ノンセクシュアルとは?判断・診断方法や特徴・向き合い方を紹介

いろんな人、いろんな考え方があって良い…それは性に関することに対しても同じことが言えます。異性が好きな人がいるように、同性を好きになる人もいる。性的なことに貪欲な人もいますし、抵抗を感じる人もいる。大切なことは、いろんな人がいて、皆間違っていないのだと理解すること。そして、もし目の前の人が自分と異なるセクシャルティであったら、少しでも理解してあげられるように気を配ってみることなのかもしれません。

ノンセクシャルとは?多く当てはまるかどうかで判断してみよう

他者に性的欲求を持たない

ノンセクシャルとは、他者に対して性的な欲求を持つことがない人のことです。しかしながら、人を好きになれないというわけではありません。好きになることはもちろんあるのですが、だから結ばれたいとか、肉体関係になりたいとは思わないということです。中には、生まれた時からこういったタイプの人もいます。その為、他社と比較するのが難しく、自分のセクシャリティに気が付いたり他者と違うことに気付いたりすることが、遅くなってしまう人もいます。中には、思春期に入ったころに、周りの友達との思考と大きく異なっていることに気が付き、そこで気が付くこともあります。

また、何かをきっかけにノンセクシャルになる人もいるようです。不愉快な性的な経験が、そうさせることもあります。

ノンセクシャルの比率は2.9%

ノンセクシャルは、およそ2.9パーセントとだと言われています。全体から見れば、数はあまり多い方ではなさそうです。その為、理解されずに嫌な思いをする人もいます。

非性愛とも呼ばれる

ノンセクシャルは、「非性愛」と呼ばれることもあります。恋愛をすれば、好きな人のことを思い付き合いたいと思うことももちろんあるのですが、その次のステップに進むことに興味がない場合や、抵抗がある人もいます。

恋愛感情は抱く


男女とも、恋愛に憧れたり人を好きになったりすることがあります。これは、一般的な人と同じです。しかしながら、性的な要求がありません。中には、セックスそのものに興味を持つ人もいるのですが、それはあくまでも未知への好奇心や探求心によるもの。また、自分で性的処理を行う人もいます。でも、誰かと結ばれたいと思うことがありません。好きな人とお互い好きになれただけで、とても幸せを感じることができます。

性的欲求と恋愛感情はイコールではない

性的な欲求と恋愛感情が、同じではありません。好きな人や付き合っている人がいても、前向きに性交渉を求めることがないのです。しかしながら、誰かに触れられることが苦手といったタイプだけではありません。中には、ハグや軽いボディタッチは気にならなかったり、嫌だと思わなかったりする人もいます。

性嫌悪とは違うとされる

性嫌悪と同じように受け取られることもあるのですが、この二つは異なります。性嫌悪とは、性に対する強い嫌悪感があるというもの。イメージや会話、行為そのものに、激しい抵抗や不快感があります。ノンセクシャルは、嫌悪感があるわけではありません。ただ、興味がなく、欲求もないということです。ですから、両者は全く違うものです。

恋愛相手の性別は関係ない


ノンセクシャルの恋愛対象は、必ずしも異性とは限りません。中には、異性を好きになる人もいますが、同性を好きになる人もいます。しかし、恋愛相手が異性であっても同性であっても、性的な欲求がないのです。とても愛していて大切に思っていても、そういった欲求がないのです。

ノンセクシャルの人の特徴

ノンセクシャルは、アセクシャルと異なります。両者を一緒であると考えている人もいますが、これは正しい認識ではありません。また、一時的に性的欲求がないのではありません。今までもこれからも、ずっと性的欲求がありませんし、良い恋愛ができていればそれで充分幸せを感じることができます。

一時的なものではない

ノンセクシャルの人は、何かの理由でその時だけノンセクシャルになっているわけではなく、今までもこれからも変わりません。それが、その人の個性であり特徴なのです。ですから、何かきっかけがあって、変わるといったことはありません。

アセクシャルと違い恋愛感情はある

男性 ハート

アセクシャルと同じように認識されることもあるのですが、両者は全く違います。アセクシャルは、恋愛感情を持つこともありません。もちろん、性的な欲求もありません。一方ノンセクシャルは恋愛感情を持っていますので、普通に誰かを好きになりますし、付き合うこともできます。ただ、性的な欲求がないですし、必要ではないのです。

パートナーが見つけにくい

多くの人は、恋愛関係にある相手と、心だけでなく体も結ばれたいと思うものです。そして、それが達成できた時、とても喜びを感じます。また、それが一つの恋愛表現であると認識している人もいます。その為、そういった欲求や願望がない人との恋愛に物足りないと感じる人もいます。ノンセクシャルの人の中には、自分にはそういった欲求が無くても、好きな相手のために我慢して性交渉を受け入れる人もいますが、お互いそれを苦痛に感じることもあります。そのため、パートナーを見つけにくいといった傾向があります。お互いを理解して受け入れ合える相手であれば、恋愛もスムーズに進むのかもしれません。

