除毛クリームでvioのムダ毛処理をするポイント
除毛クリームはvのラインをメインに使う
除毛クリームを使ってVIOラインのムダ毛処理をするポイントとして最も大切なことは、IやOではなく、Vラインをメインに使用するということです。
除毛クリームにはVIO対応と書かれているものもありますが、安易に使用すると薄い皮膚や粘膜にダメージを与えてしまうことがあります。
Vラインは比較的陰部から離れた厚い皮膚に生えている体毛であり、密集度が高く太さもあります。肌にかかる負担もあまりないため除毛クリームの使用に向いているといえるでしょう。
IラインとOラインはシェーバーを使う
除毛クリームは体毛の毛根から脱毛する効果はなく、薬剤を塗布することによって化学反応によって体毛を構成しているタンパク質の一種、ケラチンを分解して除去します。
ただ、体毛だけに塗布することできず、皮膚にもクリームが付くことから、肌を構成しているたんぱく質にもダメージを与えることになります。
特にIラインやOラインはデリケートな粘膜に近い部分となりダメージが大きくなります。IラインやOラインのムダ毛は除毛クリームではなくシェーバーを使って処理するようにしましょう。
事前に蒸しタオルで肌を温めておく
VIOラインはとてもデリケートな部分であるため、除毛クリームはデリケートゾーン専用のものを使うようにします。
また、粘膜に近く体の中でも最も薄い皮膚が多くある場所であるため、なるべく肌への刺激を与えないようにしなければなりません。
事前に肌表面を蒸しタオルで温めておくと皮膚や体毛を柔らかくすることができます。また、乾燥しがちな肌に潤いを与えながら処理することもできるでしょう。
清潔な状態にしておく
VIOラインは排出物やオリモノ、分泌物、汚れなどさまざまな物が混ざりやすい部分です。
雑菌が繁殖しやすい部分となるため、除毛クリームを使用する前には清潔な状態にしておくことが大切です。
デリケートな部分なので、刺激が強くない洗浄剤を使って肌にダメージを与えないように洗い流しておきましょう。
洗い方が足りないと除毛した毛穴部分から雑菌が侵入する可能性も考えられます。
また、洗い過ぎると皮膚が炎症を起こして除毛クリームが使えなくなることもあるので注意が必要です。
VIOのムダ毛処理をするための除毛クリームの手順
パッチテストをする
化粧品でも初めて使用する場合は、自分の肌に合うかどうか試してからでないと恐くて使えないという方も多いのではないでしょうか。
除毛クリームはたんぱく質を分解する薬剤成分が含まれているため、肌への負担が大きくなります。
また、VIOラインはとてもデリケートな部分なので肌トラブルが起きやすく、また、治りにくい部分でもあります。
使用する前にパッチテストをして24時間程度は経過を観察した方がいいでしょう。
除毛したいヘアをカットしておく
パッチテストで異常がないことを確認したら、除毛したい部分にクリームを塗布する前にヘアをカットしておくとより効果を高めることができます。
除毛クリームを使用して処理した際に、ムラができたり、思うような効果が得られなかったりする場合は、ヘアが長すぎて根元部分までクリームが塗布できていないことが原因として考えられます。
また、短くカットすることで体毛を分解する時間を短縮することもできるでしょう。
除毛したいところにクリームを塗る
除毛したい部分のヘアカットが終わったら除毛クリームを塗布します。ポイントは毛の根元部分まで、また、毛が全て隠れるように塗布することです。
また、塗りムラができないようにスポンジや木ヘラなどを使ってなるべく均等に塗布するようにします。
メーカーや商品によってシャワーを使いながら使用できるものとドライなままで使用するものなどがあるため、商品に合った塗布の仕方に留意するようにしましょう。
おすすめ除毛クリームについては、こちらの記事をご覧ください。
保湿クリームを使う
除毛クリームを塗布した後の放置時間は、商品によって異なります。放置時間を長くすれば効果を高められるというわけではなく、肌にダメージを与えることになるため必ず時間を守るようにすることが大切です。
除毛クリームによっては、保湿成分が含まれているものもありますが、除毛後の肌は敏感で乾燥しやすくなるため、保湿クリームを使ってたっぷりと潤いを与えるようにしましょう。
保湿クリームを塗ることで肌がヒリヒリすることを防ぐこともできます。
VIOに除毛クリームを使うときに気を付けること
膣付近に塗らない
VIOに除毛クリームを使用する際に最も気をつけなければならないことは、膣付近にクリームが付かないようにすることです。
膣は薄い皮膚や粘膜が凹凸のある複雑な構造を成しているところであり、雑菌や外部からの刺激に弱い部分です。膣付近にクリームを塗布しようとして誤ってクリームが付くと深刻な炎症が生じる可能性があります。
Iラインには除毛クリームを使用しないことが基本で、シェーバーによる脱毛がおすすめです。
発疹がある場所に使わない
除毛クリームは体毛だけでなく皮膚のたんぱく質にも働きかけます。健康状態の比較的厚い皮膚でもダメージを受けることがあるため、敏感で薄いVIOラインの肌は特に注意が必要です。
特に、発疹ができていつもより肌の状態が悪いときに除毛クリームを使用すると、症状が悪化することが考えられます。
発疹やできものなどができている場所には、除毛クリームを塗布しないようにしましょう。
痒みが出たら使用を止める
VIOに使用が可能な除毛クリームは、敏感肌の方でも安心して使用できる天然由来成分が配合されたものが多いという特徴があります。
また、なかには一般的な除毛クリームに比べると除毛成分の含有量が少なく、肌へのダメージが少ないことを特徴としているものもあります。
しかし、それでも特に肌が敏感な場合や除毛クリームの成分に合わないなどの理由から、かゆみや炎症が生じることもあるでしょう。かゆみなどの異常を感じたら使用を中止することが大切です。
まとめ
自宅でムダ毛処理をする場合、特にデリケートな部分であるVIOには気を遣います。除毛クリームは、薬剤成分によってたんぱく質を分解することで体毛を取り除くものであるため、同じたんぱく質でできている肌にも影響を及ぼす可能性があります。
したがって、VIOラインで使用する際には、ラインをメインとし、皮膚が薄くて粘膜に近いIラインやOラインはシェーバーなどを使って脱毛するようにした方がいいでしょう。
また、自分の肌質に合ったデリケートゾーン対応の除毛クリームを使うようにすることも大切です。