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ヘアアイロンは髪への負担が大きいって知ってた?
1秒の時間も惜しい朝。カンタン・迅速にヘアスタイリングできるヘアアイロンは、心強い味方です。最近登場しているヘアアイロンは、従来のものよりも髪に優しいものが増えていますが、そういったタイプのものを使っていたとしても、使い方が間違っていては髪への負担が大きいって知っていましたか?
もしあなたが誤った使用方法のまま使い続けていると、髪に深刻なダメージを与えてしまうこともあるため、注意が必要です。ではヘアアイロンを使用した場合、どのようにして髪が傷んでしまうのか見ていきましょう。
熱によるダメージ
ヘアアイロンの設定温度が高すぎると、熱による髪へのダメージが大きいとされています。さらに同じところに高温のヘアアイロンを何度も当てると、過度に熱があたりダメージにつながります。
思うようにスタイリングが決まらず、ヘアアイロンを何度も当ててしまう人も多いのではないでしょうか。しかしながらこれは髪にはよくありません。温度設定やヘアアイロンを当てる頻度に気をつけて使用することが大切といえるでしょう。
プレートの摩擦が髪を傷める
癖をストレートに矯正するためのストレートアイロンを使う場合、一般的には髪の根元や中間から毛先に向かってアイロンを滑らせていくのが鉄則です。
逆に毛先から根元にかけたり、ヘアアイロンを上下させたりすると、摩擦と熱のダブルパンチにより髪のキューティクルを傷めてしまう恐れがあります。できるだけ摩擦は最小限にすることを心がけましょう。
また、ヘアアイロンをする際はヘアスプレーを使う事で髪のダメージを軽減させることができます。おすすめのヘアスプレーはこちらの記事で紹介しています。
髪が傷まないヘアアイロンを選ぼう
髪が傷まないヘアアイロンを選ぶために、どのような点をチェックして探せば良いのか見ていきましょう。
プレートの素材はテフロン・チタン・セラミックがおすすめ
よく「テフロン加工」というフライパンを見かけますよね。テフロン素材は滑りがよく、摩擦が少ないため髪への負担が少ないと言われています。
しかし1点注意すべきなのは、使用していくうちにテフロン加工が剥がれやすいという欠点があります。加工が剥がれてしまうと髪への負担も大きくなってしまうので注意が必要です。
チタンもテフロンと同様、髪の滑りがいいという特徴があります。また、抗菌作用やマイナスイオンが発生するため、髪に良いというメリットもあるでしょう。
しかし、プレートそのものがチタンでできている「チタン製」「チタニウムプレート」と、表面にチタンを施している「チタン加工」「チタニウムコーティング」など製品によって様々な違いがあります。そのため購入の際には注意が必要です。
セラミックはチタンやテフロンほどではありませんが、髪の滑りもよく、マイナスイオンも発生するため、ある程度は髪のダメージを軽減できます。
特に、熱伝導のいいセラミックは使用したい時にすぐに温まりやすいという特徴があり、温まるまでの時間を短縮したい人には大変おすすめです。
温度は180度が髪を傷めずスタイリングしやすい
同じ時間使うのなら低温の方が傷みにくいですが、低温でも時間をかけて髪に当て続ければダメージとして表れます。意外と知られていないのですが、髪は低い温度で何回もかけなおすより高温で一度かけた方が髪へのダメージが少ないのです。
おすすめの温度は、ストレートのヘアアイロンだと180℃ぐらいで、コテ、カールアイロンだと髪にあてている時間が少し長くなるので150℃ぐらいでさっと仕上げるのがおすすめです。
高温度の状態で何回もあてると髪への負担は大きくなってしまうので、慣れていない方は最初は低めの温度で練習して、慣れてきたら上記の温度ぐらいに変更しましょう。
髪を保護する機能がついているとgood
ヘアアイロンのダメージケア対策として、「オゾン照射機能」や「マイナスイオン照射機能」「遠赤外線照射機能」「ミスト照射機能」などといった機能の付いたヘアアイロンが販売されています。
こういった商品を選ぶと、髪を保護しながらスタイリングをすることができるので、通常よりもダメージは少ないと言えるでしょう。
モデルがおすすめする傷まないヘアアイロンは「サロニア ストレートアイロン 24mm」
feelyのモデルがほぼ毎朝愛用している、傷まないヘアアイロン
縮毛矯正レベルのMAX230℃を実現。梅雨時の湿気にも崩れない&広がらない、理想のサラ艶ストレートを演出します。
短時間で仕上がる熱伝導抜群のプレートと、マイナスイオン噴射口のダブルでマイナスイオンを発生。キューティクルを守り、髪を傷めません。
プチプラなのに優秀
3,000円程度で購入できるプチプラ商品なのに、とても使いやすく髪が傷まないところが優秀。
温まるのが早い
温度調節が120℃から230℃まで可能で、120℃だとたったの30秒で温まり、朝の忙しい時間にはとても便利です。