結婚に興味がある人もいる


性的な欲求が無くても、結婚したいと考えている人ももちろんいます。愛する人と結婚して家庭を築き、幸せになりたいといった願望を持っている人も少なくありません。多くの場合、結婚すれば性交渉が想定されますが、それを受け入れるつもりでいる人もいます。ただし、自分からそれを強く求めることがありません。そういうものであると、受け入れているのです。

性的に未熟ということではない

年齢と共に、恋愛や性交渉に興味を持ち始めるものですが、興味を持つ年齢は個人差があるものです。早い時期に興味を持つ人もいますし、だいぶ成長してから興味を持つ人もたくさんいます。ノンセクシャルの人は、まだ性的な興味がないが故であると勘違いされることもあるのですが、それは違います。性的なことをある程度理解しています、興味を持つこともあるのですが、それでも欲求がないのです。

セックス経験がある人もいる

ノンセクシャルの人の全てが、性交渉をしたことがないというわけではありません。中には、経験者もいます。また、自分には欲求がなくても、相手から求められて応じる人もいます。しかし、こちらからの欲求がありません。

子どもが欲しいという人もいる

子ども好きな人もいますし、自分で子供を産みたい、もうけたいと思っている人もたくさんいます。また、子どもが苦手だと思う人もいますし、自分で子どもを育てたいと思わない人もいます。このあたりは、ノンセクシャルではない人と同じです。

周囲に理解されずに悩んでいる場合も多い

何でもそうかもしれませんが、少数派はどうしても理解されない傾向があります。恋愛そのものに興味も欲求もないアセクシャルであれば、周囲から理解されやすいかもしれません。しかし、恋愛したいのに自ら深い関係になりたいとは思わないというところを、理解できない人は多く、その為に悩んだり恋愛を怖がったりする人もいます。付き合っている相手から理解されにくく、その為傷ついている人もいます。

「本当に好きではないから、セックスを求めないのだ」と思われることや、思われるのではないかといった不安に、自信を無くしてしまう人もいます。しかしながら、何度も紹介していますがそうではないのです。とても愛していても、そういった欲求を感じないだけなのです。

ノンセクシャルの人との向き合い方

様々なセクシャリティがあり、場合によっては自分と異なる場合もあるでしょう。その時、本当に相手のことを大切に思っているのであれば、相手のことをよく知ることが必要です。恐らく、こういったことを打ちあける場合、かなりの勇気を要します。嫌われたくないからです。相手のその気持ちに、是非ちゃんと向き合っていただきたいと思います。どうでも良い人に、こういったことをわざわざ打ちあけることなどないからです。もっと、自分のことを分かってほしくて頑張って話しているからです。

ノンセクシャルという存在がいることを受け入れる

女性 笑顔

ノンセクシャルという存在がいることを理解してください。もしかしたら、理解するのが難しいこともあるかもしれません。しかし、この世の中には色々な人がいて、誰も間違っていないしそれで良いのだと受け入れてください。そして、ちゃんと相手と向き合いましょう。その上で、恋愛を始めるのであれば、ゆっくりとお互いを分かりあいながら良い関係を築いていただきたいと思います。

ノンセクシャルは病気ではない

ノンセクシャルは、少数派です。しかしながら、もちろん病気ではありません。ただ、数が少ないだけです。人によって、甘いものが好きな人と苦手な人がいるように、お酒が好きな人と飲めない人がいるように、海外旅行が好きな人と国内旅行が好きな人がいるように、個性であり特徴なのです。皆、まじめに誰かを好きになり、大切に思い付き合っているということだけは理解したいものです。

「ノンセクシャルだから」とひとくくりにしない

友達

ノンセクシャルの人は、性的な欲求がないということが特徴ですが、他は皆様々です。子ども好きな人、苦手な人、セックスをしない人、する人、性的な自己処理をする人、しない人様々です。また、恋愛よりも仕事が好きという人もいるでしょうし、友達と一緒の方が好きといった人もいるかもしれません。ですから、ひとくくりにして勝手な思い込みを当てはめようとするのは良い考え方とは言えません。皆、それぞれ違います。

まとめ

ノンセクシャルは、少数派です。そのため、どうしても周囲の人から理解されにくい傾向があります。しかし、色々なセクシャルティがあることを理解して受け入れることも大切です。ノンセクシャルは病気ではありません。性に対して何か恐怖を感じているというわけでもありません。中には子どもがほしいと思っている人もいますし、結婚したいと思っている人もいます。また、セックスの経験がある人もいますし、経験がない人もいます。恋愛感情がありますが、性的な欲求がないのが特徴です。