モラハラ夫=モラルハラスメントをする夫
モラハラ夫とは読んで字のごとしモラルハラスメントをする夫のことです。モラルハラスメント、通称モラハラについてはいまさらご説明する必要はないかもしれませんが、要するにこれは精神的な暴力や嫌がらせのことを言います。直接的に暴力を奮うようなことはありませんが、言葉で相手を追い詰めていくため余計にタチが悪いです。
モラハラ夫に共通している20個の特徴
モラハラを平気でしてしまう男性も実際いますが、ここではモラハラ夫に共通する特徴をいくつかご紹介しましょう。
平気でウソを付く
モラハラ夫の多くは平気で嘘をつきます。すぐにバレてしまうような嘘を平気でついてしまいますし、それがバレても特に問題ないと思っています。一般的な夫婦だとどちらかが嘘をつくということは少ないと思いますし、ウソをつくとしたらバレたくないと思っているはずです。しかし、モラハラ夫の場合は別にバレても開き直ればいいと思っていますからあまり気にしていません。平気で嘘を連発してしまいます。
束縛する
束縛するのもモラハラ夫の特徴ではないでしょうか。パートナーである奥さんを過度な束縛で自由を無くしてしまうことが多いですし、基本的にいつも自分の監視下に置いておきたいと考えています。自分に内緒で友だちと遊びに行ったりするとすぐに浮気を疑うようなこともありますし、遊びに出かけると事前に伝えられていたとしても頻繁に連絡を要求するなど常に束縛しようとします。これはモラハラ夫によくみられる特徴と言えるでしょう。
暴力をふるう
モラハラ夫は基本的に言葉による暴力を奮うことがほとんどですが、たまに手をあげることもあります。直接的な暴力とモラハラを同時に行っているケースもありますし、モラハラ夫が絶対に手をあげないかと言えば決してそんなことはありません。DVとモラハラの両方に苦しめられているような女性も世の中にはたくさんいます。このようなケースだと精神的にはもちろん肉体的にも限界がきてしまいます。
悪口を言う
平気で悪口を言うのもモラハラ夫の大きな特徴です。奥さんに対しても悪口を言いますし、ほかの人の悪口を言うことも少なくありません。奥さんには直接悪口を言ってしまいますが、それ以外の人には直接悪口を言うことができないため陰口になってしまうケースがほとんどです。
言葉で脅す
言葉による脅しもあります。約束を破ったらただでは済まない、すぐに家から放り出すなどさまざまな言葉による脅しをかけます。このようなことが続いてしまうと奥さんの精神状態にも良くないですよね。
思いやりに欠けている
モラハラ夫は人を思いやることができません。もちろん、奥さん以外の人には思いやりを見せる部分もありますが、多くの場合は見せかけの思いやりと考えて差し支えないでしょう。奥さんに対しては特に思いやりがない行動をとってしまいますし、こうした行動も奥さんの精神的疲弊を招いてしまいます。これもモラハラ夫によく見られる代表的な特徴の一つです。
他の人の立場に立って物を考えられない
モラハラ夫は基本的に自分本位な考えしかできません。自分がいつも中心でないと気が済みませんし、どんなことでも自分本位です。ほかの人の立場に立って考えるということができませんから、それゆえにいろいろな人を傷つけてしまいます。
無視をする
自分に対して気に入らないことをしたとき、腹の立つことをしたときなどは無視することが多いです。奥さんがきちんと謝っているのに無視したり、わざとそこにいないような態度をとってしまうこともあります。このような陰湿な嫌がらせもモラルハラスメントです。家庭の中で無視することもありますし、友だちや会社の同僚の前などでわざと奥さんを無視するような子供っぽい行動をとってしまうこともあります。
どうにか相手を悪者にしようとする