一瞬で髪が真っ直ぐになる
こちらのモデルは160度で使用していますが、髪を挟んでさっと滑らせるだけで、あっという間にストレートに。1回に挟む毛束の量が若干多すぎても、しっかりとストレートになります。
なので、すごく忙しいときにはブロッキングなしでもスタイリングが仕上がる優れものです。
つやが出てしっとりまとまる
安価なヘアアイロンだと毛先がパサついてしまいそうな気もしますが、こちらのヘアアイロンは全くそんなこともなく、むしろ髪にツヤが出てしっとりまとまります。
プレートで選ぶ髪が傷まないヘアアイロン3選
プレートにおすすめポイントのある、髪が傷まないヘアアイロンを3選ご紹介します。
シルクプロアイロン ラディアント アイロンプレート28mmタイプ
他のアイロンとの大きな違いは、「シルクプレート」「センサーレス機能」の両方が搭載されていること。どちらかを搭載しているアイロンは今までにも存在しましたが、両方が搭載されているものは珍しいです。そのため、安定感が高く、早い施術、髪の負担を少なくすることができるのです。
また、髪に触れる部分はテフロン系シートにより、プレートの金属表面が直接毛髪に触れないため、毛髪の金属焼けが少なく、毛髪に大切な水分の蒸発を極限し、ダメージを大幅に抑えることができます。
ストレート ヘアアイロン カール 2way マイナスイオン チタニウム
マイナスイオンが髪の水分蒸発を軽減し、大量のマイナスイオンを発生させて髪のダメージを最小限に抑えます。これ一つで上級のツヤと潤いを与えるスタイリングが可能。
ツヤ、強力なストレート、キープ力を最大限に活かせるように、プロによって計算された滑りの良いプレートを使用しています。セラミックよりも高価なチタン加工を施し、摩擦を大幅に減少させ髪への負担を軽減。
さらにイオン効果で潤いとツヤを与えます。
アレティ20mm ストレート カール ヘアアイロン
新感覚フローティングクッションプレートを採用。プレートがスタイリング時の動きに合わせ非常に柔軟に動き、髪への無駄なダメージを軽減。
さらに、チタニウムコーティングプレートからイオンを放出するので、髪の水分蒸発を軽減しダメージをおさえます。
温度調整が簡単!髪が傷まないヘアアイロン3選
忙しい朝にもおすすめ。温度調整が簡単な髪が傷まないヘアアイロンを3選紹介していきます。
BESTOPE ストレートアイロン
44mmの温度均一プレートを採用することでアイロン板の温度を均一に保ち、髪にムラなく熱が伝わりやすくなることで、スタイリングスピードがアップ。さらに高速加熱機能も搭載。
熱伝導性が高い特徴を持つイオンセラミックなので、素早く均等に熱を伝えます。30秒急速加熱で、たった60秒で230℃にもなるヘアアイロンです。
Yomao ヘアアイロン ヘアーアイロン ストレート ヘアアイロン
プロ仕様のイオンチタニウム加工より、30秒で180℃に到達。髪滑りがよくなり、髪の毛へのダメージを軽減します。さらにセラミックコーティングプレートは、均等に熱を髪に伝えることで、髪の毛へのダメージを軽減。
温度調整は髪質に合わせて80〜230℃まで5℃ずつ細やかな設定ができます。プロ級の230℃で、ガンコなクセ毛も一瞬でストレートになるでしょう。
Aiyukakiヘアアイロン カール 2way
140°から230°まで4段階の温度調整ができ、その日の髪の状態に合わせて温度を選ぶことが出来ます。発熱体はセラミックで、長時間ヘアアイロンを当てる髪への負担を最大限度に軽減します。
また、髪への摩擦を軽減するフローティングフルクラムを採用。滑らかなヒーティングプレートも採用しており、髪の引っ張り、ダメージ防止、やけど防止をする機能が搭載されています。
ダメージケア効果に期待!髪が傷まないヘアアイロン3選
髪がすでに傷んでいる方に特におすすめ。ダメージケア効果が期待できる、髪が傷まないヘアアイロンを3選紹介していきます。
SALONMOON 2way ヘアアイロン ストレート & カール 32mm
温度調整は 縮毛矯正レベルの220℃まで調整が可能 (100〜220℃)。高温で素早くスタイリングが出来るので髪が傷みにくく、短時間でのスタイリングが可能です。
マイナスイオンを放出する 特徴のある、イオンセラミック プレートにより枝毛や断毛を防ぎ、理想のスタイリングが可能になります。
HANAMO ヘアアイロン ブラシ ダブルマイナスイオン
2つのマイナスイオン噴射口を搭載しているので、約300万のマイナスイオンが放出されることによってうるおいが得られ、キューティクルを保護しながら熱による髪へのダメージを軽減してくれます。
髪滑りも良く美しい仕上がりになるでしょう。温度は16段階で80℃から230℃まで調節可能です。軟毛・細毛・ダメージ毛・硬毛・太毛まで幅広く対応できます。
KIPOZI ヘアアイロン ストレート カール
