ブーケって何のためにあるの?ブーケの基礎知識や種類を紹介!

花嫁に欠かせない道具として挙げられるのが、ブーケでしょう。しかし、ブーケといってもいろいろな種類があるため、どんなデザインのものを選べばいいか迷ってしまうことがあります。そもそもブーケとはどんな意味を持っているかご存知でしょうか?ブーケの意味や、ブーケの種類を理解して、思い出に残る自分だけのブーケ選びに役立ててみてください。

ブーケの基礎知識

フランス語で花束を意味するブーケ

ブーケとはフランス語からきている言葉です。フランス語のブーケは「bouquet」で、ブケやボケなどと発音します。ブーケとは生花や造花の花束を意味しています。そのため結婚式で使うブーケは、日本語で「ブライダルブーケ」や「ウエディングブーケ」というと正確な意味となるでしょう。

ブーケは厄除けの意味を持っていた

ブーケの紀元は19世紀のヨーロッパだといわれています。ヨーロッパではハーブを虫よけや厄除けとして使う習慣がありました。そのハーブを集めた花束のことを、タッジーマッジーと呼びます。この花束には霊力が宿るとされ、おまじないにも使用されていました。ハーブには殺菌力を持つものが少なくありませんから、もともとは病気を防ぐために役立てられてきたものだったのです。そのタッジーマッジーを花嫁が持つようになったのが、ブーケの始まりだとされています。

ブーケとブートニアはプロポーズに欠かせないものだった


もうひとつブーケの始まりだとされているのが、男性が女性へのプロポーズに使用していたというものです。20世紀に入り、男性は求婚したい女性に対し、毎日花束を贈る習慣がありました。そしてプロポーズする際には、野に咲く花を自ら摘み取り女性に贈りました。女性がプロポーズにOKなら、花束から1輪の花を抜き男性のポケットに入れます。その1輪の花のことを、ブートニアと呼んでいました。この逸話からウエディングブーケが生まれたとされています。

中世のヨーロッパではハーブがブーケに使われていた

中世のヨーロッパで使われていたタッジーマッジーは、ハーブが持つ意味からそれを選び、花束にして女性に贈る習慣がありました。花束をもらった女性は、ハーブの意味を調べて相手の気持ちの思いを巡らせていたのです。タッジーマッジーとは恋人同士にとって言葉の代わりとして大切にされてきました。そのため、今でもハーブの意味を利用しブーケを用いているといわれています。

白い花束が主流になったのは19世紀頃から

現在あるような白いブーケが用いられるようになったのは、19世紀のヨーロッパだとされています。結婚式の際に純潔の意味を持つ白いギンコウバイと、子宝の意味を持つオレンジ色の実を付ける花を使って冠にしていました。それがもとで、現在のように白いウエディングブーケが用いられるようになったとされています。

ブーケトスの発祥はイギリスだった

ウエディングブーケを用いブーケトスをする習慣は、14世紀のイギリスだとされています。その当時のイギリスでは、花嫁の衣装を触ると幸せをもらえるとされていたためです。また、ブーケの花をもらうことでも花嫁の幸せにあやかれると考えられていました。その習慣が今のようなブーケトスになったと考えられています。

ブーケの基本の形は全部で7つ

ブーケの代表格として人気のあるキャスケードブーケ


キャスケードとは滝を意味しており、滝が流れ落ちる様子に似たブーケのことです。ラウンドブーケにワイヤーを使い、逆三角形の形に仕上げています。正統派のウエディングドレスとの相性が良く、Aラインやプリンスラインのドレスと組み合わせるといいでしょう。大きめのカサブランカを中心にあしらい、豪華な印象があるブーケです。ほかにも白のバラを使ってキャスケードブーケに仕上げることもできます。流れる雰囲気は、つる性の植物で仕上げるのが特徴です。

愛らしい印象でベーシックなデザインのラウンドブーケ


ラウンドブーケは丸い形をした可愛らしいブーケのことです。結婚式でよく使われるデザインで、柔らかい印象のドレスに似合います。中心部分には吸水スポンジがあり、その周りを覆うように半円球状に花を挿しています。そして小さめの花を密集するように仕上げるのが一般的です。定番の白い花を使ったラウンドブーケはもちろん、カラフルな色使いにも仕上げることができます。持ち手の部分にリボンが巻かれ、片手でも持ちやすいでしょう。ブーケトスもしやすいデザインです。