何とかして相手を悪者にしようとするのもモラハラ夫によく見られる行動ではないでしょうか。自分が悪者になることは耐えられませんし、何とか奥さんを悪者にしようとすることがよくあります。時には悪者にするためにこじつけの理由を用意することもありますし、周りからみると因縁としか思えないことを言うこともあります。
奥さんの粗を探すのが得意
モラハラ夫は奥さんの粗を探すのが得意です。毎日のように何か言ってやろうと思っていますし、何かしら粗を探そうとしています。粗がなくても無理やりこじつけることもあります。このような状態だと奥さんはいつもびくびくしながら暮らすことになってしまいますし、とても楽しい夫婦生活とはなりませんよね。
マイルールを強要してくる
自分だけのマイルールを持っているという方は少なくありませんし、そのマイルールに沿って行動しているという方もいます。モラハラ夫はこうした自分の中のマイルールを押し付けてくることが多々あります。マイルールを強要し、それを拒否したら怒り出すことも多々あります。
内弁慶なところがある
基本的にモラハラ夫の多くは内弁慶です。外面は良いのですが自宅ではワガママに振る舞っていることがほとんどですし、周りの人もまさか奥さんがモラハラに遭っているとは思わないでしょう。また、他人にはあまり偉そうにできないのに自分の奥さんには偉そうにしてしまうのもモラハラ夫ならではの姑息なところですね。
常に自分が正しいと思っている
常に自分が正しいと思っているのもモラハラ夫の特徴です。自分の考えが何より正しいと考えていますし、奥さんの意見などは最初から無視するか真っ向から否定してしまいます。奥さんが口にすることはすべて否定から入ってしまいますし、そうではなくこちらの考えのほうが正しいのだと執拗に言い聞かせます。これだと奥さんも次第に洗脳されてしまいますよね。
実は打たれ弱い
傲慢で強気に思えてしまうモラハラ夫ですが、実は打たれ弱い部分もあります。モラハラなどが原因で離婚してしまうと途端に弱ってしまいますし、今まで見せたことのないような情けない表情で謝罪してくるようなこともあります。
投影性同一視の傾向がある
これはあくまで傾向ということですが、投影性同一視の傾向があると言われています。
結婚直後・妊娠時・出産後などのタイミングで豹変する
モラハラ夫が最初からモラハラ夫だというケースは少ないです。付き合っているときはとても優しくてモラハラなどまったくなかったのに、結婚した途端に豹変したというケースが多いです。また、結婚直後だけでなく妊娠したときや出産後といったタイミングで豹変してしまうことがあります。
時々優しい一面を見せる
いつも奥さんに対して理不尽に当たるわけではなく、時々優しい一面を見せます。まさにアメとムチのような感じです。それゆえに奥さんもなかなか離婚することができません。「優しいところもあるから・・・」と我慢してしまう方が多いのですね。実際にはつらく当たられている頻度のほうがよっぽど多いケースがほとんどですが、時折見せてくれる優しさのために離婚を思いとどまるということが多いです。
不機嫌な態度を取り続ける
モラハラ夫は基本的に子供のような性格ですし、気に入らないことがあったら不機嫌な態度をとり続けることがあります。ちょっとやそっとのことで機嫌は直りませんし、結局は自分のタイミングで機嫌が直ります。
気に入らないと物に当たる
気に入らないことがあればすぐに物に当たってしまいます。物を投げたり、壊したりすることも多々あります。家の中で暴れて物を壊す、投げ飛ばすといったことをしがちです。
「離婚してやるから出てけ!」が口癖
離婚してやるから出ていけ、と口癖のように言うことが多いです。しかし、実際に奥さんに出ていかれると急に弱気になってしまいますし、帰ってきてほしいと哀願することもあります。
モラハラ夫への上手な対応方法
ここまで読んだだけでもモラハラ夫とは絶対に一緒に暮らしたくない、絶対に結婚したくないと思った方がほとんどではないでしょうか。しかし、モラハラ夫は最初からモラハラ夫だったわけではないケースが多いですし、多くの場合は結婚してから変わってしまいます。そこで、ここではモラハラ夫への上手な対処方法をいくつかご紹介しておきますからどうか参考にしてください。
