婚約破棄のよくある理由と婚約破棄の先にあるリスク

婚約しているということは結婚の約束をしているということですし、結婚を前提としたお付き合いをしていると思います。そのままゴールインできればいいのですが、どちらかの事情で婚約破棄となるケースも実は少なくありません。そこで、ここでは婚約破棄となる理由やその先にあるリスクなどについてお話したいと思います。

婚約破棄で多いエピソード


婚約破棄となる理由はいろいろと考えられますし、さまざまなパターンが挙げられます。ありそうだなと思える理由もあれば、驚いてしまうような理由で婚約破棄に至ることもありますね。ここでは婚約破棄で多いエピソードをいくつかピックアップしました。

借金を隠していた

これは割と多いケースではないでしょうか。どちらかが借金を隠したまま婚約していたというケースです。結婚するとなるとお互い何も隠し事をしていないことが前提となりますし、どんなことでも伝えておかねばなりません。夫婦となり生涯一緒に過ごすことになるのですから隠し事をしているということがまずダメです。しかも、借金を隠していたとなると結婚生活が始まってからさまざまな影響を与えてしまうのは目に見えていますよね。家計がうまく回らなくなる可能性もありますし、お互いの負担が大きくなってしまうことも考えられますから婚約破棄となることがあります。

子どもが出来ない身体なのを黙っていた

結婚して子供が欲しいと考える男性も大勢います。自分の子供が欲しい、そのために結婚したいという男性もおられるでしょう。しかし、婚約した相手が実は子供ができない身体なのを黙っていたというケースだと婚約破棄となる可能性があります。実際このケースは少なくありません。また、女性だけに限らず男性になにか理由があって子供ができないということもありますし、男性がそれを隠して婚約するというケースもあります。この場合でも同様に婚約破棄になってしまうことはあるでしょう。

不貞行為

婚約期間中に不貞行為があると婚約破棄になってしまうことがあります。婚約というのは結婚の約束ですし、それにも関わらず不貞行為を働くような人と結婚しようとは思わないでしょう。婚約期間中にまで不貞を行う人というのは結婚しても必ず同じようなことをしてしまうでしょうし、それを考えるととても結婚などできませんよね。こうしたケースで婚約破棄に至ってしまうというケースは実際のところ少なくありません。

離婚経験を黙っていた


過去に離婚経験があることを黙っていたという場合にも婚約破棄に至ってしまうことがあります。どうしてそれで婚約破棄になるの?と不思議に思われた方もいるかもしれませんが、離婚しているということは何らかの原因があると考えられますし、その人に何か欠陥がある可能性もあります。また、子供がいた場合だと養育費を毎月支払っている可能性もあるわけですし、それだと自分たちの生活が脅かされてしまうかもしれませんよね。こうした理由から離婚経験があるのを黙っていた場合には婚約破棄になってしまうことがあります。

婚約破棄の理由で法的に認められる内容

婚約破棄したいと思っても法的に認められるものもあれば認められないものもあります。相手がすんなり婚約破棄に応じてくれればいいのですが、揉めて裁判になれば法廷で決着をつけることになってしまいます。ここでは法的に婚約破棄が認められる内容について見てみましょう。

不貞行為

不貞行為が原因で婚約破棄というケースだと法的に認められます。婚約中の不貞行為は不法行為とみなされますし、信頼関係を著しく損なう行為だと判断されますから裁判になっても婚約破棄は認められるでしょう。

暴力

これも婚約破棄が法的に認められるケースです。暴力を日常的に振るわれているとなるととても結婚などできないでしょうし、まともな結婚生活が送れるとは思えません。そのため婚約破棄が認められるケースがほとんどです。

侮辱行為

人格を否定するような侮辱行為が婚約破棄の理由となってしまうこともありますが、これも法的に婚約破棄が認められることがほとんどです。

宗教


宗教がダメということではありませんが、それをパートナーが受け入れることができないとなると婚約破棄になってしまうこともあるでしょう。こうした場合も法的には婚約破棄が認められるケースが大半です。