ナチュラルなスタイルでドレスを選ばないクラッチブーケ


クラッチブーケとは、茎が付いた状態の花束を使ったブーケです。中心部分に吸水スポンジを使っていないため、ラウンドブーケよりもブーケトスに向いています。大きさは小から中型で、花束を摘んだようなナチュラルな雰囲気が魅力です。カジュアルなリゾートウエディングや、ガーデンウエディングにも似合うでしょう。茎の部分を短くするとカジュアルよりになり長めにするとエレガントです。茎が付いたブーケは、小分けにして数人にプレゼントすることもできます。

ふんわりとした印象でアレンジも幅広いオーバルブーケ


完全な円形に仕上げるのがオーバルブーケです。球状のブーケの持ち方は、リボンを吊り下げるのが特徴です。全面が花で覆われているため豪華ですが、その代わり花の本数が必要となるため、価格は高めとなります。円形に尻尾を付けると、涙型となりティアドロップブーケとしても活用できます。垂れ下がるように仕上げると、よりナチュラルな雰囲気になるでしょう。

途切れない輪っかが永遠を意味するリースブーケ


まだ使う人は少なめですが、個性的なブーケを選びたいなら、リースブーケを選んでみましょう。リースーケは輪っかが永遠を意味するため、結婚式に向いています。輪の部分は植物の茎の質感を生かし、輪の下の部分に花をあしらうデザインです。持ち手の部分にレースを巻き付ければ、手で持ちやすいでしょう。腕にかけて持つこともできていろいろなシーンで活躍できます。結婚式の二次会で使うリースとしてや、お色直し用のリースとしても人気があります。使う花によってエレガントにも、かわいらしい雰囲気にも仕上げることができるタイプです。

たくさんの花でインパクト抜群のボールブーケ


ボールブーケとは完全に円形になったブーケのことです。オーバルブーケとも似ていますが、オーバルブーケの場合は尻尾を付けてアレンジするのに対し、ボールブーケはそのまま円形の形を活用します。花の数が多くインパクトが強く、かわいらしいドレスとの相性がいいです。華やかな雰囲気を求める方や、ふんわりとキュートな雰囲気に仕上げたいときに重宝します。小ぶりなものはアクセサリー感覚で持つことができるのが魅力です。

バッグ型で片手で持てるバッグブーケ


持ち手があるハンドバッグ型のブーケです。鞄としての機能はなく、見た目がバッグ型になっているだけです。結婚式にはブーケトスしやすいラウンド型を選び、披露宴のお色直しにはこんなデザインを選んでみましょう。手で持つだけでなく、腕にもかけられるデザインです。ブートニア付きのブーケなら、女性へのプレゼントとしても使うことができます。

生花以外にも造花やプリザーブドフラワーのブーケも増えている

ブーケには生花を使うことが一般的ですが、最近は記念に残したいというニーズから、プリザードフラワーのブーケも登場しています。ほかにも造花のブーケも売られているため、一生の記念に残したい方は、そういった保存性の高い素材を選んでみてください。自由度の高いデザインを選びたいなら、籠にブーケを入れたものや、腕に付けられるリストブーケがおすすめです。花以外を使ったものでは、フルーツ、野菜、お菓子、リボンを活用したものも選ぶことができます。

生花のブーケ

結婚式という一日のために用意される

生花のブーケは結婚式一日だけのために用意される特別なものです。生花は香りも楽しむことができ、リラックスすることができるでしょう。香りも一緒に楽しみたい方は、香りの強いハーブを組み合わせるといいかもしれません。何よりも生花は、花嫁だけに作られた特別なものという雰囲気があります。世界にたった1つしかない一点もので、どこにも存在していません。本物の花はみずみずしさがあり、触った感触も生花ならではだといえます。

生きている花を使うことで後々保存するのが難しい

生花を使ったブーケは、どうしても保存性が悪くなります。たった一日しかブーケを楽しむことができず、もったいないと感じる方もいるでしょう。

造花のブーケ

季節を問わず好きな花が使える造花のブーケ

造花の花は人工物を使って作られているため、自由度が高いのが魅力です。季節によって咲く花は異なるため、生花だと時期によって使える花が限られてしまうことがあります。一方で造花なら、色や形の自由度も高く、季節に影響されることがありません。最近の造花は本物と間違えるほど美しく仕上げられているものもあります。

