完璧主義となった原因とは?完璧主義に疲れてしまったあなたへ

友人などから「完璧主義だよね」と言われたり、自分の事を完璧主義と感じたことはありますか?完璧主義の性格の人は人一倍高い責任感を持っていたり、仕事にしても趣味にしても、高い質を求めるあまり、無意識のうちに頑張りすぎてしまい心身ともに疲れることが多いです。完璧主義と自覚してしまうと、嫌気がさしてしまうことも、ストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。しかし、完璧主義になってしまったのには理由があることが多いです。それでは完璧主義になってしまった原因とは何なのでしょうか。

完璧主義になってしまった原因とは?

生真面目な性格

真面目というといいイメージがありますが、あまりにも真面目過ぎる場合、力の抜き方を知らず、睡眠時間や自分の時間を削ってまで目標を達成させることが多いです。それゆえに何かを犠牲にしてまで目標を達成させるということから生真面目な性格の人は完璧主義になりやすいのです。真面目だからこそ、任されたことを完璧しなければならない、どんなことをしてでも絶対にやらなくてはいけないと考えてしまうのですね。

幼少期に親から受けた完璧を求めた教育

親のしつけが厳しい家庭で育った場合も完璧主義になりやすいです。テストでいい点を取らなければ褒めてもらえない、例え平均値より高い点数を取ったとしても1位以外は認めてもらえない、親や兄弟、親戚が優秀なので自分にもそれを求められて育った場合、少しのミスでも怖くなってしまい、自分でも完璧を追い求めるような性格が形成されてしまいます。その結果、完璧に仕上げることが当たり前となってしまい、それ以外は非であるとしてしまう完璧主義になってしまうのです。

幼少の頃から自己評価が低い性格

完璧主義者は「自分に自信がありそう」というイメージで見られることが多いです。しかし実際にはそうでない場合が多く、自己評価が低い故、完璧主義者になってしまうことが多いのです。幼少のころから少しでもミスすると怒られる、テストで一般的に見ればいい点数を取ったのに褒めてもらえない、そのような家庭で育つと自分の中での合格ラインが高くなってしまい、失敗を恐れ、周りの目を気にするようになり自己評価が低くなってしまいます。その為、無意識に完璧以外を恐れ、完璧主義になります。

幼少の頃から感受性が豊かな性格

感受性が豊かな子供は親の反応や心の動きをくみ取ることが上手いです。その為、親が期待をすればまともにそれを受け取ってしまうため、無理をしてまでそれに応えようとしてしまい、完璧主義になってしまうのです。同時にそのタイプはプレッシャーをまともに受けることになってしまい、ストレスを抱えてしまいます。

完璧主義な人の特徴

完璧主義な人にも様々な特徴があります。自分で完璧主義と感じている方や周りから完璧主義と言われた方は、心当たりのある項目がないか確認してみましょう。完璧主義でずっといることは常に神経を張り巡らせていることになるので、精神衛生上良いとは言えません。完璧主義に疲れてしまう前に心当たりがある項目を意識して改善すれば、完璧主義を克服できるかもしれません。はじめは難しいかもしれませんが、自分でセルフチェックをして該当した項目をもう少し気楽に考えてみると良いでしょう。

自意識過剰

殆どの方は周りの目が気になると思っているのではないでしょうか。しかし、完璧主義者は周りの目や評価が気になりすぎる傾向があり、常にナーバスな状態になってしまっていることが多く、結果的に成果よりも周りからの評価を得たいがために努力をするようになり、目的がすり替わってしまっていることがあります。

責任感が強い

責任感が強い人はみんなから信頼されるというイメージがありますよね。しかしそれが行き過ぎるとどうでしょうか。責任感が強すぎるゆえ、妥協できず、自分にも他人にも厳しくなり、目標達成の為なら手段は厭わないことがあり、自分にも他人にも完璧を求めます。その為、完璧主義者の中には責任感が強すぎる人が多いのです。

理想が高い

完璧主義者は力を抜く、妥協をするということが苦手です。その為、「とりあえず」ということが出来ず、はじめから高い質のものを提出しようとしたり、求める以上のものをやり遂げようとします。しかしそれではストレスもたまり、体に無理をさせてしまうこともありますので、理想を追い求めるのは素晴らしいことですが、その理想が高すぎるのは考え物です。

