一時的・慢性的なむくみの原因と日常生活でできる解消法

むくみの中には一時的なものと慢性的なものとがあります。これらの原因について紹介しましょう。また、普段の生活の中でできるむくみの解消法についても紹介します。

一時的なむくみの原因


一時的にむくんでしまうことがあります。こちらは慢性的なものではないためすぐに改善されることが多いです。それでも一時的にむくんでしまうのは嫌なものでしょう。どうして一時的にむくんでしまうのか、その理由について紹介しましょう。

アルコール・冷たい飲み物の摂り過ぎ

まずアルコールを飲んでしまうとむくみやすいです。アルコールによって血管が拡張されてしまうのです。その結果として血液の流れが悪くなってしまうでしょう。これによってむくみが起きてしまうのです。

また、冷たい飲み物をたくさん飲みすぎてしまうことによってもむくんでしまうことがあります。こちらも血流を悪くしてしまう原因となってしまうのです。そのためむくみやすくなってしまいます。冷たいものを飲みすぎないようにしましょう。

塩分の摂り過ぎ

塩分 塩

塩分を摂りすぎてしまうとむくんでしまいます。塩分を摂取するということはナトリウムを摂取することになります。これは浸透圧に影響してしまいます。浸透圧が高くなってしまうため、このままでは体内の状態が悪くなってしまうでしょう。そのため、体は浸透圧を元に戻そうとして塩分を薄めるためにどんどん水分を吸収してしまいます。体内に水分が取り込まれやすい状態となるのです。塩分を摂取すると喉が渇くのはそのためなのです。

水分の摂り過ぎ・摂らなさ過ぎ

むくみというのは体内に水分がたくさん含まれている状態のことです。したがって、水分を摂りすぎているのであれば、それによってむくみやすくなるでしょう。水分の摂りすぎというのは避けるべきことです。

逆に水分を摂らなさすぎるのもいけません。この場合は体は水分を欲するようになります。たくさんの水分が必要となるため、水分を摂取したときにはどんどん水分が体の中に吸収されるようになるでしょう。その結果としてむくんでしまいます。

冷え・血行不良

冷え性になってしまう女性は多いでしょう。冷えというのは体にとって悪い影響をたくさん及ぼしてしまいます。たとえば血流が悪くなってしまうのです。血液の流れが悪くなることによって、むくんでしまいます。

また、血行不良となっている場合にはむくみやすくなります。血液の流れが悪くなると、血液からどんどん水分が出ていってしまうのです。それが体内に溜まってしまう状態がむくみなのです。

長時間同じ姿勢でいる


デスクワークをしている方は、長時間同じ姿勢にいることになります。これはむくみの原因となってしまいます。ずっと同じ姿勢でいることによって、血液の流れが悪くなるのです。人の体は特にふくらはぎが血液の流れにおいて重要な役割を果たしています。同じ姿勢になるとふくらはぎの血流ポンプとしての役割がなくなってしまうため、むくんでしまいやすくなるのです。

生理前や妊娠中などホルモンバランスの変化

女性がむくみやすいのはホルモンバランスが乱れやすいことも影響しています。たとえば生理前や妊娠中などにはホルモンバランスが変化してしまうのです。その結果として自律神経に影響を与えてしまい、血流が悪くなってしまうことがあるのです。それが体内のさまざまな場所で水分が余分に含まれるようになってしまい、むくんでしまう原因となるのです。

筋力の低下

運動不足の方はどんどん筋力が低下するようになるでしょう。筋力の低下によって、血流が悪くなるのです。実は筋肉というのは血液を送り出す役割を果たしているのです。筋力低下によって血流が妨げられるようになってしまいむくみやすくなるのです。特に女性は筋力が低下してしまうことが多いのです。そのため、むくみやすくなっています。

ビタミン・ミネラル・タンパク質の不足


さまざまな栄養素が不足していることがあります。ビタミンやミネラル、タンパク質などです。たとえばタンパク質が不足すると血中のタンパク質濃度が低下してしまうため、濃度を一定に保つために水分を多く吸収するようになりむくんでしまいます。ビタミンやミネラルは体内のさまざまな活動に関わっており、これらが不足してしまうと結果的に体がむくんでしまうこともあります。栄養のバランスのとれた食事をすることは大切なのです。

慢性的なむくみの原因

慢性的にむくんでしまうことがあります。いつまでもむくみが解消されないのであれば、それは病気になっている可能性があるのです。慢性的にむくんでしまう原因について教えましょう。

リンパ浮腫

リンパ浮腫という病気があります。こちらはリンパ液の流れが滞ってしまうことによって、浮腫をはじめとしてさまざまな症状が出てしまうのです。自覚症状がほとんどないため、それに早く気づくことが大切です。たとえば腕や脚がむくんでしまうことがあります。他にもだるさを感じてしまったり、動かしづらさを感じることもあるでしょう。また、疲れやすくなってしまいます。

