除毛クリームの基本的な使い方
そもそも除毛クリームの仕組みとしては、除毛クリームに含まれている成分が体毛を作っているケラチンタンパク質を溶かすことで除毛をするという仕組みになっています。
- ムダ毛が隠れるくらいしっかりクリームを塗る(中にはスポンジやヘラがついている製品や、直接チューブを肌につけて塗るタイプもあります。その場合はそちらを利用してパッケージの指示通りに塗ってください。)
- 塗布したまま、パッケージに記載されている時間待ちます。ほとんどの製品は5〜15分が平均なようです。
- 時間が経ったらクリームを少しだけ取り除き、除毛が十分にできているかチェックします。できていないようだったらもう少し足してしばらく待ちましょう。
- その後除毛が確認できたら残りのクリームを取り除きます。
- 水かぬるま湯でクリームをきれいに洗い流し、タオルで拭いたあとにボディクリームなどを塗って保湿しましょう。
基本的には以上の手順で脱毛クリームを使用します。なんとなくの流れは以下の動画をチェックしてみてください。(製品はVeetというものを使用しています。)
除毛クリームの使い方の注意点
ここでは除毛クリームを使用する際の注意点をいくつかご紹介いたします。
パッチテストをする
肌が弱いと自覚している人はもちろん、普段あまり肌荒れしない人も一度パッチテストを行うことを強くおすすめします。除毛クリームは毛のたんぱく質に作用する薬剤が配合されているため、一般的なスキンケア商品よりもダメージが強くなっているからです。
特に日本人の肌は季節や環境などで変化しやすく、ゆらぎやすいとも言われています。普段は化粧品などで荒れたことがなくても、たまに反応してしまい、中には皮膚科にお世話になってしまった、と経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まずは足のすねなどの除毛したい部分の狭い範囲だけに少量だけ塗って、皮膚の炎症などの肌の状態を確認することが大切です。問題がないようでしたら、気になる部位に塗布して脱毛をしてみてください。
身体を洗い、水分を拭き取った後に使う
除毛クリームの説明書には、必ずといっていいほど「清潔な肌に使用すること」と書かれています。汚れが残ったままだと雑菌が繁殖して肌が荒れてしまうことも。また、ボディクリームやボディオイルを取り除かないと除毛クリームの成分が浸透しないので、何もついていない素肌の状態で使用することが大切です。
なのでなるべく身体をきちんと洗い、しっかりと水気を拭き取った上で脱毛クリームを塗布しましょう。肌を清潔に保つだけでなく、皮膚が温められて柔らかくなった状態になるとともに、毛穴も開いた状態となるので除毛しやすくなります。
クリームをまんべんなく塗布する
「ムラが残った」「除毛されていない部分がある」などのトラブルを避けるためには、なるべく厚みが均等になるようにスポンジやヘラなどのアイテムを使用するとよいでしょう。また。大量に塗れば除毛効果が高まるというものでもありません。「べったり、たっぷり」ではなく「適量をまんべんなく均等に」塗ることが大切です。量は各製品のパッケージの記載を確認しましょう。
除毛クリームには、ヘラ、スポンジなどが付いているもののほかに指で塗布するタイプのものもありますが、爪にクリームが付くとダメージを与える可能性もあります。なるべく道具を使って直接指や爪にクリームが付かないように注意しましょう。
除毛後はクリームをキレイにふき取ってからシャワーで流す
除毛後はきちんとクリームを拭き取りましょう。毛の流れに逆らうようにスポンジやヘラを使ってすくうと綺麗に取り除きやすいです。ティッシュを使って拭き取ることもできますが、クリームが柔らかい場合は、拭き取るために大量のティッシュを消費し、逆に硬い場合はティッシュが破けてうまく拭き取れないこともあります。
付属品がない場合は代用品として、アイスクリームの木製スプーンなどを使うとクリームを取り除きやすいです。拭き取る際に力を入れてこすると肌にダメージを与えることになるので、余計な力を入れずに優しく拭き取ることが大切です。
除毛クリームを拭き取った後は、そのままで放置せずシャワーを使ってきれいに洗い流すようにしましょう。残さず拭き取ったつもりでも、微量のクリームは肌に残っています。放置すると肌にダメージを与え続けることになるので必ず洗い流すことが必要です。
シャワーを使って洗い流す場合、除毛クリームを取り除こうとボディソープなどを使用したくなりますが、アルカリ性の洗浄剤の場合は除毛クリームの成分と化学反応を起こして肌がかぶれてしまう可能性もあります。洗浄剤を使用せず、水やぬるま湯だけでて丁寧に洗い流すようにしましょう。
必ずスキンケア!保湿は忘れないようにすること
シャワーで洗い流した後、特に肌が敏感な方は除毛クリームを塗布した部分がピリピリしたり、火照ったりすることがあります。ムダ毛と一緒に古い角質も剥がれている状態となっているので、保冷剤などをタオルで包んでクールダウンすると肌が落ち着きます。
肌が落ち着いたら、化粧水などで保湿することを忘れないようにしましょう。除毛クリームを使った後の肌は敏感で乾燥しやすくなっています。肌に刺激の少ない化粧水で十分な水分を補充して乾燥を防ぎましょう。アルカリ性の成分やアルコールが配合されていない化粧水であれば、肌に強い刺激を与えることはありません。美容液やオイル系のものは避けた方がいいでしょう。
除毛クリームの間違った使い方!こんな使い方はNG
除毛クリームの間違った使い方をこちらではご紹介いたします。自分の肌を綺麗に保ち、気持ちよく除毛するためにもぜひ注意しましょう!
