能ある鷹は爪を隠すの意味とは?仕事で使える爪の隠し方と出し方

仕事もプライベートも両方うまくいっていて、周囲の人にもいい印象しかない!という人がたまにいます。
そんな世の中をうまく渡っている人は、「能ある鷹は爪を隠す」という言葉のように、自分の能力をひけらかすことがなく、要領よく生きていることが考えられます。
人生を大成功させるためにも、そのことわざの意味や理由、仕事においての活用法やタイミングについて知っておくといいかもしれません。

ここではポイントごとに分けて、詳しく紹介したいと思います。

能ある鷹は爪を隠すの意味とは?


そもそも、この「能ある鷹は爪を隠す」のことわざの意味から説明しましょう。食物連鎖の頂点にいる力の強い鷹でも、ずっと鋭い爪を出していたら、獲物に知られて逃げられてしまいます。そのため鷹は、普段、素知らぬ顔で爪を隠しています。
鷹のこういった生態から、本物の実力がある人や、能力がある人は、その力を自慢したり、誇示したりしないという意味で「能ある鷹は爪を隠す」は使われています。

なぜ能ある鷹は爪を隠すのか

人間に置き換えると実力がある人は、その力を見せびらかしたり、自慢したりしません。なぜ、せっかくの力を隠すのか?と疑問に思う人もいます。
周囲を見回すと、職場や学校に、実力が大してないのにも関わらず自慢話が多い人、いつも得意な分野で目立ちたがる人はいるものです。
しかし、そのような人にはあまりいい印象を持つ人は少なく、逆に「能ある鷹は爪を隠す」タイプの人には、良い印象を持ちます。
ここでは「能ある鷹は爪を隠す」タイプの人が隠す理由を紹介します。

本当の実力を隠して油断させる


普段は普通に仕事をこなして、実力がないような印象にして、何事もなく過ごしている…なんて人は、本当は実力があるのかもしれません。それは必要最小限の力で、普段の生活を送って、余計なストレスや疲労をすることを回避しているからです。世渡り上手になるためには、必要なテクニックと言えるでしょう。
周囲を油断させたいと思って、わざとやるタイプは少ないかもしれませんが、その人をなめてかかっていたのに、実力があってビックリする…という話はよく聞きます。

わざわざ見せびらかす必要がない

本当に実力がある人は、その力を見せびらかすことはしません。反対に実力がない人は、実力がないにも関わらず、見せかけだけでもあるように見せようとします。自慢話をする人や能力を見せびらかす人は、本当の実力はないと判断できます。自分の周囲を見回して、あまり力を主張しない人は、「能ある鷹は爪を隠す」タイプかもしれませんね。

相手に嫌な思いをさせる事がある


飲み会など人が多く集まる席で、自慢話や武勇伝を語る人はけっこういるものです。あまりに自慢話や武勇伝を聞いていると、本当ではなく嘘かもしれない…いつも同じ話でつまらない…どう返事や言葉をかけていいか、とにかく反応に困る…など、とにかく嫌な思いを抱きます。
全ての人が嫌な思いをするわけではありませんが、周囲に悪影響を及ぼすことは、あまりいいとは言えません。

自分よりも実力のある人を知っている

謙虚な人は、自分より実力が上の人を知っていて、その人と自分を比較して、自分はその人より実力がないから…と、実力を見せびらかすことはしません。これは人との出会いの数、つまり人生経験があればあるほど、「能ある鷹は爪を隠す」タイプになると言えます。やっぱり本当に実力がある人で出会えば、実力がないのにあると言っているように感じて、恥ずかしくなってしまうものです。

自慢している時間がムダな時間だと知っている

自慢話が嘘ではなくても、元の話にかなり肉付けをして、大げさに話すことがほとんどです。そんな中身がない話をしている時間は、周囲の人にとっても、話している本人にとっても、ムダな時間と言えるでしょう。ムダな時間を過ごすよりは、この人と話して良かった、楽しい時間だったと思われたいものですよね。

協調性を重んじている

1人だけ輪から外れて目立とうとするのではなく、周囲の人と足並みをそろえる人も、「能ある鷹は爪を隠す」タイプです。無個性で実力がないように見える、協調性のある人は、最も油断できない人物かもしれません。日本人は割と協調性を重んじる体質なので、協調性がある人は好印象なのです。

自分よりも能力の無い人にメリットを与える


上司や先輩などに「能ある鷹は爪を隠す」タイプがいた場合、そんな人がいるんだ、自分も頑張ろう…など、実力がない人にいい変化をもたらすこともあります。反対に自慢話や武勇伝では、イマイチ周囲に影響を与えることはありません。「能ある鷹は爪を隠す」タイプを目の前にした場合、ギャップ効果があるので、かなりカッコよく見えます。その結果、お手本にしたいと思う後輩にメリットを与えるのです。

