中二病とは?
中二病とはそもそもどのようなものなのでしょうか。中学二年生くらいの年頃には自己主張がやたらと強くなったり、恥ずかしいことを平気で口にしたりすることがあります。やたらと自意識が過剰になってしまうこともありますし、背伸びしがちな言動をしてしまうこともあるでしょう。こうした状態を総じて中二病と呼ぶことがあります。思春期特有の思想や行動、価値観が過剰に発達した病態と解釈することもできます。特に男性だと中二病になってしまうことが多いと言われていますが、中二病は何も中学二年生の時に発症するわけではなく大人になっても中二病をこじらせている人はたくさんいます。
中二病の人の行動や発言から見られる15個の特徴とは?
ここでは中二病の特徴についてお伝えしたいと思います。中二病をこじらせている人はその発言や行動から何となくそれが浮き彫りになります。見る人がみればすぐに分かりますが、ここでは発言や行動から見られる特徴をメインに見ていきましょう。
まだ本気を出していないアピールが酷い
「自分はまだ本気を出していない」というアピールが酷い傾向にあります。本当の自分はもっとやれる、ただ今はまだその時が来ていない、機が熟していないなどとにかくアピールがすごいです。周りからすると「ならさっさと本気になってくれ」といった感じですが、本気を出してくれることはまずありません。いわゆる口だけの状態ですね。これは中二病によく見られる症状の一つと言えるでしょう。
メジャーな物を批判する
メジャーなものを批判する傾向にあります。多くの人が知っているもの、有名なもの、メジャーなものに対して否定的で、そのようなものになびく人を上から目線でバカにしたりすることもあります。マイナーなものに詳しい自分がすごいと思っていますし、その良さを広げようと活動することもあります。
世の中について批判する
世の中について批判することも多いです。ろくに世の中の仕組みについて理解していないくせに批判してしまうことが多いですし、自分はすべてを見通しているような発言をしてしまうこともあります。
自分は特別だと思い込んでいる
これは中二病に見られる非常に代表的な症状です。自分は特別な人間だと思い込んでいますし、選ばれし人間だとも思っています。普通は嫌だと思っていますし、特別な存在でありたいという願望もあります。普通ということを嫌っていますし、大勢の人と同じように思われることを快く思っていません。自分だけは特別な存在であり、ほかの人とは決して一緒にしてほしくないと思っているのも特徴ですね。
ノートに遺書をかく
ノートに遺書を書いてしまうことがあります。もちろん本気ではありませんが、なぜか遺書を書きたい衝動に駆られてしまうことがあります。
包帯や絆創膏などはファッションアイテム
包帯や絆創膏などをファッションアイテムとして使っていることが多いです。もちろんケガなどはしていません。していないにも関わらず日ごろから包帯や絆創膏などを持ち歩くことが多いですし、ファッションに組み合わせようとすることも多いです。
集合時間には遅れて来る
集合時間に遅れてやってくることが多いです。自分は特別な存在だからと思っていますし、遅刻しても許されると思っています。また、カリスマは後からやってくるものだと思っていますから、わざと遅れてくるようなことも少なくありません。周りからするとただただ迷惑です。
ネットで得た知識が全て
基本的に知識はネットで得ています。ネットの世界が自分にとっての本当の世界であり、ネットで仕入れた知識こそ本物であると思っています。そのため、中には間違った知識をそのまま覚えてしまっている方もいますし、それが原因で恥をかくこともあります。恥をかいて初めてネットで得た知識が間違っていたと気づくこともあります。もちろん間違いは認めません。
友達がいないのではなくあえて作らないと言っている
多くの中二病には友だちがいない、もしくはほとんどいません。しかし、周りには友だちがいないのではなく敢えて作らないのだと言い張ることがほとんどです。実際にはそんなはずはありませんし、たまたま友だちができてしまうと運命の出会いなどと言ってしまうこともあります。友だちがいない原因は中二病とコミュ力不足です。
ポエムをノートやブログに書いている
自作のポエムをノートにしたためていることもあります。最近だとブログにひたすらポエムを書くような方もいます。ひと昔前だとノートにしたためることが多かったのですが、ネット全盛の現代ではブログなどSNSを利用することが多いのではないでしょうか。Twitterなどでも意味深なことばかり呟いたり、詩の一節と思わしき文章を載せることが多いです。
邦楽は低俗な音楽だと思い込んでいる
正直これは人によって異なると思います。邦楽を低俗な音楽だと思い込んでいる中二病もいれば、ロック以外のすべての音楽はくだらないと思っている人もいます。ヴィジュアル系以外はクソだと本気で思っているような人も少なくありませんし、それをバカにされると異様に激怒してしまいます。
本人しかわからない謎の設定がある
これも中二病あるあるですが、本人にしか分からない謎の設定があることが多いです。どのような設定なのかは人によってまちまちですが、基本的に普通の人が聞くと笑ってしまいそうな設定ばかりです。
精神的に病んでいる発言が多い
精神的に病んでいる、メンヘラであることを自ら公言することが多いです。SNSなどでもそうしたことを発信してしまいがちですし、誰かに大丈夫?と言ってもらいたいと思っています。
体が弱いのがカッコいいと思っている
身体が弱いことをかっこいいと思っています。身体が弱いヒーローや歴史上の人物などもいますから、そうした影響もあるのでしょう。
二重人格設定がある
二重人格設定があるケースも少なくありません。しかも恥ずかしげもなくもう一人の人格を人前で見せたりもします。
中二病の典型的な3つのタイプ