基本的に夫を立てて手の平で転がす
モラハラ夫を手のひらで転がしたほうが面倒臭くありませんから、基本的に夫を立てて手のひらで転がすようにしましょう。まともに反発したり異論を唱えたりするとムキになってしまいますし、収拾がつかなくなってしまいます。それよりも夫を立てるようにして上手に転がしたほうがうまく行きやすいです。
暴言を吐かれても過剰に反応しない
暴言を吐かれて黙っていられない、という女性もいると思いますが、基本的にそのような方はモラハラ夫とはうまくやっていけないでしょう。モラハラ夫とうまくやっていくためには暴言を吐かれても過剰に反応しないことが一つのコツなのです。そこで過剰に反応してしまうと余計にエキサイトしてしまいますし、余計に面倒なことになります。暴言を吐かれたとしてもさらっと受け流すくらいできればモラハラ夫ともうまくやっていけるでしょう。
専門機関に相談する
どうしても我慢できないのならもう離婚という手しかありませんが、モラハラ夫でも何とかうまくやっていきたい、と思っているのなら専門機関に相談するという手もあります。モラハラやDVなどに悩んでいる方の相談に乗ってくれる機関もありますから、そうした場所で相談に乗ってもらいましょう。やり直すつもりはない、すぐにでも離婚でイイという場合は最初から弁護士に相談したほうがイイですね。
モラハラをしていることを夫に理解させる
夫がしていることはモラハラである、ということを理解させることで問題が改善されるかもしれません。また、モラハラによって自分がどれだけ傷ついているか、どんなに精神的に疲弊しているかということを素直に伝えることで改善の兆候が見えるかもしれませんね。ただ、この方法でもそんなにすぐに状況が改善されるとは思えませんし、即効性は期待できないでしょう。モラハラ夫はそれまでずっとそのスタイルだったわけですし、今さら変わることは難しいと思います。
モラハラをしている証拠を集める
いつでも離婚できるようにモラハラの証拠を集めておきましょう。自分が罵られたりしているときの様子を録音しておくのもいいかもしれません。可能なら動画にして残しておくのもイイですね。モラハラの証拠があれば離婚もしやすくなりますし、慰謝料が請求できるケースも多いです。
別居する
別居するのもアリです。離婚はちょっと、という場合はまずは別居から始めてみてはいかがでしょうか。そのあいだに夫が反省してくれるかもしれません。もしまったく反省する様子も見られない、というときには離婚しかありませんね。お互いがいろいろ考えるのにイイですから別居はおススメです。
タイミングを見計らって離婚する
どうしても夫のモラハラが我慢できない、耐えられないという場合には離婚しましょう。タイミングを見計らって離婚すればもうモラハラに苦しめられることはありません。例え夫が離婚しないと突っぱねたとしてもモラハラの証拠があれば離婚は可能です。相手がすんなり離婚に応じてくれないときはこうした問題に強い弁護士に相談するのも一つの手ですね。男女問題や慰謝料、離婚問題などに強い弁護士を見つけ法律事務所を訪ねてみましょう。
まとめ
長いあいだモラハラされていると相手の言っていることが正しいような気がしてしまいますし、半分洗脳のような状態になってしまうこともあります。自分で考えることを拒否し始めるようなこともありますから、モラハラはいろいろな意味で危険です。モラハラ夫と一緒に暮らしていても基本幸せは訪れないでしょうから、もし改善する気配がまったくないのなら離婚も視野に入れるべきでしょう。先ほども言ったようにモラハラの証拠をきちんと集めていれば離婚もそれほど難しくはありません。できることなら関係を改善したいと考えるかもしれませんが、モラルハラスメントがそう簡単に収まるとは考えにくいです。