重症化すると痛みを感じやすくなります。基本的に癌の治療後に浮腫が生じやすくなっています。リンパ節切除をした場所の近くに症状が見られることが多いです。

エコノミークラス症候群

こちらは長時間狭い座席に座り続けることによって引き起こされてしまうとされています。水分や食事をしっかりと取らない状態が長く続いてしまい、なおかつ狭い場所に座っていて脚を動かすことができない場合に起きてしまいます。これによって血行不良が生じてしまうのです。血液が固まりやすくなっています。これによって血栓が血管を流れるようにあり、これが肺につまってしまえば肺塞栓を誘発してしまいます。

このようなエコノミークラス症候群によってむくんでしまうこともあるのです。

下肢静脈瘤

こちらは足の血管がふくれてしまい、それがこぶのように見えてしまう病気のことです。治療をしなくても特に影響はありません。しかし、自然治癒することはありません。見た目の問題だけではなくて、むくみやだるさの症状が出てしまうこともあります。そのため、しっかりと治療をするべきでしょう。足に汚れがたまってしまうためにむくみの症状が起きてしまうのです。

心臓・肝臓・腎臓の疾患

これらの臓器の病気にかかってしまうと、これらの臓器の機能が低下してしまいます。その結果として、血液やリンパの流れが悪くなってしまいます。その結果としてむくんでしまうことがあります。むくみの症状だけではなくて同時に他の症状が出てしまうこともあるため、むくみが長く続く場合には他の症状にも注目しましょう。全身にむくみが出てしまう可能性があるのが特徴となっています。

むくみが数日続く場合は医療機関へ行こう

以上のようにむくみというのはさまざまな病気が関わっている可能性があります。その中には重症化してしまうものも含まれているのです。そのため、しっかりと対処しておかなければいけません。もしむくみが数日間ずっと続いてしまうようであれば、しっかりと医療機関へ行って診断をしてもらいましょう。そうすればむくんでしまう原因について調べてもらうことができます。

日常生活で出来るむくみ解消法

日常生活の中でさまざまな工夫をすることによってむくみを解消することができます。こちらでは生活の中で気軽に実践できるむくみの解消法について教えましょう。

湯船につかる習慣をつけ、睡眠をしっかりとる

まずは毎日しっかりとお風呂に入ることが大切です。湯船につかることによって身体を温めることができます。これによって冷え性を解決することができるでしょう。冷え性になってしまうと血液の流れが悪くなるためにむくみやすくなってしまうのです。身体を温めることによって、血流が良くなります。

また、しっかりと睡眠時間を確保することも大切です。睡眠は身体の状態を整えるためにとても重要なものです。当然むくみにも関係しています。睡眠をしっかりととることはすべての基本といえるでしょう。

適度な運動をして、筋肉量を低下させない

女性 運動

むくみを予防するためには筋肉量がとても重要です。筋肉というのは血流と大きな関係があるのです。体全体にしっかりと筋肉があれば、それによって血流が滞ることなくしっかりと流れるようになるからです。特に女性は筋肉量が低下してしまうことが多いため注意しましょう。

カリウム・サポニンを含む食べ物を摂る

カリウムというのはナトリウムを排出する役割を果たします。体内のイオンバランスを整えてくれるのです。これによって、水分を体内に溜め込まないで済むでしょう。カリウムを積極的に摂取することによってむくみを予防できるのです。

また、サポニンもむくみ予防には欠かせない栄養素として知られています。サポニンには利尿作用があります。そのため、こちらをたくさん摂取することによって、尿を通してしっかりと無駄な水分を排出できるでしょう。

ビタミン・ミネラル・タンパク質を摂る

ビタミンやミネラル、タンパク質は体調を整えるために重要なものです。そのため、毎日の食事の中でこれらの栄養素をしっかりと摂取するようにしましょう。そうすることによって、自然とむくみも解消されていきます。健康的な生活をしていれば、本来むくみは生じないものなのです。

代謝や血行を上げるツボを押す:湧泉


こちらのツボを押すと代謝や血行を上げることができます。それによってむくみを改善させることができるでしょう。湧泉というのは足の裏の中心部に存在しています。こちらのツボを押すことによって、疲れをとることもできます。全身にだるさを感じていたり、疲れが長引いてしまうという方は、こちらのツボをぜひとも押してみましょう。

冷えを解消するツボを押す:三陰交


冷え性によってむくみが生じてしまうのであれば、三陰交というツボを押してみると良いでしょう。こちらは冷え性を解消してくれるツボとなっています。静かに押しましょう。あまり強く押すべきではありません。こちらを押して冷えを解消することができれば、血流が良くなるため、むくみにくくなるのです。

下半身のむくみに効くツボを押す:足の三里


こちらは下半身がむくんでしまったときに押すと良いでしょう。胃腸のツボとされています。また、足の疲れを取ることができて、冷え性の改善にも役立ちます。膝の外側で指3本分ぐらい下がったところにあります。筋肉が盛り上がっているところに位置しています。こちらのツボを刺激しましょう。

まとめ

むくみには一過性のものと慢性的なものがあります。一過性のものは原因を取り除くことによってすぐに改善されるでしょう。ただし、慢性的なものは病気が原因となっているため、しっかりと病院で治療を受けるべきです。生活習慣を改善したり、ツボを押すことによって、むくみを解消できるでしょう。