中二病と言ってもいくつかのタイプがあると言われています。ここでは典型的な3つのタイプについてお話しましょう。
邪気眼系タイプ
不思議なパワーへの憧れを持つタイプです。摩訶不思議な力が自分には宿っている、それが表に出てきたら大変なことになってしまうといった妄想をしています。自分がそのようなキャラクターであるという設定をしていることも多いですね。少年漫画に登場するダークヒーローのような感じです。
DQNタイプ
DQNとはネットスラングの一つで迷惑な不良のことを言います。このタイプは反社会的な行動や不良をかっこいいと思っていますし、そうした言動を頻繁にします。SNSなどでもそうしたことを口にすることがありますが、基本的に根本は真面目な人が多いため本気でグレることはありません。実は気が弱くてネット弁慶、ということもよくあります。
サブカルタイプ
マイナー路線を好むタイプで、一般大衆とは違った好みを示すことで特別な存在であろうとします。大勢の中で逆を行っている自分はかっこいい、と思ってしまうタイプですね。
もしかしたら中二病かも?付き合う前に確認すべきポイント
中二病についてはだいたい理解できたと思いますが、正直中二病をこじらせている人はたくさんいます。オトナになっても中二病真っ只中という方はいますし、このような男性と付き合ってしまうと正直いろいろ大変です。もしかしたら今付き合おうとしている人が中二病かもしれませんし、知らずに付き合ってしまうと後からさまざまな問題も出てくるでしょう。そこで、ここでは中二病かどうか付き合う前に確認すべきポイントをいくつかお話したいと思います。
LINEが長文
LINEが長文だからといってそれだけで中二病と断定してしまうのはちょっと乱暴すぎますが、中二病の方だと実際LINEが長いことが多いです。大した話題でもないことを一気に長文で送ってくることがありますし、自分の言いたいことを一方的に送ってくるようなこともあります。好きな人のために自作のポエムや歌詞などを作ってLINEで送ってくるようなこともありますね。長文なのもそうですが、それよりもLINEの文面に注目しましょう。中二病の人は文面で何となく分かります。
自慢話が多い
自慢話が多いなー、と感じるのならその人は中二病かもしれません。好きな人に自慢話をしたい、武勇伝を語りたいという気持ちは理解できなくもありませんが、やたらと自慢話ばかりしてくるようなタイプだと中二病の可能性があります。基本的に中二病だと相手の気持ちを汲むことができませんし、自分の話ばかりしてしまう傾向にあります。延々と自慢話などをしてしまうのはその最たる例ですから覚えておきましょう。
束縛が凄い
束縛が強いからといって中二病とは限りません。別に中二病でなくても束縛が強い人はたくさんいますし、好きな人をある程度束縛したいと思うのは男女ともにそうではないでしょうか。ただ、中二病をこじらせているような方だと束縛の度合いが酷いですし、ほかの男性と会話しているだけで浮気したと騒ぎ立てるようなこともあります。さすがにこのような男性とお付き合いしてしまうと後々面倒ですし、別れるにしても大変です。
嫉妬深い
中二病だと嫉妬深い傾向にありますから、これも付き合う前に見極めておきたいですね。嫉妬深い人はすぐ表に感情を出してしまいますからすぐ分かります。ほかの男性と会話しているときの様子をチェックしたり、ほかの男性と遊んだことを伝えたときの反応を見ればだいたいわかるのではないでしょうか。嫉妬深い人だとあからさまに態度が変わりますし、口調なども変わるでしょう。拗ねたような感じになりますし、あからさまに嫉妬していることが分かります。
自虐しがち
自虐が多いのも中二病である可能性が高いです。自分はブサイクだから、貧乏だからなどやたらと自虐をネタとして放り込んでくるのは中二病かもしれません。もちろん、それだけでそう判断してしまうのは少々可哀相ですが、念のために見極めポイントの一つにしておきましょう。いずれにしてもあまりにも自虐が酷い人だと付き合ってもしんどいですから、付き合うかどうかじっくり考えたいですね。
他人の成功を喜ばない
中二病だと他人の成功を素直に喜ぶことはありません。特に、自分と同じような境遇の人が成功することをあまり快く思わないことが多いです。自分よりも先に会社で出世した、趣味の世界で結果を残したといった人に対して祝福するどころか貶めるようなことを言ってしまうこともあります。これも事前にわかることですから、このような男性とは付き合わないほうが良いでしょう。
ナルシストな部分がある
ナルシストなところが見え隠れしていると中二病かもしれませんから注意しましょう。自己愛が凄く、時々よく分からないようなことを口にしているのなら危険ですね。中二病でないにしてもナルシストが過ぎると面倒ですし、付き合い方も考えなくてはなりません。
ブランド品で固めている
中二病だとブランド品で身を固めていることもあります。基本的に自分に自信がない人も多いですし、それを隠すためにブランド品で固めてしまうことがあります。また、見栄を張りたい、人とは違った存在でいたいと考えているのが中二病ですから、そういう心理でブランド品のアクセサリーをジャラジャラと身につけていることもありますね。いつもブランド品ばかり身につけている、たくさん身につけているという場合だと要注意かもしれません。
まとめ
中二病というのは割と最近の造語ではありますが、すっかり浸透しています。あいつ中二病だから、といった具合に普通に使われることも多くなりましたし、中二病という言葉を知っている方も増えてきました。中二病の男性が必ずしも付き合わないほうがいい男、というわけではありませんが、やはり何かと面倒なのは事実だと思います。付き合っていく上でさまざまな障害もあるでしょうし、酷い束縛に晒されてしまうかもしれません。そのようなことを考えるとやはり中二病の方とお付き合いするのは避けたほうがイイですね。ここでお話した見極める方法もぜひ駆使してください。