ココナッツオイルの効果とは!副作用や使い道も一挙紹介

ココナッツオイルは、健康や美容面で注目されている存在。ボディケア・ヘアケアアイテムにも多く含まれており、メディアでも取り上げられる機会が多くあります。その名のとおりココナッツから抽出される油脂のことで、バラエティショップのほか身近な場所で手に入るようになりました。

今回はココナッツオイルの特徴や副作用、使い道などを紹介していきます。

ココナッツオイルの特徴

ココナッツオイルの成分

ココナッツオイルの成分で特に特徴的なのはラウリン酸で、これは母乳にも含まれている成分になります。

また、油でありながらも太りにくく健康にいいのは、中佐脂肪酸が成分の多くを占めているためです。この成分は普通のオイルに比べて体内への吸収効率が4倍、代謝は10倍以上と高い数値が確認されています。コレステロールやトランス脂肪酸のように太る原因となる成分は含有されていません。

ココナッツオイルの味

ココナッツオイルを口に含んでみると、ココナッツの甘い香りとともに特徴的な風味を感じますが、強い味があるわけではありません。使い勝手のよさを考えるなら、癖のない香りのココナッツオイルか、無臭タイプのココナッツオイルを選んでみましょう。

また、販売しているメーカーによってココナッツオイルの味は若干変わってきます。これはオイルにする工程が異なることや、使用しているココナッツが違っていることが理由です。料理にたっぷり使うときは味も気になるので、複数のメーカーのココナッツオイルを少量から試してみるとよいでしょう。

ココナッツオイルの値段

ココナッツオイルはメーカーによって、同じ量でも販売価格に大きな差があります。安いタイプのココナッツオイルであれば、100mlあたり130円程度で購入が可能です。少し質にこだわっているタイプになってくると、100mlあたりの金額は200~300円程度になります。

さらに高い品質を売りにしているココナッツオイルになると、100mlあたりの金額は1,000円ほどになるものも。一般的なココナッツオイルに比べるとかなり高めの金額に設定されています。なお安いからと言って健康に悪影響を及ぼすわけではなく、ブランドによって価格が影響されやすい部分もあります。いずれにしても体内に取り入れるものなので、価格よりも信頼性を大切にしましょう。

ココナッツオイルの入手方法


ココナッツオイルはスーパーでも販売されています。スーパーであれば手に取ってパッケージを見ることができますし、お店が厳選して仕入れて販売している商品になるので、一定の信頼性は約束されます。ただし欲しいココナッツオイルがある場合、その商品を取り扱ってないこともあるでしょう。

欲しいココナッツオイルが事前に決まっている場合は、通販サイトで購入することをおすすめします。通販なら複数の商品を比較して選ぶことも可能です。商品の種類は膨大ですが、信頼できる店舗のオイルを購入することがポイント。レビューや口コミなども参考にしてみてください。

ココナッツオイルがもたらす健康への効果

ここからは、ココナッツオイルを取ることによって得られる健康効果について紹介します。ただし、確実に以下のような効果が得られるわけではなく、効果が得られる可能性があるということなので、ココナッツオイルだけに頼ったり、ココナッツオイルで病気を治そうとしたりするのはNGです。

便を整える

ココナッツオイルを摂取することによって得られる効果のひとつに、便秘解消効果が期待できます。便秘は食生活の乱れや腸内環境が悪化することによって起こる現象で、放っておくと生活習慣病の引き金になりかねません。このとき、ココナッツオイルに含有されている中佐脂肪酸が腸の蠕動運動を促すことによって、便秘解消を促すことができます。

また、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸も便秘解消効果が見込まれる成分です。ラウリン酸の腸内環境を整える働きには、デトックス作用が期待できます。この働きによって腸内のデトックスが進むと、腸内の動きが正常に戻り排便が促される仕組みです。

冷え症改善効果の期待

多くの人を悩ませる冷え症は万病のもとと言われています。代謝機能の低下や血液の流れが悪くなることで起こる手足の冷えは、体温低下を招くことで免疫機能を落ち込ませ、病気にかかりやすくなることがその理由。筋肉量が多い男性に比べて、筋肉量の少ない女性に多く見られる症状です。

