柿が持つ美容・健康効果!美肌やむくみに役立つおすすめ栄養素

柿はわたし達の生活の中に溶け込んでいる、もっとも馴染みの深い果物のひとつになります。

秋の季語としても使われ、童話やことわざにも登場する柿。どんな栄養が隠されているのでしょうか。

柿の効果

ビタミンCのほかタンニン、βカロテンなどの栄養をたっぷりと含む柿は、喉の渇きを癒やす水分補給としても、食事が満足に食べられない病人の栄養補給としても役立ちます。

生のままでも、干し柿としても食べられる柿の栄養と効果について、詳しく見ていきましょう。

美肌効果

柿はみかんの2倍のビタミンCを含み、ぶどうの5倍ものポリフェノールを含みます。ビタミンCは、肌ハリ、うるおいキープ、美白、美肌には欠かせない栄養素であり、健康的な体作りのためには切っても切れない成分です。

シミ、しわ、乾燥などの肌トラブル予防に役立つ柿をさらに効果的に摂取するには、ビタミンEを含む食品と一緒に摂取することをおすすめします。

むくみ対策

柿は、むくみ軽減に役立つカリウムをたっぷりと含んでいます。夕方にふくらはぎがパンパンになるのは、足に水分がたまったことで起こるむくみ症状です。また、朝に起きてすぐ顔を見ると、あごやまぶたが腫れているのに気づくことはありませんか?これも、むくみを原因に起こります。このむくみをスッキリとさせてくれるのが、カリウムです。

アンチエイジング

抗酸化作用のあるビタミンC、βカロテン、β-クリプトキサンチン、タンニンを含む柿は、アンチエイジングに最適な果物と言えます。特にビタミンCは、シミ予防に働くだけでなく、コラーゲン合成をサポートして活性酸素の除去、しわ予防、肌ハリにも役立ちます。

老けない肌と体を作るのは腸を健康にするのが第一。ビタミンCは、わたし達のお腹の中の調子を整える作用があり、便秘予防にも役立ちます。

血圧降下作用

ポリフェノールが肌に良いことはよく知られていますが、じつは柿にも、ポリフェノールが含まれていることをご存知でしょうか。

柿に含まれる柿タンニンには、赤ワインの20倍、緑茶の73倍ものポリフェノールが含まれています。悪玉コレステロールを減らしてくれるポリフェノールの効果で、血圧の上昇が抑制できたという報告もされています。

二日酔い防止

柿には、タンニン系ポリフェノールの一種であるシブオールが含まれています。シブオールはアルコールの吸収を阻害する作用、血中アルコール分解、排出を促進する作用があるとされていることから、二日酔いの妙薬と言われる成分です。

また柿にはアルコールデヒドロゲナーゼという酵素があり、この酵素がアルコール分解をサポートし、血中アルコール分解を助けると考えられています。これらのことから、二日酔いの朝に柿を食べれば、アルコールの分解・排出が早くなり、二日酔い緩和に効果が期待できるでしょう。

脂質や糖質の代謝促進

柿には脂質・糖質の代謝を促進する酵素をサポートする、マンガンという栄養素が含まれています。加齢によって減少する酵素は、しっかりと摂取して働かせることが大切です。柿を効率よく摂って、脂質・糖質の代謝を促進しましょう。

柿に含まれる栄養素

柿は栄養素の宝庫と言われます。含まれる栄養素は、ビタミンA、ビタミンB1・B2・B6、ビタミンC、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、カリウム、マグネシウム、鉄。そのほかマンガン、タンニン、βカロテン、β-クリプトキサチン、ペクチン、食物繊維など大変豊富です。

タンニン

タンニンは、柿の渋味成分です。ポリフェノールの一種ですが、タンニンが体に入ると、シミの原因となるメラニンの働きを抑え、美白に効果があるとされています。

また、柿のもつタンニンには脂質・糖質の吸収を抑制する働きがあり、これが肥満防止につながるとのことです。

ビタミンA


ビタミンAには、皮膚や粘膜を正常化し、外部からの病原体・細菌・ウイルスの侵入を防ぐ働きがあります。また、昨今では病気への抵抗力を高める、がんを予防するなどの効能も報告されました。

ビタミンC

柿は、アンチエイジングにも効果的に働きます。呼吸によって発生する活性酸素は、人の体の中にあるさまざまな器官を攻撃してしまいます。これが老化の原因です。

この活性酸素を除去してくれるのが、柿に含まれるビタミンC。ビタミンCには抗酸化作用があり、活性酸素を除去する働きがあることが分かっています。

カリウム

むくみの原因は、体の中にたまった余分な水分です。柿に含まれているカリウムには、その水分の排出を促進する効果が期待できます。ふくらはぎや指、顔などのむくみが気になるときは、水分排出を促すものを摂ることはもちろん、塩分の高いものは控えることをおすすめします。

食物繊維

近年「腸活」という言葉が流行っていますが、柿はその腸活に役立つ食物繊維をたっぷりと含んでいます。しかも、柿に含まれているのは不溶性食物繊維。水に溶けにくい食物繊維で、腸内のぜん動運動を促進して排出を促す効果が期待できます。

βカロテン

柿に含まれるβカロテンは、体に入るとビタミンAとして活躍します。ビタミンAは皮膚、粘膜の生成をサポートする働きがあり、免疫機能を支えるという重要な役割を果たさなければなりません。このためビタミンA不足は、ウイルスや病原体が侵入しやすくなるうえに、免疫力低下につながりますので注意しましょう。

マンガン

柿は脂質・糖質の代謝を助ける酵素をサポートするマンガンを含んでいます。酵素がしっかりと働ける環境を作ることで、脂質・糖質を効率よくエネルギーに変えることが可能になるでしょう。

おすすめの柿の食べ方

たくさん柿があるときは、柿の皮をむいて種をとったあと、食べやすい大きさにカットして冷凍しておきましょう。冷凍した柿はそのまま食べても構いません。ミキサーに野菜や果物と一緒に入れてスムージーにしても大丈夫です。

そのまま食べる

柿は皮をむいて、そのまま食べるのがいちばんおいしい食べ方です。体を冷やしたくないときは、常温で保存したままのものをむいて食べてもおいしく食べられますが、冷蔵庫で1時間ほど冷やした柿は甘味たっぷり。

冷蔵庫で保存した柿は1週間ほどで食べきりましょう。ちなみに、柿の旬は甘柿・渋柿ともに10~11月下旬。栄養がつまった旬の柿を、ぜひ味わってみてください。

干し柿

秋がくると、あちらやこちらの庭先でつるし柿を見かけますが、これが完成すると干し柿になります。一般的に干し柿は渋柿で作るものです。

柿には食物繊維が100gあたり0.2g含まれていますが、干し柿にすると1.3g。また、βカロテンは2倍以上、β-クリプトキサンチンは3倍以上に増加します。干し柿そのままが苦手な方は、細かくカットしてケーキやクッキーの生地に混ぜ込むと、おいしく食べられるかもしれません。

柿なます

ご飯のおともに活用したいときは、柿なますを作ってみましょう。柿なますは奈良県の郷土料理で、お正月によく作られます。レシピは簡単。通常の大根と人参の酢の物に、柿、もしくは干し柿を加えたものになります。柿を入れるぶん砂糖は少なめにしてみください。

まとめ

柿のもつさまざまな栄養素は、美容・健康に役立つものばかり。毎日の生活に柿を上手に取り入れ、健康的な生活を送りましょう。

ただし、柿は食べすぎると体を冷やす恐れがあります。食べすぎにはくれぐれもご注意ください。