決められた用量を超えて使う
まずは決められた用量を守るということが大切です。通常よりも大量に塗布したからといって、効果が高まるということはありません。また除毛クリームには毛を溶かして剥ぎ取るという強い作用があるので、肌を痛めつけてしまう可能性もあります。
また、生理前や妊娠中などホルモンバランスが大きく崩れる時期は肌トラブルが起きやすくなるため、パッチテストを行うなど使用には特に気をつけるようにするとよいでしょう。
万一使用後に、お肌に異常があった場合はすぐに医者にかかるようにしてくださいね。
対応してない部位に使う
体の部位によって体毛の密集度や太さ、長さが異なるように、除毛クリームにもどの部位に使用するかによってタイプが分かれています。例えば、デリケートなVIOゾーンの軟毛と腕や脚の剛毛とでは、除毛クリームに配合されている成分の量や放置時間が異なります。なので、自分が脱毛したい部位の除毛クリームを使うようにしましょう。
特にデリケートゾーンの場合、他の部位に比べてどうしても荒れやすい部分でもありますので、必ずデリケートゾーンにはデリケートゾーン専用の製品を使うようにしてください。
また女性の中でも剛毛で困っている、という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は一度女性用で試して効果が薄かった場合、パッチテストを必ずした上で男性用を一度使ってみるのもよいでしょう。
時間を置きすぎないように!
除毛クリームを使用して痒みや肌のかぶれ、炎症などの肌トラブルが起こる場合、実はそのほとんどは決められた放置時間を越えてクリームの塗布していることが肌荒れの原因であることが多いようです。
パッチテストで大丈夫であっても、大量に塗布して放置時間が長くなれば肌へのダメージは大きくなります。勝手な判断で説明書に書かれている放置時間を越えないようにすることが大切です。またパッケージにかかれている時間内であっても、5分おきなどにきちんと除毛されているかをその都度確認し、放置のしすぎに気をつけるようにしてください。
おすすめの除毛クリーム
ここでは、feely編集部おすすめの除毛クリームを3つご紹介いたします。
①moomo(ムーモ)
Instagramなどでも話題のmoomoは、その除毛力はもちろんのこと、保湿成分がたっぷり入っています。シアバターや大豆エキス、イソフラボンなどの女性の肌に嬉しい成分で保湿もバッチリ。除毛後は荒れやすくとてもゆらいでいるお肌を優しく包み込んでくれます。
エッセンシャルオイルも配合されており、除毛クリーム独特の香りも軽減されているのも特徴的。ラベンダーの香りでリラックスできます◎
②Veet 除毛クリーム
スポンジ付き、1000円程度で気軽に始められるVeetもおすすめです。バラエティショップやドラッグストアで気軽に手に入れることができます。金額も安いので、仮に失敗してもあまり財布が傷まない値段なのが魅力的。敏感肌の方でも使うことができるそうです。
ただ使用感に関しては口コミを見る限り、「綺麗に除毛できました!」という方と「荒れてしまった」「除毛がムラになってしまった」との声が半々なので、気になる方は一応パッチテストをしてみるといいかもしれません。
まとめ
除毛クリームは、クリームを塗布するだけでムダ毛を処理することができる便利なアイテムです。カミソリや毛抜きのように肌に摩擦や刺激を与えることがないため、肌へのダメージも少なくて済みます。
使い方で効果がかなり変わる除毛クリーム。除毛クリームの使い方をしっかりとマスターして、夏に向けてツルツルのお肌を手に入れちゃいましょう!