バスタオル枕の効果
ストレートネックの改善
ストレートネックとは、首のS字直線がなくなりまっすぐになってしまうことです。ストレートネックになってしまうと、頭の重みを首で支えることができません。理想的な首は、S字に曲がってカーブして身体を安定させるからです。ストレートネックは立っているときでも起こり、前傾姿勢、猫背になってしまって背骨や骨盤などあらゆる部位の歪みを生じさせてしまいます。首はクッション機能があり頭の重さを身体全体に分散させることで頭を支えていますが、ストレートネックになってしまうと腰椎にまで負荷がかかるのです。しかしながらストレートネックを改善するために作られた作り方でバスタオル枕を使うと、ストレートネックが軽減されます。
首のハリやコリの軽減
バスタオル枕を使うと、うまく頭の重力が分散されます。そのため、首や肩にハリを感じていた人、コリを感じていた人も頭の重力が分散できてかつ血行が促進されるため、就寝時に無理な姿勢をとり続けることによって起こる首や肩のコリを軽減できます。起きると何となく首が痛かったり、朝から首や肩の痛みを感じる人は、寝具が悪いため寝る姿勢が悪くなっているのかもしれません。
肩こり解消
特に女性に多く見られるのが、肩こりです。就寝中は、寝返りを打って背骨の歪みを調整して血液やリンパ液、関節液などを体内にうまく循環させます。しかしながら、無理な寝姿勢をとり続けると、体内の血行が悪くなりリンパ液や関節液などがうまく循環させられなくなります。うまく寝返りが打てず結果的に首や肩に負担を感じてしまいます。そのため、肩こりを感じてしまう人が多いのです。バスタオル枕であれば、肩こりを感じないという人も少なくありません。
いびきの軽減
いびきにはいろいろな原因がありますが、その大きな原因の一つとして口呼吸になってしまい、舌が垂れ下がって気道が狭くなることです。就寝中は鼻呼吸で寝るのが理想的ですが、無理な寝姿勢だと、気道がうまく確保できません。バスタオル枕を使うことで姿勢が良くなり、空気の通り道が確保されます。そのためいびきに悩まされている人はバスタオル枕で軽減されることもあります。
偏頭痛の予防
無理のある寝姿勢で偏頭痛が起こります。一日しっかりと睡眠時間を取っていても、無理な姿勢であるために脳への血行が悪くなります。血管などの神経が緩んで血管が拡張しやすくなってしまうからです。起きたときに既に頭に痛みを感じるという人は、枕をはじめとする寝具が自分に合っていないからだと思われます。また、無理な姿勢でいるため睡眠がうまく取れないと、自律神経のバランスが崩れてしまうこともあります。熟睡だけでなく頭痛が発生することもあるので注意が必要です。
首のストレッチに最適なバスタオル枕の作り方
厚手のバスタオルを用意する
整体師の中で話題になっておりメディアにも紹介されているバスタオル枕ですが、快適な睡眠環境を得るためには、適切なバスタオルを使う必要があります。薄手のタオルですとぺしゃんとなってしまい寝返りなどを考慮しても安定しませんので、厚手のバスタオルを使うようにしましょう。
縦に半分にたたむ
ストレートネックを改善するためのバスタオル枕の作り方は簡単です。大き目のバスタオルを用意したら、まず縦に半分にたたみます。頭がすっぽり入る大きさになるかどうかをチェックします。バスタオルの大きさについては大き目で厚目がよく、十分に寝返りが打てるように折っても横幅50センチメートルは確保できる大き目のサイズにしましょう。
固めに巻いて円柱状にする
次に、そうして折ったバスタオルを、硬めにくるくると巻いていきます。最後まで巻ききってしまい円柱状になったら、バスタオル枕ができます。くるくる巻き付けるという方法がもっともポピュラーですが、今使っている枕とともに使いたい、少しだけかさをあげたいという場合はZ字に三つ折りにしたものでも構いません。
首の下に当てれば完成
くるくると巻いてバスタオル枕ができたら、次は微調整になります。実際に寝る姿勢になってみて、首の下にバスタオル枕を当ててみます。横を向いた時におでこや鼻、鎖骨などの仇のくぼみが一直線になるとよい高さです。高さの調整が簡単にできるのは、バスタオル枕のメリットの一つです。いろいろと高さを調節してみて、自分に合ったものを探しましょう。
ストレートネックに最適なバスタオル枕の作り方
大きめのバスタオルを5枚用意する
ストレートネックの人は、あおむけで寝ていて高すぎる枕を使って首を悪くすることがあります。そのため、中央は低く、両サイドは横向きで寝るときにうまく肩が入るような高さにすることが必要です。ストレートネックに最適なバスタオル枕を作るには、バスタオルを5枚、しかも大き目のバスタオルを用意します。そうするとロング枕になり横向きに寝返りを打っても楽だからです。
5枚のバスタオルを同じ方向に四回折る
5枚のバスタオルを同じ方向に4回折ります。そうすると、5つの枕が同じ大きさになるかたまりができます。ゴールとしてはサイドが大きくて中央が少しへこんだ枕を作りますので、まずその大きな5つのかたまりを真ん中に一つ、左右両方に二つずつということになります。そのため、5つのタオルを同じように用意しましょう。
4枚のバスタオルを更に三つ折りにする
そのうち、4枚のバスタオルをさらに3つ折りにしてかたまりを作ります。頭が載るくらいの適度な大きさになればよいです。それだけのバスタオルが用意できない場合は、低い枕を用意することでも対応できます。ですが、バスタオルを使用してこのかたまりを作ることで衛生的かつ手軽にバスタオル枕を作ることができます。同じような大きさのバスタオルを使用することで、寝やすいバスタオル枕を作ることができます。
三つ折りにしていないバスタオルの左右に2枚ずつ三つ折りにしたバスタオルを重ねる
バスタオルを4つ折りし、さらに3つ折りしたものができれば、左右に二つずつ重ねます。もうひとつは、真ん中に置きます。そうすると真ん中が少し高くなり左右が高くなっている枕ができます。真ん中がへこんだような枕の形になれば、完成へと近づいています。
枕カバーをかけ中央が凹むような枕ができていれば完成
すべて終わると、枕カバーをかけて完成になります。こうして枕カバーをかけることで枕カバーを変えれば衛生的に保つことができます。毎回形を作るのが面倒であったとしても、枕カバーがあれば安定しますし、寝返りにも耐えられます。こうやってあおむけと横向きにそれぞれ厚みを持たせる枕を作ると、ストレートネックの人でも頭の重さが分散して、首に負担がかかりません。そのため背骨などの歪みや腰痛になることもありません。バスタオル枕は寝やすいだけでなく汚れたらかんたんに洗濯できることもバスタオル枕の大きなメリットです。
まとめ
バスタオル枕とは、文字通りバスタオルで作る枕のことです。首のハリやコリを軽減したり、コリを解消します。また、ストレートネックという首に負担がかかった姿勢になっている人が増えてきているのですが、バスタオルを使ったバスタオル枕で就寝すると姿勢が確保できますのでストレスなく寝ることができます。バスタオル枕は、バスタオルを四つ折りにしてくるくると回して作ります。ストレートネックにきくバスタオル枕はバスタオル5枚で作ります。高さの調節もできますし、枕カバーを変えることで清潔にできることがバスタオル枕のメリットです。バスタオルをあまり使わず作ることができるものであれば、出張先や旅行先などでも快適に眠ることができます。