下半身太りの4つの原因と原因別の解決策

本気でダイエットに取り組んでいる女性でも、下半身太りを解消するのは簡単なことではありません。これは、下半身太りには生活習慣が大きく関係しているうえ、解消するには原因にあわせたケアが必要なため。過度な食事制限や一品ダイエットだけで下半身太りを解消するのは難しいでしょう。原因をしっかり押さえて、きちんと対策をすることで、スマートな下半身を手に入れてください。

下半身太りを招く4つの原因

皮下脂肪が固くなり肥大化してしまうセルライト


下半身太りの原因としてまず考えられるのは、セルライトです。セルライトは、脂肪細胞が老廃物や水分をうまく排出できず、固まってできます。容易に除去することはできないため、知識のないままセルフケアをするのは危険です。

たとえば強いマッサージをしてもみほぐすと、毛細血管やリンパ管が壊れてしまい、余計に老廃物を排出できなくなってしまったり、細胞が肥大化してセルライトが広がってしまったりすることも。セルライトには専門のケアが必要です。

冷えによるむくみ

冷えによるむくみも、下半身太りにつながります。夕方になると足がパンパンにむくんでしまうという人はこのタイプです。

むくみは、細胞間に余計な水分が溜まって排出できていない状態なので、正しい対策で水分を取り除いてやれば早期に解消できます。ですが、むくみの放置は脂肪の蓄積につながりますので、むくみやすい自覚がある人は早急に対策する必要があるでしょう。

運動不足による筋力の低下

下半身太りの原因には、運動不足による筋肉の低下も考えられます。筋肉量が少ないと、血液中から老廃物や余分なものを排出する静脈の動きが弱くなります。

特に重力に逆らって動く下半身の負荷は大きく、余分な老廃物などが排出されず脂肪となって蓄積してしまうのです。筋肉が鍛えられていれば、心臓に負担をかけず血液を循環させることができます。

デスクワークや猫背による骨盤の歪み


片手でスマホをしたり、長時間デスクワークをしたりすると、骨盤が歪みやすいです。骨盤に歪みがあると血行が悪くなり、下半身が太りやすくなります。

歪みのバランスをとろうとして体のほかの部位に負担がかかるので、放置すると歪みはどんどん悪化します。もともと女性は妊娠や出産などで骨盤が開きやすく、脂肪もつきやすい傾向があるので、早めの対策を心がけましょう。

セルライトによる下半身太りの原因と解消法

お尻や太ももを触ると冷たい:セルライトが原因

美尻

下半身太りの原因が、脂肪のつきすぎにあることは確かなのですが、それがセルライトであると厄介です。セルライトであるかどうかは、自分で簡単にチェックできます。

自分で体を触ってみたとき、冷たく感じる場合はセルライトである可能性が高いです。それ以外にも、両手で脂肪を集めてみて表面がボコボコしたら、セルライトができています。

体を温めてリンパマッサージをすること


セルライトの原因の一つに、冷えによりリンパ液や不要物がうまく排出できていないことが挙げられます。そのため、体を温めてリンパマッサージをすると良いでしょう。

毎日湯船につかる、ショウガなど内側から温める食物を摂取することで、セルライトを改善することができます。リンパマッサージは正しいやり方で行い、脂肪細胞を傷つけないよう力はあまり入れずに行ってください。

脂肪分や糖分を控えた食生活を心がけること

セルライトの原因となるのは皮下脂肪です。現代人にはカロリー過多な食生活を送っている人も少なくありません。特に菓子パンや清涼飲料水などは過剰な糖分を含んでおり、脂肪の原因となりやすいです。

それだけでなく、塩分はむくみを引き起こしやすいので、こちらもセルライトの原因になってしまうことがあります。糖分・脂肪分や塩分は控えめにし、素材の味を大事にした食生活を心がけましょう。

セルライト撃退用の美容機器を使うこと


セルライトを力任せに排出しようとすると、毛細血管やリンパ管を傷つけてしまい、修復のためにまた脂肪ができるという悪循環に陥ります。

セルライトを撃退するには、微弱な力によって脂肪を分解し、リンパや不要物を流れやすくすることが必要です。自分で行うことは難しいので、セルライト撃退用の美容機器を使うと良いでしょう。

重度のセルライトが気になるならエステを利用すること

重度のセルライトのためセルフケアでは効果が見られない場合や、早く下半身太りを何とかしたいという人は、エステを利用するのが手っ取り早いです。費用はかかりますが、セルライトの原因に直接アプローチする、効果的な施術が可能です。

また、エステの場合、専門知識を持ったエステティシャンから栄養指導を受けられるというメリットもあります。

冷えによる下半身太りの原因と解消法

いつも指先やつま先が冷えている:冷えが原因

いつも指先やつま先が冷えているような冷え性の人は、冷えにより脂肪が溜まりやすくなっています。体が冷えると体温を逃さないように血管が収縮し、血流が悪くなります。すると、脂肪を燃焼させるための酸素も送られにくくなるうえ、静脈から老廃物を排出するはたらきも阻害されてしまいます。

冷えが原因の下半身太りには、体を温めて血流を促進し、脂肪をなくしていくことが肝要です。

水分のとりすぎに気をつけること


冷えの原因は、水分のとりすぎかもしれません。一度に大量の水分をとると、体に余計な水分が増え、体を冷やしてしまうからです。特に冷たい飲み物を常に飲んでいる人は気をつけましょう。水分補給は、常温の水を、こまめに飲むようにしてください。

過度な食事制限はしないこと

過度な食事制限も、冷えの原因になります。食事量を減らすことでエネルギー源となる栄養素が不足してしまい、熱が作られないので体が冷えてしまうのです。

体が冷えると、血流が滞って代謝の悪い体になってしまいます。過度な食事制限によるダイエットはせず、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、炭水化物など、栄養たっぷりの食事を心がけましょう。

