セルライトがついてしまう生活習慣と正しい除去のコツ

いくらダイエットをしてもなかなかボディラインがきれいにならないのは、セルライトのせいかもしれません。セルライトは頑固な脂肪のかたまりであり、短期間ですっきり取り除くのは困難です。セルライトを除去するには、普段の食生活から改善することが必要です。

セルライトを溜めない生活習慣など、セルライトを改善するにはどうしたら良いか知っておきましょう。

セルライトとは?

セルライトは脂肪と老廃物がくっついたもの

女性らしい丸みを帯びたボディラインは、皮下脂肪によって作られています。そのなかで、皮下脂肪が老廃物や余分な水分を巻き込み、固くなった状態のものがセルライトです。セルライトも皮下脂肪も、成分には違いがありませんが、セルライトは一度できるとなかなか落ちません。

特におしりや太ももに発生しやすく、一度できてしまうと自然に消えてしまうことはほとんどありません。脂肪細胞が肥大化して老廃物が排出しにくくなり、むくみや冷え性の原因にもなります。

「ピールスキン現象」とも呼ばれている


セルライトはピールスキン現象ともいわれています。オレンジの皮を乾燥させて作るドライフルーツ「オレンジピール」をご存知の方は多いでしょう。

セルライトができると、オレンジの皮のように肌がデコボコしてしまうことから、ピールスキンという名がつけられました。

セルライトの有無のセルフチェック方法

セルライトがあるかどうかは自分でチェックすることができます。皮下脂肪が多くついている「お腹」「脇腹」「おしり」「太もも」「ふくらはぎ」などのお肉を、両手で力強くつかんでください。その状態で、つかんだお肉を集めてみましょう。

そのとき、集めたお肉の表面に凹凸が確認できたら、それがセルライトです。セルライトは早期の症状が軽いうちに発見し、対策をとることで改善することもできます。機会を見てセルフチェックしてみましょう。

二の腕や太ももお腹や背中にできやすい

皮下脂肪は体全体についているのに対し、セルライトは表皮に近い部分にできるのが特徴です。そのなかでも特にできやすいのは、おしりや太もも、背中やお腹、二の腕。どこも皮下脂肪を溜めこみやすい部位であり、特に背中やおしりなどは自分で気づきにくく、ケアしにくいといった側面もあります。

太っている・痩せているに関係なく発生する


皮下脂肪や内臓脂肪が多いのは、太っている人に多いです。ですが、セルライトは痩せている人でも関係なく発生します。そのため、痩せている人でもきちんと対策をとることが必要です。

特にあまり運動の習慣がなく、筋肉がつきにくい人は注意をするようにしましょう。セルライトがつくと、スタイルが悪く見えてしまいます。

セルライトができる理由

セルライトの原因は女性に多い傾向にある皮下脂肪

セルライトの原因は、皮下脂肪です。さまざまな原因で脂肪細胞が肥大化し、毛細血管が切れてしまうとリンパが排出できなくなります。すると脂肪も固まってしまい、排出することができません。その脂肪細胞が固まってしまったものがセルライトです。

女性は女性ホルモンの影響で代謝が悪くなることや、妊娠出産のために脂肪を蓄えようとする傾向があることから、男性と比べて相対的に筋肉が少ないことがほとんど。皮下脂肪がつきやすいのでセルライトもつきやすいのです。

皮下脂肪が水分を巻き込んで固まるとセルライトになる

脂肪細胞が肥大化する原因はさまざま。通常の脂肪細胞ですと、毛細血管が張り巡らされており、リンパの流れも良いため、余分な水分や老廃物が溜まってしまうことはありません。

しかし、冷えやホルモンバランスのくずれなどによる血行不良から、脂肪細胞が不要な水分などの老廃物をためこみ肥大化。毛細血管が切れてしまい、リンパが排出できなくなります。皮下脂肪の脂肪細胞が水分を巻き込んで固まってしまうとセルライトになります。

放置すると巨大化してしまうのがセルライト


セルライトは、自然と元に戻るわけではありません。脂肪細胞が毛細血管やリンパ管を押しつぶし、変形してしまった状態だからです。放置してしまうと、さらに老廃物を巻き込んで大きな脂肪細胞になることも。

だからといって強くマッサージしすぎると、変形したリンパ管や毛細血管が壊れてしまいます。壊れた部分を修復しようとして、コラーゲンがより脂肪をつけてしまうという悪循環にもなりかねません。

セルライトがつきやすい女性の生活習慣とは

毎日のお風呂はシャワーだけ

温かい湯船に入ることは、血流促進の意味でも有意義です。血流には動脈と静脈の2種類があり、動脈は栄養素が届け、静脈は余分な脂肪や老廃物が排出するという役割があります。

