ウエディングドレスのベールの意味とは?どんな種類があるの?

チャペルやレストランウエディングなどで定番のウエディングドレスには、頭や顔を覆うウエディングベールが欠かせません。バージンロードを歩く前にベールを下ろし、誓いのキスの際に花婿からベールを上げられるまでのわずか20分間程度しか使用しないアイテムですが、ウエディングベールにはさまざまな意味や想いがこめられています。ウエディングベールにはさまざまな長さや素材、色があり、ウエディングドレスと合わせて選ぶことがポイントとなります。そこで、ウエディングドレスのベールに込められた意味や想い、種類や選び方などについて解説します。

ウエディングベールの意味

邪悪なものから身を守る

ウエディングベールは、古代ギリシャ時代やローマ時代にはすでにあったとされている古い歴史をもつアイテムです。花嫁を魔物や邪悪なものから守る魔除けのアイテムとしての意味を持っています。聖母マリアが描かれた絵画にもマリアがベールを被っている姿を見ることができ、このことからキリスト教プロテスタントの慣習として現代に受け継がれていると考えられています。結婚式で花婿に迎え入れられるまでの道中、何事もないように祈る気持ちが込められているのでしょう。

貞操

ウエディングベールは、悪意や好奇の目から花嫁を守るものとされていますが、それと同時に早嫁の清廉潔白さや貞操を象徴するものともいわれています。現代でもイスラム教徒の女性は目だけをわずかに出したベールを被って生活しています。ベールには覆う、隠すという意味があり、顔や肌を露出して周囲の欲望や好奇の目から身を守る役割があるともいわれています。ウエディングベールも身を守るとともに、それまで貞操を守ってきた女性を象徴するものとして使われています。ベールを被ったまま父親に手を引かれて歩く道をバージンロードと呼ぶのにも意味があるのです。

母親の愛情

母性本能をくすぐる可愛い男子の特徴

ウエディングベールは花嫁に対する母親の愛情を意味しているという説もあります。結婚式は、これまで大切に娘を育ててきた母親の手から花婿の手に託される大切な瞬間となります。ウエディングベールは、結婚式の日まで、娘を守り通したという親の愛の証であるとともに大切な娘を柔らかく包みこむクッションのようなものでもあるのでしょう。このことから、結婚式では母親が花嫁のベールを下ろして式へ送り出すペールダウンという儀式があると考えられています。

ベールをかぶっている人に花婿の心が傾く


ウェディングベールにはさまざまな意味があると考えられていますが、そのほかにもベールには不思議な力が宿っていて、ベールをかぶっている人に花婿の心が傾くという言い伝えがあります。花嫁を送り出す際に母親がベールダウンの儀式を行いますが、結婚式では花婿がおろされたベールを上げて顔をあらわにするベールアップという儀式があります。これは、ベールに込められた魔除けの意味や母親の愛情を取り去って、これからは花婿が守っていくという決意を示すものとされています。

ウエディングベールの選び方:長さを選ぶ

丈の長さに決まりはなくご自身の好みでOK


ウェディングドレスのデザインや丈にもさまざまなバリエーションがあるように、ウエディングベールの長さにもショート、ミディアム、ロングがあり、特に丈の長さに決まりはありません。会場やウエディングドレスと合わせて自分の好みで選ぶことが可能です。協会のバージンロードとレストランウエディングでは動きにも大きな違いがあるため、特に会場に合わせて選ぶことを重視した方がいいでしょう。ロングベールは最もフォーマルな長さで厳粛な挙式に向いています。ウエディングベールの丈が短くなるにつれてカジュアルテイストが強くなることも覚えておきましょう。

ウェディングドレスのトレーンより少し長めのベール丈が見栄えがよい

ウエディングベールを選ぶ際には、ウエディングドレスとのバランスも重要なポイントとなります。一般的には、腕ディングドレスのトレーンより少し長めのベール丈にすると見栄えがよくなるとされています。有名な教会や歴史的な建造物を会場として結婚式をする場合は、やはりロングベールで親戚や知人の子どもにベールガールを依頼するのも女性の憧れでしょう。この場合はドレスのトレーンや裾が短くなります。ウエディングベールは単独で選ぶのではなく、必ずウエディングドレスとの相性で選ぶようにしましょう。

ガーデン・レストランウエディングの場合はショート丈やミドル丈が多い

最近人気のガーデンウエディングやレストランウエディングでは、動きやすいウエディングドレスやウエディングベールを選ぶことがポイントとなります。ベール丈が長いと汚れるだけでなくさまざまな物に引っかかって歩きにくくなります。ショート丈のベールは二の腕が隠れる程度の長さが特徴で、可愛らしく見えるだけでなく小顔効果を期待することができます。また、腰からお尻程度の丈となるミディアムベールは、可愛らしさだけでなくエレガントさも演出することができます。

