スロージョギングとは?
スロージョギングというネーミングから何となくイメージできるかもしれませんが、スロージョギングとはゆっくりとしたスピードでジョギングすることです。ほとんど歩いているように見えるほどのスピードで行うジョギングのことで、最近ではお年寄りや女性でも取り組む人が増えています。
スロージョギングが人気の理由
現在スロージョギングは大人気となっていますし、多くの方が実践している運動です。しかし、どうしてスロージョギングがそこまで人気となっているのでしょうか。ここではスロージョギングが人気の理由についてお話したいと思います。
運動が苦手な人や体力が無い人でも出来る
一般的なジョギングだと運動が苦手な方、体力があまりない方だとツライだけです。健康や美容のためにジョギングを始めても多くの方が三日坊主となってしまうのはやはりつらいからではないでしょうか。すぐに息が切れてしまいますし、体への負担も大きくなってしまうため長続きしないのです。しかし、スロージョギングだと体への負担も少ないですし、苦しくもありませんから運動が苦手で体力もないという方でもできるのです。これが人気の理由でしょう。
乳酸がたまりにくく長距離走れる
ジョギングしていると次第に乳酸が溜まってきます。ふくらはぎから太ももにかけて乳酸が溜まってしまい、普段あまり運動しない方だとそれほどの距離を走ることはできません。しかし、スロージョギングだと乳酸が溜まりにくく長距離を走ることができます。有酸素運動は時間をかけたほうが効果的と言われていますから、長距離、長時間行えるというのも人気の理由になっていると考えられます。
歩くよりも高いダイエット効果が期待できる
ダイエット効果が高いのもスロージョギングが人気の理由ではないでしょうか。ダイエットには有酸素運動が効果的なことはよく知られていますし、運動が苦手な方だとウォーキングから始めることも少なくありません。ウォーキングも確かに効果的な有酸素運動の一つなのですが、スロージョギングだとただ歩くよりも高いダイエット効果が期待できるのです。効率よく脂肪を燃焼させることができますから、これもスロージョギングが女性に大人気の理由と言えるでしょう。
怪我のリスクが低い
冒頭でもお話したように普段あまり運動しない方がいきなり運動を始めるとケガをしてしまう恐れがあります。日ごろの生活の中で走るという行為をあまりすることはありませんし、いきなりジョギングを始めてもすぐに体を痛めてしまう可能性があるのです。スロージョギングにはそうしたケガのリスクがほとんどありませんからこれも人気の理由です。安全に運動を続けることができるためお年寄りや女性から支持されています。
途中で歩いても大丈夫
スロージョギングは途中で歩いても問題ありません。スロージョギングそのものがほとんど歩いているくらいのスピードで行うことが多いですし、歩いてもまったく問題ないのです。ジョギングだと途中で歩いてしまうと何となく罪悪感も生まれてしまうでしょうが、スロージョギングならそのようなこともありません。気楽に運動できるというのは魅力的ですよね。
スロージョギングの効果
ここからはいよいよ気になるスロージョギングの効果について見ていきたいと思います。ここまでお読みになった方だとすでにスロージョギングに興味を持たれていると思いますが、効果を知ればさらにスロージョギングに興味を持てるようになりますよ。
歩くスピードと同じでも消費カロリーは1.5倍
スロージョギングのスピードは歩くのとほとんど変わらないことが多いのですが、スピードは同じでも消費カロリーは約1.5倍と言われています。これは素晴らしいことですよね。しかも体への負担は小さいのですから安全に効果的な運動が可能になるのです。
生活習慣病の予防
生活習慣病は恐ろしい病気ですが、スロージョギングで日ごろから運動する癖をつけると生活習慣病を予防することができます。これも嬉しい効果の一つですね。
ストレスを軽減する効果
運動することでストレスを発散できるというのはよく知られた話です。しかし、ストレスを解消するためと激しい運動をしてケガをしてしまっては本末転倒ですよね。スロージョギングなら安全にストレスを解消する効果が得られます。
足痩せ効果
もっとキレイな足になりたい、美脚を手に入れたいと考えている方もおられるでしょうが、スロージョギングには足痩せの効果も期待できます。モデルのようなスラリとした美脚を手に入れることも不可能ではないでしょう。
スロージョギングの正しいフォーム
ここからはスロージョギングの正しいフォームについてお伝えしたいと思います。スロージョギングは誰でも始めることができますが、正しいフォームで行うことがもっとも大切なことです。間違ったフォームで取り組んでしまうと効果が薄くなってしまうかもしれませんから正しいフォームを覚えておきましょう。
