革靴の特徴
革靴に使用されている素材には、様々な種類があり、主に天然皮革、人工皮革、合成皮革が挙げられます。
人工皮革は、天然皮革に似せて造られており、強度や通気性も良く、素材の材質が均一であり手入れしやすいものです。また、合成革皮は樹脂コーティングされたものでコストが安く、人工皮革よりも特性では劣っています。
天然皮革は、足馴染みがよく、吸湿性や排湿性には優れているため靴に最適。しかし、腐食や変質を防ぐための加工が施されてはいても、常に良い状態を保つためにはお手入れが必要です。
靴のお手入れ方法
一般的な革靴の場合
まず、ホコリをしっかりとブラシを使って払い、汚れ落とし用のクリームを全体に薄く伸ばしてしっかりと汚れを落とします。そして艶を出すためにクリームをムラ無く塗ってあげるのですが、この時は革の色に合わせたクリームを選ぶようにしましょう。
次に、柔らかい布で余分なクリームを拭き取り、よく磨いて仕上げます。最後にシューキーパーで形をしっかりと整えて保管しておきましょう。
起毛革の場合
スエードやヌバックなど起毛革の靴の場合には、クリームなどが使用できません。
そこで、専用のブラシで毛足に沿って、付着した汚れを取り除きます。なかなか落ちない場合は、起毛革用の消しゴムなどを使いましょう。最後にシューキーパーで形をしっかりと整えて保管します。
あると便利なおすすめスペシャルアイテム
レーザーセラム
経年劣化で乾燥したりひび割れが発生した革に対して、栄養を与えるケアアイテム。長年使い続けると発生する靴の履きシワやコーナー部分など、劣化が見られる場所に使います。
また、全体をクロスにとって伸ばして使うことで、革靴全体に栄養を行き渡らせることができますよ。
レザートリートメント
付属のスポンジに付けて伸ばして使う、お手入れが簡単にできる便利なアイテム。1品で「汚れ落とし」「保護」「ツヤ出し」「撥水」「防カビ」の効果が期待できます。
天然素材のみを使用しており無色無臭なので、どの色の革靴にも使用できますよ。靴以外の革製品にも使えるので、1個持っていると重宝するでしょう。
今年の秋も、お気に入りの革靴で!
長い間靴箱にしまっている革靴は、革がよれていたりくすんでいたりすることがあります。秋になって活躍し始める前に、革靴のお手入れをしておくのがおすすめ。
お手入れした後はしっかりと乾燥させることが重要なので、秋が来る前にお手入れを是非しておきましょう。