結婚する意味とは?男女別の考えと結婚するメリット

現代では昔からの固定観念や慣習にとらわれない多様な価値観や生き方が尊重されており、結婚に対する考え方もさまざまです。結婚しなくても幸せになることができるという考え方も浸透しており、生涯おひとり様の生活を貫く人もいます。また、結婚する意味も変化していることから、結婚する意味が見いだせなくて悩んでいるという女性も少なくありません。そこで、結婚する意味について昔からの考え方や男女による考え方の違い、結婚するメリットについて解説します。

結婚する意味とは?昔からいわれてきた意味

子孫繁栄・家のため

結婚する意味として昔からいわれてきたなかでも、最もポピュラーなものが「子孫繁栄・家のため」でしょう。結婚は家にとってとても大切なものであり、現代のように2人の愛情さえあれば成立するという考え方はありませんでした。家を存続させるために、また、代々引き継いでいる先祖の墓を守るために結婚が必要であるとされ、10代前半で親が決めたいいなずけと結婚させられることもよくありました。

お互いの経済力・家事力で支え合うため

過去の日本では、女性が社会進出することが当たり前とされていなかったため、女学校を出て教師や銀行員になるなどといえば生意気な女という風潮がありました。中学校を出たら花嫁修業をしながら社会で働くこともない女性には経済力が全くありません。一方、働くのは男性という固定観念から男性は外で働くだけで家のことなど一切せず、男が台所に入るものではないとされたほどです。経済力と家事力が極端に偏っている男女が互いを支え合うために結婚をしていたとも考えられます。

両親の老後のため

現在のような核家族という概念はなく、長男は家を継ぐもの、長男の嫁は嫁ぎ先の舅や姑の世話を一生することが当たり前とされていました。女性は外で働くことは少なかったので、実家の家事全般と実家の家業の手伝い、そして夫の両親の世話をする毎日を送っていました。また、現在のように男性が両親を介護するという考えも全くなかったため、結婚して両親の老後の世話をさせるために嫁をもらったとも考えられるでしょう。

世間体のため

昔の日本では結婚は個人的なものではなく、世間の常識としてとらえられていました。したがって、ある年齢までに結婚することが幸せなことだと考えられており、特に適齢期を過ぎた女性に対する風当たりはとても強いものでした。また、嫁に出せない両親も近所や親戚の手前、肩身の狭い思いをすることも多く、世間体のために好きでもない人と無理やり結婚させられるということも珍しくなかったのです。

結婚する意味とは?女性が思う意味

好きな人とずっと一緒にいるための確約

女性は男性に比べると独占欲が強く嫉妬深いとされています。恋愛に真剣で一途な女性であるほど、自分が好きになった人とずっと一緒にいたいと思う傾向があり、そのための保証や確約が欲しくなります。男性は自由な生活が好きなので、しばらく恋愛関係のままでいたいと考えることも多いでしょう。一方、女性は、早く婚姻届けを出して落ち着きたい、一生一緒にいることの確約を得たいと思う気持ちが強いようです。

子どもを産むため

女性が結婚する意味として求めるものに、子供を出産するためとあげることも少なくありません。女性として生まれきたからには「女性にしかできない妊娠、出産を一度は経験したい」「自分の肉体を分けた分身を育ててみたい」という思いが強いのでしょう。最近ではシングルマザーも増加していますが、やはり結婚して安定した家庭環境のなかで子供を産んで育てたいと希望する女性が多いようです。

生活を安定させるため

以前に比べれば男女間の賃金格差はかなり縮小されていますが、それでも依然として役職に就き高い給料をもらっているのは男性に多いという状況は変わりません。女性が自立して働いても余裕のある生活はなかなか送れないのが現実でしょう。結婚すれば一般的に自分よりも稼ぎのいい夫の収入をあてにすることができ、子供の教育費やレジャーなどの遊興費、老後のための資金などの貯蓄など、安定した生活を送ることが可能となります。

社会的ステイタスを得るため

「寿退社」という言葉が今でも使われるように、女性の幸せは結婚であるという考え方はなお浸透しています。最近ではおひとり様の生活を選択する女性も増えていますが、やはり同世代の友達のつきあいのなかでも「結婚している」という社会的ステイタスは大きく影響を及ぼすものです。また、夫の仕事や役職が自慢できるものであれば、さらにステイタスを感じることができます。

結婚する意味とは?男性が思う意味

好きな女性を独り占めするため

好きな異性と一生ずっと一緒にいたい、自分だけのものにしたいと願う気持ちは、女性も男性も変わるものではありません。やっと巡り合った女性を逃したら、次の機会があるかどうかわからないという不安や早く落ち着きたいという気持ちも加わって、意中の人と結婚したいと思うようになります。また、煮え切らない態度で女性を待たせているとほかの男にとられてしまうかもしれないという危機感もあるのでしょう。

一人前扱いしてもらうため

昔から男性は女性に比べて「半人前」「一人前」と評価される傾向が高いといえます。どんなに高い学力や技術を有していても、一流企業に勤めていても、結婚していなければ社会からはまだ半人前とみられるのが一般的です。結婚は、自分勝手に生きるのではなく困難にぶつかりながらも家族を支える忍耐力や責任感が必要となるものであり、結婚することでやっと一人前扱いされるということも少なくありません。