歩幅は10センチ
だいたいですが歩幅は10センチほどです。狭いと思った方もおられるでしょうが、これがスロージョギングの基本となります。歩幅が狭いからといって効果が低いということはありません。
足の付け根から着地する
脚の付け根から着地するような感じで走ります。一般的なジョギングだと踵から着地しますよね。
背筋を伸ばす
スロージョギングのときに猫背になってしまうのはNGです。しっかりと背筋を伸ばして走りましょう。
顎を上げ前を見る
走るときは顎を上げて前を見てください。下を向いて走るのは危険ですしケガの恐れもあります。
腕を90度に曲げ軽く振る
腕は90度くらいに曲げて軽く振ります。これだけでも運動効果が随分違ってきます。
スロージョギングの効果を最大限に発揮するポイント
せっかくスロージョギングに取り組むのならできるだけ最大限の効果を得たいものですよね。そこで、ここではこれからスロージョギングを始めてみたいという方のために効果を最大限発揮するポイントについてお話したいと思います。
腰やヒザに負担をかけないように意識する
スロージョギングでは腰や膝になるべく負担をかけないように意識することが大切なポイントとなります。腰や膝に負担をかけるような走り方になってしまってはケガをしてしまう恐れがありますから、これからスロージョギングを始める方はここに意識を向けてください。スロージョギングは正しく行えばケガとは無縁で楽しく運動を続けることができます。そのためにもスロージョギングに取り組むときは腰や膝に負担がかからないように意識しなくてはなりません。
コンクリートの上を走る時にはクッション性の高いシューズを用意する
コンクリートなど舗装路の上を走るときにも注意が必要です。特にコンクリートの上を走るときは予想以上に体に負担がかかってしまうため注意しなくてはなりません。着地したときの衝撃がどんどん体にダメージを加えてしまうのです。そのため、コンクリートの上を走るのならできるだけクッション性の高いシューズを用意してください。ランニングシューズはいろいろな製品が販売されていますが、クッション性は製品によってまちまちです。最近ではかなりクッション性に優れたものもありますから、こうしたシューズを選ぶだけで足腰への負担は随分軽減されるでしょう。
1kmを10分程度のスピードを維持する
1kmを10分くらいで走るようなスピードをキープしましょう。これより速くなってしまうとスロージョギングとは言えなくなってしまいます。遅すぎるのでは、と思った方もおられるでしょうがそれでいいのです。それでこそスロージョギングですし、速く走る必要はありません。とりあえずはこれくらいの目安を覚えておいてください。
30分から40分を目安に走り続ける
スロージョギングに取り組む時間はだいたい30~40分くらいです。「たったのそれくらいでいいの?」と思った方も多いと思いますが、まったく問題ありません。ダイエット目的で始めるにしても有酸素運動は20分を過ぎたあたりから効果が現れると言われています。そのため、30~40分もスロージョギングをすればしっかりと脂肪燃焼効果が得られます。いくらスロージョギングとはいえ最初から1時間以上も走るのはあまりおススメしません。継続するということが何より大切ですし、そのためにはこれくらいの時間がちょうどです。
正しいフォームを意識して走る
さっきもお話したかもしれませんが、スロージョギングに取り組むときにはフォームがとても大切です。崩れたフォーム、間違ったフォームで取り組んでしまうと正しい効果を得られなくなってしまう可能性がありますし、最悪ケガをしてしまうかもしれません。意外と間違ったフォームで取り組んでいる方は多いですから注意してくださいね。正しいフォームを身につけてスロージョギングに取り組めばより効果は高くなるでしょう。
まとめ
話題のスロージョギングについて効果やおススメの理由について述べてみました。スロージョギングに興味を持った、やってみたくなったという方もおられるでしょうが、スロージョギングは始めたいと思ったらすぐに始めることができます。それもまたスロージョギングの魅力かもしれませんね。ただ、先ほどお話したようにコンクリートの上を走るのならクッション性の良いシューズを事前に購入したほうが良いです。ネット通販などでも購入できますが、クッション性を確認するためにもスポーツ用品店で直接手に取ったほうがイイかもしれませんね。少しでも興味を持った方はさっそくスロージョギングに取り組んでみましょう。