入浴や靴下などで下半身の冷えの改善を意識すること

末端の冷えが気になる場合は、血流が滞っていると思われます。特に下半身は上半身と比べて冷えやすい部分です。そのため、毎日しっかりと湯船につかる、靴下を常用するなど、末端部分が冷えないように工夫しましょう。たとえば靴下は、5本指ソックスを使用することで冷えにくくなります。

一駅歩いたり階段を使ったりして運動量を増やすこと

女性 運動
冷えの改善には適度な運動も大切です。活動量が多いと、末端神経までの血流が促進されます。運動が苦手な人でも、エスカレーターではなく階段を利用する、普段より一駅多く歩いてみるなど、普段の活動量から少し増やすことを意識してみましょう。

筋力の低下による下半身太りの原因と解消法

歩く速度が遅い・何もないところでつまずく:筋力の低下が原因

現代人は生活が便利になった分、多くの人が慢性的な運動不足の状態です。それにより筋力が低下し、脂肪が燃焼されずに代謝の悪い体となっています。代謝の低下は肥満を招く大きな要因です。

特にデスクに座りっぱなしの人や、車での移動が多い人は筋肉量が少ない可能性が高いでしょう。何もないところでつまずくことが多い人や、早く歩けない人は、筋力の低下が下半身太りを招いています。

デスクワークの人は運動習慣をつけること

デスクワークの人は、長時間同じ姿勢で座っており、運動の習慣がない人が多いです。スポーツジムやヨガに通ったりするのももちろん有効なのですが、自分で取り入れることができる運動を毎日続けるのがおすすめ。ウォーキングなど簡単にできる運動や、腹式呼吸のような軽いものから取り組んでみましょう。

心拍数が上がる運動を一日20分以上行うこと

筋肉をつけるには、心拍数の上がる運動を一日20分以上行うのが有効です。早歩きをする、階段を駆け上がるなど、心拍が上がってドキドキする程度の運動を、一日20分程度取り入れることでちょうど良いトレーニングになります。

そのほか、後ろ向きに歩くことも、普段使わない筋肉を使います。歩くだけで心拍数が上がるため、周囲の安全を確認して挑戦してみてください。

一日10回から20回程度スクワットすること


筋肉量の多い太ももを鍛えることは、下半身太りを改善するのに効果的です。太ももの筋肉を効率的に鍛えられる運動が、スクワットです。

まずはゆっくりとしたペースで息を吐きながら5秒かけてひざを曲げます。それからひざを曲げた状態で2秒キープし、またゆっくりと戻りましょう。この動作を10回から20回程度行うだけで、太ももに負荷がかかります。

たんぱく質を意識的に摂ること

筋肉を作り出すのは、たんぱく質です。カロリーが高い肉類はダイエットの大敵だと思われがちですが、良質なたんぱく質を摂るのには肉や魚が適しています。肉や魚、大豆や卵などを取り入れた、高たんぱく・低脂肪な食事を心がけましょう。

骨盤の歪みによる下半身太りの原因と解消法

肩こり・腰痛・猫背:骨盤の歪みが原因

下半身太りに悩んでいて、かつ肩こりや腰痛持ちの人は、骨盤の歪みが原因なのかもしれません。自分の骨盤の状態を、立ち姿勢を鏡でチェックしてみましょう。ウエストが左右対称にならず、傾いている場合は骨盤が歪んでいます。

デスクワークや立ち仕事で同じ姿勢を続けないこと


骨盤の歪み、体の歪みを改善するには、同じ姿勢を長く続けないことが大切です。デスクワークや立ち仕事など、やむを得ず同じ姿勢をとり続ける必要がある場合は、休憩中にストレッチをするなどして体をほぐしてください。また、片側の手ばかり使っている場合は、カバンを利き手でない手に持ち替えるなど、左右均等に使えるようにしましょう。

座るときに足を組む癖があるなら直すこと

座るときに足を組むと、姿勢が悪くなるだけでなく、骨盤の歪みも引き起こしてしまいます。座るときに足を組むのは避けましょう。椅子には深めに腰かけて、足の裏がどちらもきちんと床につく姿勢が理想です。猫背も骨盤の歪みを招くので、背筋にも気を遣いましょう。

定期的なラジオ体操の習慣をつけること

歪みをリセットする簡単な方法は、ラジオ体操を正しい姿勢で行うこと。ラジオ体操は左右バランス良く体を動かすので、歪みの改善に効果的です。負荷がかかりすぎることもなく、毎日続けやすいといったメリットもあります。

お風呂上がりに股関節周りのストレッチを取り入れること


股関節が固い人は、ストレッチで柔軟性を高めましょう。凝り固まった状態だとリンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まりやすいです。さらに、歪んだまま股関節が固くなってしまうと、改善するのは難しくなります。お風呂上りなど体が温まった状態であれば、股関節も比較的開きやすくなっているので、ゆっくりほぐしていきましょう。

背筋を伸ばして正しい姿勢を意識すること

体が歪まないようにするためには、背筋を伸ばして正しい姿勢をキープすることが肝要です。座っているときはもちろん、立っているときにも、背筋を伸ばしてまっすぐ立てているかを意識しましょう。猫背は骨盤の歪みを招き、下半身太りにつながります。

まとめ

下半身太りには、さまざまな原因があります。セルライトや冷えによる血行不良、筋力の低下や骨盤の歪みなどです。自分がどのタイプなのかを把握して、それに合った対策をすることで、理想の体型に近づけます。運動の習慣をつけるだけでなく、食生活を改善する、姿勢に気をつけるなど、毎日の生活から少しずつ変えていきましょう。