昆布水の健康効果って?作り方とアイディアレシピ

昆布と水で作る昆布水は、手間もかからないですしコストもかかりませんのでダイエットには最適です。ダイエットに最適な食品はいくつかありますが、中でもこの昆布水は、昆布の栄養素を豊富に取ることができます。それだけでなく、スープやお鍋、炊き込みご飯などいろいろな料理にアレンジできるのでおすすめです。昆布水とは何か、どのようにしてダイエットに活用するのか見てみましょう。

昆布水ってどんなもの?

昆布水とは刻んだ昆布を水に漬けたもの


昆布水とは、刻んだ昆布を水に漬けた、ただそれだけのものです。昆布だしと違って火を使いませんので誰にでも手軽に作ることができます。しかも、だしをとるときより昆布が半分の量で済むということも人気の理由の一つです。昆布水を使ってダイエットや健康を促進できると、メディアなどで人気になってきました。平べったい昆布をそのまま使うのではなく、細かく切ることでうま味成分が出やすくなっています。

昆布の豊富な栄養素を手軽に摂れる健康法

昆布にはうま味成分が含まれていることで知られていますが、実はそれ以外にも豊富な栄養素があります。食物繊維も豊富に含まれていますし、ダイエットに必要なミネラルや、むくみを防ぐカリウム、疲労回復効果のあるビタミンB群などです。ほかにも、昆布のフコイダンは血栓を予防する働きもあります。このように、昆布一つにうま味成分と豊富な栄養素が含まれているのです。

水の代わりに料理に使うとさまざまな健康効果が期待できる

そして、昆布水のよいところは水の代わりに料理に使うことができる点です。うま味成分が出やすくなっていますので、味噌汁やうどん・そばのつゆの希釈などに普通のお水感覚で使えば、それだけでワンランク味がアップします。蒸し野菜の蒸し水や、冷凍した魚介類の解凍に使用する水を昆布水に帰るだけでうま味が出てきます。また、カレーやシチュー、ビシソワーズなどの隠し味として使用しても、それだけでうま味がアップしワンランク上の料理になります。

昆布に含まれる栄養素とは?

血圧を下げる効果が期待できるカリウム


昆布には、カリウムが豊富に含まれています。カリウムは、人が生きていくうえで最も必要な基本的なミネラルの一つです。カリウムは利尿作用があり、余分なものを尿として排出してくれます。そのため、むくみで悩んでいる人や高血圧に悩んでいる人に最適です。カリウムは腎臓でナトリウムの再吸収を抑制して、尿へと排出することができる栄養素だからです。

ダイエットに必要不可欠なミネラル

昆布は、ミネラルの宝庫と言ってもよいくらい、たくさんのミネラルが含まれています。ミネラルは体内の老廃物を外に出してくれる働きがあります。特にカリウムやカルシウムも多く、カルシウムに関しては牛乳の約7倍も含まれています。カルシウムが不足すると、脂肪を燃やす働きが弱くなってしまったり脂肪が蓄積されやすくなります。また、ミネラルを含む食品はたくさんあるのですが、昆布のミネラルは約80パーセントという高い吸収率を誇りますので、ダイエットに有効です。

脳や体の発達のために重要な働きをするヨウ素

昆布にはヨウ素も豊富に含まれています。ヨウ素は体内の代謝を活発にさせ脳や体を発達させます。ヨウ素の食べ過ぎは甲状腺の機能低下を招くのですが、普通に昆布を食べている分には問題がありません。代謝の良い体を作ることができます。

疲労回復に欠かせないビタミンB1

昆布には、ビタミンBも豊富に含まれています。ビタミンB群は炭水化物や脂肪、タンパク質の代謝に働きます。もしビタミンBが不足してしまうと、乳酸などの疲労物質が溜まりやすくなります。そのため、昆布水には疲労回復をするだけでなく、糖質の分解を助けて脂肪として蓄積しにくくするのです。さらに精神を安定させたり、アンチエイジングなどにも役に立つとされています。

便秘の改善などが期待できるフコイダン


昆布水の有効な栄養成分として挙げられるのがフコイダンです。昆布に含まれているフコイダンやアルギン酸といった水溶性食物繊維は、血中コレステロールを減らしてくれます。他にも、不溶性食物繊維も含んでおり、この2種類の食物繊維が便のカサを増やしたり、便通を促進してくれるからです。そのため、ダイエットの大敵である便秘を防ぐことができます。

昆布に含まれるフコイダンの効能とは?

フコイダンは食物繊維のこと

フコイダンは海藻の中でも特に昆布やワカメなど褐藻類にのみ含まれる水溶性植物繊維でぬるぬるした粘り気が特徴です。昆布を水に溶かすとぬるぬるするのはそのためです。近年フコイダンの研究はかなり進んでおり、血圧を下げたり、コレステロールを下げたりする作用だけでなく、抗がん作用や抗ウイルス作用など着目されています。

腸内環境の改善と美肌効果

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フコイダンは、腸内で水分を抱え込んで便を柔らかくする作用があります。そのため、昆布水を飲むと、フコイダンと水が一緒に摂取できるため腸内環境を改善するのに役立ちます。それだけでなく、腸の免疫細胞を活性化したり肌の老化を防いだりします。そのため、腸内環境を改善し、肌荒れを防ぐことができます。

コレステロール・中性脂肪の低下

フコイダンには、腸内で余分なコレステロールや糖分をからめとるという働きがあります。そして、余分なコレステロールや糖分を便として排出しますので、コレステロールならびに中性脂肪が低下します。高コレステロールが原因の一つでもある、生活習慣病の予防に働きます。