しかし、血流が悪くなるとこのはたらきが鈍くなり、老廃物が排出されにくくなります。そのため、体を温めて血行を促進する習慣がないと、皮下脂肪が余分な水分や老廃物を溜めこんでセルライトをつけやすいのです。

運動の習慣がない

体から余分な水分や老廃物を排出するという静脈のはたらきは、筋肉のポンプ運動によるものです。そのため、普段から運動していない人は筋肉も弱っていて、セルライトがつきやすいでしょう。

しかし、セルライトができた状態で激しい運動をすると心拍数が上がり、さらに脂肪に栄養素を届けようとしてしまいます。セルライトができたからといって、すぐに激しい運動をすることはおすすめできません。

冷たい飲み物をよく飲む


冷たい飲み物を飲むのも良くありません。冷えはむくみの原因となるだけでなく、冷えることで代謝が悪くなってしまうからです。

代謝が悪化すると余分な老廃物が溜まって、皮下脂肪が肥大化し、硬くなってセルライトになります。水分補給は重要ですが、冷たい飲み物ではなく常温のものを心がけましょう。

水分をあまり取らない

人間は、自分が思っている以上に水分不足になりやすいです。汗として排出される夏もそうですが、冬も気づけは水分不足になってしまっている人が少なくありません。

水分不足に陥ると、体は余計に水分を排出せずにためこもうとします。脂肪も水分や老廃物を溜めこみがちになるため、セルライトができやすい状態を作ってしまいます。

ジャンクフードや濃い味付けの食事が多い


ジャンクフードや濃い味付けのものは大量の塩分を含んでいます。そのため、味の濃い食事をとると、体内の塩分濃度を下げるために多量の水分を欲してしまい、余分な水分や老廃物を増やしてしまうのです。

脂肪が水分や老廃物が溜まるとセルライトになってしまいます。さらに、インスタント食品、ジャンクフードには大量の塩分や添加物が含まれており、老廃物を排出するビタミンのはたらきを奪うこともあります。食事に気を遣うことで、セルライトができにくい体を作れるでしょう。

極端な食事制限によるダイエットをしたことがある

セルライトをためこんでしまう人には、過去に極端なダイエットを繰り返した人も少なくありません。極端な食事制限による急激な体重減少は、脂肪ではなく筋肉量も落としてしまいます。

筋肉が落ちると平らな皮下組織が減ってしまいます。デコボコした皮下組織が表面化し、セルライトに悩まされてしまうのです。

甘いものや脂肪分の多いものをよく食べる

大量の塩分とあわせて、セルライトの材料となる、甘いものや脂肪分が多い食べ物についても注意が必要です。特に添加物の多いものは余計にセルライトになりやすく、脂肪細胞に老廃物をためこんでしまいます。

脂肪分が多い食事ばかりしている場合も、血中コレステロールが増えるので血行が悪くなり、代謝が悪くなることでセルライトにつながります。

不規則な生活習慣によって睡眠不足になることが多い

睡眠不足が続いていると、自律神経のバランスが乱れてしまいます。自律神経が乱れると、それにともない代謝機能が低下。代謝機能が低下すると脂肪が余計な水分や老廃物を溜めこんでセルライトになりやすいです。

それだけでなく、睡眠不足のときは食欲が増加するため、余分なものを食べてしまいがちです。セルライトはもちろん、睡眠不足はダイエットや美容には大敵といえます。

セルライトをつけない生活習慣にするためには?

お風呂は浴槽につかる習慣をつける

湯船につかって体を温めると、血行が良くなります。体内の余分な水分や老廃物を排出する静脈の動きも活性化されるので、セルライトの材料を取り除くのにはお風呂が有効です。

シャワーだけで毎日済ませている人は、お風呂につかることから始めることで、セルライトがつきにくい体に近づけるでしょう。

塩分を控えてむくみを解消する

塩分を控えると、むくみが改善されます。塩分を過剰に摂取すると、体に水分を溜めこもうとして脂肪細胞が余分な水分を抱えてセルライトになってしまいます。

普段の食生活から、「調味料は減塩タイプを使用する」、「インスタント食品は控えてなるべく自炊する」、「素材の味を大事にして過剰な味付けをしない」、といったことを心がけましょう。

適度な運動を習慣にして運動不足を解消する

女性 運動
適度な運動は、セルライト予防に効果的です。特に歩くことで足の筋肉を動かすと、筋肉の収縮により発生する刺激がリンパ液の流れを促進。老廃物が体外に排出されやすくなります。

ただし、激しい運動はセルライトには逆効果なので、ウォーキングなどの軽い運動を習慣化するようにしましょう。特に寝ている間は老廃物が溜まりやすくなりますので、ウォーキングは午前中が理想です。