周囲から「ずっと独身の変わり者」と思われないように

最近では女性だけでなく男性も晩婚化の傾向がみられます。ただ、40代を過ぎるとさすがに親や周囲から独身主義と思われるようになり、恋愛もしていなければ変わり者といわれることもあります。結婚しないというよりも結婚できない欠陥のある男としてみられるようになると、社会的な信用も失いかねません。結婚は個人的な生活環境の安定だけでなく、周囲から信頼できる男として認められる条件にもなっているといえるでしょう。

子どもが欲しいから

男性のなかにも子供好きな人はたくさんいます。自分の肉体の一部として出産する女性とは出産に対する感覚は全く違うものとなりますが、子煩悩でイクメンまっしぐらという男性も数多くいます。可愛い洋服をたくさん着せたい女の子、キャッチボールや晩酌の相手にしたい男の子、など、男女の別なく自分の血を分けた子供が欲しいという男性は少なくありません。

親の介護問題に対して安心できるため

最近では男性が途中離職して親の介護をすることも珍しくありません。しかし、男一人で両親の面倒をみるのはとても大変で、炊事、洗濯だけでも苦になるという男性も多いことでしょう。一方、結婚すると自分が働き続けて家計を安定させることができれば、親の面倒を妻がみてくれるという安心感があり、将来的に年老いた親の介護のことを考えて結婚に踏み切る男性も少なくありません。

結婚する8つのメリット

子孫を残すことができる

結婚にはさまざまメリットがありますが、なかでも生物として最も重要な活動である繁殖、種の保存が可能になるという点は大きいでしょう。これまでも代々長く続いてきた家系を途絶えさせることなく苗字を継ぐ者がいるということは、先祖に対しても胸を張れることといえます。子供をつくることによって孫、ひ孫とさらに子孫を残し続けていくことができます。

大好きな人を独占することができる

大好きな人と恋人関係になれるだけで幸せだという女性もいます。しかし、恋愛関係は将来的にどのように転ぶか予測できないものであり、途中で浮気や心移りによって失恋する可能性もあります。また、モテる男性であれば、交際中ずっとほかの女性にとられないようにと不安な気持ちで過ごすことも多いでしょう。結婚は正式な届を提出することによって婚姻関係であることを周りに知らしめるものでもあり、大好きな人を独占すると宣言するようなものでもあるといえるでしょう。

社会的な信頼を得ることができる

最近では婚姻届けを出さずに事実婚関係のまま、同居、出産、育児をすることもありますが、やはり社会的な信頼や権利を認められるためには手続きをした方が何かとメリットが多いものです。結婚は大きな決断であり、配偶者やこれから生まれてくる子供を扶養する覚悟を決めたと社会が認識するものでもあります。結婚によって社会的な信頼が得られ、その後の昇進につながることも珍しくありません。

両親を安心させることができる

以前は25歳を過ぎて独身でいると見合い話も少なくなり、両親だけでなく周囲からも「早く結婚しないと……」とプレッシャーをかけられるのが普通でした。最近では晩婚化となり、なかには独身主義の女性も増えているため、昔ほど焦ることはありません。しかし、親としては口に出さなくても早く結婚して欲しいというのが本音でしょう。両親が元気なうちに結婚して子供ができれば、安心と喜びを与えることができます。

これまでの価値観とは違った経験をすることができる

日頃からなるべく広い視野や多様な価値観を意識して生きているつもりでも、やはり主観に邪魔されることは多いものです。長年培われてきたものの考え方や価値観は、簡単に変えられるものではなくいつのまにか融通の利かない頑固な人間になっていることに気づくこともあるでしょう。一方結婚では、自分とは生育環境や物の考え方、価値観などが全くことなるほかの人間と共同生活を送ることになります。これまでの自分だけの価値観とは違ったさまざまな経験をすることができるようになることでしょう。

経済環境が安定しやすい

学校を卒業後、就職して実家から自立して生活しているという女性のなかには、経済観念もしっかりしていて給料のなかから貯蓄に回すお金を捻出している人もいるでしょう。過度な贅沢をするつもりはなくても、生活していくうえでお金は大切なものです。結婚すると共働きすれば二馬力となり、余裕のある生活と貯蓄を両立しながら安定した経済環境を維持することができるようになります。

自分の家族を作ることができる

家庭によって一人っ子だったり、ひとり親に育ててもらったり、など生育環境や家族の状況にさまざまな違いがあります。家族の愛情に飢えている人だけでなく温かい家庭で育った人もそれを超える自分の理想の家庭、家族を持ちたいと願うものでしょう。夫となる人は元は他人ですが、2人の血がつながった子供ができることでさらに絆が強くなり、自分だけの家族を作ることが可能になります。

責任感をもった人間になることができる

1人暮らしは生活のリズムも家計も割と自由が利き、自分の思い通りに生活することができます。しかし、いつも1人ぼっちというのは心が寂しくなるものす。結婚すると家族が増えることによって、精神的な安定が図られるだけでなく、自分勝手な行動で迷惑をかけられなくなります。夫や子供に対して責任を果たさなければならないだけでなく、妻として母として恥ずかしいことはできなくなり、人間としての責任感が強くなることでしょう。

まとめ

結婚は個人のためではなく、家や子孫繁栄のためとされていた昔とは違って、現代では結婚する意味についての考え方も多様化しています。男女それぞれの結婚する意味の考え方には多少違いがありますが、結婚するメリットには共通点も多くみられます。結婚する、しないは個人の生き方によるものですが、一度は結婚する意味やメリットについてじっくりと考えてみる必要があるのではないでしょうか。