ピロリ菌を除去し胃腸を守る働き

フコイダンは、胃粘膜に似た成分を持ちます。そのため、胃を保護し、ピロリ菌を除去して胃を守ってくれます。胃がただれてしまう胃潰瘍や十二指腸潰瘍、慢性胃炎などを予防したり改善したりする働きがあります。フコイダンには胃粘膜の炎症を修復する働きがあるのです。

免疫力の向上とアレルギーの緩和

フコイダンは、免疫細胞であるNK細胞やマイクロファージを活性化させ、インフルエンザや風邪を予防できるなど、免疫力の向上、さらに、花粉症やアレルギーの症状を緩和したり予防したりする効果が期待できるそうです。フコイダンが腸内の細胞に働きかけることで、免疫細胞が過剰に働き炎症を引き起こすたんぱく質の働きを抑えてくれるからです。

活性酸素を除去するアンチエイジング効果

フコイダンには、アンチエイジング効果もあります。活性酸素は身体の老化を早めるものですが、フコイダンにはそういった活性酸素を除去する働きがあります。そのため、身体の細胞の老化が抑えられ、若々しい肌を保つアンチエイジング効果もあります。

昆布水の作り方

だし用の昆布10gを細かく刻んで1リットルの水につける


昆布水の作り方は極めて簡単です。だし用に市販されている昆布10グラムを細かく刻みます。そして、細かく刻むことによって、昆布特有のねばねば、すなわち食物繊維など、有益な栄養素が多く流れ出ることが期待されるからです。細かく切るときはキッチンばさみを使うと楽です。使う昆布ですが、煮物用の昆布や酢を使った刻み昆布は昆布水には向いていませんので「だし用」を選ぶようにしましょう。

3時間から一晩冷蔵庫で寝かせる

刻んだ昆布を水に入れたら、3時間から一晩冷蔵庫で寝かせます。水に漬けることで昆布のエキスがにじみ出て、時間が経つと共に色づいてきます。水につけると、昆布特有の磯臭さが出ることもありません。昆布水をすべて使用した後、もう一度1リットルの水を注げばもう一度できますので便利です。

ミネラルウォーターより昆布と相性のいい軟水を使用する

飲み水にミネラルウォーターを使っている人も多いでしょうが、昆布水を使う際は、昆布と相性の良い軟水を使用するとよいでしょう。普通に水道水を使用しても昆布水はできます。作った昆布水は、そのまま飲むだけではなくいろいろな料理に使えます。

そのまま飲むなら10日~2週間保存可能

昆布水は、そのまま飲むこともできます。ほんのりと昆布の味がしていますが、普通に香りの良い水として飲むことができるからです。お茶代わりに飲んでみたり、お茶に入れて飲むと、昆布茶のような香りがしますのでいつものお茶が味わいやすくなります。

加熱してダシとして使うなら2~3日で使い切る

しかしながら昆布水を加熱すると、そんなに日持ちがしません。昆布水はさまざまな料理に使うことができますが、煮物などのだしとして使うなら、新鮮な昆布水を使ったほうがよいでしょう。昆布水を加熱してダシとして使うのであれば、2,3日で使いきる必要があります。

旨味成分が失われるため昆布は水洗い厳禁

昆布水を作る時に気を付けなければならないことは、昆布を水洗いしないことです。これは、普通にだしをとるときにも同様のことが言えます。なぜなら、水洗いをすることで成分が損なわれてしまいますし、うま味成分が失われてしまう恐れがあり、おいしい昆布水が出来上がらないからです。

昆布水を使ったお手軽アイディアレシピ

切り干し大根や干し椎茸を昆布水に漬けこんで旨味たっぷりの煮物に


昆布水は、和食洋食問わずにバリエーション豊かな色々な料理に利用できます。中でも初心者におすすめなのが煮物です。昆布水に切り干し大根や干しシイタケなど旨みが出る成分を漬け込んで煮るだけで、一品料理ができるからです。時短にもなりますし毎日の料理がおいしくなります。

素材の味を引き立てる昆布水はシンプルな炊き込みご飯にも最適


炊き込みご飯は、味付けが決まらないと悩んでいる人も少なくありません。ですが、昆布水を使えばそれだけでシンプルな炊き込みご飯の味付けになります。炊き込みご飯の素を使うよりも安価でできますし、具材により味を変えられますのでおすすめです。

疲労回復効果のある豚肉と優しい味の和風スープにアレンジ

昆布水があれば手軽に美味しいお鍋が完成


昆布水に肉や魚、野菜を加えたらそれだけでお鍋になります。冬の寒い時や、冷蔵庫の材料を一掃したいとき、時間をかけずに料理をしたいときにおすすめです。たくさんの人が集まるときでも、昆布水を使えば簡単に調理ができます。

まとめ

昆布水とは文字通り昆布に水を入れたものです。昆布10グラムを細かく切って1リットルの水につけ3時間から一晩寝かせるだけで完成します。昆布には、食物繊維やカリウム、カルシウムなどミネラルが豊富に含まれており、ダイエットをしたい人にも最適です。なかでも昆布に含まれているフコイダンには、血圧を下げたり免疫力を強化したり、コレステロールを低下させたりなどの働きがあります。昆布水は、普通に飲むこともできますし、煮物や炊き込み料理、鍋物にも使うことができます。