記事の目次
生理前~生理中にイライラしてしまう理由とは?
女性が生理中にイライラしてしまうのには、どのような理由があるのでしょうか。
生理前はイライラを引き起こす「黄体ホルモン」の影響
生理前になるとエストロゲン(卵胞ホルモン)と、プロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスが崩れてしまいます。
このバランスの崩れによって、女性の体や心にいろいろと歪みが起こり、イライラしやすくなってしまうのです。
生理中は体調が悪くて不快な気分になるため
女性が不快な気分になるのは、生理前だけではありません。個人差はありますが、生理中は生理痛があり体調が悪くなります。
出血するため鉄分不足になりがちで、鉄分が欠乏すると脳内で幸せなホルモンであるセロトニンを作ることが難しくなります。それだけでなく下着に気を使ったりするので不快な気分になるのです。
精神的に不安定になるため
生理前〜整理中は、精神的に不安定になる女性が多いです。普段は大丈夫な小さなことに感情が揺さぶられ、イライラしたり悲しくなったり、怒ったりしてしまいます。
精神的に不安定になってしまう理由も、ホルモンバランスの崩れが原因。しかし、あまりにも強い不安感やイライラ、怒りの感情が湧き上がる場合は、PMDD(月経前不快気分障害)の可能性があるので、婦人科を受診されることをオススメします。
生理中の彼氏との喧嘩の原因は?
生理中になると、彼氏と喧嘩してしまう……その喧嘩の理由には、どんなものがあるのでしょうか。
男性が生理について理解していないため
生理前でイライラする、生理中で体調が悪いというのに、家事をさせたりアクティブなデートに誘う。
生理のことをよく知らない彼氏が取りがちな行動ですが、それは実際生理について悩んでいる彼女にとっては理解できにくいものです。
そのため、なぜ自分のことをわかってないのか、生理中の自分をいたわってくれないのかと彼氏に対してイライラが募るのです。
イライラして彼氏に八つ当たりしてしまう
生理前や生理中はどうしてもイライラしてしまいます。そのイライラを、近い存在である彼氏に当たってしまうケースです。
生理が原因で、普段は気にならない彼氏の行動や言葉が気になってしまうこともあるでしょう。だからと言って、オーバーに彼氏に当たる。そんなことをすれば喧嘩になるのは当然かもしれません。
生理中だと伝えたら冷たい反応をされた
生理中は感染などの危険があることから、普通肉体関係は持てません。生理が重い彼女だったら、アクティブなデートもできません。
彼がお泊りやセックスを期待していたら、多少がっかりされるかもしれません。しかし、それを男性が態度に出せば喧嘩に発展することもあります。
体調が悪いのに「病気じゃないでしょ」とあしらわれた
男性は、生理の苦しさをよくわかっていません。生理は病気ではなく、10代の頃から毎月起こっていることから生理痛にももう慣れているだろうし、自己管理できるだろうという目論見があります。
知識不足がゆえにそうやって軽く生理をあしらうと、やはり女性側からすると自分を軽くみられているようで我慢ができません。
お泊りを拒否したら責められた
生理中のお泊りはとても気を使います。下着やシーツを汚さないようにしなければなりませんし、お手洗いに行くのも気を使います。
そのため、お泊りを拒否してしまうこともやむを得ないのですが、予定していた男性にとってはどうしてこんなことになるのか、前もって言ってほしいなどという思いがぶつかります。
生理中の彼氏の本音とは?
彼女の生理中、彼氏は内心どのようなことを思っているのでしょうか。
女性側からすると、「生理だから仕方ない」とイライラや痛みを理解してほしいと思いますよね。しかし、生理を経験したことのない男性からすると、生理中の彼女を理解するのは難しいこともあるのでしょう。
どうしてイライラするのかわからない
生理前や生理中だからといってイライラされると、男性も腹が立ちます。生理中でなぜイライラするのかは彼氏にだってわからないし、もしかしたら女性本人もわからないかもしれません。
そのため、一方的にストレスをぶつけられては困る、というのが男性の本音の一つです。
体がどのように辛いのか想像できない
そもそも、男性にとっては生理がどのようなものか想像がつきません。そのため、女性としては身体がつらいからデートを断っているのに、もしかしたら自分が嫌われたのかもしれない・・と悲しく思う男性も存在するでしょう。
フランクな間柄でしたら生理中で・・・といえるかもしれませんが、生理かどうかも教えてもらってないと「単にデートを断られた」ということになるのです。
生理についてどこまで聞いていいかわからない
女性は彼氏に生理を理解してほしい、と思いながらも自分から話をすることが少ないです。そのため、彼氏にとってはどこまで生理について踏み込んで聞いたらよいかわからないということもあります。
また、生理の痛みには個人差があります。生理についてネットで調べることはできても、彼女が具体的にどのように辛いのか、話し合わなければ理解することはできません。
性交渉ができなくて不満
生理中は、そもそも女性の体調が悪くて気持ち悪いですし、感染症などのリスクもあることから性交渉ができません。
そのため、セックスをしたい・・と思っていた男性は不満を募らせることもあります。生理中のセックスでは妊娠しないという誤った知識も広まっていて深刻です。
生理中に彼氏に望む対応とは?