ナルシスト

常に完璧を求め、高い理想を持っている完璧主義者はナルシストであることが多いです。常に1番を求めて実現できているとしたらそうなってしまうのも無理はありません。完璧にこなした自分は偉い、それに向かって努力する自分は偉いと自己陶酔をしてしまう傾向にあります。他人より自分は優れていると強く感じている完璧主義者は少なくありません。

失敗が何より怖い

完璧主義者の一番恐れているものは失敗です。それは少しでも失敗してしまうと完璧ではなくなってしまうからです。失敗を恐れるあまり、失敗しないためにはどんなことをしてでも完璧にするようになってしまいます。失敗しないのはいいことですが、失敗をしない人間はいませんし、必要以上に失敗を恐れてしまえば挑戦できないことも増えてしまいます。そうなってしまうと、失敗を恐れすぎてしまうのは考え物です。

仕事は全て等しく大事な仕事だと思っている

完璧主義者は任されたことは当然完璧に仕上げようとします。その為、どんな小さな仕事でも大事で、重要性も同じと考えています。その為、優先順位を付けることが出来ず、残業をしてまですべての仕事に全力で取り組むことが多いです。仕事は全部大事だと考えることは非常に良いことですが、実際の仕事では優先順位を付けなくてはいけないことが殆どですので、全て全力でやりきるというのは難しい話です。

自分の価値観を他人に押し付ける

完璧主義者は妥協せず、どんなことでも完璧にしようとします。当然自分に厳しいですが、他人にも厳しく同じように完璧を求める傾向があります。当人は悪気もありませんし、無意識なこともあるのですが、「自分にもできるから、他の人にもできる」と考えてしまうことがあるため、他人の性格やレベルを考えず自分の価値観を押し付けてしまっていることがあるのです。完璧主義の人から見れば、失敗することは絶対にダメなことかもしれません。しかし、いろいろな性格の人間がいて、得意なこと、苦手なことがあるのはあって当然で、完璧主義者の人でも苦手なことはあるはずです。その為、少し相手の立場になって考える必要があります。

神経質

完璧主義者は周りの評価や、ミス、欠点にとても敏感です。その為、常に神経を張り巡らせている状態になっており、悪いことや嫌な部分が多く目につくようになります。その為、神経質な性格になり、知らず知らずのうちに多くのストレスをため込むことになってしまうのです。神経質になると当然まわりからも煙たがられますし、自分自身も嫌な思いをすることになります。たまには寛容な心で構えることも必要です。

恋愛経験は少なめ

恋愛は人の気持ちに関わることですから当然マニュアルなどありませんし、思い通りにもなりません。しかし、完璧主義者は恋愛に関しても完璧を求めるので、相手に対しての理想も高く、デートの計画も将来も思い通りにならないと気が済みませんので、相手もなかなか見つかりませんし、長続きはしません。また、完璧主義を人に押し付けてしまえば相手からも敬遠されてしまいます。その為、完璧主義者は恋愛経験が少ないことが多いです。恋愛は自分も相手も誰もどうなるかなんて分かりません。だから楽しいのですから、恋愛くらいは力を抜きましょう。

家事スキルが高い

何事も完璧にする完璧主義者は家事スキルも高いです。掃除も洗濯も料理も一般的な水準以上のスキルを身に着けようと努力しますし、実際に高いスキルを手にすることが出来ます。しかし、決められた時間の中ですべての家事を完璧にするには無理があります。その為、何かを犠牲にして家事をするため、心にゆとりがなくなってしまうということが懸念されます。

効率的に動かないとイライラする

完璧主義者は当然目標に至る行程に関しても完璧を追求します。その為、効率的に動かないことはストレスになります。しかし、人生のすべてのことを効率的に出来るかというとそうではありません。完璧主義者はそれを受け入れることが苦手なのです。

一度の失敗を長く引きずる

完璧主義者は完璧ではなくなってしまう「失敗」が一番苦手です。その為、基本的には失敗をしないようにするのですが、めったにしない失敗をしてしまうと人一倍落ち込んでしまい、それを長引かせてしまうのです。プライドが高いため、失敗を受け入れ、次に生かすということが苦手なのです。

ストレスが溜まりやすい

常に完璧を求めて、自分にも他人にも厳しく、常に神経を張り詰めていたら、想像しただけでもストレスが溜まってしまいますよね。完璧主義者は無意識のうちに神経を使いすぎてしまいますし、頑張りすぎてしまうのでストレスがたまりやすいのです。

がんばりすぎて疲れないために!完璧主義の治し方5選!

