重曹で歯磨きを使うメリット・デメリットとは?

お料理に、お掃除に、さまざまな場面で活躍してくれる重曹は、まさに「万能の粉」ですよね。その用途は数えきれないほどです。そして意外と知られていない重曹の用途として、「歯磨き」が挙げられます。みなさんはご存じだったでしょうか?重曹を歯磨き粉として使用するのです。

今回は重曹を歯磨き粉として使用した場合のメリットやデメリット、注意点などをまとめました。興味がある人、以前から知っていたが試してみたことはない人はもちろん、実際に使ってみた経験があると言う人も、ぜひ参考にしてください。

重曹を歯磨き粉で使うメリット

まずは重曹を歯磨き粉として使用した場合に得られるメリットについての解説です。じつは重曹歯磨き粉にはかなりたくさんのメリットがあるのです。そのメリットが自分にとって大きなものなのか否か、よく考えて判断してみましょう。

メリット①研磨作用で汚れを浮かしてくれる

重曹には研磨作用があります。掃除によく使用されるのもこの研磨作用によるところが大きいのです。

そしてその研磨作用は、歯磨きにも生かすことが可能です。そもそも重曹は、市販の歯磨き粉に研磨剤として配合されていることがあります。つまり重曹とはある意味で研磨剤そのものなのです。

当然ですが、重曹の研磨作用は汚れを研磨し歯を綺麗にしてくれます。歯磨き粉としての効果は、非常に実用的であると言えるでしょう。

メリット②自然のもので安全で環境に優しい

重曹とは、化学的に表現すると「炭酸水素ナトリウム」です。これだけ聞くと、なんだか危険な合成化学物質のような印象を持つ人も多いかもしれませんね。

しかし食用として販売されている重曹は、基本的に原料が塩と石灰です。自然由来のものですよね。栄養バランスが乱れるほどに過剰な接種をしない限りは、とても安心な物質であると言えるでしょう。

天然由来の成分である重曹は、環境にも優しいです。排水による環境への悪影響が非常に少ないのです。体にも環境にも優しいならば、言うことはありませんよね。

ただ一つ気を付けたいのは、重曹の中には食用に適さないものもあるということです。当然、食用外の重曹は体に良いものではありません。歯磨き粉として使用する際には、必ず食用のものを使いましょう。

着色汚れが気になる人にはおすすめ

重曹は弱アルカリ性の性質なので、油などの着色汚れを落としやすくしてくれます。これも掃除の際に使用される大きな理由の一つと言えるでしょう。加えて歯磨き粉としては研磨効果も高いので、着色汚れに悩んでいる人にはうってつけです。

重曹を歯磨き粉で使うデメリット

重曹は歯磨き粉としての効果が申し分なく、しかも安くてコストパフォーマンスも最高です。一見すると最高の歯磨き粉なのでは、と感じる人も多いでしょう。

重曹が歯磨き粉として非常に有用であることは事実なのですが、じつはメリットばかりというわけでもないのです。デメリットもいくつか存在しています。正しく使用しないとそのデメリットを被ることになりますので、どのようなデメリットがあるのかをしっかりと把握しておくことがとても重要になります。

デメリット①研磨作用が強く歯を傷つける可能性がある

重曹とはある意味で歯磨き粉の研磨剤そのものです。掃除に使用できるレベルの研磨作用なので、当然市販の歯磨き粉よりも遥かに研磨作用は強いと言えるでしょう。そんな高い研磨作用をもつ重曹で歯磨きをし過ぎた場合、かえって歯を傷つけてしまう可能性があります。汚れだけでなく、エナメル質を削ってしまう可能性が高くなるのです。

人間の歯の白さはエナメル質の色であり、その内側にある象牙質は黄色がかった色をしています。「歯を白くしたい」という一心で重曹で歯磨きを過剰に行ってしまうと、エナメル質が薄くなり象牙質の黄色が透けてしまうようになる可能性もあります。

当然、エナメル質が弱くなれば虫歯にもなりやすくなりますし、知覚過敏のリスクも高まるでしょう。

デメリット②ホワイトニング効果は得られない

これは「ホワイトニング」という言葉の定義が曖昧なので一概には言えません。しかし、漂白剤やマニキュアのような高価をホワイトニング効果とするならば、重曹にそのような効果はないのです。あくまでも研磨作用と弱アルカリ性質による汚れの除去作用のみを得られると認識しておきましょう。逆に言えば、着色汚れを落とす効果をホワイトニング効果とするならば、重曹には十分にその効果があると言えるのです。

知覚過敏や着色汚れが酷い人にはおすすめできない

繰り返しになりますが、重曹は研磨剤です。エナメル質が弱くなり知覚過敏になってしまっている場合は、研磨効果によりそれを悪化させてしまう可能性があるのでおすすめできません。

