青文字系って何?青文字系雑誌とメイク・ファッションの特徴

世の中には数え切れないほどのファッション雑誌が存在しますが、その中でも、なんと、色によって雑誌を区別するという文化も存在します。一体青文字系とはどのようなものを指すのでしょうか。また青文字系の雑誌の具体的な名前や、そのメイクやヘアスタイル、ファッションの特徴や青文字系の代表的なモデルなどを紹介していきましょう。

青文字系とは?

古くからある女性誌の分け方のひとつ

いつの時代も女性はファッションに敏感です。また、それと同時に自分の個性を洋服で表そうとしています。そのため、女性ファッション雑誌は読者の個性を象徴するようなものになっています。そして、その個性は度々色々な名前によって括られてきたという歴史があるのです。その歴史を紐解いていけば、女性のファッションの歩みがわかるという意見もあります。

赤文字系との区別のために生まれた言葉

青文字系という言葉の由来は、赤文字系という言葉のカウンターパンチとして生み出されたものだとされています。赤文字系は職場や学校などにいる男性を意識したファッションだと言われています。代表的な雑誌は『JJ』『Vivi』『Ray』『CanCam』などです。これらの雑誌の題字に使われる色が赤やピンクだったことから、赤文字系と呼ばれるようになりました。それとは対照的に青文字系とは、個性を大事にして男性の目線に媚びることのないファッションであるとされているのです。

洋服選びのポイントは「自分らしくあること」

青文字系の洋服を選ぶときに重要なポイントは「自分らしく」ということです。男性受けを気にすることがないガーリーでカジュアルなファッションという特徴を持っています。個性的なものや非日常的なファッションであったり、特には非常識だと捉えられるようなファッションでも、自分らしい個性を出せるのであれば、それを着ても構わないという概念が青文字系のファッションにはあるようです。

同性からもウケがいいため人気

男性からの支持を得るように作られている赤文字系とは違い、青文字系は自分らしさを追求するものとなっています。そのため、同性からのウケがよく、人気となっています。ストリート系やビジュアル系、ゴスロリなどの独創的であったりカジュアルであったりする、あまり異性に目線を向けていないファッションなどを特集することのない青文字系の雑誌は、女子ウケするファッションが好きな人にも評価が高いです。また、アパレル関係やヘアメイク、デザイン系の学問を志す学生といった、クリエイティブな女性の読者が多く、購買層は10代後半から20台前半とも言われています。こういった特徴を持つ青文字系雑誌のモデルは、若年層が使用する頻度の高いSNSで人気であることが高く、中には有名芸能人を大きくしのぐほどのフォロワー数を持っている人がいるほどです。近年では、その人気は赤文字系モデルを上回っている意見もあります。青文字系のモデルは表紙でも満面の笑顔であることが少なく、微笑や無表情であることも多いです。このような媚びない姿勢も読者からの支持を集める要因となっているようです。

青文字系の雑誌

Sweet

Sweet(スウィート) 2018年 10月号【表紙:安室奈美恵・付録なし版】

『Sweet』は宝島社から1999年に発行された青文字系の雑誌です。発売日は毎月12日となっています。こちらは雑誌に豪華な付録が毎日付いてくることが好評で、読者層は20代から30代となっています。個性的と言われる青文字系雑誌の中では、そこまで尖った印象がなく、テイストが甘めであるということも特徴です。カジュアル系であっても可愛らしさをアピールしたり、ガーリーであっても大人の魅力を演出したりと、あくまで「女の子」でいたいという読者が購入する傾向にあります。色っぽさがある上品な着こなしや、カジュアルダウンしたミックススタイルなどのコーディネイトも特集していて、代表的なモデルは吉川ひなのさんや紗江子さん、ローラさんなどの有名人を輩出していることも特筆すべきことでしょう。元AKBの『こじはる』こと小嶋陽菜さんもモデルをしていることで話題となりました。

Zipper

Zipper(ジッパー) 2018年 02 月号 [雑誌]

祥伝社から1993年に創刊された青文字系雑誌であるZipperはボーイッシュなスタイルや原宿系であるガーリーカジュアル、またはストリート系を得意としています。ターゲット層は10代後半から20代前半。古着を着こなした個性的なファッションは2000年代に大きな人気を博しました。当時大人気だったSHAKALABITTSのUKIさんが表紙を飾ることも多く、いわゆる『バンドキッズ』系ファッションの先駆けとも言えるかもしれません。また、矢沢あいさんの作品である『Paradise Kiss』が連載されていたことでも知られています。この作品は実写映画化されたほどの人気がありました。専属モデルには乃木坂46の北野日菜子さんやIMALUさん、読者モデルには現在ミュージシャンとしての活動もしているAMOさんがいます。2014年から刊行形態が季刊化して、2017年12月22日発売号をもって休刊となりました。

mini

mini(ミニ) 2018年 11月号

宝島社から2000年に創刊された『mini』。こちらは毎月1日発売の青色系雑誌です。この雑誌の特徴は、なんといってもボーイッシュなストリート系のスタイルを特徴としていることが挙げられるでしょう。古着をミックスしたボーイズライクでカジュアルなスタイルや、購買層である20代に向けた大人の落ち着きのあるスタイルを提唱することが人気です。こちらの雑誌には毎月豪華な付録が付いており、この付録欲しさに購入するという読者もいるようです。表紙には宮崎あおいさんや佐々木希さn、新垣結衣さんや有村架純さんなどの人気女優が登場しています。専属モデルの存在はなく、佐藤栞里さんや垣内彩未さん、今宿麻美さんや田中美保さんといった青文字系雑誌定番のモデルが紙面を飾ることが多いです。

