余計なお世話とは?
そもそも余計なお世話とは一体どのようなものなのでしょうか。こちらでは余計なお世話というものに注目してみましょう。
相手方の親切心があるがかえって迷惑な行動
まず基本的にこれは親切心から本人が行っていることが多いです。しかし、それが相手にとっても親切なことになるとは限らないのが問題となっているのです。余計なお世話と相手が感じてしまうのは、それがかえって迷惑な行動となってしまうからです。たとえば余計なお世話をされることによって、余計に事態が悪化してしまったということもあるのです。そのようなことをされると迷惑に思えるでしょう。
おせっかい・ありがた迷惑とも言う
余計なお世話というのはおせっかいだと言われることもあります。自分が望んでいないのに本人は善意のつもりで何かをしてくるのです。あるいはありがた迷惑と表現されることもあるでしょう。ありがたいことのつもりで本人は助けようとしているのですが、それが迷惑となってしまうのです。このようなことをしてしまう方はどこにでもいるでしょう。それが善意であるために迷惑であると伝えることがなかなかできないのです。そのため、とても厄介な行為だと思われています。
余計なお世話をする人の7つの心理
余計なお世話をする人というのはさまざまな心理が働いています。それではどのような心理からそのような行動を取ってしまうのでしょうか。こちらではその心理について紹介しましょう。
世話好き
余計なお世話をする人は基本的に世話好きであることが多いでしょう。他人のお世話をするのが好きなのです。それはもちろん本人にとっては相手に対する善意や親切心で行っているつもりなのです。ただし、他人に世話をしている自分自身が好きだというケースもあります。それで自分は良い人なのだと思うことができるのです。そのため、相手のことを本当に考えているとはいえないでしょう。あくまでも自分勝手にお世話をするのです。
他人に優しくする自分に酔っている
他人に優しくするということは相手のためにしてあげている犠牲的な行為のように思われています。もちろん本当に優しさでそのような行為をしている方もいるのですが、余計なお世話だと評価される方というのは、とにかく他人に優しくすることを重視している傾向があります。このような人は優しくする自分に酔っているといえるでしょう。他人に優しくしている自分は素敵だと思っているのです。
良い人だと思われたい見栄
周りから良い人だと思われたいために他人に優しくしているという方がいます。他人のお世話をする人というのは一般的には良い人だと思われています。ただし、それはありがた迷惑となってはいけません。しかし、良い人と思われたい方というのは、自分の評価を上げることしか考えておらず、見栄で他人に優しくしているため、それは余計なお世話と思われてしまうのです。
口出ししたくなる
つい他人に口出しをしたくなるというタイプの方がいます。他人がしていることに少しでもおかしなことがあるとそれを指摘せずにはいられないのです。このような方は、基本的に自分が一番正しいと考えているのです。自分のやり方をみんなも従うべきだと考えています。そのため、それに従わない人がいれば、それはおかしなことだと考えています。そのため、どんどん口出ししてくるのです。相手の気持ちにはまったく配慮していません。
相手の気持ちになることが出来ない
相手の気持ちをしっかりと考えることができる人というのは余計なお世話をしてしまうことはありません。しかし、余計なお世話をする人間というのは、相手の気持ちを無視してしまいます。自分のすることが相手をどのような気持ちにさせてしまうのかを一切考えないのです。相手が嫌がっているということもまったく気がつきません。そのため、余計なお世話をどんどんしてしまうのです。
見ているだけが出来ないせっかちな人
見守るということができないために余計なお世話をする人がいます。たとえばゆっくりと行動している人が許せないのです。また、失敗してしまいそうになっている人がいると、すぐに口を出してしまうこともあります。基本的にせっかちなため、待っていることができないのです。誰かに何かを頼んだとしても、その人が素早く行動をしなければすぐに余計なお世話をしようとしてしまいます。
リーダーシップを取りたい
自分がリーダーシップを取りたがるというタイプの人がいます。このような方は余計なお世話をする傾向にあるでしょう。自分が主導してその場をまとめたいと考えるのです。そのためにいろいろと口出ししてきたり、余計な手助けをしようとします。そうすることによって、その場が上手くいくと信じているケースが多いでしょう。しかし、周りにはそうは思っていないのです。
余計なお世話をする人と上手に付き合う方法
他人に余計なお世話をする人はどのようなところにもいるものです。その人と上手く付き合っていくのはとても苦労するでしょう。こちらではどうすればこういう人と上手に付き合えるのかを教えます。
はっきり迷惑だと伝える
まず余計なお世話と思えるようなことをされたのであれば、それが迷惑であるとはっきり伝えるべきでしょう。そうしないと相手はそれが迷惑なことだとは夢にも思っていないのです。そのため、こちらが迷惑だと主張しなければ、ずっと同じことをしてくる可能性があります。それではいつまで経っても問題は解決されないでしょう。はっきりと伝えることは大切なのです。
最後まで話は聞く
他人の話は最後までしっかりと聞くようにしましょう。たとえそれが余計なお世話だったとしても、話を最後まで聞いていないと説得力がなくなってしまいます。相手の話を聞いた上で、それは迷惑であると伝えるべきです。そうすれば、あなたが本気で嫌がっていることを相手に理解してもらえます。話を遮るようにして迷惑だと伝えても、それでは喧嘩になってしまう可能性があるのです。
軽くあしらってみる
余計なお世話をされたとしても、それが鬱陶しいのであれば、軽くあしらってみるという方法もあります。あしらうことによって、相手はあなたに余計なことをするのをやめるでしょう。相手に嫌われても構わないと考えているのであれば、こちらの方法は有効でしょう。相手はもうあなたにちょっかいをかけなくなります。
余計な情報を与えない
余計なお世話をされるというのは、相手に余計な情報を与えている可能性があります。相手にあなたのことについて知られてしまうと、きっと困っているに違いないと思われるかもしれません。そうすると余計な手助けや助言を受けるようなことになるのです。そのため、自分のことについてはできるだけ話さないようにしましょう。情報が伝わってしまうと余計なことをされる可能性がどんどん高くなってしまうのです。
感情的にならない
たとえ余計なお世話をされたとしても、そこで感情的にならないことが大切です。相手が善意でやっているのであれば、下手をすればあなたの評判が悪くなってしまう可能性もあります。トラブルに発展してしまうこともあるのです。相手に余計なことをされたとしても、常に冷静でいることが大切なのです。そうすれば、余計なお世話をする人に上手く対応することができるでしょう。
まとめ
どこにでもいる厄介な人が余計なお世話をする人です。このような人の対処に困っている方は多いでしょう。さまざまな心理から余計なお世話をしてくるのです。こういう方には上手な対応をとるべきです。そうすることでトラブルを避けられて、迷惑なことをされずに済むでしょう。余計なお世話からは上手く回避しましょう。