むやみに強い力でマッサージしてつぶすのは逆効果

毛細血管やリンパ管を傷つける

セルライトを消したいからといって、力強くマッサージするのはNGです。セルライトの部分を強くもみすぎると、毛細血管やリンパ管を傷つけてしまいます。老廃物を体外に排出するはたらきを阻害してしまううえ、細胞を修復しようと、余計に脂肪が分厚くなってしまいます。

つぶしたときにより大きな脂肪細胞を作る

セルライトをつぶしてしまうと、脂肪細胞が分裂してしまう危険性もあります。分裂した脂肪細胞はまた体内のコラーゲンと合体して巨大化します。

分裂したものが巨大化するのですから、さらにセルライトが増える結果になってしまうのです。そのため、セルライトがあるからとむやみやたらな力でマッサージするのは禁物です。

できてしまったセルライトをケアする方法

お金をかけずに手軽にしたいならセルフケアがおすすめ


お金をかけずにセルライトを取り除くなら、セルフケアがおすすめです。セルライトのある部分を下から上へ丁寧にさすり、リンパの流れを良くしましょう。

また、足の裏やふくらはぎのマッサージも血行促進に効果があります。足の裏をグーの手でほぐしたり、ふくらはぎを下から上へマッサージしたりすることで、リンパの流れが良くなります。

セルライトが重度か素早く解消したい場合はエステがおすすめ

セルライトは、放置しておいても良くなることはありません。セルライトが分厚くなっている場合や、早目にセルライトを何とかしたい場合はエステがおすすめです。

エステでは、自宅ではできない超音波マッサージなどの器具を使えるのが強み。老廃物のかたまりをリンパ管に流したり、レーザーでセルライト内部の環境を変化させたりと、効果的なアプローチが可能です。

セルライト除去のコツは体を温めて代謝をアップさせること

セルライトを除去するためには、まず体を温めましょう。体を温めることで代謝が良くなるからです。湯船にしっかりとつかるほか、ショウガなどの体を温める食べ物を食べることによって、内側から血行が促進されて老廃物が排出されます。

自宅でできるセルライト除去

太もものむくみを解消するマッサージ


太もものむくみはマッサージで解消できます。オイルを使って、やさしくもみこむようにしながらふくらはぎから太ももに向けてマッサージしましょう。足首からふくらはぎ、ふくらはぎから太ももの流れで進めます。

マッサージで二の腕のセルライトを除去する


腕を90度に曲げて、たるんだ二の腕を下に引っ張りながらマッサージします。また、たるんだ二の腕をぞうきん絞りの要領でねじったり、肘から気持ちの良い強さでさすりながらもみしだいたりするのも効果的。セルライトが溜まらないように、日頃からマッサージしておきましょう。

マッサージでセルライトを除去して美脚に!


マッサージをすることで余分なむくみがとれるだけでなく、老廃物を排出しやすくなります。足の裏から足首、太ももまでアプローチすることで、老廃物がすっきりと流しましょう。毎日継続していると、数ヶ月後には美脚に近づいたことが実感できるはず。無理のない範囲で、少しずつマッサージを継続していってください。

効率的にセルライトにアプローチできる美容機器もおすすめ

家庭でセルライトをケアするのであれば、セルライトにアプローチできる美容機器を使用するのも一つの方法です。凝り固まった脂肪をつぶさずにほぐすだけでなく、微弱な電気で筋肉を刺激することで代謝をアップできます。エステサロンに行くことができない多忙な人にもおすすめです。

エステでできるセルライト除去

専用の機器でセルライトを効率的に除去できる


自分でセルライトケアをすると、脂肪細胞がつぶれて肥大化するリスクがあります。その点、エステティックサロンのセルライトケアなら、脂肪細胞を増やす心配もなく効率的に老廃物を排出することが可能。すぐに効果を実感したい人や、確実にセルライトを除去したい人におすすめです。

生活習慣など自分に合ったアドバイスを受けられる

エステで受けられるのは施術だけではありません。セルライトを作らない体作りには、食生活などの生活習慣の見直しが必須です。エステでは、食事や睡眠、とったほうが良い栄養素などについて、プロから専門的なアドバイスが受けられます。

まとめ

セルライトは普通の脂肪ではなく、脂肪細胞が老廃物や水分を溜めこんで固まってしまったもの。自力で何とかするのはとても難しいです。放置しておくと肥大化することもあります。

食生活を改めたり、マッサージをしたりといった地道な対策を継続しましょう。エステであれば専用のケアを受けられるので、時間がない方やセルフケアでは物足りない方は検討してみてください。