完璧を求めるあまり疲れてしまう。ストレスが溜まってしまう。そんな状態だと体も壊してしまいますし、結果的に効率が悪くなってしまったり、失敗をしてしまうことになりかねません。完璧主義は諸刃の剣です。肩の力を抜くために完璧主義を治すにはどうすれば良いのでしょうか。

①作業内容に優先順位をつける

完璧主義者は、作業はすべて同様に大事と考えます。その為、優先順位をつけることが苦手です。すべて大事だと考えるのはとてもいいことですが、実際の仕事は納期や重要度があることが殆どです。その為、自分の仕事をリストアップして、絶対今やらなくてはいけない仕事/急ぎではないがやらなくてはいけない仕事/やった方がいいけどいつでもいい仕事などに分けて優先順位をつけるようにしましょう。そうすれば自分が思っているより頑張らなくてはいいことに気が付きます。

②作業のゴールを明確にしそれ以上のクオリティを求めないようにする

作業は当然完成をさせなければいけません、また、それに求められるクオリティがあります。完璧主義者は完成すればいいと思えず、それに色を付けて必要以上に高いクオリティを求めます。求められたクオリティで仕上げることが出来ればそれでいいはずですし、それ以上は必要ないとすればそれは妥協でも何でもありません。そのため、求められたもの以上の事は求めないようにしましょう。

③人に任せる部分を作る

完璧主義者はミスが気になりますし、完璧でないと気が済みません。他人にも厳しいので、人に任せることが苦手です。しかし、少しぐらいの失敗はカバーできますし、それを通じて信頼関係を築いていくのです。他人に任せるのは怖いかもしれませんが、少しずつでもいいので他人に仕事を任せてみませんか?

④時間制限内で作業するように訓練する

完璧を求めるあまり、自分の時間を犠牲にしてまで作業をしていませんか?しかし、残業は体を壊してしまいますし、効率がいいとはあまり言えません。決められた時間の中で仕事をするには、妥協しなければいけないことも、優先順位を付けなくてはいけないことも出てきます。その為、制限時間の中で作業するようにする訓練をする必要があります。本来は就業時間中に行う必要がありますから、妥協と優先順位をつけ、他人に任せることを身に着けて、時間内に仕事を行うようになりましょう。

⑤失敗しても必要以上に落ち込まない

失敗は誰にでもあります。誰でも怖いですし、落ち込みます。しかし、失敗は失敗でそれをしたことを認めなければいけません。次に進まなければいけません。失敗しても大体の事は何とかなります。辛いかもしれませんが、何とかならないことは少ないです。カバーをしてくれる仲間もいます。責任を自分一人ですべて抱え込まないようにしましょう。失敗したら失敗した理由を考えて、次に失敗しないように生かせばいいのです。自分一人で生きているわけではありませんから、必要以上に落ち込まないようにしましょう。

まとめ

完璧にできるということは素晴らしいことです。しかし、世の中には必ず失敗もあります。手を抜くことが必要なこともあります。完璧にできない人もいます。今まで完璧主義で生きてきた場合は、それを受け入れることは難しいかもしれません。しかし、完璧主義の人は知らず知らずのうちに頑張りすぎてしまい、ストレスをためてしまっている人が殆どです。完璧はなのは素晴らしいことですが、何でもかんでも完璧にする必要はありません。優先順位をつけることが出来れば心に余裕が出来ますし、心に余裕が出来れば、つまらない失敗もしませんし、体も楽になります。自分が完璧主義だと感じている方はたまには肩の力を抜いて、気楽に物事を考えてみませんか?