性的異常や性的不能

これも婚約破棄の理由になってしまうことが多いですが、このような場合でも法的には婚約破棄が認められると思います。性的不能だと子供を作ることが難しいでしょうから、婚約の破棄が認められます。

失業や倒産

結婚後の生活を脅かすことになりますから婚約破棄が認められることがほとんどです。

身体の不調

身体の不調が原因で婚約破棄になってしまうということもありますが、この場合でも婚約破棄が認められることが多いのではないでしょうか。

セックスレス

セックスレスが原因で婚約破棄になることもありますが、これも法的に婚約破棄が認められます。もちろん、ケースバイケースだとは思いますが、セックスレスだと子供を作ることも難しくなるでしょうから認められることが多いです。

婚約破棄の先にある6つのリスク

婚約破棄にはさまざまなリスクがありますから、それを覚悟した上で実行しなくてはなりません。ここでは婚約破棄の先にある6つのリスクについて見てみましょう。

①社会的地位を無くすリスク


婚約破棄によって社会的地位を無くすリスクが考えられます。婚約破棄となる理由やどちらに原因があったかによって異なりますが、自分が原因で婚約破棄になってしまった場合だと社会的な地位を無くしてしまう恐れがあります。周りからも白い目で見られるようになってしまうでしょうし、職場でも重要なポストから降ろされてしまうかもしれません。特に不貞行為や借金などが原因で婚約破棄になり、それが周りに知られた場合には最悪です。こうした噂はすぐに広がりますし、尾ひれがついて広がりますから社会的地位もあっという間に無くしてしまいます。

②慰謝料を請求されるリスク

慰謝料を請求されるリスクもあります。こちら側の理由で婚約破棄に至った場合には慰謝料を請求されてしまう可能性がありますし、それなりのまとまった金額を慰謝料として用意しなくてはなりません。慰謝料を支払いたくない、といっても裁判で慰謝料を支払うようにと判決を出されてしまうと支払わざるを得ません。不貞行為など自分に婚約破棄となる原因があった場合には十中八九慰謝料を支払わなくてはならなくなるでしょう。婚約破棄によって相手に精神的苦痛を与えることになってしまいますから、それに対する損害賠償として慰謝料が必要となるのです。

慰謝料は2人で話合って穏便に解決することもありますが、揉めてしまった場合だといろいろ面倒です。相手も弁護士を立ててくるでしょうし、そうなるとこちらも弁護士を代理人にしたほうが話はスムーズに進むでしょう。ただ、こちらも弁護士を雇ったからといってそれで慰謝料を払わなくてイイということにはなりません。婚約破棄によって相手に精神的苦痛を与えているのなら間違いなく慰謝料の支払い義務は発生すると思いますが、こちらも弁護士を立てることによって相場以上の金額をふっかけられることを回避することができます。

③式場のキャンセル料を支払うリスク

婚約して挙式の日どりも決めている、といったケースで婚約破棄に陥ってしまうというケースもあります。ゲストに招待状も出している、という状況で婚約破棄になるといろいろ大変ですよね。実際このようなこともなくはないのですが、こうしたケースだと式場もキャンセルしなくてはなりません。式場だけでなく二次会の会場や手配していたカメラマンなどもキャンセルしなくてはならないでしょうし、その手間が相当かかってしまいます。それだけでなく式場のキャンセル料を支払わなくてはいけないリスクもあるのです。

キャンセル料が発生するかどうかは予約していた式場によってまちまちですが、挙式の日どりが近くなってからのキャンセルだとたいていキャンセル料は発生すると思います。直前のキャンセルだと料金全額のほとんどを支払わないといけない、ということもあるかもしれません。いずれにしてもそれなりの金額になってしまうでしょう。このキャンセル料は当然婚約破棄の原因を作ってしまった側が支払うことになると思います。ほかにも二次会会場やカメラマンなどのキャンセル料も発生するとなるとそれなりの出費を覚悟しなくてはなりません。

