記事の目次
シャンプーの基礎知識
おすすめ洗浄成分:低刺激のベタイン系&アミノ酸系
シャンプーを選ぶ際にしっかりと確認したいのがその「洗浄成分」です。この洗浄成分が強すぎると髪の潤い成分やキューティクルまで傷つけてしまうので注意が必要です。
そこでおすすめなのが低刺激のベタイン系とアミノ酸系です。その名の通り、いずれも低刺激で肌にも髪にも優しいアミノ酸を主成分としているので、人の体細胞と近い本質であることから多くの人に選ばれています。
見分け方としては、シャンプーの成分表記の精製水の後に下記の洗浄成分が含まれていることを確認してみましょう。
アミノ酸系:ココイルグルタミン酸na(N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム)・ココイルグルタミン酸K・ココイルアラニン・ココイルグルタミン酸TEA・ラウロイル○○na・グルタミンなど
ただし、ベタインは植物由来のアミノ酸なので成分が重なる場合もあります。またベタイン系は仕上がりがしっとりとするものが多く、人によっては低刺激ゆえに洗い上がりが物足りないと感じる人もいるかもしれません。
成分表にオイル(シリコン)が含まれていないこと
近年何かと耳にすることも多くなってきた「ノンシリコンシャンプー」。何となくシリコンが含まれていないことが髪に良いと世間にも知れ渡っているかと思います。
しかし、中にはノンシリコンだの無添加だのとうたっているにもかかわらず、同じ働きをするような成分がこっそりと含まれている場合もあるのです。
ですから、購入の際にはうたい文句に惑わされず、しっかりと成分表示を確認しましょう。具体的なシリコン成分は以下のように記入されていることが多いです。
自然派シャンプーの選び方に注意
著名人がお勧めしていることから、人気に火がついた「自然派シャンプー」と呼ばれる製品は、実は選び方に気をつけなければなりません。主に自然派シャンプーというと「ボタニカルシャンプー」や「オーガニックシャンプー」と名付けられている場合が多いですよね。しかし、私たちは「ボタニカル」という言葉に全てが「髪にやさしそう」「天然成分が良さそう」と思いがちです。
ですがボタニカルとは、英語で「植物由来の」という意味であり植物由来の成分を使用したシャンプーを一般的に「ボタニカルシャンプー」と呼んでいます。ただし、ボタニカルシャンプーの厳密な定義や基準はなく、製品メーカーが「ボタニカル」という名前にしたければ、どんなものでもボタニカルシャンプーと名付けることができます。
ですので植物以外由来の成分が混ざっていてもボタニカルシャンプーと謳って問題はありません。反対に100パーセント天然成分でできたものでもボタニカルと呼ばれていないものもあります。このことからも「ボタニカルシャンプー」は曖昧なものであるということがわかると思います。
一方、オーガニックはオーガニック農法で生産された原成分配合、を意味するのでこちらも全てが髪に良いものだけで構成されているとは限らないのです。
シャンプーの選び方
頭皮に優しいものがいい:ノンシリコンシャンプー・アミノ酸系シャンプー
健康な髪を維持するために頭皮のケアは徹底して行いたいものです。上記で解説したような余計な成分が配合されていない「ノンシリコンシャンプー」や人の細胞に本質の近い「アミノ酸系シャンプー」は頭皮に優しいシャンプーと言えるでしょう。
刺激の少ない洗浄成分のタイプ:アミノ酸系シャンプー・ベタイン系シャンプー
強刺激の洗浄成分や強い界面活性剤が含まれるシャンプーは髪を痛める要因となります。とにかく低刺激でおすすめなのが「アミノ酸系シャンプー」や「ベタイン系シャンプー」です。
ただし、仕上がりがしっとりとなるタイプが多いので、さっぱりとした洗い上がりを好む人には向かないかもしれません。
保湿効果や頭皮保護がしたい:オーガニックシャンプー・ボタニカル系シャンプー
とにかくパサつきやボリュームが気になる人には、保湿効果の高い「オーガニックシャンプー」や「ボタニカル系シャンプー」がおすすめです。オイルや、傷んだ髪や荒れた頭皮にも優しい成分を配合していることが多く、しっとりとした洗い上がりです。
特にボタニカルシャンプーやオーガニックシャンプーといった植物由来の成分が配合された製品は冬場の頭皮の乾燥にも効果的とされています。ただし、泡立ちが良くないことがデメリットとされていることも多いようです。