傷みやすい髪のための130℃〜160℃、ヘアカラーをしている髪と損傷した髪のための165℃〜195℃、健康な髪のための200℃-230℃と、設定温度は自由自在。
わずか30秒で180℃温度に到達し、忙しい朝や時間がない時もすぐにご利用いただけます。
ヘアアイロンの基本的な使い方
ヘアアイロンを使って、ストレートとカールにする際の基本的な使い方を、画像付きで詳しく紹介していきます。
ストレート
まずは、ヘアアイロンを使って髪をストレートにする、基本的なやり方の手順について説明していきます。
ブロッキングする
サイドの髪全体を、耳の上辺りで上下2段にブロッキングし、上段の毛束をクリップで留めておきましょう。髪の毛量が少ない人はブロッキングしなくても大丈夫です。アイロンの設定温度は160度くらいが傷みづらくておすすめです。
毛束をアイロンで挟んで滑らせる
適量の毛束をアイロンで挟み、根元から毛先に向かって真っ直ぐ滑らせましょう。毛先の方だけほんの少し内側に癖がつくように、アイロンに角度をつけてすべらせます。
上段の髪も同じようにアイロンをかけていく
下段の髪をかけ終わったら、上段の留めておいた毛束を外しておろし、同じようにアイロンをかけていきましょう。長時間押し付ける必要はなく、軽く滑らせるだけできれいにまとまります。
後ろの髪もアイロンをかける
左右の髪全体にかけ終わったら、後ろの髪も同じ要領でアイロンをかけましょう。
前髪にもアイロンをかける
最後に、前髪も同じように軽く滑らせるようにアイロンをかけていきます。
完成
ヘアアイロンを使ったストレートヘアのスタイリングが完成です。
カール
次に、ヘアアイロンを使って髪をカールにする、基本的なやり方の手順について説明していきます。
ブロッキングする
髪の毛全体を、耳の上辺りで上下2分割にしてブロッキングし、上段の髪を後ろで結んでおきましょう。
波ウェーブを作る
少量の毛束をアイロンで挟み、根元から内巻き外巻きを繰り返しながら毛先まで滑らせ、波ウェーブを作ります。あまり毛束を多く挟みすぎると、しっかりとクセがつかないので要注意です。
上段の髪も波ウェーブにする
下段の髪の毛全体を波ウェーブにしたら、上段の髪を外しておろし、同じ要領で波ウェーブを作っていきましょう。ヘアアイロンでウェーブを作ることによって、コテで巻くよりも自然なカールになり可愛く仕上がります。
顔周りはしっかりとクセをつける
顔周りにしっかりとカールがついている方が全体的にバランスが良く見えるので、顔周りは丁寧に波ウェーブを作りましょう。
前髪も波ウェーブにする
前髪は強くあてすぎると失敗してしまうので、軽くさっと波ウェーブを作るようにします。
全体をミックス巻きにする
全体に波ウェーブを作ったら、表面の髪を少量ずつとって、コテで巻くようにしてアイロンで巻いていきます。最初の毛束は内巻きにクルクル巻いて、少し間隔をあけてとった毛束は外巻きでくるくる巻いて、という風に、ミックス巻きにしましょう。
そうすることでより動きのある可愛いカールスタイルに仕上がります。
ウェーブが足りないところに波ウェーブを作る
髪の表面全体にミックス巻きが出来たら、ウェーブが足りないところにもう一度波ウェーブを作っていきましょう。
顔周りを外巻きに巻く
ミックス巻きの際の外巻きの要領で顔周りの髪を巻くと、動きを出しやすいのでおすすめです。
ワックスをつける
ヘアワックスを適量手のひらに出し、両手を擦り合わせて体温でワックスを溶かします。毛先全体にワックスをもみこみ、カールを崩すようにつけましょう。
濡れ感を出すとさらに可愛く仕上がるので、手のひらに残ったワックスで顔周りの髪を重点的につけていきます。前髪も同じように手のひらに残ったワックスをもみこんでいきましょう。
顔周りの髪と前髪は、最初にワックスをつけるとべたついてしまうので、必ず最後に手のひらに残ったワックスで塗るようにするのがポイントです。
さらにウェーブが足りないところを巻いていく
ワックスを髪の毛全体につけ終わったら、さらにウェーブが足りない部分に、波ウェーブとミックス巻きを作っていきましょう。
完成
ヘアアイロンを使ったカールスタイルの完成です。
使用したアイテムはこちら
サロニア ストレートアイロン 24mm
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まとめ
毎日の髪へのダメージを軽減するためには、高性能であったり素材にこだわったヘアアイロンを選ぶことも一つの方法です。せっかく買ったのにうまく使えなかったり、どうも髪のダメージが気になったりと、失敗してムダな出費をしないためにも、購入前には自分に合ったヘアアイロンの選び方を知っておきたいですね。
近年ではプレート・パイプの材質や加工によって、髪のダメージに配慮した製品が多く発売されています。粗悪なものを毎日繰り返し使っているとよりダメージが進行してしまうので、ぜひこだわった製品を手に取ってみてはいかがでしょうか。