④相手を大きく傷つけてしまうリスク


婚約破棄によって相手を大きく傷つけてしまうリスクがあります。どのような理由で婚約破棄になるにせよ、結婚の約束をなかったことにされるのですから相手の気持ちは大きく傷ついてしまいます。これもリスクといえばリスクですよね。相手を傷つけてしまったのですから当然慰謝料も発生してしまいますし、今後さまざまな方面に影響が出てしまう恐れもあります。

⑤社内恋愛の場合には退職するリスク

社内恋愛だった場合には退職しなくてはならなくなるかもしれません。直接会社から退職しろと迫られるようなことはないでしょうが、自分に原因があって婚約破棄になったとなると周りから白い目で見られてしまうことは間違いありません。婚約破棄してしまう最低な人、人間性に問題がある人と見られてしまうかもしれませんし、針の筵で仕事をしなくてはならないのです。そのため、こうしたケースだと自ら職場を去ることが多いのではないでしょうか。上司や同僚からの風当たりも相当強くなってしまうでしょうし、会社にいられなくなります。

⑥両親から勘当されてしまうリスク

両親から勘当されてしまうリスクもあります。古い世代の方にとって婚約破棄などとんでもないことでしょうし、考えられないことです。しかも、その理由がこちら側にあったとなると下手すると本当に勘当されて親子の縁を切られてしまうかもしれません。厳しいご両親だとこのようなことになってしまうことは十分考えられます。

婚約破棄しないためには

婚約破棄してしまうとさまざまなリスクが生じる恐れがありますから、なるべく婚約破棄にならないようにしたいですね。たとえ自分に原因がなかったとしても婚約破棄になることはありますし、相手が原因で婚約破棄になることもよくあります。ここでは婚約破棄しないために覚えておくべきことをいくつかお話しましょう。

相手の素性調査を行う


相手の素性調査を行うというのは大切なことです。最近では出会ってすぐに結婚するようなカップルもいるようですが、これはもう問題外ですね。きちんとお付き合いして相手のことを知り尽くしてから婚約するべきですし、そのためには素性調査も必要となってくるでしょう。プライベートが今一つよく分からない相手だと何か隠し事がある可能性もありますから、素性調査をして婚約しても大丈夫かどうかを確認しなくてはなりません。素性調査は興信所や探偵事務所などに依頼すれば請け負ってもらえます。

婚約をする上でのルールを決めておく

婚約するうえでのルールを決めておくのは有効です。嘘をついていた場合には婚約を破棄する、慰謝料も発生するといったルールを決めておくとイイですね。できればきちんと書面にして残したほうがイイと思います。口頭だけの約束だと後から言った言わなかったの水掛け論になってしまいますし、収拾がつかなくなってしまいます。書面にしておけばルール違反をしたときに証拠となりますから、できるだけ書面にして残すことです。書面にした上で弁護士など専門家に中身をチェックしてもらっておくとあの安心ですね。

気持ちが揺れている時には婚約しない

気持ちが揺れているときに婚約してしまうと十中八九後悔してしまうでしょう。やっぱり婚約するんじゃなかった、と後悔してしまうことにもなるでしょうし、婚約破棄に至ったときには「直感を信じていればよかった・・・」となってしまいます。気持ちが揺れているときに慌てて婚約するような必要はないでしょうから、もう少し様子を見てみてはいかがでしょうか。また、相手がやたらと婚約を急かしてくるようなケースだと少々危ないです。何か婚約を急がなくてはいけない理由があるのかもしれませんから、そのあたりも探ってみるといいかもしれませんね。

まとめ

婚約破棄でよくある理由やその先にあるリスクについてご紹介しました。婚約破棄となるとお互いに傷が残ってしまいますし、苦い思い出になってしまいます。特に裏切られた側からすると今後恋愛や婚約をすることが怖くなってしまうかもしれません。婚約破棄そのものにもさまざまなリスクがつきまといますから、そう簡単に婚約破棄をするものでもありませんね。婚約破棄するのならそれなりの覚悟をもってする必要があります。