うねりやくせ毛を改善したい:オイルシャンプー・アミノ酸系シャンプー
梅雨時期のうねりや元々のくせ毛などを改善したい方には、髪の水分量を調節してくれるようなタイプのシャンプーを選ぶことをお勧めします。
特にうねりは、髪のダメージによる水分不足から引き起こる場合が多いとされています。洗い上がりの水分を逃さずに閉じ込めるオイルシャンプーや、髪のタンパク質を痛めにくいアミノ酸系シャンプーを選ぶと改善されるかもしれません。
ダメージヘアをケアしたい:オイルシャンプー
オイルシャンプーとは、植物などが由来の天然オイルが配合されたシャンプーを指します。多くは界面活性剤を含まないものが多く、頭皮や髪の汚れをオイルの洗浄効果で浮かして落とすので、頭皮にも髪にも優しい洗い心地です。
また、オイルならではの高い保湿力で広がりやすい髪質のボリュームを抑えてくれるのも魅力と言えるでしょう。
ただし、頭皮がオイリーな人が使うとべたつきやすく、また髪の毛が細くて柔らかい人が使うとボリュームのない印象となってしまいます。ダメージヘアをケアしたい人や冬場の髪のパサツキが気になる方、髪の毛が太く量が多い人などに適していると言えます。
軽い洗い上がりにしたい:オーガニックシャンプー・ボタニカル系シャンプー
ハリやコシを残してボリュームのある髪質が好みであれば、オーガニックシャンプーやボタニカル系シャンプーの中でもマツエキスやアルニカエキス、フコイダン、サクラ葉エキス、ハイブリッドローズ花エキスなどが含まれているものを選ぶと、髪にハリとコシを与えて強くしてくれると言われています。
しかし洗浄力は低めなので、汚れが落としきれなかったりするものも中にはあります。使ってみて頭皮の汚れやベタつきなどを感じるようなら、軽い洗い上がりを求めている方には不向きかもしれません。
しっとりした洗い上がりにしたい:オイル系シャンプー
しっとりとした洗い上がりにしたい場合は、オイルシャンプーの中でも配合されている天然オイルに注目して選びましょう。シャンプーによって、配合されているオイルの量や種類はさまざまですが、主に、昔から美容健康にいいと注目されてきた「アルガンオイル」や、ビタミンやミネラルが豊富な「ヒマワリオイル」などがおすすめです。
また保湿効果が高いオイルとして、マカダミアナッツオイル、ヤシ油、ツバキ油、ホホバオイルなどもあります。これらは髪の乾燥を防いで、紫外線などのダメージから髪を守る効果も期待できます。
香りにこだわって選ぶ:フレグランス系シャンプー
どんなに髪や頭皮に良くても、匂いが好みでないと使い続けるのは難しいですよね。特に女性は香りにも注目してシャンプーを選びたいものです。フレグランス系シャンプーの多くはアップルやジャスミン、アプリコットやローズ、ライムといった植物性の自然な香りを使っているものも多いので自分の好みに合ったものを選びましょう。
美容院で使われるシャンプーを使いたい:美容師のおすすめシャンプー
髪のプロフェッショナルである美容師がおすすめするシャンプーは、自分の髪質をよく相談し知ってもらえた上で選ぶことができるので美容室で購入するのもおすすめです。季節によってのお悩みなども解決してもらえるのが嬉しいポイントですよね。
ノンシリコンシャンプーのおすすめ3選
ラックス ルミニーク アサイー ストレート ノンシリコン シャンプー
著名人にも話題で人気上昇中ののクレンズフルーツに着目したヘアケアシリーズです。クレンズフルーツは美容や健康に良いことでも知られています。特にこのアサイ―ストレートは、ポリフェノールが豊富なことで知られているアサイーに着目して作られています。
イオセラム クレンジング(シャンプー)
くせ毛でお悩みの方にもおすすめなクリーミーな泡だちが特徴。髪の水分量を整えてしなやかな髪へと導きます。シリコンフリー。
アジエンス MEGURI シャンプーポンプ RESET
ベルガモット&ネロリの香りが人気のおすすめ製品。髪の内部からゴワつきの原因を除去してくれます。特別な日のケアにもぴったりです。
アミノ酸系シャンプー・ベタイン系シャンプーのおすすめ4選
シークレット オブ エイト シャンプー
天然成分にこだわった無添加、低刺激の植物性シャンプー。成分はノンシリコン、パラベン不使用で香料も天然由来のものを使用しています。赤ちゃんからご年配の方まで安心してご使用できる優れもの。
ミノン 薬用ヘアシャンプー