ココナッツオイルは、使用することで冷え症の改善効果が期待されています。これは含有されているビタミンEの働きによるもので、毛細血管の血液の流れを改善するよう働きかけます。血流がよくなって代謝がアップすれば、体の芯から冷えが改善されていくでしょう。温かい飲み物に入れて摂取すると、よりその効果を高めることができます。

口内トラブルの緩和

これまでココナッツオイルは、口から体の中に取り入れて、健康や美容効果を得ていく使い方が一般的でした。しかし近年、ココナッツオイルが持つ洗浄作用の高さが注目されるようになってからは、口内トラブル解消のためにうがい薬として使用されることも増えています。

ココナッツオイルの持つ高い殺菌効果を活かし、うがいをすることで口内の細菌の撃退を目指す使い方です。食用油を使ったうがいはオイルプリングとも言われ、口臭を軽減する働きもあります。口にオイルを含むのには少し抵抗があるかもしれませんが、意外にもオイルの中に汚れが溶けて流れるため、洗浄したあとの口内はさっぱりします。

病気予防


ココナッツオイルは食用油にカテゴライズされるものですが、上述のとおり体内に取り入れることで、病気予防の効果が得られると言われています。そのひとつが、血糖値を下げることによる糖尿病の予防効果です。

糖尿病は、血糖値を下げる働きがあるインスリンの減少や、働きが弱まって糖を細胞に取り込めなくなったインスリンの抵抗性が原因で発症する病気。ココナッツオイルの主成分である中佐脂肪酸には、インスリン抵抗性を改善する効果が期待できます。この働きが、ココナッツオイルに病気予防の効果が見込まれる理由。ただし効果に即効性はなく、生活習慣を正すなどの前提も必要になってきます。

代謝機能を高める効果


ココナッツオイルがもたらす効果のひとつに、代謝機能の向上があります。代謝機能というのは何もしなくても自然と消費されるエネルギーのことで、代謝が活発な人ほど体温が高く、太りにくい体質です。逆に脂肪が多い人は代謝機能が低く、脂肪が蓄積しやすい体質と言えます。

代謝を高めることは、体温上昇による免疫機能の強化やダイエット効果を高めることにもつながるもの。冷え症に悩んでいる人であれば、体の冷えを解消する働きも期待できます。ココナッツオイルを継続的に摂取することで少しずつ体質改善していくので、長期的な摂取を前提にコツコツ続けてみてください。

甲状腺機能低下の予防効果

甲状腺とは甲状腺ホルモンを分泌する場所で、細胞の代謝を活発にさせる働きがあります。しかし飽和脂肪酸の摂取によって甲状腺ホルモンの異常が起こると、生理不順やストレスが溜まるなどの症状が見られることも。また、体の冷えや肌荒れなど皮膚トラブルの引き金になることもあります。

コココナッツオイルを摂ることで、甲状腺機能の働きが正常に近づき、甲状腺機能低下の予防効果が見込めると判明しました。甲状腺が正常化すれば代謝機能も高まるので、冷え症改善やダイエット効果のほかさまざまなプラスの効果が得られるようになるでしょう。

ココナッツオイルがもたらす美容への効果

続いては、ココナッツオイルをとることで見込める美容への効果を紹介します。こちらもあくまで効果が期待できるというだけなので、注意しましょう。

ヘアケア効果

ココナッツオイルはヘアケアアイテムとして使用することもできます。安価なものなら、毎日手軽に使えることがメリットです。ココナッツオイルでヘアケアする場合、固まったココナッツオイルを溶かすために35度の湯煎をします。電子レンジを使うと品質や栄養分の分解が生じてしまうので、面倒でも湯煎をすることが大切です。

溶かしたあとは、ダイレクトにオイルを髪の毛に浸透させましょう。使用のコツは頭皮部分からしっかりマッサージをしながら、刷り込んでいくことです。次に毛先を中心に髪へ成分が行き渡るよう、ココナッツオイルを馴染ませていきます。

肌荒れへの効果

ココナッツオイルは天然のオイルにあたり、化粧品や薬品と違って保存料や添加物などは使用されていません。オーガニック成分であるため、肌が敏感な人でも肌荒れリスクが小さいというメリットがあります。またオイルの浸透力が高く、肌にオイルが馴染みやすいのも魅力です。