教会式の場合はロング丈が多い


国内にも有名人がこぞって結婚式をあげる有名な教会がありますが、最近ではハワイやヨーロッパなど海外挙式も流行っており、会場として重厚で歴史のある教会が人気となっています。歴史ある由緒正しい教会では、フォーマルな装いを求められることが多く花婿や花嫁の希望とは関係なく、ロング丈のウエディングベールが常識となっていることもあります。肌の露出を抑えたウエディングドレスとともに、事前の打ち合わせをしっかりして歴史や慣習にそった格調の高い式となるよう準備を進めるようにしましょう。

ウエディングベールの選び方:素材・デザインを選ぶ

ウエディングドレスの素材と合わせる


結婚式の衣装を選ぶ際に、ウエディングドレスとウエディングベールを別々に選ぶ女性も少なくありません。それぞれに素材やデザイン丈の長さにこだわりがあるため仕方がないのかもしれませんが、最高に気に入ったものであったはずなのに、合わせてみるとバランスが悪いこともあります。それぞれの丈の長さも大切ですが、それ以上に目立つのが素材や質感の違いです。ウエディングベールを選ぶ際は、気に入ったベールを単独で選ぶのではなく、ドレスとの調和を重視して選ぶようにしましょう。

マリアベールはエレガントな印象に

(FUMUD)ウエディング ミディアム ベール チュール ウェーブ 縁 花嫁 ベール ブライダルベール 2層ベール コーム付き オフホワイト
聖母マリアが身につけていたことからその名がつけられたマリアベールは、ウエディングベールのなかでも女性の憧れの的となっています。円形のものを全く折り返すことなく頭の上からすっぽりとかぶるロング丈のベールです。イギリス王室の結婚式でもよく目にする機会があるマリアベールは、ちょうど顔の周りにベールがかかるようになっているため、表情をより華やかに美しく見せることができます。全体的に柔らかく女性らしいイメージとなるので、Aラインのシンプルなミディアム、ロングのウエディングドレスを合わせるといいでしょう。

ウエディングベールの選び方:色を選ぶ

ホワイト:純白のホワイトドレス用

ウエディングドレスとともにウエディングベールを選ぶ際のポイントには、素材、丈の長さとともに色があります。ウエディングベールなので白が当たり前で何を迷う必要があるのかと不思議に思う人もいるでしょう。しかし、一口にホワイトと言っても、色味の微妙なニュアンスには違いがあり見た目が全く変わってきます。同じホワイトでも近くでみるとドレスとベールの違いが意外にわかってしまうものです。誰もが憧れる純白のホワイトドレスであれば、ウエディングベールもホワイトを選ぶようにしましょう。

ソフトホワイト:ホワイトとオフホワイトの中間ドレス用

ウエディングベールに使用されている生地は、チュールと呼ばれています。ホワイト、オフホワイト、アイボリーの3色がベースとなっており、この3色のチュールと同様に3色のレースを組み合わせることによって5段階でベールのカラーを表示することが一般的となっています。ソフトホワイトは、ホワイトチュールとオフホワイトのレースを組み合わせたものです。ソフトホワイトのベールは、ホワイトとオフホワイトの中間のドレスに合わせるとしっくりとなじみます。

オフホワイト:オフホワイトドレス用

3色のチュールとレースの組み合わせによってつくられるウエディングベールのカラーには、ホワイト、ソフトホワイト、ソフトアイボリー、アイボリーの5段階があり、ホワイトが青色味がかった白、アイボリーが黄色味がかった白になります。オフホワイトは、チュールもレースもオフホワイトを使用したものであり、ホワイトに比べると青味が抑えられています。レンタルドレスなどによくみられるオフホワイトのドレスに合わせるとぴったりです。オフホワイトのベールをホワイトドレスに合わせるとドレスだけが青味がかかって見えるので注意が必要です。

アイボリー:アイボリードレス用

アイボリーは、チュールにアイボリー、レースにもアイボリー染色がされたものを組み合わせたもので、5段階のカラーのなかでも最も黄色味が強いものとなります。青色味がかったホワイトドレスと合わせると黄色が目立ってしまうため、はっきりと色の違いがわかります。最も相性がいいのはやはり同じアイボリーのドレスとなるので、全体的に柔らかい印象を演出したいのであれば、アイボリー同士の組み合わせを選ぶようにするといいでしょう。

まとめ

ウエディングドレスに欠かせないベールには、花嫁を守るための魔除けの意味や母親の深い愛情、貞操などさまざまな意味がこめられています。また、結婚式ではベールアップ、ベールダウンというセレモニーという大切なセレモニーもあります。ウエディングベールの丈の長さや素材・デザイン、色はウエディングドレスとの相性や会場とのマッチングなどをポイントとして選ぶようにしましょう。