余計な仕事を回されないため

実力を前面に押し出して仕事をしている人は、実力を期待されて、多くの仕事を任されることがあります。「能ある鷹は爪を隠す」タイプで仕事をしている人は、実力がないと思われているので、多くの仕事は任されず、いつも定時に帰宅することができます。プライベートを充実させたいなら、後者がオススメです。

常に余力を残して仕事をしたい

いっぱいいっぱいで仕事をしていると、非常に疲れるものです。理想は常に余力を残して、心に余裕がある状態で仕事をしたいという人は、実力をあまり出さずに、いざという時に力を発揮してみてください。

仕事だとマイナスになることも

仕事の面で「能ある鷹は爪を隠す」タイプの方は、隠しすぎるとマイナスになってしまうことがあります。

仕事ができるのをアピールしなければ評価してもらえない

ずっと能力を隠しっぱなしの場合、上司や周囲に評価はしてもらえないことは当たり前です。評価をしてもらうためには、たまには能力を発揮して、周囲にアピールするようにしましょう。

上司が仕事を適切に割り振る事ができない


仕事の割り振りをするには、部下の能力を適切に把握しておく必要があります。能力を隠したままでは、適材適所に部下に仕事を割り振ることは難しいです。こうなってしまうと、自分の得意ではない仕事を割り振られて、能力がないと判断されることもあります。

周りの人が困った時に頼れない

「能ある鷹は爪を隠す」タイプで、周囲に実力を知られていない人は、仕事が差し迫った時、周囲の人に頼りにされません。実は能力があって頼りになるのに、頼りにされないのは、もったいないですし、効率よく仕事はできないので、適度に実力があることを示す必要があります。

仕事にやる気がないと勘違いされてしまいやすい

実力をひた隠しにしていると、周囲には、仕事に対してやる気や情熱がないと判断されやすいです。中には孤立している人もいるので、勘違いされやすいと言えるでしょう。

能ある鷹は爪を隠すのにおすすめのタイミング

上手に「能ある鷹は爪を隠す」ことをすれば、上手く世の中を渡っていけます。ここでは、「能ある鷹は爪を隠す」おすすめのタイミングを具体的に説明します。

上司が無能で正当な評価を得られないとき

すごくできる上司で高い評価を得たい時は、実力をアピールした方がお得です。しかし、上司が全くの無能で、正しい評価が得られないと分っているなら、「能ある鷹は爪を隠す」タイプになりきりましょう。どうせ評価がされないのなら、実力を発揮することはもったいないからです。上司を油断させる効果もあるので、隠しておきます。

面倒で評価に繋がらない仕事を頼まれたとき

仕事で数量が多いのに、大した評価にならないものを依頼された時は、能力がないように振る舞います。そうすれば仕事を依頼されなくなり、無駄な労力を費やすことはないからです。

失敗する事がわかっているとき

実力がある人は、この仕事は失敗するだろうという先見の明があります。そんな時は余計な力を発揮しないように、「能ある鷹は爪を隠す」ふりをしましょう。

上司の尻拭いをさせられそうなとき

上司が思わぬ失敗をして、誰か部下に尻拭いを依頼する…なんて時も、「能ある鷹は爪を隠す」ことが有効です。尻拭いには何もいいことがないので、実力や能力は隠したままにしておくことがオススメです。

隠していた爪を出すのに最適な3つのタイミング

「能ある鷹は爪を隠す」タイプの人が、実力や能力を発揮するタイミングは、難しいものがあります。ここでは大きく分けて3つのタイミングについて紹介します。

①社内のプレゼンなど上の人の評価を貰える時


社内で多くの自分より上の人にアピールすることができる、プレゼンの時は成功すれば高い評価を貰えます。「能ある鷹は爪を隠す」タイプの人は、存分にその能力を使って、実力アピールしてください。上の人にアピールすることで、スピード出世に繋がり、効率よく仕事を進められる可能性が高くなるからです。

②注目されているプロジェクト

社内の人が注目するプロジェクトに参加するなら、自分の力を思い切り発揮してみてください。そうすることで評判がよくなり、多くの人から声がかかるようになり、相乗効果が期待できるからです。少数の人に注目されている時よりも、たくさんの人に注目されている時の方が、一度に実力を認められるのでタイミングとしては適しています。

③狙っている異性がいるプロジェクト


少し不純なタイミングかもしれませんが、異性に高い評価を得るためには、狙っている人が参加しているプロジェクトで実力を出してみて下さい。特に男性が「能ある鷹は爪を隠す」タイプだった場合、女性はギャップに弱いので、急に気になる存在になり、好きになってしまうことが多いです。狙っている異性を落とすなら、このタイミングがおすすめです。

まとめ

「能ある鷹は爪を隠す」タイプの人は、極端すぎると周囲に誤解を招くことになります。そんなことにならないように、上手く「能ある鷹は爪を隠す」を使うようにしましょう。
ここでは言葉の意味から、実力を隠す理由、誤解されやすいこと、実力を発揮するタイミングについてまで詳しく幅広く紹介しました。
世渡り上手な「能ある鷹は爪を隠す」タイプを目指す人にも参考になるのではないでしょうか。