ニキビなどの肌トラブルに対する予防効果や日焼けの予防効果、肌の老化を防ぐ効果も期待できます。肌荒れに対してこうした一定の効果が見込めるのは、中鎖脂肪酸が含有されているためです。これに加えてビタミンCも多く含まれており、安心して使用することができます。

ニキビに対する効果

ニキビはアクネ菌と呼ばれる細菌が起因して起こる肌トラブルです。原因はホルモンの乱れや食生活の乱れ、スキンケア不足などさまざまですが、一度できてしまうとなかなか治りづらく、ときには跡が残ってしまうこともあります。

このときココナッツオイルに含まれている成分で有用なのが、ビタミンCです。ビタミンCがニキビの原因となるアクネ菌を撃退してくれます。食事などから取り入れて体の内側から効果を発揮することも、肌に塗るなどして体の外側から効果を狙うことも可能です。

美白効果


女性にとって美肌を保つことは生涯のテーマと言っても過言ではありません。肌の美しさをキープするうえで必要になってくるのが、美白です。ココナッツオイルには優れた美白効果が期待でき、白い肌をキープするのに役立ちます。

ココナッツオイルに含まれる美白成分はビタミンCです。ビタミンCを摂取することで肌の老化を進める活性酸素を取り除くことができます。さらにビタミンC以外にも、含有するラウリン酸の働きによって体の酸化を防ぐ効果も期待できるでしょう。また血行促進作用に優れたビタミンEは、新陳代謝を上げて肌のターンオーバーを正常化させてくれます。

アンチエイジングの効果


10代、20代の頃は気にならなくても、歳を重ねるごとにシミやシワなどの肌トラブルは増えてくるものです。このような肌トラブルの増加は老化現象に伴うもので、肌のターンオーバーの乱れや活性酸素の増加などが関係しています。

このような老化現象を抑制することをアンチエイジングと言いますが、ココナッツオイルはアンチエイジングにも有用です。天然のビタミンEが豊富に含有されているほか、抗酸化作用を持つビタミンCが肌の老化を抑制してくれます。体が錆びさせないため、体内からしっかり効果を発揮するでしょう。

ダイエット効果

ココナッツオイルは低糖質で、ダイエットに役立つと言われています。取り入れ方としては1日に3~4杯ほど、コーヒーやドリンクに入れて飲むだけです。ココナッツオイルにダイエット効果があるのは、代謝機能を高める働きが関係しています。代謝が上がると、少しの運動量でも脂肪が燃焼しやすくなるためです。

また、ココナッツオイルには豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維の摂取は腸内環境の改善を促し、デトックス効果を得ることが期待できます。腸内環境の状態は代謝機能にも深くかかわる部分。代謝機能を高めて脂肪燃焼ができるという2点において、減量中の方にココナッツオイルは見逃せない存在と言えそうです。

ココナッツオイルの注意点

副作用のリスク

ココナッツオイルは、摂り過ぎるとホルモンに影響を与えることがあります。これはココナッツオイルが、人間の生み出した有害な環境ホルモンに近い働きをすることがあるためです。ホルモンに影響を与えてしまうと、男女ともに体に副作用の症状が出てくることがあります。

男性に見られる症状としては性欲減退や精子異常、女性なら不妊、さらには性同一性障害の引き金になることも。いずれもすべての人に該当するわけではなく、副作用の症状が出るのはごく一部の場合です。

効果が出るまでの時間

ココナッツオイルを健康や美容のために使用する人は多くいます。オイル自体は自然由来の成分になるので、劇的な効果がすぐに見られるわけではありません。使用を継続することで少しずつ、穏やかに効果が現れるのが特徴です。そのため継続して使用することが前提になります。

効果が現れるまでには要する期間は、数週間から数ヶ月程度。1回使っただけでは、なかなか効果を実感できないため注意しましょう。続けるうちに自分では変化が分からないくらいのスピードで、しかし着実に効果が出てきます。

用量、用法を守る

ココナッツオイルを使用するときの注意点として、用法や用量を守ることがあります。ココナッツオイルは健康や美容に高い効果を発揮するものですが、あくまでも植物油にカテゴライズされる油の一種です。