着色汚れがあまりにもひどい場合も、おすすめできません。重曹では大きな効果は得られないでしょう。程度によってはもはや市販の歯磨き粉でも改善できるかも怪しくなってきます。あまりに着色がひどい場合は歯医者さんに相談しホワイトニングの施術を受けるのがおすすめです。

重曹を使った歯磨きの方法

では実際に重曹を歯磨き粉として使用するにはどのような方法で使用すれば良いのでしょうか?粉をそのまま歯ブラシに乗せようとした人は、ちょっと待ってください。以下に重曹を歯磨き粉として使用する場合の、具体的な正しい方法を解説します。ぜひ参考にしてください。

重曹ペーストを作る

重曹を歯磨き粉として使用するには、まずは通常の歯磨き粉のように重曹をペースト状にする必要があります。この状態でないと程よい効果を得ることができないのです。ペーストにしてから、市販の歯磨き粉のように歯ブラシに乗せて使用しましょう。

重曹大さじ1〜2に水を数滴入れてよく練って使う

重曹を大さじで1~2ほど、器に出しましょう。そしてそこに少しずつ水滴を垂らして練ってゆきます。あまり一気に水を入れてしまうと水分が多すぎて歯磨き粉として適さない状態になってしまうので、少しずつ様子を見ながら水滴を垂らし、練る、と言う作業を繰り返してください。

必ず食用・薬用の重曹を使用すること

前途の通り、重曹は食用ではないものも販売されています。基本的に食用外の重曹は安全に使用できるとは言い難い物質です。必ず食用(もしくは薬用)と表記されている重曹を利用しましょう。

簡単重曹効果!重曹入りおすすめ歯磨き粉を使うのも◎

自分で重曹歯磨き粉を作るのが面倒であれば、そもそも重曹を配合している歯磨き粉を購入してしまうというのも一つの手です。もちろん自分で作るよりは高くなりますが、手間を考えれば決して高い買い物ではないでしょう。数ある歯磨き粉の中からわざわざ選んで使用する価値があるほど、重曹の歯磨き粉は有用なのです。

重曹歯磨き粉と言えばこれ!歯磨撫子 重曹つるつるハミガキ

歯磨撫子 重曹つるつるハミガキ

商品の特徴

あまり見たことがない、と言う人も多いかもしれませんが、曹配合の歯磨き粉の定番商品と言える歯磨き粉です。じつは全国にかなりの愛用者がいます。安全と高い効果の両立がウリの商品なので、正しく使用すればお年寄りから子供まで安心して使うことができるでしょう。家族全員で愛用できる歯磨き粉なのです。黄ばみなどが気になっている人はぜひ試してみてください。

この商品の口コミまとめ

・研磨作用が強いと聞いたので週に一回ほど使用しているが、歯が明らかにきれいになった。

・歯医者さんに教えてもらった商品だが、さすがプロが進めるだけあり、コストパフォーマンスが最高の商品だと思う。

・あまり見かけない歯磨き粉だと思ったが、使ってみて歯磨き粉は知名度で選ぶべきものではないことを実感した。

重曹歯磨き粉を使うときの注意点

重曹歯磨き粉を使用する場合、通常の歯磨き粉を使用するときとは異なる注意点が発生します。その注意点をよく把握し、正しく使用するようにしましょう。

強くこすり過ぎないよう優しく磨く

研磨作用の強い歯磨き粉は、基本的に通常の歯磨き粉よりも優しくブラッシングする必要があります。とくに重曹の場合は研磨剤そのものと言えるほどの高い研磨作用なので、より優しくソフトにブラッシングすることを心がける必要があるのです。間違っても強くゴシゴシと磨くようなことはしないようにしてください。

塩分の過剰摂取に注意

重曹は「炭酸水素ナトリウム」です。ナトリウムとは平たく言うと「」です。原料も塩と石灰です。つまり重曹を歯磨き粉として大量に頻繁に使用していると、塩分の過剰摂取になる可能性もあります。歯磨き粉として口腔内に入れるのですから、どうしても微量の塩分が喉を通って内臓に到達してしまうのです。一回一回は微量であっても、それを繰り返すとかなりの量になりますよね。適量を適度な頻度で使用することを心がけましょう。

よく口をゆすいで重曹を洗い流す

口の中に重曹が残っていると、その塩分を餌に常在菌が過剰に繁殖する可能性があります。在菌と言うのは人間と共生している私たちにとって必要不可欠な細菌です。「乳酸菌」といえば分かりやすい代表例ですよね。口腔内の常在菌も例外ではありません。歯磨きを終えたら必ずよく口をすすいで、口腔内に重曹が残らないよう綺麗に洗い流しましょう。

まとめ

重曹を歯磨き粉として使用するならば、そのメリットとデメリットを正しく把握しておく必要があります。そして正しい使用方法も把握しておき、実践する必要があるのです。研磨剤そのものとも言える重曹なので、注意して使用しましょう。