選び方を間違えると安っぽくなる可能性がある

最近の造花の品質は高いといっても、近くで見れば生花の質感に負けてしまいます。それに選ぶ花の色や形を間違えてしまうと、安っぽく仕上がることもあるため注意が必要です。値段が高いものを選ぶと、生花とそれほど変わらない金額になることもあります。

プリザーブドフラワーのブーケ

生花にはないカラーで作ることができる

プリザードフラワーは生花を使って加工する技術のことで、色を加えることもできるため、生花にはない色を表現できます。鮮やかな色使いは、結婚式の前撮りにも向いているでしょう。生花には存在しない鮮やかなブルーを使いたい場合は、プリザードフラワーがおすすめです。

生花や造花に比べると花の種類が少ない傾向にある

すべての生花をプリザードフラワーに加工できるわけではないため、花の種類が限られてしまうデメリットがあります。たくさんの種類から選びたい方にとって、希望のブーケが作れない可能性があるでしょう。

ブーケで使われる定番の花

結婚式にぴったりな花言葉が多いバラ

バラの花ことばは愛や純潔、愛の誓いなど結婚式にピッタリの花ことばがあります。情熱の愛を表現する場合は赤いバラ、純潔をイメージさせる白いバラ、ピンクのバラは愛の誓いという意味があります。このような理由から、バラはブーケに多く用いられています

大輪の花が高貴なカサブランカ

カサブランカは豪華なイメージをつくるためにピッタリな花です。キャスケードブーケに使う定番の花で、ボリューム感が出ます。造花や生花にも対応しやすい特徴があります。

カラーバリエーションの豊富なガーベラ

色が豊富でかわいらしい雰囲気に仕上がるのが、ガーベラです。花の形を活かし、円形状のブーケに仕上げることが多くなっています。色は白、ピンク、イエローなど豊富で、茎を活かしたクラッチブーケにも対応できます。

ふんわりとした雰囲気が可愛らしいトルコキキョウ

トルコキキョウを使ったブーケは、花を密集させると豪華な雰囲気に仕上がります。色は白、ピンク、紫など豊富で、ふんわり可愛いデザインに仕上げたい方におすすめです。花弁がいくつも重なりあい、優しい雰囲気になります。

ブーケはいくつ用意する?

基本はドレスの数だけ用意する

ブーケはお色直しのドレスの数だけ用意しましょう。ドレスの色やデザインによって、似合うブーケが異なるからです。結婚式用の純白ドレスに合うブーケ、お色直しのカラードレスに似合うブーケそれぞれ用意してください。

前撮り用と本番用で3~4つ

結婚式の前に写真撮影をする予定なら、前撮りと本番用で3~4つくらい用意しておくと便利です。最近はネットで買うことができる、安価な造花のブーケも売られていますから、複数用意しておきましょう。

ブーケを手元に残したい場合は

ブーケトス用のブーケを別で用意する


世界にたった1つだけのブーケは、花嫁さん自身も手元に残したいと思うものです。そのような場合は、ブーケトス用を1つ準備しておくといいでしょう。招待客向けのブーケと、自分用のブーケを分けておけば、記念に残すことができます。

生花のブーケも加工すれば長く残せる

生花のブーケはもったいない、そんな心配をしている方におすすめなのが、生花のブーケをドライフラワーとして楽しむ方法です。ブーケの形そのままを再現することは難しいかもしれませんが、大切な思い出の花を残すことはできます。ドライフラワーの加工は別料金の場合が多いので、値段は確認しておいてください。

和装に合うブーケもある?

手鞠のようなボールブーケ


白無垢にはカラフルな色を使ったボールブーケがおすすめです。和の雰囲気を持つ花を使えば、和装にも合わせることができます。持ち手として紐を付けておくと、ハンドバッグのように持ち歩けるのがメリットです。

扇子ブーケ


和装に合わせるブーケは、扇子に花をつけてもらう方法があります。このやり方なら手にも持ちやすく、花の数が少ないため安価で作ることができるでしょう。胡蝶蘭を使ったブーケは、和装にピッタリです。

まとめ

ブーケといっても種類があるため、自分にピッタリのものを選んでみてください。どのブーケの種類を選んでいいのか迷ったら、1つだけにせず複数用意してみてはどうでしょうか。生花もプリザードフラワーも造花もそれぞれメリットがあります。形で迷った場合も、複数のブーケを用意することで希望が叶いやすくなるでしょう。