CMでも話題、デリケートな頭皮のバリア機能を守って洗えるシャンプー。頭皮のうるおいを守りながら洗い、余分な負担をかけにくい成分を配合しています。
ルベルコスメティックス ナチュラルヘアソープ ウィズJO(ホホバ)
人と地球にやさしい酸性石けん系ヘアソープ。化学系成分や界面活性剤が苦手な方にもおすすめ。天然成分が美しくすこやかな髪に仕上げます。
大高酵素 ヘーラールーノピュアシリーズ ナチュラルシャンプー
やさしい洗い上がりのナチュラルなシャンプー。毛髪をシャンプーの損傷から守りながら、髪と地肌のうるおいを保ちます。 クシ通りの良い自然でツヤのある髪に整えてくれるのでおすすめ商品です。
オーガニックシャンプー・ボタニカル系シャンプーのおすすめ4選
オルナ オーガニック ALLNA ORGANIC シャンプー
コカミドプロピルベタインにより、地肌のことを考えた洗浄を追求。8つの無添加を達成し髪の潤いを守ります。石油系界面活性剤は一切使用しておらず、苦手な方にもおすすめしたい一品です。
ザ パブリック オーガニック スーパーリフレッシュ シャンプー
摘みたてのようなフレッシュオレンジ精油とシャキッとクリアなユーカリ精油の爽やかな柑橘調の香りがクセになるこちらは、見た目もスタイリッシュでギフトにもおすすめ。
モイスト ダイアン ボタニカル シャンプー リフレッシュ&スムース
水を含む90%以上天然由来成分で子供にも使える優しい成分のシャンプー。10種のオーガニックボタニカルエキス配合で髪の痛みにも効果的です。
piyoko(ピヨコ) ハーバルマイルドシャンプー
ベストセラーの植物性シャンプー。リンスなしでも指通り滑らかなのでベタつきが気になる方にも。ハーブとシルクで洗うシャンプーなのでお顔やボディも洗えて便利です。
オイルシャンプーのおすすめ3選
BCオイルイノセンス オイルシャンプー
独自のナノエマルジョンテクノロジーによって洗浄力を損なわず、まるで美容液の入った洗顔料で洗い上げたようなうるおいを髪に与えます。オイルなのにべたつかない、使い勝手の良い一品。
ロレアル パリ エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル ヘアケア シャンプー
オイルインシャンプーでうるおいを保ちながら、なめらかで豊潤な泡立ちが人気の秘密。しっかりと汚れをクレンジングするので洗い上がりもさっぱり。ノンシリコン処方なのも嬉しいポイント。
ディアボーテ オイルインシャンプー
きめ細かい泡が歪みを整え健やかな髪に。傷んだ部分も集中補修してくれるので特別な日のケアにもぴったりです。
香りにこだわったシャンプーのおすすめ3選
ダイアン ボヌール グラースローズの香り ダメージリペア シャンプー
女性が幸せになるローズの香りを300年の歴史を持つ香りの聖地フランスグラースよりグラースローズの香りとして再現。98%天然由来成分で限界まで天然にこだわった「ファーミング シャンプー」です。
テラクオーレ ダマスクローズ バウンスグロウシャンプー
とにかく髪のハリやコシが欲しい方に。豊かなハリ・コシ・ツヤを与え、根本からふんわりと弾むような仕上がりになるシャンプー。ピュアでみずみずしいダマスクローズの高貴な香りがクセになります。
ロクシタン(L’OCCITANE) ファイブハーブス リペアリングシャンプー
ライン使いしている人も多いロクシタンシリーズ。憧れのサラツヤ髪をつくるリペアリングシリーズのシャンプーは見た目もキュートでギフトにもおすすめ。
美容師のおすすめするシャンプー2選
フィヨーレ Fプロテクトシャンプー
自宅でも簡単に美容室クウォリティーを叶えてくれる、フィヨーレ Fプロテクトシャンプー。確かなダメージケア効果で、カラー・パーマのフォルムも長時間キープしてくれるのはこれだけ。
シュワルツコフ BCオイル ローズシャンプー
2種類のプレシャスローズオイルが頭皮の汚れや余分な油分を浮かせ、頭皮と髪にうるおいを与えながらやさしく洗いあげるフレグランスシャンプーです。
まとめ
シャンプーは髪質によって効果を発揮する種類がありますので、品質や成分をよく見極めて、自分にあったシャンプー選びをすることがやっぱり大切、ということがお分かりいただけたかと思います。
一度は良いと思ったシャンプーも年齢を重ねることによっても、髪質は変わってきますからその時に自分に合った正しい成分のシャンプーを選んで、いつまでも健やかな髪を維持していきましょう。