SEDA

SEDA (セダ) 2011年 10月号 [雑誌]

日之出出版から1991年に創刊したSEDAは、毎月7日に発売されていました。読者層は20代でストリートカジュアル系のファッションを多く掲載していた青文字系雑誌です。こちらは2006年には伸び率126.71%という高い成長率を誇っていたが、創刊25周年にあたる2016年をもって休刊となった。おしゃれを楽しむ女性に、季節や流行に合わせたファッション情報を多くのスナップ写真で分かりやすく紹介していたという特徴を持っていた。ファッションスタイルは飾らないカジュアルストリート系ファッションの提案や、ボーイッシュコーデにおいてはスニーカーやリュックに力を入れていた。

青文字系メイク・ヘアスタイル・ファッションの特徴

明るい印象のオレンジチーク

青文字系のメイクはチークが決め手となっています。チークはメイクの印象を大きく変えるものです。赤文字系雑誌のモデルはピンク系のチークを好んで使うことで知られていますが、青色系雑誌のモデルはオレンジチークを使用することで、甘めな印象というよりは、活発な明るい印象を周囲に与えることを狙っています。

短い前髪

眉毛の上にまで前髪を切ることを「オンザ眉毛」と言います。個性的な髪型だと言われることもありますが、目を大きく見せることができ、全体的にクールな印象を与えることができる、極めて効果的な髪型だと言えるのです。オンザ眉毛は濃い色のチークと相性が良く、併用することで明るい活発な女性だということを演出することも可能です。オンザ眉毛で代表的なモデルは三戸なつめさん、田中里奈さん、宮城舞さん、ラブリさんなどがいます。

目の下の楕円形のチーク

青文字系のメイクのポイントは甘くなりすぎないナチュラルなもの。このようなメイクを目指すのであれば、目の下に楕円形のチークを入れると良いでしょう。こうすることによって全体のバランスを取りやすくなり、自然な印象を相手に与えることができることでしょう。

原宿系が基本テイスト

青文字系といえば原宿系というほど、この二つは親和性が高いです。そのため、青文字系ファッションを目指すのであれば、原宿系のブランドを購入するようにしましょう。原宿系の代表的なブランドには『WEGO』『スピンズ』『ANAP』などが挙げられます。原宿系の定番といえばカラフルでポップなコーディネイト。このようなファッションスタイルを取り入れることも有効だとされています。

古着系を好んでコーデをする

赤文字系にはない青文字系のファッションアイコンといえば、古着アイテムの活用だと言えます。がっつりと古着を取り入れた赤文字系ファッションは、まだまだ異端と言えるのではないでしょうか。使用感のある古着は味がありますが、見ようによっては清潔感がないとも捉えられることもあります。このように、個性的なファッションを目指す青文字系と男性の目線を気にする赤文字系の明確な違いを表すのもが古着の存在だと言えるのです。また、古着は人と被ることが少ないということも魅力の一つだと言えるでしょう。

青文字系のモデル

村田倫子

りんこーで
1992年10月23日生まれの村田凛子さんは千葉県出身。アソビシステムに所属しています。青文字系雑誌である『mer』を中心に活動しており、セルフプロデュース本のりんこーでも出版。WEBマガジンで連載を持つなどマルチに活動するモデルです。

武智志穂

武智志穂スタイルブック『SHIHO TAKECHI FASHION DIARY』
1985年5月31日生まれの武智志穂さんは大阪府出身。事務所はアソビシステムに所属しています。SEDAやminaといった青文字系雑誌の読者モデルとして支持を得ています。

三戸なつめ

なつめふく
1990年2月20日に奈良県で生まれた三戸なつめさん。アソビシステムに所属しており、モデルをやる傍、音楽活動も精力的に行っています。極端に短い前髪が特徴です。

瀬戸あゆみ

瀬戸あゆみスタイルブック『KIDULT GIRL』
瀬戸あゆみさんは生年月日1993年3月12日で埼玉県出身。事務所はアソビシステムに所属しています。SNSフォロワー数が80万人を超える人気を持っています。

まとめ

何かと人目が気になる世の中になってきている現代社会。しかし、だからこそ自分をしっかりと持っている青文字系ファッションを着こなす女性が輝いて見えるのではないでしょうか。