性が考えられます。
男性はかなり直接的にアプローチをしないと気付いてくれないということが少なくありません。あるいは、気付いているけど恋愛対象となっていない場合も考えられます。
好きすぎる片思いは長期化するとあなたにとってあまりいい影響を及ぼしません。なるべく早く今後の恋愛について見極めるためにも、自分からアプローチを仕掛けてみましょう。そこからとんとん拍子に恋愛がスタートするかもしれません。
まとめ
好きすぎて辛い、そう思うのはきっとあなたが愛情深い人間だから。
大きな愛情を持て余してしまって自分が傷ついてしまうのはとてももったいないことです。愛情量をうまくコントロールするテクニックを身につけたり、あるいは同じくらい愛情を返してくれるような相手を見つけてみたり、あなたが幸せになれるような恋愛をぜひ見つけてみてくださいね。