生理に関して、知識が乏しい男性が多いのが事実。そんな中、女性は彼氏に対してどのようなことを望んでいるのでしょうか。
女性の生理について正しい知識を持ってくれる
生理について、女性側だけでなく男性側も正しい知識を持ってくれると彼女としてはうれしいです。生理中だけでなく生理前もつらいのが女性の体。
そういったことを知識として理解し、しっかりとした対応をしてくれる男性は女性にとって頼もしいのです。
腰やお腹をさすってくれる
生理でつらい時には、腰やおなかをさすってくれたりおなかに手をのせて温めてくれたりすると嬉しいですよね。
生理痛がひどい場合でも、彼氏が触れてくれると安心するもの。「優しくされた」という記憶があれば、イライラしていても態度に出さないよう、女性も気づかえるようになるでしょう。
体に負担のかからないデートを計画してくれる
室内での映画鑑賞やおうちデートなど、身体に負担のかからないデートを提案してくれるのも、彼女にとってはうれしいです。
逆に、生理なのにアクティブなデートやキャンセルのきかない予定で埋められるのは辛いです。
イライラを真に受けず流してくれる
生理中にはどうしてもイライラしてしまうもの。大きな心でそれを受け流してくれるのも、うれしいです。そういった最悪のイライラを受け入れてくれる人なら、これからもうまくいくでしょう。
LINEやメールで優しい言葉をかけてくれる
彼女が生理で苦しんでいたら、LINEやメールで優しい言葉をかけてくれるのも、うれしい対応です。
「大丈夫?」とか「無理しなくていいよ」という言葉をかけてもらえるだけで、生理中の憂鬱な気持ちが解消されることもあります。
お泊りを強要しない
生理中は性交渉ができないなど、お泊りが制限されることがあります。
楽しみにしていたお泊りが制限されてつらい気持ちもあるでしょうが、そこで自分の気持ちをぐっと抑えて彼女に寄り添うような言葉をかけると、それだけで彼女はうれしくなるでしょう。
生理中に彼氏に冷める…どうしたらいい?対処法3選
生理になると、彼氏への気持ちが冷めてしまうケースがあります。


普段は仲が良いカップルでも、生理が原因で女性が精神的に不安的になることや、それを男性が受け止められないことが原因で、気持ちが冷めてしまうということはあります。
生理中、彼氏への気持ちが冷めたらどうするべきなのでしょうか。
「生理のせい」と割り切る
「これは生理のせい。もし彼と別れることになったら後悔する。」と思い、彼氏に対する気持ちが冷めるのは生理の症状の1つだと割り切って考えてみましょう。
生理痛も、薬などで落ち着くこともありますが、ある意味「仕方のないもの」と割り切っている女性も多いのではないでしょうか。彼氏への気持ちが冷めるのも、生理痛と同じ一時的なもの、と考えてみましょう。
彼氏と自分の生理について話す
生理中に彼氏への気持ちが冷めて、冷たい態度を取ったり八ツ当たりしてしまうなら、事前に自分の生理について彼氏と話してみましょう。
「あなたのことは大好きなのに、生理になると自分の意志とは関係なく酷い態度を取ってしまう。私も努力はするけど、受け流してくれると嬉しい。」と素直に話せば、彼氏もわかってくれるはず。
深刻なら、婦人科を受診する
生理中に気持ちが過度に落ち込んでしまうのは、 PMDD(月経前不快気分障害)が原因かも知れません。
あまりに深刻なら、婦人科を受診してみましょう。薬などの治療によって、改善する場合があります。
生理中に彼氏のことが嫌いになったら…?対処法3選
では、生理中に彼氏が嫌いになった時の対処法にはどのようなものがあるのでしょうか?
会いたくない時は無理して会わない
「彼氏に会いたくない」と思ったら、無理して会う必要はありません。むしろ、会ったらイライラをぶつけてしまったりと、彼との関係が悪化する原因を作りかねません。
気持ちが落ち着くまで、ゆっくり休みましょう。
生理が落ち着くまで時間を置く
彼のことは一旦考えるのをやめて、1人のリラックスタイムを作ってみては?
そのために、まずは生理前や生理中など、自分がイライラしやすい時期を把握しておきましょう。極力予定は入れないようにして、雑誌やハーブティーなど、自分がリラックスできるアイテムを用意しておくのがオススメ。
彼のことをどうしても考えてしまうなら、「生理痛が酷いから連絡できない」と連絡しておいて、スマホの通知をOFFにするのも1つの手段です。
どうしても理解が得られないなら、別れも考える
彼氏がどうしても生理について理解してくれないなら、別れを考えてもいいかもしれません。
自分の生理について、上手に伝える努力をするのは大切なことです。「生理のイライラはどうしようもない」「嫌いになった訳ではない」「私も努力はしている」そう説明しても喧嘩になってしまうなら、彼氏の配慮が足りないと考えることもできます。
これから先、理解が得られなくてもずっとこの人といるのか?そう考えれば、自ずと答えは出るでしょう。
まとめ
生理前や生理中のイライラは、ホルモンバランスが乱れることや貧血によってセロトニンが分泌されないことが原因です。
生理中にイライラして彼氏に八つ当たりをしてしまったり、彼氏が生理を理解してくれなかったり、生理には彼氏との関係が悪化してしまう可能性が高くなります。
生理前、生理中の彼氏との関係に悩んでいるなら、今回ご紹介した対処法をぜひ実践してみてくださいね。