過剰摂取するということは、それだけ油を体内に取り入れていることになります。太りにくい油とは言っても、摂取すればするだけ体内に蓄積することには違いありません。副作用のリスクもあるので、用法や用量はきちんと守って摂取するようにしましょう。

アレルギーのリスク

ココナッツオイルは世界中で利用されている食品のひとつです。摂り過ぎに注意すればプラスの効果を得ることもできますが、一方で天然成分ならではのリスクもあります。これがアレルギー症状です。

アレルギーは特に、ココナッツオイルの質が悪いと起こりやすい傾向にあります。ココナッツオイル以外の添加物などに対して免疫機能が過剰に反応するためです。もし摂取してから体調が悪化するようなことが続く場合、アレルギーかもしれません。病院に行って調べてもらうことをおすすめします。

偽物に注意

市販されているココナッツオイルの中には、残念なことに偽物も混ざっているのが実情です。精製されたココナッツオイルも偽物に分類されます。生成過程の中で高温で絞ったり、漂白・脱臭に食品添加物や化学薬品を使用したりすることで、ココナッツが持つ成分は取り除かれていくのです。

偽物のココナッツオイルは健康や美容効果につながらないだけでなく、副作用やアレルギーのリスクを高めることにもなります。ココナッツオイルを購入するときは信頼できるお店の正規の商品を購入しましょう。

子供の使用


ココナッツオイルは天然の食物油なので、子供のうちから摂取することもできます。ただし、子供に使用する場合は直接オイルを与えるのではなく、料理の植物油に使用するなど、少量を与えるようにしましょう。

子供は大人に比べると副作用のリスクが高く、栄養過多による体調不良のリスクも隠れています。特に古い油だと酸化のリスクもあるので、幼児には与えないほうが無難です。ココナッツオイルは子供より、大人にメリットが多い油と言えます。

ココナッツオイルの使い方

飲み物に入れる

ココナッツオイルの栄養分を手っ取り速く摂取するなら、ダイレクトに飲み物に入れる方法がおすすめです。コーヒーやレモンジュースとの親和性が高く、1回に入れる量はスプーン小1から大1位の間を目安にしてみてください。

またオイルの効果を高めるためにも、飲み物に入れる場合は温かい飲み物に入れるようにしましょう。冷たい飲み物に入れてしまうとココナッツオイルが固まって、十分な効果が得られなくなってしまいます。

料理油として使う

ココナッツオイルは料理油として使用することもできます。もともと癖のない食味で、通常の油に比べるとヘルシーです。コレステロールや脂肪の量も少ないため、油を多く使用する料理に使うと余分なカロリーを摂取しなくて済みます。

料理油として使う場合、もちろん炒め物や揚げ物に使用しても構いません。ココナッツオイルは耐熱に優れた性質を持ち、熱を加えても変化しにくいのが特徴です。逆に冷えには弱いので、作った料理を冷蔵庫に入れるとオイルが固まってしまいます。

ボディケアに使う


ココナッツオイルをボディケアに使用している人は多くいます。昔からアロママッサージのキャリアオイルとして使用されてきた歴史があり、サラッとした使い心地や美容に対する高い効果から人気がありました。

ただしアロママッサージ用として使用されているのは、精製されたココナッツオイルです。精製されたものは高熱で処理されているため、不純物が少なくなっています。食用として精製されたココナッツオイルは向かないので使い分けが必要です。

日焼け止めとして使う

ココナッツオイルは日焼け止めのオイルとして使用することも可能です。市販の日焼け止めは成分が強く、肌質によっては荒れてしまう人もいます。しかし、ココナッツオイルは天然成分。肌への負担が小さく肌が弱い人でも安心して使えます。

しかし、ココナッツオイルがカットできる紫外線は約20%なので、これだけで完全に日焼けを予防できるわけではありません。日常生活の日焼け止めとして使用する用途に限られるので、その点には注意して使用しましょう。

まとめ

ココナッツオイルがもたらす効果や副作用、使い道について紹介してきました。ココナッツオイルは植物油の一種でありながら、ほかの植物油には見られない健康や美容効果が期待できます。

正しく使用すればこれらの効果を得ることができますが、間違った使い方をすると副作用やアレルギーのリスクがあるので注意が必要です。料理や飲み物との相性は抜群なので、日々の生活にココナッツオイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。